釧路からJR&現地の観光バスで根室半島へ。
肉眼でみる北方領土に衝撃を受けたのと、
根室ご当地グルメ・エスロカップが美味しかった。
本日の旅程は、
●釧路駅→根室駅(JR根室線)
●午前:観光遊覧バスのさっぷ号Aコース
●昼食:喫茶どりあんにてエスロカップを食べる
●午後:観光遊覧バスのさっぷ号Bコース
●根室駅→釧路駅(JR根室線)
移動:
釧路駅→根室駅(JR根室線)
釧路を拠点にして、根室へはJR根室線にて移動。青春18きっぷを利用。
JR根室本線線(別名:花咲線)
¥2860
釧路〜根室
5:35
釧路駅
青春18きっぷで3時間電車の旅。
ギリギリの乗車だったせいで、窓際の席は埋まってしまった。
8:00
根室駅
のさっぷ号Aコースに参加
路線バス一日乗車券を買うために根室バスターミナルへいくと、観光バスの存在を知る。とっても楽ちんそう。
事前予約制ですが、空席があるとのことで、当日参加できました。
のさっぷ号Aコース
ツアー料金:¥2,600
Bコースとセットで¥3,800
●明治公園●納沙布岬●北方原生花園●金刀比羅神社
根室駅前ターミナル
明治公園
ものの5分で到着した、明治公園。
サイロがどどんと3つ。
大きい。
写真を撮ってすぐバスにもどる。
観光バスって、こんなにアッサリしていたっけか?
歯舞エリア通過
車窓から、歯舞諸島がみえた。
めちゃ、近い。
日本最東端の郵便局です、とガイドさん。
日本最東端のお店です、とのこと。
これ撮影して何になるんだろうと思いながらも撮影。
納沙布岬
納沙布(のさっぷ)岬での観光時間は50分。短い。
いの一番に向かったのは食堂。
鈴木食堂
さんま丼を食べにきました。
店内にはサインがいっぱい。
日本最東端の証明書を発行してくれるそう。(有料)
北方領土博物館でももらえるみたい。
お冷やのグラスは、ワンカップ。カニの図柄がレトロで可愛いな。
さんま丼と花咲カニのてっぽう汁
¥2,000
残念ながら、今日のサンマは冷凍したものだって。
終戦記念日である8/15に訪れたのですが、奇しくもサンマ漁の解禁日も本日だった。そりゃ冷凍になるよね。
ちょっと解凍具合もイマイチかなあ。
それでもサンマは美味しい。
サンマのポテンシャルはすごい。
花咲カニのてっぽう汁。
カニがゴロゴロと入ってる。
はさみがついてくるので、殻を割って身を食べる。面倒くさい、時間もない、でも食べる。甘くて美味しいな。
ごちそうさま!
納沙布岬灯台
最東端・納沙布岬の灯台へ。
灯台は無人で、いまは登ることができない。
貝殻島がみえたよ。
北方領土って、ほんとうにすぐそこ。
昆布を干す
昆布を干す姿をみかけました。お願いして撮影させてもらう。
ガイドさんの説明によると、日露中間ラインを超えて昆布漁をするため、採取料としてロシアに今年支払ったのは8,810万円だとか。
本土最東端納沙布岬の碑
納沙布岬には、碑が乱立していた。
呼び返そう、北方領土。
地面には、北方領土の方向が示されている。
北方領土の距離もわかる。
和人殉難墓碑
クナシリ・メナシの戦いでなくなった和人を祀る墓碑。
希望の岬公園
公園内にはモニュメントや旗が轟く。
北方領土をのぞむ旗。
本日8月15日は、終戦記念日。
展望台。
きぼうの鐘
ゴーンと鳴らして、ねがう。
モニュメント:四島のかけ橋
モニュメントの奥には北方領土をのぞむ。
「祈りの火」モニュメントには、日が灯っていた。
ここからは、国後島が見える。
国後島はかなり大きい島で、このあとも根室半島をすすむたび、ずっと見えていた。
こんなに近くに見えるのに、日本じゃないのよね。
島国の日本で、かつ本土の中央部である大阪にすんでいるコムギは、辺境の土地に暮らす人々とは意識が違っていたのだな、と思い知る。
GWに訪れた五島列島の旅でもそうだったけれど、辺境への旅では、国防について考えずにはいられない。
チャシ跡(通過)
チャシ跡:アイヌ文化期の砦跡
日本百名城のひとつ
根室半島チャシ跡群は、日本百名城の第一番に指定されている!
