2021年春、岐阜県揖斐の横蔵寺の参拝記録。
横蔵寺は、ありがたいミイラを拝むことができるお寺です。
横蔵寺について
■名称:両界山 横蔵寺 (よこくらじ)
■所在地:岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲神原1160
■宗派:天台宗
■両界山横蔵寺 | 揖斐川町ホームページ
横蔵寺はこんなお寺
ミイラ寺
横蔵寺といえば、なんといってもミイラ寺。舎利殿には、ありがたいミイラが祀られている。
参拝を検討するときには注意すること。
・宝物館・舎利殿は冬季閉鎖
・揖斐駅からのバスは少ない(1日2~3往復)
美濃の正倉院
その寺宝の豊富さから、「美濃の正倉院」と称される。
紅葉の名所
紅葉の名所。せっかくならば、ベストシーズンに訪れたいものですね!
青紅葉も綺麗でした。
横蔵寺へアクセス
訪問時期:2021年春
横蔵寺への
アクセス方法3つ
① 大垣駅より樽見鉄道で行くルート
② 大垣駅より養老鉄道で行くルート
③ 華厳寺より行くルート
横蔵寺は、公共交通機関だけで行くには、少し不便。
コミュニティバス「揖斐川町ふれあいバス」だと横蔵寺の入口までいけます。本数がかなり少ないので、事前に最新時刻表のチェックを忘れずに
① 大垣駅より樽見鉄道で行くルート
樽見鉄道 大垣駅より
・大垣~谷汲口 ¥680
揖斐川町ふれあいバス(横蔵線)乗換え、
・ 谷汲口駅~横蔵 ¥300
② 大垣駅より養老鉄道で行くルート
大垣駅より養老鉄道
・大垣~揖斐 ¥420
揖斐川町ふれあいバス(横蔵線)乗換え、
・ 谷汲口駅~横蔵 ¥300
③ 華厳寺より行くルート
華厳寺より
・揖斐川町ふれあいバス(横蔵線)
谷汲口~横蔵、下車すぐ
今回のルート
華厳寺より、
揖斐川町ふれあいバス(横蔵線)で移動しました。
華厳寺よりスタート
せっかく揖斐地方に来たんだもの。ついでに華厳寺も行っておかなくちゃ。
コムギは以前に西国三十三所めぐりをしていた。西国三十三所の大トリ・結願の寺である華厳寺には、七年前に訪れたことがある。七年って!あっという間だな。
谷汲口バス停
ふれあいバスで、横蔵寺の入り口まで直行。40分ほどの長旅。
■揖斐川町ふれあいバス(横蔵線)
・谷汲口~横蔵、下車すぐ ¥300
貸切でした。
華厳寺は参拝客がたくさんいるのに、横蔵寺は不人気なの!?ミイラより桜なの?
横蔵寺の参拝記
横蔵寺に到着。バスは横蔵寺境内への坂道すぐ麓に停まる。
バスをお見送り。
参拝スタート
境内地図
そんなに広くはない横蔵寺の境内。案内板をチェック。シンプルでわかりやすい。
医王橋
工事は令和3年6月末までに完了予定。あと少し待てばよかったのか。
医王橋はこんなかんじでした。
飛鳥川
医王橋を渡れず、飛鳥川沿いを歩く迂回ルート。迂回といっても、大した距離ではありません。
寺門
寺門の奥には、庫裏と客殿。人気もないし、参拝客がはいってよいものか不明だったので、門を眺めるだけにとどめる。
瑠璃橋
奥に見えるのは仁王門、その手前の短い橋が瑠璃橋。
階段を上る。
仁王門
こんな山奥に、こんな立派な仁王門があるなんて。
驚きですよ。
仁王は不在
仁王門だけれど、両仁王は不在だった。梵字が残されるのみ。
仁王像は、このあと参拝する「瑠璃殿(宝物館)」にいらっしゃいました。
お約束!巨大ぞうり
仁王門には巨大草履がかかっていた。
ちょっと大きすぎじゃないかしら。
振り返ると
境内から見下ろした仁王門。
威風堂々!
鐘楼
仁王門の上階部分には、鐘楼がある。
階段をのぼって、境内へ。
三重塔を見上げる。
香堂
階段を上ったら、正面に香堂。
お線香を立てる。
三重塔
香道横に三重塔。
近くで見るよりも、眺めてみる方が絵になる。登れません。
弁天池
本堂横の弁天池。池というより、大雨の水たまり。
本堂
静かな本堂。
入り口扉には注意書き。
酒や塩を賽銭箱に入れないでくださいですって。そんな人いるんだ!?
