2022年8月、知床クルーズの乗船記。
大型船「おーろら」での3時間半の船旅で、知床半島をたっぷり満喫!
遊覧船沈没事故後の知床は閑散としていた
2022年4月に起きた知床遊覧船の沈没事故。この旅は、遊覧船事故の4ヶ月後、8月です。
観光客が少ない知床クルーズ
- 知床観光船はハイシーズンの8月でも運行本数を減らしていて、午後発便は、なかった。
- 大型クルーズ船も人が少なくゆったり乗れた。
2022年の事故後、北海道をめぐる団体ツアーでは、知床遊覧船がツアーから外されているんだって。事故の影響で、きっちり真面目に運営している会社までもが損害を被っている。
秘境知床岬航路
知床岬まで往復するコースを選択。事故を起こした遊覧船と運営会社は別だけれど、連絡の途絶えたカシュニの滝も通過するコース。
知床観光船おーろらについて
今回は、「おーろら」に乗船しました。
網走流氷と同じ船
「おーろら」は大型で、安心できると思い選択。
網走で流氷を見に行ったときに乗船したのも同じ「おーろら」で、夏は知床観光船に切り替わる。
秘境知床岬航路
出航時間:10:00
所要時間:3時間45分
料金:¥6,800(10%割引で¥6,120)
1時間30分の「カムイワッカの滝航路」もあります。
予約&乗船券引き換え
事前予約しておくべし
2022年は事故の影響もあり閑散としていましたが、通常ならば大人気のこのクルーズ、事前予約しておくべき。
10%割引
乗船料の割引を見逃すな!見つけた割引方法は2つ。他にもあるかも?
● じゃらんから予約
● 現地で割引クーポンを入手
割引クーポンを持参すれば、公式予約分も支払い時に割引適用してもらえます。クーポンは、ウトロバスターミナル、観光案内所、宿泊した宿に置いてありました。
乗船券に引き換え&支払
予約している場合でも、乗船前に切符売り場に赴く必要あり。
歩いて乗り場へ
切符売り場からのりばまで歩く。オロンコ岩のトンネルを越えて。
ちょうど、カムイワッカ航路朝クルーズから戻ってきた船。
それにしても知床の海、オホーツク海は綺麗だな。
知床観光船おーろら
乗船記
早いもの順で良席が埋まるため、早めに並んでおこう。
コムギは2階のサイドデッキと決めていたけれど、出航までサイドデッキには入れず、なんだか落ち着かない。船内をウロウロ。
3F展望デッキ
見とおしはよく気持ちいい展望デッキ。でも日差しがキツそう。
3時間45分の長旅だからなあ。
無料のソファ席
船内の無料席も、大きな窓から眺めることができるので良いとおもう。早い者勝ちだけれど、団体客がいないため空いていた。最初はうまっていたけれど、みんなデッキで眺めているのか、がら空きでした。
2Fサイドデッキ
サイドデッキには、椅子席もあります。おすすめ!
座りながら、のんびりと。
座って眺めて、ときには立って。
最初はガラガラだったサイドデッキも、良さに気づいたのか、途中からは立ち見客も。
売店
お、ビールも売っている!販売しているのは流氷ドラフトのみだった。
双眼鏡を借りる
売店の行列をのぞいてみたら、みんな双眼鏡を借りているのでした。クルーズ船は沿岸から離れているため、動物や鳥を観察するのに重宝するみたい。
レンタル料¥500と、保証料¥1,000。保証料は返却時に返金してもらえるシステム。
事前に準備したもの
持ち込みOKと聞いていたので準備したものは、ビール!
4時間弱だと、何本飲むかな?足りなかったら嫌だなと思うと、この本数になった。結果、ぴったりでした。氷は、ビールを冷やす用。
出航
まずは「知床クラフトビール」からスタート。2階サイドデッキに陣取る。
イルカ発見
船内アナウンスが流れた。「皆様の左手にイルカが見えます」。あのパチャパチャしているところかな?双眼鏡が役立ったわ!
双眼鏡を使うのって、何年ぶりだろう?調整に手間取る。
早くも2本目に。
カムイワッカの滝
明日のぼる予定のカムイワッカの滝。見えているところへはアクセスできないけどね。
タコ岩
独特のかたちの岩は、タコ足みたいだから、タコ岩。
確かにタコかも。
カシュニの滝
知床遊覧船沈没事故現場の近く、カシュニの滝。
ワイワイしていた乗客たちも、いつしか静かに、祈るように眺める。
本当に痛ましい事故。
事故の前に手配していた夏の知床旅行だけれど、もうこの夏は知床が閉鎖されちゃったらどうしようか心配だった。でも、クルーズ船も再開してくれた。一部の悪質な業者で被害を被っている知床の観光業従事者の方々。応援しています。
展望デッキに上がってみる。
おーろらは、大型船だからか、知床の沿岸から距離を取っていて、遠い。
知床岬
折り返し地点、知床岬。ここまでは陸路では来れない。
国後島みえた〜!
近いのね。
ぼんやり見えるのは、国後島にある岳のどれだろうか。
ちょっと飲みすぎてる?
ホワホワした気持ちで知床を眺める。
折り返し
知床岬をくるっと折り返し、船はウトロ港へ向かう。
名残惜しい。
ビールをあける。
足りるかな?
サイドデッキは、逆側へ移動。
双眼鏡で探すけれど、鳥もあまり見つけられず。
長旅でお腹がすいたあ。スナック菓子は置いてあるので、おもわず買ってしまった
ふたたび、カシュニの滝。
デッキにも立ち寄り。
晴れていて気持ちがいいなあ。
壮大な知床半島。
ヒグマを見た(豆つぶサイズ)
「みなさま、右手沿岸にヒグマの親子がいます」、アナウンスをきいて乗客がもりあがる。双眼鏡で探すけれど、これで合ってるのかしらと思うほどの小さな粒くらいのヒグマの姿。
まったく写らないだろうなと思いつつ撮影した写真、拡大してもヒグマとはわからず。でも、見たことにします。
クンネポール
岸壁の岩にぽっかりと空いた穴がいくつも続くクンネポール。
小型観光船とすれ違う。
あっちのほうが楽しそうだあ!!
でも安全をとって、おーろらにしたのだった。
ウトロ港に近づいてきた。
ゴール、のりばへ
13:30すぎ、港へ戻ってきた。
4時間弱って長いなあ、飽きるかなあと思っていたけれど、あっというまだったな。ビール効果!?
知床半島をたっぷり満喫!秘境知床岬航路
知床半島の景観は雄大ではあるけれど、ダイナミックさにかけるかな? それは、おーろら号が大型船で、沿岸部から離れて航行しているからかも。でも、
- 大型船でゆったりで揺れも少ない
- 船室もトイレもとっても綺麗
- なにより安心して乗れる
おーろら号は、おすすめできるクルーズ。
行かれる方は10%割引をお忘れなく。
おしまい。
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