だけども通過。現在は民家の奥などにあったりで、観光客が訪れることが得きるのは2箇所だけだとか。
もはや、なにかよくわからん写真を撮ってしまった。
車窓からみえた大きな沼は、トーサムポロ沼。船を漕ぎだす漁師さんの姿もあった。
草原地帯へ。
北方原生花園
予想以上に楽しかったのがココ。
北海道らしい場所。
出入りする時は、カギをしめるのがルール。
木道を歩きます。
東屋も見えるよ。
放牧されているポニーに会えた!
東屋を占拠中。
近づきたいけれど、「落し物」が道を阻む。
お互いのシッポではたきあう姿。虫を避けているのかな。
8月の根室、お花がいっぱい咲いていた。
花とミツバチ。
これがヒオウギアヤメかな?
この斜めに生えているのはミズナラの木で、風衝林というんだって。へえ。
ああ、良い時間だったわ。
途中の沼ではタンチョウを探すも見当たらず。
金刀比羅神社
根室の鎮守、金比羅神社へ。
北方領土にあった神社の御神体もこちらで祀られている。
境内で飾られていた風鈴。チロンチロンという音色で涼をとる。夏だなあ。
門扉についていた「金」の紋が気になった。
創建:高田屋嘉兵衛
この金刀比羅神社は、豪商・高田屋嘉兵衛が航海の安全、産業の振興等を祈願して創建したそう。
境内には銅像がありました。
根室駅前ターミナル
バスは根室駅前へ。
これにてのさっぷ号Aコースは終了。
根室ご当地B級グルメ
エスロカップを食べる
続いてのBコースは、12時出発。
本日は月曜日で道の駅が休館日で昼食がとれないため、本来なら11時出発のところを1時間ずらしてたもの。
でもこれが良かった。根室のご当地グルメを食べに行きたかったんだもの。
根室の誇るB級グルメ、エスロカップの人気店・喫茶どりあんを目指す。
歩いて移動
喫茶どりあんへは、徒歩10分もかからないくらい。バスで通り過ぎた道をいく。
根室市役所は、北方領土返還の拠点になっているんだって。力強いメッセージ。
喫茶どりあん
イオンの目の前の昭和レトロなお店。
一人だったのでカウンターに案内される。
どりあん
〒087-0041 北海道根室市常盤町2丁目9
・Googleマップ
名物エスロカップ
¥950
混雑していたけれど、提供スピードは速かった。
エスロカップ:タケノコのはいったバターライスの上にトンカツとデミグラスソースがのったもの
なにこれ、めちゃくちゃ美味しい!
細かく刻まれたタケノコがよいアクセントになっているバターライスがとても美味しい。バターライスだけで山盛り食べれる。
カツは薄めだけれどサクサクで、控えめなデミグラスソースと相性抜群。添えられているポテトサラダもクリーミーで美味しい。千切りキャベツとバターライスを一緒に食べると食感も楽しい。
予想以上の美味しさで感激しました。大阪でも流行しないかなあ。しょっちゅう食べたいです。歩いて根室駅へ戻ります。暑い。
北の勝酒造場
根室の地酒・北の勝の酒蔵がありました。なんか買っていこうと思ったけれど、直売所はなさそう。
のさっぷ号Bコースに参加
のさっぷ号Bコース
ツアー料金:¥2,400
Bコースとセットで¥3,800
●車石・花咲灯台
●道の駅 スワン44ねむろ(風蓮湖展望台)
●ネイチャーセンター(春国岱)
●根室市歴史と自然の資料館(休館)
●ニ・ホ・ロ
楽ちんでしたが、メインの春国岱の時間が少なかった。じっくり楽しめなかったのが心残り。
本日は月曜日のため、本来のツアーのコースから一部除外された。それでも時間が足りない!?根室半島は、旅人には濃いエリアでした。
12:00
根室駅前ターミナル
午後のBコースは、コムギ含め3名のみ。
ガイドさんとドライバーも同じ。
本日は終戦記念日。黙祷をささげながらバスは出発。
車石・花咲灯台
双眼鏡が貸し出された。
ドライバーの方が教えてくださった、
本日8月15日は、今年のサンマ漁解禁の日なんだって。
双眼鏡でサンマ漁の漁船を探す。
いてた!
キラキラした船だった。サンマかな?
