アジャンター石窟群をひとりで観光。
ローカルバスでやってきた。
ガイドをつけなくっても、ひとりでめぐれます。
見晴小屋には絶対に行くべし。
アジャンター石窟群について
Ajanta Caves
断崖に30の窟群が並ぶ
世界遺産の仏教遺跡
ワゴーラー川に面した断崖に30の窟群が並ぶ。
グプタ美術の美しい壁画が残る
6世紀頃、突然にエローラへ移動
多くの洞窟は未完成のまま放棄された。エローラへ移動した理由は不明らしい。
イギリス人によって発見される
1819年、東インド会社のイギリス人一団がトラ狩りをしたときに偶然に発見。第10窟には発見者ジョン・スミスの落書きが残る。
アジャンター石窟群
観光にかかった費用
Rs.1,045(約1,820円)
ガイドをつけずに一人でローカルバスで行きました。
かかった費用は、合計 Rs.1,045(約1,820円)。
ローカルバス(往路)
Rs.185(約330円)
アウランガバートCBS→アジャンター石窟寺院
施設管理量料 Rs.15(約26円)
アジャンター石窟群 入場料 Rs.600(約1,044円)
シャトルバス往路 Rs.25(約44円)
シャトルバス復路 Rs.30(約52円)
ローカルバス(復路)
Rs.185(約330円)
アジャンター石窟寺院→アウランガバートCBS
アジャンター石窟群へのアクセス:
ローカルバスで行ってきた
アジャンター石窟群観光の起点は、アウランガーバード。そのアウランガーバードからも100km以上ある。
ローカルバスでアジャンター石窟群へ
今回は、ローカルバスで行きました。
バスは、CBSから出発。
所要時間:約2時間30分
運賃:Rs.185(約330円)
▼ローカルバスでのアクセス(往路)
アジャンター石窟前
バス停から遺跡入口まで
バス停から、さらにアジャンター石窟前にプロセスあり。
●駐車場内を歩く
●施設管理料を支払う
●土産物店のならぶ道を通過
●シャトルバスに乗る
Amenity Charges(施設管理料)支払い
スルー注意!
アメニティチャージの支払い。
入場料と一緒に徴収してくれたらいいのに。
シャトルバスでアジャンター石窟群入り口へ
▼詳しいアクセス方法
アジャンター石窟
入り口&トイレ
入場料 Rs.600
外国人料金は、Rs.600。(約1,044円)。日本も外国人料金を設定するべきだと思う。それか、ローカル割引を。
ここは世界遺産らしく、セキュリティチェックがありました。
トイレあり(チップ必要)
アジャンター石窟群にスタートする前のトイレ。
アジャンター石窟群内には、ここしかトイレがないと思っていたけれど、実際にはトイレがありました。見つけたのは2箇所の簡易トイレ。でも、
- ドアが噛んでいるのか開けられない
- ドアが最後まで閉まらない
なので、途中のトイレに頼ることがないよう、入り口で絶対に行っておくこと。
アジャンター石窟群
観光
観光した時間:約4時間
10:30からスタートし、
14:30には下山してシャトルバスに乗りました。
いきなり登る
階段をのぼって遺跡へ。
人力車がある
cave 1
最大のみどころ
一番目にして最大の見どころ。めちゃくちゃ混雑しています。
おなかがヤバイ・・・
下山しトイレに戻る
なんだか、おなかがグルグルする。スタートしてから30分もたっていないけれど、ここからあと数時間もトイレを我慢できる気がしない。
いったん下山して入り口のトイレに戻る。ぐぬぬ。
ふたたび、階段を登る。
cave 2
外には、水分補給の蛇口がありました。
お腹を壊しそうなので、インドに来たばかりの日本人の私は自粛。
cave 4
アジャンター最大のヴィハーラ窟
ヴィハーラ窟:出家僧が住む僧坊
28本の石柱
大きい柱がぐるり。これは28本ある。
石窟をでると、明るくて眩しい。
石窟と石窟は、歩いて移動。
cave 6
二階建ての窟
第6窟は、二階建て。
二階にのぼる
良い眺め!
奥に見えるのが、ラストの26窟かな。
めっちゃ遠そうだ。
修繕作業中
修繕作業中の男性2人。
修繕作業の写真撮影をお願いすると、快く応じてくれました。
そして、手を止めて石窟の案内をしてくれた。
ものすごく、フレンドリー!
ミュージカル・ピラーズ
ここ、叩いてみて!と言われる。
遺跡を叩いていいの?
