旅に出ると悩ましいチップ問題。エジプトには残念ながら、厄介なチップ文化があります。
この記事では、エジプトのナイル川クルーズにて必要になったチップ料金をまとめ。全部料金込みのツアーでも必要となる場合があるので、お気をつけて!
1.エジプト旅行でのチップの取扱い 2.ナイル川クルーズで支払ったチップ 3.おまけ:その他の別払い料金 4.まとめ
エジプト旅行でのチップの取り扱い
エジプトにはチップ文化あり
日本で育つと馴染みがないチップ文化。面倒くさいから料金に含めておいてくれよ!と思うけれど、旅に出たら避けては通れない。残念ながら、エジプトにはチップ文化があります。
バクシーシ(喜捨)について
そして、チップとは似て非なる「バクシーシ(喜捨)」という概念もあります。これはイスラムの教えで「富める者が貧しい者に喜んで施しをすること」。
この概念を根拠に、子供たちが観光客にお金をせびったり、あらゆる場面でチップを要求してくるため、正直いって面倒ごとが多いです。はああ。
快適に旅をするためには割り切って支払う。ただし相場がある
エジプトで快適に旅するコツは、わりきってチップを払うこと。
でも相場っていくらなの?
ナイル川クルーズで支払ったチップ
正しいかはわかりませんが、「この額で問題なかったよ」というコムギの実際に支払ったチップの額を公開します。これからナイル川クルーズに参加する方、ご参考にどうぞ。
ただ、このチップ料金は個人手配でツアーに参加したコムギの体験談。日本からのパッケージツアーで参加する場合は、払わなくて良いなどチップの取り扱いが異なるかもしれません。ガイドさんに確認してくださいね!
実際に支払ったチップ
ツアーガイドへのチップ:
50EGP/日
参加したツアーはプライベートツアーでした。毎日、観光から戻り解散するタイミングで現地ガイドに渡しました。午前と夜に観光がある場合は、夜の観光の終わりに渡しました。
ドライバーへのチップ:
10-20EGP/日(通常)
30EGP/日(アブシンベル観光時)
プライベートツアーにつき、毎日専用車でクルーズ船までの送迎つきでした。運転手は乗船エリアごとに変わることもあるので、1日の観光おわりに渡します。
オプションで訪れたアブシンベル神殿は、片道3時間超の超長距離移動。通常時より多めのチップを渡しました。
馬車の御者へのチップ(拒否)
クルーズ船からコム・オンボ神殿へ移動するときは馬車に乗りました。ヒャッホー!
往復ともに馬車移動ですが、ガイドより、御者にチップを渡すよう要求されます。ですが、これは拒否しました。
馬車は一般的な移動手段でしかないこと、ガイドが所定の運賃を渡しているので問題ないこと。移動費用はナイル川クルーズのツアー料金込です。
ファルーカの船頭へのチップ:
20EGP/日
アスワンにて、約90分程度、ファルーカでのクルーズ体験。
船頭さんは歌を歌ってくれたり、なかなか楽しませてくれました。
着岸間際、船頭さんにチップを渡すよう、ガイドより催促されます。言われなくても渡すつもりだったわよ!と苛立ちながらも渡します。
クルーズ船のゼネラルマネージャーへのチップ:
50EGP(チェックアウト時)
これがいちばん驚いたチップ。ホテルチェックアウト時に紙封筒を渡され、「クルーズ船のゼネラルマネージャー宛のチップを封筒に入れるよう」催促されたのでした。
ゼネラルマネージャーにチップを渡すなんて、初めて聞いたわよ。しかも本人不在だし。最初から宿泊料金に上乗せしたら良いんじゃないの?
てか、そんなチップをこれまで支払ったことがない。いったいいくらが適正なのかワカラナイんだけど。
「この日本人は、いくらチップを包むんだろうな?」とでも思っているのかな。ホテルのフロントマンやツアーガイドの視線が集まるなか、エイヤっと50EGPを封入。ガイドの1日のチップと同額です。
少なかったかな?でも、チップが少なすぎると文句を言ってくる国民性ゆえ、とりあえず低めにスタート。
ヒヤヒヤしたけれど、どうやら適正だったみたい。ああ、よかった。
チップは相場より払い過ぎてもなんだか腹立たしいし、少なすぎて文句言われるのも面倒。適正価格を払いたい。相場を読むって、難しい。
ピローチップ:
1USD/日
ピローチップ、ホテルのハウスキーピングの方へのチップです。今回は4泊するということで、相場よりは多いですが念入りに掃除していただきたく、このチップとしました。理由不明の喜捨をするよりは、貢献してくれている清掃担当のかたにお金を落としたい。エジプトの物価からすると、かなり多めの1ドルを奮発。
やはり相場より多かったみたい。
観光から戻ると、ベッドカバーが可愛らしい「リボン」のかたちに。
おかげさまで、部屋はとても清潔。ピローチップは奮発することをおすすめします!
まとめ
ナイル川クルーズでもチップは必要となります。現金、かつ小銭の準備を怠りなく。
実際にチップ問題が発生したのは以下の6つの場面でした。
1.ツアーガイドへ
2.専用車ドライバーへ
3.馬車の御者へ(断った)
4.ファルーカの船頭へ
5.クルーズ船のゼネラルマネージャーへ
6.ピローチップ
日本からのツアーを利用する方は不要になるものもあるかもしれません。その場合は同行ガイド(できれば日本人のガイド)に確認してください。
チップ問題をクリアして、快適なナイル川クルーズが楽しめますように。
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