花咲灯台へ。
歩道の階段を下る。
これが、奇岩・車石。
国の天然記念物だって。
車石の由来は車軸みたいだから。
放射状節理というらしい。
岩場に打ち付ける波しぶきがダイナミック。
おおお。
遊歩道をくだる。
こちらの断崖にも珍しい岩を発見。
なんだか俵が積み重なっているみたい。
小学校(通過)
根室市立花咲港小学校。屋根に黄色い鐘楼がついている。可愛らしい。
花咲駅跡(車窓から)
かつて歯舞に電車が走っていた。その駅跡。
沼を通り過ぎる。
水鳥はいるけれどもタンチョウは見つけられず。
道の駅 スワン44ねむろ
本日は休館日。道の駅も定休日ってあるのですね。通常はこちらがツアーの昼休憩場所となるみたい。
風蓮湖展望台
風蓮湖も見に行くと聞いていたからワクワクしていたけれど、道の駅横の展望スポットのことだった。。
遠いぜ!
春国岱 原生野鳥公園
春国岱(しゅんくにたい)
●砂州
●野鳥の宝庫(250種類)
●ラムサール条約登録された湿地
●語源はアイヌ語のスンク・ニッ・タイ(エゾマツの林)
北海道の自然のエッセンスがギュッと詰まった野生生物の楽園なのだとか。
ネイチャーセンターでレクチャー受講
ネイチャーセンターで職員の方から15分程度のレクチャー受講。自然や地形についてお話をうかがう。
春国岱(しゅんくにたい)
不満:ツアーでは時間が短すぎる
春国岱を満喫したいならばツアーはやめるべき
春国岱での時間は50分。
ネイチャーセンターでの講座が20分くらいかかること、ネイチャーセンターから春国岱遊歩道入口まで片道徒歩10分はかかることを考えると、
のさっぷ号Bツアーでは、春国岱をあるくことは想定されていないのかもしれない。せいぜい水鳥を眺めるだけだったのかも?
そんなわけで、不完全燃焼の春国岱。
素晴らしいところだったから、ここで長居したかったです。
春国岱へむかう
春国岱の迂回路入口まで歩く。鳥がいっぱいいる!直立不動の鳥たちの姿がおもしろい。ガイドさんと一緒にタンチョウを探す。
タンチョウは、まるまるとしていた。
遊歩道は破損中、迂回路入口へ
春国岱についた。
湿地の中を歩ける遊歩道。めっちゃ素敵やん!期待していたけれど、破損につき現在一部通行不可。迂回路を進むことになります。
迂回路はただの砂利道で、湿地も遠いからツマンナイ。でも時間がないから、ひた走る!
あーあ、遊歩道、すてきだな。
破損しているのって、あそこだな。早く直してくださいな。
遊歩道の通行可能ポイントに到着した。湿地の中をテクテク歩く。
綺麗!大自然!これがラムサール条約登録の湿地かあ。イメージしていた「湿地」どおりで感激だ。
ここで折り返し。
他の参加者とタイミングを合わせて戻ってきたつもりだったけれど、ダッシュがきかず5分遅刻してしまった。ごめんなさい。
ニ・ホ・ロ
不思議なネーミングは「日本・北方領土・ロシア」の頭文字をとったもの。
ここでは説明ムービーを15分鑑賞して、時間切れ。忙しいツアーだ。
ウクライナの民族衣装をきて写真撮影できるコーナーがありました。
根室駅前バスターミナル
これにてのさっぷ号Bコースは終了。
根室駅周辺をウロウロ
釧路駅へもどるJRの出発時刻まで30分ほど。駅前をウロウロ散策。
スーパーにて物色
地元のスーパー・クリエ。
スーパーの裏側がかっこよかった。
シンプルな建物は雪国だから?
花咲カニも売っている。
お土産にするようなクオリティじゃないのかもしれないけれど、とっても安い。
げげっ!
ホヤも売っている。
ホッケも売っている。安い。
ツブ貝も売っていた。刺身用だって。新鮮なのね。
海鮮に恵まれた土地で生きていきたいものです。
惣菜コーナーには、エスロカップもあった!
根室駅前のカニ専門店
根室の名物・花咲ガニ。駅前ロータリー沿いにはいくつものカニ店が並んでいた。
茹でてたべれるお店もありました。
移動:根室~釧路
青春18きっぷで、釧路駅へもどります。スーパーで買ったサッポロクラシックで打上げ。至福のひととき。
16:12
JR根室駅
これで根室日帰り旅行おしまい。
青春18きっぷで釧路へ
JR根室本線線(別名:花咲線)
¥2,860
根室〜釧路
約2時間半の長旅。
18:51
JR釧路駅
釧路に戻ってきた頃には、真っ暗に。
おつかれさま〜。
根室半島で北方領土を肉眼でみよう
肉眼で見て、実際に距離を体感して、北方領土問題への心もちが変化したように思う。日本人ならば、一度は訪れるべき場所のひとつではないかな。
訪れたのはちょうど終戦記念日。
2022年8月、まさにいま戦争をしている国を眺めながら、より早い平和的解決を願います。
おしまい。
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