エジプト

ナイル川クルーズ(2)”王家の谷” 偉大なるファラオが永遠の眠りにつく地

 


朝焼けに浮かぶルクソールの熱気球

ナイル川クルーズ2日目は、
ルクソール西岸(Westbank)の遺跡めぐり。

● 王家の谷ツタンカーメンの墓があるところ)
● ハトシェプスト女王葬祭殿

● メムノンの巨像

起床から出発まで

6:30
起床

窓の外を見ると、ルクソール西岸には気球が浮かんでいる。

朝焼けに浮かぶルクソールの熱気球

 

オプショナルツアーで気球乗車体験があったのですが、やめたのだった。

  • 気球が落ちたときの対処ができない(一人旅)
  • 女一人で大丈夫!?(気球は逃げられない)

警戒しすぎたかな!?
ですが、眺めるだけで十分堪能できた。

6:35
朝食ブッフェ

朝食ブッフェ

クルーズ船の朝食

7:00
ロビーに集合

スケジュールを確認。今日は大晦日。
夜のカウントダウンパーティーが楽しみ!

クルーズ船のスケジュール

専用車で出発

いつもどおりの専用車で出発。
ファラオの墓がある「王家の谷」へはルクソール停泊地から車で1時間くらい。

王家の谷へ向かう車内

チップが必要
観光終了後にチップを渡そう。ドライバーとガイドにそれぞれ必要です。

観光:ルクソール東岸など

車で西岸へ。
熱気球に近づいた。

気球が見える

朝焼け時間帯からもう2時間以上も経つのに。まだ飛んでいた。

ルクソール西岸に浮かぶ熱気球

近づくと大きくなる熱気球。

ルクソール西岸に浮かぶ熱気球

気球が飛んでいるのは日常なのかな。

ルクソール西岸に浮かぶ熱気球とバイク

プカプカ。

ルクソール西岸に浮かぶ熱気球

熱気球ゾーンを通り抜けて、砂岩の谷へ。
こんなところにファラオは墓を隠し作ったのね。

王家の谷への道路

王家の谷
Valley of the Kings

王家の谷
トトメス1世以降の第18王朝〜20王朝までのファラオの墓が集中する谷。

エジプトらしさを感じる場所です。

王家の谷のチケットセンター入口

チケット購入

チケットセンターでチケット購入。
ツタンカーメンの墓の入場券もこちらで買っておく。(コムギはガイドまかせで失敗した。)

 

待っている間に眺めていた「王家の谷」の模型。地中ふかくまで通路が彫られている。蟻の巣みたいだね。

王家の谷の透明の模型

専用カーで移動

墓の入口のあつまるエリアまでは専用カーで移動。

王家の谷の移動用トロッコ

乗車時間は3分程度。

トロッコで移動

朝早く行っても混雑。

王家の谷に到着した観光客

王家の谷で絶対に気をつけること

楽しみましたが、あとから知って後悔も。

事前に知っておこう。
ガイドさんがいるならば相談もしておこう!

墓のマップを事前に入手しておくのも良いかも。

チケットで3箇所入場可能

王家の谷のチケットでは、3箇所の墓に入場可能。
言い換えれば3箇所しか入場できません

王家の谷のチケット

まったくわからないコムギは適当に入場。とても感動しましたが、あとでエジプト本を読んだら、もっと見るべき墓があった。

旅行時の状況によるかもしれませんが、「どの墓を見たいか」は検討しておいた方が後悔はないと思う。

ツタンカーメンの墓は別途チケット必要

王家の谷のいちばんの目玉は、黄金マスクが発見された「ツタンカーメン王の墓」。

ツタンカーメン王の墓は共通チケットでは入場できず、別途、特別チケットを購入する必要あり

混雑するので早めに入場

早めに訪れたけれども混雑していた。帰る頃にはさらに混雑していた。早ければ早いほど良い!絶対に混雑するツタンカーメン王の墓は、一目散に並んだ方が良いでしょう。

王家の谷

並ぶといっても、墓の中の通路も壁画で彩られているので全く退屈しませんよ!

