エジプト旅のプラン作成には苦労した。
現地についてからもトラブルつづき!?
エジプトは危なくないの?
チップは?バクシーシは?
旅の計画で気をつけることは?
個人手配でプランを組むときに困ったこと、
実際の現地で起こったトラブルなどをまとめました。
個人でエジプト旅行する方は、ぜひお読みください。
エジプト旅は危険なのか?
テロの危険性
エジプトはイスラエル側に立っている!
そう考えたイスラム原理主義者たちにより、報復テロの攻撃を受けているエジプト。
現在でも、シナイ半島を中心に断続的にテロが発生している。
過去の事件:ルクソール事件
1997年の、エジプト外国人観光客襲撃事件。
62名が死亡、
85名が負傷、
犯人6名は、その場で射殺。
新婚旅行でルクソールを訪れていた日本人観光客も犠牲に。
テロ発生で渡航中止になる
2017年4月、アレキサンドリアとタンタで自爆テロ事件発生。
同年のGWにエジプト旅行を予定していたという取引先の方、渡航中止になったと嘆いていた。
いまでも、テロの可能性は残っているのです。
まだ終わっていない。
ターゲットは観光客
旅行者にとってエジプトのテロが脅威である理由は、ターゲットが観光客であること。
観光大国のエジプトの経済的ダメージを狙って、外国人観光客がターゲットとされるのです。
ルクソール事件は、まさに、それ。
さすがに、ちょっとびびるなあ。
生きていたら、テロに巻き込まれてしまう確率はゼロじゃないけれど、
自ら、その確率を上げに行きたくはないものね。
テロ対策
テロの脅威にさらされているエジプト、観光業を維持すべくさまざまな防衛策を講じている。
そのため、外国人観光客には移動についていくつかの制限が設けられている。
思ったように移動できないこともあるかも。
個人手配で行く場合は、気をつけて!
陸路での長距離移動は危険、
飛行機移動が安全
エジプト国間の長距離移動は、飛行機移動が推奨されている。
観光客は乗車できる便が限定される(安全面から)
鉄道移動も可能ですが、観光客が乗れる便は一部に限られる。
エジプト国鉄の予約サイトで乗車券を購入できても、外国人の場合は現地で乗車拒否される!
エジプト国鉄の乗車券を買う際は、
外国人(Foreigner)を選択し、表示される便のなかから選ぶこと
※それ以外の便は乗車できない
ちなみに、外国人料金の設定があるので、割高な料金が請求されます。
ちゃっかりしてるなあ。
コンボイ
コンボイ
自動小銃をもった武装警察の護衛たち。
旅行者は、コンボイら警察の車に挟まれて、他の自動車と団を組んで移動する。
2019年末の旅行時、コンボイのシステムは適用されませんでした。アブ・シンベル神殿も専用車で行けました。
チップとバクシーシ
日本で育つと大の苦手な、チップ文化。
そして、バクシーシとは?
チップは必要
ナイル川クルーズのパックに申し込んでいたのですが、現地ガイドや専用車のドライバー、クルーズ船のマネージャーなど、チップは必要でした。
バクシーシに注意
エジプトの旅でイライラしたのがこちら、バクシーシ。
バクシーシ(喜捨)
イスラームの教え。
持てるものが持てないものに当然に援助する教え。
イスラムの教えであることは理解していても、当然かのように金銭を要求してくるのは、ちょっと腹立たしいことも。
親切にしてもらうと、このひとバクシーシ狙いなのか?!と疑ったり。
とにかく疲れた。
変わりつつあるエジプト観光
事前に調べていた情報と違うこともあった。
近代化されてきたのかな?
ピラミッド内部の入場制限ナシ
クフ王のピラミッド、内部にはいりたい!
ですが、制約があると聞いていたんだけれど?
聞いていた話:
整理券配布の先着順。
整理券を入手できなかったら、入り口の係員にワイロを渡して交渉する(!?)
実際(2019年冬):
人数制限なし。チケット購入で入場可能
なーんだ、普通の観光地じゃないの。
現地に赴くまで、ワイロの相場がいくらなのか悩んでいたのに。
写真撮影が可能に(有料)
写真撮影不可と聞いていたスポットは、お金を払えば写真撮影OKになっていた。
コプト博物館(オールドカイロ)でも撮影OKでした。
撮影NGの理由は、美術品等の保存の問題や、宗教上の理由かと思っていたけれど、そうではないのね。お金を払えばOKなのか。
最新式のバスあり
ピラミッド行きのバスはピカピカの最新型だった。電子掲示板もある。観光客むけだからかな?
