霊山寺は・・・
○四国八十八遍路の第一番札所
参拝は、
○JR坂東駅から徒歩20分
○JR高徳線は運行本数が少ないので注意
2020年11月 の参拝記。
いつか行きたいお遍路さんの予習を兼ねて。
霊山寺について
参拝前に知っておきたいこと
霊山寺はこんなお寺
四国八十八遍路の第一番札所
説明不要!四国巡礼への心構えをするお寺。お遍路の第1番札所。
八十八所の中では、もっとも巡礼者が訪れる寺。
これからスタートする巡礼者、そして満願した巡礼者は、「お礼参り」として霊山寺を訪れる。ちなみにお礼参りは、ここ霊山寺と真言宗総本山である高野山の二つ。
お遍路グッズが全国で一番揃う
さすが一番札所。お遍路グッズがたくさん揃います。
五木寛之先生「百寺巡礼」
霊山寺】は、【第94番】。第十巻 四国・九州 に掲載されています。
霊山寺の参拝記
訪問時期:2020年11月
総距離1,450kmの四国お遍路みち。会社員のコムギには、かなり厳しい巡礼の道。お遍路さんの予習として、第一札所である霊山寺へ参拝してきました。
JR徳島駅からスタート
ビジネスホテルに泊まる。徳島駅は、わりと栄えている。
たかしま珈琲店でモーニング
朝食は喫茶店「たかしま珈琲店」にて。地元の雰囲気の良い喫茶店を巡るのも旅の楽しみのひとつ。
高徳線で板東駅へ
霊山寺へばJR+徒歩で向います。高徳線は本数が少ない。
車窓が楽しい。徳島駅は、駅ビルができていたりスターバックスがあったり、イマドキなかんじでしたが、高徳線で移動するとあっという間に田舎の風景が広がる。
乗車時間は30分弱ですが、途中駅の停車時刻が長め。本数が少ないぶん、乗り遅れる人待ちとかなのだろうか?
板東駅
ここが、お遍路第一番札所への最寄り駅かあ。お遍路へ向かう乗客は私の他にいなかった。出遅れたか?
板東駅から霊山寺までは徒歩20分程度。ところどころに道案内の看板があるので迷いません。
休日の朝だからか、人気がない。
霊山寺の石柱が見えた。この先が、一番札所の霊山寺。
霊山寺に到着
板東駅はガラガラでしたが、霊山寺にはたくさんの参拝客、いや巡礼者がいてた。みな車移動のようです。
白装束の参拝者も。これからお遍路を始められるのかしら。
駐車場には、お遍路バスも停まっていた。
仁王門
着いた、霊山寺に。
仁王門には、巨大わらじがかけられていた。
境内は小じんまりとしている。
全国から巡礼者が訪れる一番札所としては、大分小さく感じる。
手水場
柄杓の数が多い。
大師堂
お大師さまである、弘法大師像を安置しているお堂。
かわいらしいお地蔵さまが天を見上げていた。
池には、仏様を仰ぐ姿も。
池には立派な鯉が泳いでいた。
おみくじの巻きつけられた木の枝も、一番札所だと思うとなぜか特別に感じる。
奥に見えるのは、多宝塔。
つぎは、奥の本堂へ向かいます。
本堂
四国お遍路への心構えをするお堂。
本堂内部は、静寂な空間。
灯籠
天井にはたくさんの灯籠が。写真撮ってOKですよと声をかけてくださる。
龍と宇宙を描いた天井画
ご詠歌も掲げられていた。
納め札を納め読経をする巡礼者。
鐘楼
鐘をつくことができます。
ゴーーーーーーン。
多宝塔
五智:密教で仏の備える5種の知恵のこと。
ここ多宝塔では、五智如来と呼ばれる五体の仏像が安置されている。
扉は閉鎖されていて、のぞき穴からのぞく。これが正解なのでしょうか。
十三仏堂
ズラリと並びぶ仏様、十三体。
コムギの守り本尊、大日如来は優しいお顔立ち。
第二案内所(遍路用具売店)
納経所
御朱印をいただくのもこちら、第二案内所のなかにあります。
「お遍路バス、一台はいりました~」
団体バスが到着したら、お知らせされるシステム。
御朱印受付はとてもシステマティック。さすが一番札所。大量の巡礼者を捌かなくてはならないものね。
参拝前に御朱印帳を預けるべし
団体バス到着と被ってしまうと、御朱印仕上がりの待ち時間が悲惨かもしれません。境内が混雑しているようであれば、参拝前に御朱印帳を預けておくのが良いです。
御朱印
霊山寺で頂いた御朱印。
遍路グッズ調達可能
ここで揃わない遍路グッズはないのではないかしら。
お遍路ルックのマネキンがスタイル良くてシュール。
お遍路さんの着る白装束は「死装束」,巡礼によって死に、生まれ変わるのだとか。
数珠の正しい持ち方
マネキンは、数珠の正しい持ち方を教えてくれる。
数珠