ラムセス4世の墓に並ぶ人

ラムセス4世の墓
KV2:Ramesses IV

いちばん初めに入場した墓。

ラムセス4世
古代エジプト第20王朝の第3代ファラオ

ラムセス4世の墓の入口

ラムセス4世の墓の壁画

ラムセス4世の墓の壁画

ラムセス4世の墓の壁画

鮮やかな彩色が残る壁画

ここラムセス4世の墓には、鮮やかな彩色が残っていた。

エジプト古代文字って、カラーだったのね!

ラムセス4世の墓の壁画

ラムセス4世の墓の壁画

間近で見るとこんなふう。

ラムセス4世の墓の壁画

眺めながら進むから、混雑しても苦にならない。

ラムセス4世の墓の壁画

こんな色使いだったのか!

ラムセス4世の墓の壁画

天井は、半月状。

ラムセス4世の墓の壁画

ラムセス4世の墓の壁画

玄室へ。

ラムセス4世の墓の壁画

ラムセス4世の墓の壁画

玄室の天井は、より鮮やか。

ラムセス4世の墓の天井

写真撮影を買ってでるエジプト人。
カメラを人質に、バクシーシを要求されるよ。

ラムセス4世の墓の壁画と写真撮影するエジプト人

玄室の壁画は、より鮮やか。

ラムセス4世の墓の壁画

ラムセス4世の墓の壁画

これぞエジプト!な壁画。

ラムセス4世の墓の壁画

入口に近い壁画ほど、剥がれ落ちているのが残念。

ラムセス4世の墓の壁画

ラムセス9世の墓
KV6:Ramesses Ⅸ

2本目はラムセス9世の墓。

エジプト本によると「破損が激しい」とのこと。

ラムセス9世
古代エジプト第20王朝の第8代ファラオ

ラムセス9世の墓の入口

ラムセス9世の墓の壁画

確かに、剥がれ落ちている箇所が多い。
先ほどのラムセス4世の墓のような鮮やかさは、ない。

ラムセス9世の墓の通路

ラムセス9世の墓の壁画

ラムセス9世の墓の壁画

天井画。

ラムセス9世の墓の天井画

ラムセス9世の墓の天井画

ラムセス9世の墓の壁画

ラムセス9世の墓の壁画

壁画に描かれる神のサイズが大きい。

ラムセス9世の墓の壁画

斜めの姿が印象的。

ラムセス9世の墓の壁画

ラムセス9世の墓の壁画

スカラベの姿も。
フンコロガシです。

ラムセス9世の墓の壁画

ラムセス9世の墓の壁画

ラムセス9世の墓の壁画

ラムセス9世の墓の壁画

ラムセス9世の墓の壁画

ふう、長かった。

外に出ると、日がまぶしいな。

王家の谷 王家の谷

さらに混雑してきた!

王家の谷

メルエンプタハの墓
KV8:Merenptah

メルエンプタハ
古代エジプト第19王朝第4代目のファラオ

通路が奥深かった。
距離はあるけれど壁画が地味だったので、時間がかかるわりには感動は薄く。3つ目の墓だからかな?

メルエンプタハの墓の入口

メルエンプタハの墓の天井

メルエンプタハの墓の壁画

メルエンプタハの墓の通路

メルエンプタハの墓の壁画

メルエンプタハの墓の壁画

メルエンプタハの墓の壁画

玄室には棺が置かれていた。
それが、むしろ興ざめだった。

メルエンプタハの墓の玄室

ひたする通路で奥に進む。
足が悪い方にはオススメしない墓。

メルエンプタハの墓の通路

墓から出ると、さらに混雑していた!

王家の谷

王家の谷を後にする。

王家の谷

ふたたび、トコッロへ。

王家の谷の専用カー

ツタンカーメンの墓を見学していないことに気づく

トロッコを降りて、ツタンカーメン王の墓を見学していないこと気づく。連れてってよ!とごねるも無理だと受け入れてくれず。

こちらがリクエストしないと連れて行ってもらえないものなの?信じられないわ!

王家の谷のガイド

もっと強引に交渉すればよかった。
チップを渡せばよかったのか?いまでも後悔している出来事。

王家の谷へ訪れて、ツタンカーメン王の墓をスルーする観光客なんていない!

