知念城跡
知念城跡と、その周辺”東御廻り”の一部をめぐる。あまり観光地化しておらず、ひっそりと見学できました。
●知念城跡
●ノロ屋敷跡
●知念大川(うっかー)
訪問時期:2022年3月
知念城跡について
おもろそうし
首里王府によって編纂された歌集「おもろそうし」。
知念城こと知念森城(ちねんむいぐすく)を讃える「おもろ」がある。
ちぇねん もりぐすく
かみおりはじめの ぐすく
ちぇねん もりぐすく
アマミキヨが のだてはじめのぐすく
ちぇねん もりぐすく
知念城は
「神が初めて降りた城」、
「アマミキヨが初めて祈った城」という意味。
権力者の居城というよりも聖地としてのグスク。
知念城跡&ノロ遺跡
まずは「知念城跡駐車場」をめざす。
知念城跡駐車場
坂の途中にある駐車場。
入口
説明板がある。
ここから急な坂道を下って約5分ほど。
ノロ屋敷跡
ノロ屋敷跡
沖縄県南城市知念Googleマップ
四角に積まれた野面積みの石垣。
御嶽らしき石炉もありました。
石垣はがじゅまるに飲まれつつあった。
奥に進んで、知念城跡へ。
知念城跡
●二つの郭で構成(ミーグスクとクーグスク)
●琉球最初の王統とされる「天孫氏」によって築かれたとされている古い城跡
知念城跡
沖縄県南城市知念知念 上田原
Googleマップ
アーチ門
崩落防止のためか、補強されていた。
城内
アーチ門をくぐって城内へ。
御嶽。
焚字炉。
石垣と海
野面積みの石垣の向こうには、海が見えた。
ビニールシートは、修復作業中かな。
密林のなかへ
ウファカル、知念按司の墓が奥にあるので、密林を進む。
ウファカル
ウファカル:知念大川(うっかー)の水源地。
琉球の創世神・アマミキヨが天から稲を持ち帰り、この地に初めて栽培したという伝説が残されている。
ここがウファカルで正解かな?
わからないまま撮影。
奥へ。なにこの秘境。
知念按司の墓
標識のさす方にやってきたものの、どれが「墓」なのか特定できなかった。
奥まで突き進んで良いかも判断できなかった。
引き返そう。
知念大川(うっかー)
知念大川(うっかー)
沖縄県南城市知念1072
Googleマップ
アクセス
●知念城跡から山道を5分くらい
●国道から舗装された道路
知念城跡からも来れるようですが、原付バイクでの移動だったので舗装路からアクセス。
知念大川(うっかー)
むむむ。これが東御廻りのひとつで、聖地なの??
説明板を読む。
この地が聖地たる理由は?
知念大川の水源地は後ろの崖下にある「ヴファカル」と呼ばれる湧泉で、『中山世鑑』には「アマミキヨが知念大川うしろの田と玉城の受水走水に稲を蒔いた」と記されている
そのような経緯で、知念大川は琉球国王が自ら参拝する聖地とされ、現在の東御廻りに受け継がれているとのこと。
なるほど。
それにしても、琉球伝説関連スポットは、いたってナチュラル。華美に飾りたてることをしないな。御嶽も自然だものね。
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垣花城跡&垣花樋川(シチャンカー)へ。
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