数珠
菅笠(すげがさ)
心経杖

心経杖
輪袈裟(わげさ)

輪げさ
巡礼ガイドブックを買い込む
コムギが買い込んだもの、それは「お遍路ガイドブック」。歩き遍路は,地図が命!
四国遍路ひとり歩き同行二人
(へんろみち保存協力会編)
地図編 ¥2,500+税
解説編 ¥1,000+税
案内地図 ¥200+税
四国へんろ ¥1,000+税
Amazonでは買えない本もある。詳しいルートを考えたいとき、やっぱり専門ガイドブックが必要。いつかはお遍路さんに挑戦したい。計画を練るために欲しかったんだ。
ちなみに,市販本はこれだけ持っている。

やるき満々!
これにて参拝終了。
霊山寺参拝ついでに立ち寄り
参拝後、周辺エリアを観光して、のちに徳島駅へ戻りました。
○ 大麻比古神社
○ 舩本うどん 大麻店
○ ドイツ村公園(板東俘虜収容所跡地)
○ 鳴門市ドイツ館
大麻比古神社(おおあさひこじんじゃ)
阿波の国一宮。神仏分離をするまで霊山寺が統括しいてた神社。霊山寺横から参道スタート。わりと歩きます。
大麻比古神社の大鳥居
ドイツ橋
社殿の奥に、「ドイツ橋」がありました。

ドイツ橋
歴史はともかく、ただの橋だな。
快晴の11月、気持ちいい。
心願の鏡池

心願の鏡池
舩本うどん 大麻店
大麻比古神社から歩いて20分。歩いていける飲食店は限られている。
うどんを待つあいだにビールをぐびり。
ちくわ天ぷどんがやってきた!徳島らしく、すだちも添えて。嬉しいな。
ふたたび歩きます。
柿の実がいっぱいなっていた。無防備だな。
ドイツ村公園
板東俘虜収容所跡地。静かな公園だった。こんな奥に公園があるの?と驚く。
鳴門市ドイツ館
ベートーヴェン「第九」発祥の地。
いそいで板東駅へ戻ります。いつもギリギリになっちゃう。
板東駅から徳島駅へ
ふたたび高徳線に乗る。本数が少ないので注意。
ウユニ塩湖ってこんなかんじじゃないかしら?
徳島駅に到着
徳島駅についてから、帰りのバスまで徳島市内観光。
阿波おどり会館
絶対に見たかった阿波踊り公演。滑るような動きがすごい。
観客が参加するコーナーでは振り付けを教えてもらえた。右手と右足を同時に出す振り付けが、思っているよりも難しい。
眉山
ロープウェイで眉山へ。
夕方から上り、夜景を眺める。寒くて長居できなかった。
大衆居酒屋「安兵衛」
「吉田類の酒場放浪記」で取り上げられた居酒屋。きびきび働く女性たちが印象的でした。
高速バスで大阪へ
高速バスで大阪へ戻る。約3時間でJR大阪駅へ。
寝ていたら到着していた。高速バスだと乗り換えもないし、体がラク。
あっというまに大阪到着。同じ日にお遍路の地を訪れていたなんて、にわかに信じがたい。大阪と四国は,近い。区切り打ちならばお遍路さんにトライできる気もしてきたような?
おしまい
参拝を終えて
今回の参拝は、お遍路さんの世界を体験してみることが目的。これから巡礼を始める方の気迫のようなものを見てみたかったし、お遍路ガイドブックが欲しかった。
遍路のマナーやルールなど、「お遍路さんとはこういうものか」と、体得することができたように思う。ま、1日体験みたいなものでしょうか。
総距離1,450kmの四国お遍路みち。会社員のコムギには、かなり厳しい巡礼の道。わたしが四国に通いつめる日はくるのだろうか。
霊山寺の基本情報
■名称:竺和山霊山寺(じくわざんりょうぜんじ)
■宗派:高野山真言宗
■所在地:徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
■公式サイト:1番札所 竺和山 一乗院 霊山寺(四国八十八ヶ所霊場公式)
五木寛之先生「百寺巡礼」
霊山寺】は、【第94番】。第十巻 四国・九州 に掲載されています。
霊山寺へのアクセス
今回の移動方法はこちら。
■ JR高徳線
板東駅下車、徒歩20分
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