ただし、おつりは出ないし電子マネーもない。運賃も高い設定。
すべてが最新型ではなく、地元エジプト人がのるローカルバスは、英語表記もないオンボロタイプ。
大エジプト博物館の完成、お宝のありかに注意
2021年春に完成した、ギザの大エジプト博物館。
いままで考古学博物館にて鑑賞できたエジプトのお宝達の一部は、大エジプト博物館へ移送されています。
注意!
2021年に大エジプト博物館がオープン。
一部の美術品は移されています。
ツタンカーメン王の財宝
→大エジプト博物館へ移動
きっと、エジプトのお宝で一番有名かつ人気であろう「ツタンカーメン王の黄金マスク」は、新しいギザの大エジプト博物館へ移送されている。
気をつけて!
考古学博物館を訪れる前にチェック!
近代化は、まだまだ?
日本だったら、ありえない!
個人的に困ったこと。
詐欺まがいのホテル予約
日本からカイロに到着した早朝、ホテル手配の専用車でホテルに到着。
チェックイン手続き時にフロントで言われる。
「君は別のホテルだ。ここから歩いて5分くらいだから問題ない」
揉めた!
たった5分っていうけれど、そのたった5分差の立地にこちらはお金を払っているんだってば!
「このホテルと同じグループだから、問題はない」だって。
問題大アリでしょ!
ダブルブッキングなど緊急のトラブルでもなく、キャパ以上の予約客を受け入れ別のホテルへまわしているようだった。それって詐欺じゃないの?
Booking.comに怒りの投稿をするけれど、なんのダメージもなさそう。それがまた、腹立たしいわ。
そんな不誠実な経営をしていると、日本だったら炎上しちゃうよ。
なによりも、カイロに到着したばかりの時差ぼけ中に、ホテル支配人と揉めたのがしんどかった。うう、腹たつ〜〜!
カイロ空港が最悪
国内線ターミナルは、自分史上最悪の空港だった。
国際線ターミナルは問題ありません。
新しくきれいな空港。
設備も整っているかのように見える。見えるだけだった。
処理能力低く長蛇の列
空港はだだっぴろいのに、セキュリティチェックなどのブースの数が少ない。
大行列。
非制限エリアにトイレがない
セキュリティチェックを受けて待機中。
なんとトイレがなかった。
しかもフライトは遅延して待たされる。
トイレ1室もないってなにごと!?いったいどんな設計してるんだ。
体力温存のために選んだ飛行機移動。
余計に疲れるってなにごとよ?
カイロ~ルクソール間は、鉄道移動のほうが快適だった。
乗車するのに並ばなくて良いし、空港までタクシーに乗らなくて良いしね。
▼ルクソール〜カイロ間は鉄道が楽ちん!
バリアフリー対応×
メトロや鉄道駅を利用するとき、エレベーターやエスカレータは見つけられず。
スーツケースを持って乗車するときはご注意を。
コムギは力持ちなので20kgスーツケースをもって階段をのぼることができますが、腰を痛めたらどうしよう、と気になった。
スーツケースを持って移動する場合はあきらめてタクシー移動に切替えるなど、移動プランに工夫すればよいかもしれません。
ガイドブックは最新のものを買うこと
エジプトは、めまぐるしく変化している。観光大国として整備されつつあるのかな。
ガイドブックは常に最新のものを買うべし!
すぐに、変わります。
5年前のガイドブックから変化が多い
コムギが旅した2019年冬、最新版の地球の歩き方は、なんと2014年版。それが最新版なので、しょうがなかった。Amazonでも売っていないので、中古で入手。
現在は新しい2021年版が出ていますよ!
ケチらず、最新版のガイドブックを手に入れるようにしよう。
ストレスフリーなエジプト旅を楽しめますように
いかがでしたか?
日本や欧米を旅するように、気楽に行けないエジプト旅。
事前に知っておけば、ストレスも軽減されると思うので、しっかりリサーチして、現地で楽しんでくださいね。
おしまい。
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