スルーしちゃう人はいないと思うけれど、お気をつけて。

王家の谷を出発

王家の谷の駐車場 王家の谷への道

アラバスター土産物店

プライベートツアーなのに、連れて行かれるお土産店。

アラバスター土産店

ここでブチキレるコムギです。

こんなとこに立ち寄る時間あるならば、ツタンカーメン行けたやん!
こちとら、ここに来るまで何十万円払ってると思ってるねん!
アンタのチップ稼ぎのために、なんで犠牲にされなあかんのや!

実際には英語力が足りなく、ひとつめの文句しか言えなかったわ。ガイドは動じない。ぐぬぬ

アラバスター土産物店

何も買わずに、
トイレも借りずに、
5分も経たないうちに、ふたたび車に乗り込む。

車内は険悪ムード。
知ったことか〜〜!

ハトシェプスト女王葬祭殿
Deir el Bahri

ハトシェプスト女王
古代エジプト唯一人の女性ファラオ

ハトシェプスト女王葬祭殿

別名:デル・エル・バハリ

現地の地図やら本やらでは「デル・エル・バハリ」の方が通じた。

Deir el-Bahri
アラビア語で「北の修道院」の意味。後にコプト正教会の教会として使われていたため

一時神殿に転用されていたおかげで、破壊を免れた。

専用カートで移動

ハトシェプスト女王葬祭殿の専用カート

参道

ハトシェプスト女王葬祭殿

「スフィンクス参道」ってあるけれど、姿はないよ。

ハトシェプスト女王葬祭殿

参道は、ゆるやかな坂。

ハトシェプスト女王葬祭殿

なかなたどり着かない。

それにしても、美しい建物。

ハトシェプスト女王葬祭殿

オシリス神列像

オシリス神列像

これまた、想像していたエジプトの遺跡!

オシリス神列像

どこかでみたことあるお顔。

オシリス神の顔

オシリス神列像

壮観。

オシリス神列像

浅浮き彫りの壁画

ハトシェプスト女王の誕生から伝説の国プントへ遠征を送る場面までが描かれている。

ハトシェプスト女王葬祭殿の壁画

これは、なんの場面だろう。

ハトシェプスト女王葬祭殿の壁画

ハトシェプスト女王葬祭殿の壁画

ハトホル柱

この神殿は、ハトホル女神を祀る。奥のハトホル柱は必見。

ハトホル神の柱

とにかく、なんでもビッグサイズ。
それが古代エジプト美術。

ハトホル神の柱

ハトシェプスト女王葬祭殿と観光客

レストハウスあり

遺跡内にレストハウスがありました。
トイレもチップ制で利用できました。

ハトシェプスト女王葬祭殿の休憩所

専用カートで戻る

帰りも専用カートで。

ハトシェプスト女王葬祭殿の専用カート

遺跡内を走るのは、楽しい。
これもアトラクションだ。

ルクソール西岸の道路

ハトシェプスト女王葬祭殿を出発

専用車

一般道路から見えるもの。
驚くことに、Googleマップで観光スポット表示されない。エジプトではこんな虚像は、よくあるものなのか?

