ナイル川クルーズ5日目は、
オプショナルツアーでアブ・シンベル神殿へ
数あるエジプトの遺跡の中でも、文句なしに傑作であるアブ・シンベル神殿。
エジプト最南部の遺跡へのアクセスは大変なので、アスワンからツアーで行くのが楽チンですよ。
死ぬまでに見ることができて良かった。
建築王ラメセス2世の不朽の名作、アブ・シンベル神殿への旅行記。ご覧下さい。
アブ・シンベル神殿について
”建築王”ラメセス2世による不朽の名作
カルナック神殿、ルクソール神殿なども建築したラメセス2世は「建築王」とも呼ばれる。
アブ・シンベル神殿は、そのなかでも当時の建築技術を結集した傑作。ぜひ見に行こう!
ラメセス2世のミイラに会えるのは、エジプト考古学博物館のミイラ室にて。
▼エジプト考古学博物館で絶対にみたいお宝
ダムに沈みかけたが世界の力で救出
1960年代のアスワン・ハイダム建設のため、水に沈みかけたアブ・シンベル。
ユネスコの援助により、現在地に移動させることで沈没は免れたのだとか。ええ話や。
エジプト南部、スーダンとの国境近く。
アブ・新ベルはアスワンより南へ280Km。
エジプト最南端の地であり、ほぼスーダンです。
アブ・シンベル神殿はオプションツアーで
そんなエジプト最南部にあるアブ・シンベルへは、ナイル川クルーズのオプショナルツアーで行きました。片道3時間かかるロングドライブ。
アブ・シンベル神殿へのオプショナルツアー
・アスワンから
料金:110USD(1名利用料金)
専用車、専用ガイド
チップは別途必要
アスワンから
アブ・シンベル神殿ヘ
4:00
集合時間,ガイドが来ない
ガイドのイマニ氏が来ない。フロントにお願いしてガイドの携帯に連絡してもらう。
昨日から続く腹痛のため、なかなか起きることができなかったそう。大丈夫かしら・・・
モーニングコーヒーを飲んで待つ
待っている間にコーヒーを飲んできては?上と勧めてもらう。食堂が開いていないため、ラウンジにて。モーニングコーヒーとはおもえないよね。まだ早朝4時だよ。
4:40
専用車で出発
ガイドがやってきた。いざ出発。
いつもの専用車よりも格段に乗り心地の良い車。
アブシンベルへは長距離移動。ぶっとばして3時間くらいの移動時間。
まだ真っ暗の早朝のアスワン。ほかにも出発する車がいる。みなアブ・シンベル神殿へ行くのかな。
チップが必要!
観光終了後にチップを渡そう。ドライバーとガイドにそれぞれ必要です。
アブ・シンベルへ
4時集合、すなわち3時起き。ぶっとばす車内のなかでは爆睡。
ふと目を覚ますと、窓の外は朝焼け。
ここはアフリカ!
よがあけた。
6:13
ドライブインで休憩
2時間ほど走ったのち、ドライブインで休憩。
トイレは有料
トイレチップが必要。
可愛い店内。ゆっくりしたいな。
売店もある。ドライバーはコーヒーを買っていた。コムギはトイレが不安なのでコーヒーはやめておく。
ふたたび出発。
車窓からパチリ。このコンモリしたものは、なんだろう?ガイドは眠っていたので聞けずじまい。
8:15
到着
アブ・シンベルに到着。3時間弱のロングドライブ。
アブ・シンベル神殿
Temple of Abu Simbel
ゲート
セキュリティチェックあり。厳重です。
ゲートから歩いて遺跡へ
ゲートをくぐったらすぐ神殿というわけにはいかないのです。
歩道を歩いて、アブ・シンベル神殿のある南側へ移動。
左手に見えるはナセル湖。
見えてきた!
神殿は2つ。
大神殿&小神殿
アブ・シンベル神殿は岩窟神殿。砂岩でできた岩山を掘って作られている。
岩山が2つあり、それぞれ神殿がある。
- 大神殿=ラメセス2世を祀る
- 小神殿=ラメセス2世の妻・王妃ネフェルタリを祀る
大神殿
ラムセス2世の像がならぶ神殿。
ラメセス2世の巨像
神殿の入り口横に鎮座する4体の巨像。
なんと、4体すべてラメセス2世。同一人物の像を4体も並べるって凄い。
なんでも、左から順に年老いていってるのだとか!?
左から2番目のラメセス2世の頭部は、ない。
下から見上げると、ものすごく立派な足。
入り口上の太陽神ラー・ホルアクティも見忘れないように!