御本尊は薬師如来様。
ご真言は、「オンコロコロセンダリマトウギソワカ」。一畑薬師で出会った”のんのんばあ”のおかげで唯一覚えている御真言。
ねがいごとを記入して炊き上げる、護摩木がありました。
雨が止んだ。
本堂横には梵鐘。
本堂から眺める三重塔が美しい。
本堂のまわりの茂みにはシャクナゲが咲いていた。
雨露に濡れているピンクのシャクナゲ。
本堂横の道をくだります。
山深いところにあるんだな。
ふりかえったら、すてき。
観音堂
工事中の観音堂。
東海自然歩道ルートは危険なのか!?
舎利殿・瑠璃殿へいこうとするときに目にした看板。東海自然歩道ルートへの注意喚起。
華厳寺〜横蔵寺への移動は、この東海自然歩道ルートを歩くことも考えていた。歩かなくてよかったかな?
谷川の水
手洗い用にどうぞ!
勢いよく、放水されていた。
舎利殿
ミイラが祀られているのは、こちら。
冬季休館となるので気をつけて。
即身成仏した妙心上人
現世での姿のまま仏になる、即身成仏。妙心上人は即身成仏をめざした。自ら箱の中に入り、断食修行のすえ、ついに果たした。
よって、妙心上人のミイラは、かなり小さく座禅を組んだままの姿。
ミイラというとおどろおどろしいイメージを抱いていたものですが、考えが変わった。
即身仏を目指し成し遂げた信仰心への畏敬の念。
ありがたや〜
ありがたいミイラを拝みましょう。
自然のままミイラになる
妙心上人のミイラは、なんら人工的な措置を加えることなくミイラ化したもの。
ファラオなどの王族の遺体に特別な処理を施したエジプトのミイラとは、似て非なるもの。
ミイラにも、いろいろあるのだな。
瑠璃殿(宝物)
瑠璃殿のなかには仏像等、安置されている。
美濃の正倉院!お宝がならぶ
並んでいるものはほぼ、重要文化財以上!ここ揖斐の地にこれだけの文化財がならぶのは、たしかにすごい。美濃の正倉院の名のとおり。
瑠璃殿の内部は、写真NGなのが残念。
写真を撮らないと、忘れちゃう。
仁王様はここにいた
瑠璃殿の手前左右にたたずむのは仁王像二体。仁王門を留守にして、こちらの瑠璃殿にいらっしゃったのね。
深沙大将(国宝)
深沙大将は、西遊記の沙悟浄のモデルです。独特なお顔立ち。
この既視感は?
そうだ!漫☆画太郎先生だ。
聖天堂
舎利殿の横の聖天堂。閉鎖されていた。
これにて参拝終了!
コミュニティバス停までは下り道。道路脇には野花がたくさん咲いていた。
カラーって、野花だったの?
道端に群生していた。
黄色い水仙が群生していた。
下を向く、可憐なツリガネソウ。
そういえば、ちょうど桜の季節だった。
この水車は、なんと小さいながらも水力発電施設なんだって。
横蔵寺の参拝は、これにて終了。
横蔵寺から大垣へ
横蔵寺参拝を終え、大垣へ移動。
コミュニティバス
帰りは大垣駅までコミュニティバスで移動。
■揖斐川町ふれあいバス(横蔵線)
・横蔵~(谷汲口)〜 揖斐駅 ¥300
田舎道をビュンビュン走る。
気持ちよい!
養老鉄道 揖斐駅
コンビニも何もない駅でした。
揖斐駅を出発
養老鉄道の揖斐駅を出発。
明るいグリーンの車内。
大垣駅
終点・大垣駅到着。
予想以上に栄えている駅だった。
このあとは、大垣を観光。日帰りで大阪に戻りました。
おしまい。
▼この日の弾丸旅はこちらの記事
五木寛之先生の「百寺巡礼」掲載箇所
横蔵寺は、【第37番】。第四巻 滋賀・東海 に掲載されています。
横蔵寺を参拝した旅の日記
横蔵寺・華厳寺・大垣を日帰り観光。
横蔵寺とセットでの参拝がおすすめ
西国三十三所の大トリ、結願のお寺である華厳寺。
横蔵寺からコミュニティバスでもいけるので、セット参拝がおすすめ。
知っておきたい!天台宗の総本山
横蔵寺は天台宗のお寺。
総本山は、比叡山延暦寺です。
寺めぐりするならば知っておきたい
百寺巡礼でオススメのお寺
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