ルクソール西岸の道路

てっきり、これが「メムノンの巨像」かと思ったのに。

メムノンの巨像

メムノンの巨像
Colossi of Memnon

アメンホテプ3世の像。呼び名はギリシアの伝説、トロイア戦争に登場するエチオピア王メムノーンに由来。高さ約18m。

石にはいったヒビからきしむ音がまるで泣いているよう、という伝説に由来してのネーミング。アメンホテプ3世は、いったいどう思うだろうか。

メムノンの巨像

どどんと鎮座するふたつの虚像。
かつてはこの虚像の後ろに神殿があったのだとか。

メムノンの巨像

メムノンの巨像

大きい。

メムノンの巨像

メムノンの巨像を撮影する人

メムノンの巨像と観光客

エジプト十字・アンクが売られる売店。

土産店

なんせ巨像が2体鎮座しているだけなので、あっさり観光終了。

ホテルへ。

ルクソール西岸の道路

ルクソールの街並み。
洗濯物がめっちゃ乾くんだろうな。

ルクソール西岸の道路沿いの建物

12:15
ホテル到着、解散

ルクソール東岸にもどってきた。

ルクソール港

ロビーは、本日の大晦日パーティー仕様。

クルーズ船ロビー

観光終了後は・・・

クルーズ船に戻ってきたのは12時過ぎ。
そのあとは、

・デッキでくつろぐ
・年越しパーティーに参加
・カウントダウンは寝過ごす 

部屋に戻ると可愛いリボン出現

ベッドスロー(足置き用シーツ)が、可愛いリボン型になっていた。チップをはずんだからかな?といっても、1USDだけどね。

テンションがあがる。ありがとう。

クルーズ船の客室のリボン

部屋でビール!

ブッフェまで時間があるので部屋でくつろぐ。とりあえずのビール。

ビール

客室でゆっくり過ごす。

クルーズ船の客室

さっき観光した「王家の谷」が見えるよ。あのなかに、ファラオの墓があるなんて。ロマンがあるなあ。

ルクソール西岸と王家の谷

13:30
昼食ブッフェ

開店を待ちきれない乗客で行列。私もね。

開店を待つ乗客

昼食は豪華!

昼食ブッフェ

サラダコーナーだけで、2ブースあるよ。

昼食ブッフェ

もりもり食べます。

昼食ブッフェ

野菜もしっかり補給。
クルーズ船のサラダは本当に美味しい。

サラダ

いつもパスしているけれど、スイーツ&フルーツコーナーも充実。

デザートブッフェ

14:10
部屋でワイン

ナイル川を眺めながら飲むワイン

マジックミラーだから、外からは見えない。
ですが、客室からはこんなにもちゃんと見えている。

クルーズ船が橋を潜るのを見届ける。

客室から眺めるナイル川

15:00
デッキでゆっくり過ごす

デッキへ移動。

ちょっとお!プールがあるよ。
本日は大晦日、真冬のエジプトではさすがに誰も入らない。

デッキのプール

デッキには十分な座席がある。

デッキ

デッキチェアもある。
中洲を通り過ぎながらナイル川を進む。

ナイル川と船

他のクルーズ船と並ぶ。
そちらも楽しそうですね。

ナイル川と船

上機嫌!ワインが進むわ。

デッキで飲むワイン

16:00
アフタヌーンティー

無料でコーヒーサービスあり。
これは飲まなくちゃ!

アフタヌーンティー

サービスの人がいてます。

アフタヌーンティー

ちょっとしたお菓子もサービス。

アフタヌーンティーで無料のお菓子

お腹パンパンなのに頂いてしまう、貧乏症なわたし。

16:50
船のデッキからサンセット

デッキから望むナイル川サンセット

後ろから見たクルーズ船。
真四角だ!おもしろい。

デッキから望むナイル川サンセット

デッキから望むナイル川サンセット

みんな、写真撮影に夢中。

ナイル川クルーズのデッキで夕日を撮影する人 ナイル川クルーズでのサンセット

何を見ているのかな?と思ったら、

ナイル川クルーズのデッキで夕日を撮影する人

近づいてくるボート。
乗客に商売を始めた。

クルーズ船に営業する船

クルーズ船は、すすむ。
ワインも、すすむ。

サンセットとワイン

サンセットとワイン

アフリカっぽい風景。

ナイル川クルーズでのサンセット

優雅なひとときでした。
クルーズ船、最高だ!

ナイル川クルーズ

19:30
年越しパーティー

夜ブッフェは20:30から。あと1時間もあるじゃないか。

客室に戻る前に、年越しパーティー会場へ。

ラウンジ

派手なカクテルがたくさん用意されている。

バーテンダーとカクテル

こちらは無料!

並んだカクテル

1杯だけ飲む。

カウントダウンパーティー

あら、おいしい。

トイレに行ってくる〜、と自室に戻ったら、そのまま眠ってしまってた!

バーテンダー

20:30からの年末特別ディナーも食べ逃し、
カウントダウンパーティーも参加できず、、

ひどい年越しとなりました。
翌朝目が覚めたら、未使用のパーティーグッズが部屋にあった。宿泊客に配られていたもの。悲しい。

パーティーグッズ

おしまい。

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ナイル川クルーズ!
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