躊躇していると、彼が、ポーン。
綺麗な音が響く。これは「ミュージカル・ピラーズ」というのだとガイドブックで知った。
優美な仏像
ここ第6窟の仏像は美しかった。
仏教徒トーク
私は仏教徒なんですと伝えたら、僕も仏教徒だ、名前はシッダールタだよ、と彼。ブッダの本名からいただいた名前なんだって。
インドはヒンドゥー教のイメージが強いけれど、ムスリムも仏教徒もいる、多様性の国でしたね。そして、ここアジャンター石窟群は仏教遺跡なんだった。
仕事中、お邪魔しました。
お別れして、次へ進む。
cave 7
頑健な4本柱のファサード
無数の小さな仏像
cave 9
チャイティヤ:仏塔(ストゥーパ)をまつる塔院
ストゥーパ
cave 10
発見者の落書きが残る
ここ第10窟も、チャイティヤ窟。
チャイティヤ:仏塔(ストゥーパ)をまつる塔院
内部
ストゥーパ
石柱
発見者の落書きが残る
右13番柱、高さ3mの位置
お菓子休憩
お腹すいたあ。トイレすらない遺跡内は、もちろんレストランもない。ちょっと離れた場所で、こっそり食料補給。
トレイを見つけたけれど、硬くて扉が開かなかった。
cave 16
ゾウさんが目印のエレファント・ゲート。こちらからのぼっていくと、ヴァーカータカ帝国の宰相が開いたヴィハーラ窟(第16窟)前に出る。
内部。
cave 17
保存状態の良い壁画が残る
天井画が素晴らしかった。
こんな鮮やかな色が、よく保存されていたものだな。
cave 19
美しいストゥーパ
正門は工事中
入り口は工事中でした。
装飾が華麗。cave10でもストゥーパがあったけれど、断然こちらが複雑で細かい。
第20窟以降:
未完成窟が続く
奥に進み、第20窟以降は、第26窟をのぞいてすべて未完成窟がならぶ。
要因は究明されていないけれど、アジャンター石窟を放棄して、エローラ石窟へ移動したんだって。
cave 24
掘り進めた様子がよくわかる未完成窟
なになに、この楽しい石窟は!
めっちゃ探検気分!
遺跡の内部は裸足であるくのがマナー。ノミでの彫り跡はザクザク切り立っていて、裸足で歩くと痛くて辛かった。
足つぼマットの鋭利版を歩いている感じ。ヒイイ。
cave 26
巨大な涅槃像のある見事な仏教芸術
未完成窟をのぞいたら、アジャンターの最奥にある石窟。大トリにふさわしい、壮麗な彫刻が並ぶ。
入り口は、小さい。
灰色
美しいストゥーパ
灰色
横たえたブッダ
マハパリニルワネート
Mahapariniwanait
なんと、7m!
壮麗な彫刻群
とりわけ惹かれたこの彫刻は、「菩提樹の下で思惟する釈迦を誘惑する魔王の娘たち」のシーン。
最奥で遠いけれど、ここは絶対に見るべき石窟。
休憩
石窟はひととおり、見終わった。ここで休憩するインド人も多い。わたしも一緒に、よっこいしょ。
EXIT
向かいの山にある展望スポットに行きます。
展望台は遺跡外なので、遺跡を出る。再入場する際はチケットを見せればいいみたい。
簡易トイレ、発見
出たところに、トイレを見つけた。さっきの簡易トイレと違い、列もできているから使用できる模様。私も並ぶ。
トイレのドアは、全部閉まらなかった。
前後のひとで協力しあって、扉があいたまま用を足す。そしてみんなで記念撮影。
ガイドブック購入
Rs.500(約850円)
値切って最終的にRs.500で購入。高いなと思ったけれど、どうしても欲しかった。サルナートの寺院で販売されていたバラナシのガイドブックもRs.500だから、相場なのかもしれない。日本語本のニーズ、あんまりなさそうだしね。
ちなみに、翻訳はめちゃくちゃでした。
道を間違える
展望スポットに行くつもりだったけれど、人の流れに乗っていたら、出口方面へ進んでいるのだった。ちょっとお、みんな展望スポットに行かないってこと?
この間違えた出口までの道には出店が並び、行商人が歩いていた。ピアスを販売する行商の人も!
私は謎のピアスを購入。
展望スポットへ
引き返し、階段を登って展望スポットへ。結構、のぼる。
どう猛な猿たちも出現。
インドの鳥を見つけた!
さっきまで歩いていたアジャンター石窟群の全貌が見渡せる。この巨大な岩盤を彫って、壮大な寺院を造り上げたのよね。ほんとうにもの凄い偉業だわ。
展望スポット
東屋があり、ドリンク販売の行商もいてた。「記念に石をプレゼントする」とつきまとってくる行商人がいて、全力で断る。ここから、どんな詐欺に発展するんだろう?
奥には、滝が見えた。ガイドブックには「Saptakunda」という名があった。
下山、出口ヘ向かう
渡ってきた橋も見える。
パイナップルのカット販売。果汁が滴って、とても美味しそう。お腹を下すのが怖いので、やっぱり手を出せない。
もうひとつの橋を渡って、入場したゲートへ戻る。
入り口付近には、出発したときにはなかった露店が出店。賑わっていた。
おしまい。
NEXT:
ローカルバスでアウランガーバードへ戻る
一悶着あったけれど、無事にローカルバスにのってアウランガーバードへ戻りました。
インド8日間(年末年始)
この旅のスケジュール
インドでお腹を壊した
アウランガーバード
Aurangabad
エローラ&アジャンター石窟群
観光の起点
ムンバイ
Mumbai
インドの大商業都市
バラナシ
Varanasi
ヒンドゥー教の聖地
サールナート
sarnath
バラナシから日帰りで行く
仏教の聖地
インド8日間(年末年始)
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