それにしても巨大だわ。
捕虜のレリーフ
入り口に刻まれたレリーフ。捕虜。
ハスの紐で縛られている捕虜の姿。ほんとうだ、確かに紐が見える。
大列柱室
ラメセス2世像は、なかにも。
巨大です。
やっぱり、博物館にあるよりも映える。
至聖所
至聖所:神殿の一番奥の、4人の神を祀る場所
年に2回、朝日が至聖所までまっすぐ差し込んで、神々の像を照らし出す。ニュースで見たことがあるぞ。
4体のうち、照らされるのは3体。光が当たらないプタハ神は冥界の神がゆえ。
図書室
細長い部屋。
控えめなレリーフ。
戦うラメセス2世のレリーフ
ファラオの大活躍の場面。
カデシュの戦い 作戦会議のレリーフ
戦い前の作戦会議の様子。
大神殿をでて小神殿へ。
眩しいわ。
小神殿
ラメセス2世の妻・王妃ネフェルタリとハトホル神に捧げられた神殿。
ラメセス2世とメフェリタリの像
小神殿では、6体の巨像が並ぶ。
神殿で祀られている王妃ネフェルタリ2体、ラメセス2世4体。
ラメセス2世の方が多いじゃないか。
ファラオofファラオだからしょうがないのかな。
入り口にも刻まれるレリーフ。
大列柱室
ハトホル柱
ホルス神の柱とハトホル女神
ネフェルタリの戴冠式のレリーフ
神々に捧げものをするネフェルタリのレリーフ
神殿の中はライトアップされているけれども、薄暗い。外は眩しいな。
2つの神殿を見渡す特等席へ
2つの神殿を並べてみたいならば、音と光のショーの観覧席まで下がろう。
「岩に彫られている神殿」を見渡すならばこちらへ。
東側の歩道から入り口へもどる
アブ・シンベル神殿エリアからでるために、帰り道は東側へまわって移動。神殿の裏側をみよう。
遠回りなので、人はあまり通らない。でも、エジプトらしいな。
ナセル湖
Lake Nasser
人工湖であり、かつてのアブ・シンベル神殿があった場所が沈んでいるところ。
ナセル湖。キラキラだ。
アブ・シンベルの裏側は、こんなのでした。
ビジターセンター
入り口隣のビジターセンタ。アブ・シンベル神殿の模型があった。
ぼったくり価格でカーペット購入
絶対にぼったくりだとわかっているのに、買ってしまった絨毯。
のちにいくアスワンの町でも同じものが売っていたし、アスワンのほうが安かった。ほぼ4倍で買っちゃったじゃないか。
4日間ものあいだクルーズ船で過ごしていたため、ショッピングに飢えていたんです!
カーペット価格比較
アブシンベル、15USD (約1,600円)
ハーン・ハリーリ 120EGP(約800円)
アスワン 4USD(約450円)
レートの関係でUSDのほうが安い場合がある。使いわけよう!
10:00
出発
ふたたびドライブ。アスワンまでは3時間。
11:00
ドライブインでトイレ休憩
トイレ
個室も十分で、清潔だった。
それにしても、すごい砂漠っぷりだわ。
転がるドラム缶。
エジプトのポリスマン
エジプトの警察官たち。銃を背負っていて、びびる。
日本の警察官だって銃を帯同してるけれど、いざこの長い銃を見るとビビっちゃう。
かっこいい〜〜!
ふたたび車にのる。
ドライバーが、なぜかお菓子をくれました。
12:50
アスワン到着
クルーズ船乗り場まで送り届けてくれました。ここでガイドさんとはお別れ。お世話になりました。
観光終了後は・・・
クルーズ船に戻ってきたのはXX時頃。
そのあとは、
・アスワンの街をふらふら
・夜行列車でカイロへ移
アスワンの町歩き
4時間のフリータイム、アスワンのスーク通りをぶらぶら散歩。
ぼったくり価格のコーヒーも飲んだよ。
▼アスワンのスークをぶらぶら歩いた日記
夜行列車でアスワンからカイロへ
明日の飛行機で帰国予定。今夜はカイロへ移動。重いスーツケースも、鉄道移動ならば楽ちん。
エジプトの鉄道は相部屋禁止。ひとりだと自動的に貸切個室になる。治安の問題みたい。
カイロへの鉄道移動は、かなりおススメ!
エジプトの物価からするとかなり高額ではあるけれど、楽チンだし時間の節約にもなります。ただし遅延に気をつけて。
▼鉄道でアスワンからカイロへ移動した記事はこちら
おしまい。
その他のエジプト記事
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