百寺巡礼

【百寺巡礼】第78番 阿弥陀寺 “石風呂に入れる!東大寺ゆかりのアジサイ寺”

 

石風呂

2021年春、山口県防府市の阿弥陀寺の参拝記録。
木立に覆われる静かなお寺でした。
アジサイ祭りで有名なのだとか。

阿弥陀寺について

■名称:阿弥陀寺(あみだじ)
■宗派:
華厳宗

■所在地:
山口県防府市大字牟礼上坂本1869

■公式サイト:
阿弥陀寺アジサイ保存会

阿弥陀寺はこんなお寺

東大寺とゆかりのあるお寺

平氏による焼き討ちにあった東大寺を復興するため、大仏殿再建のための木材が必要だった。その用材調達の地として選ばれたのが、ここ防府のある周防国。

伐採用木のレプリカ

伐採用木のレプリカ

拠点として開かれたお寺が、ここ阿弥陀寺。

開祖は重源

東大寺復興の用木調達のため、この地に派遣された僧侶・重源。

銅板:重源

そのため、ここ阿弥陀寺は、東大寺とおなじ華厳宗のお寺。

石風呂に入れる

木材を切り出ししたのち、労働者の疲れを癒す石風呂もある。労働者への、重源の心くばり。こういう配慮が、慕われる理由なのだろう。

石風呂

現在でも、毎月第一日曜日には石風呂を利用できるんだとか。

薪代の¥300が必要です。

石段がキツイ

三門から本堂まで、登り坂と階段が続きます。わりとハード。心して。

阿弥陀寺の石畳の道

あじさい寺

あじさいが有名なお寺。毎年6月頃にアジサイ祭が開催される。

訪問時はアジサイの季節ではなかった。

紫陽花とお地蔵さん

国宝あり

阿弥陀寺には、国宝があります。拝観料が必要。

阿弥陀寺の鉄宝塔

・鉄宝塔
・水晶五輪塔

阿弥陀寺の参拝記

訪問時期:2021年春

今回のルート

JR防府駅から電動レンタサイクルで移動

JR防府駅

防府駅構内の案内所でレンタルできます。

防府の電動自転車レンタサイクル

・電動自転車
・4時間まで¥300

旅先でレンタサイクルを利用しますが、防府のレンタサイクルはとっても良心的なお値段。防府市の観光への並々ならぬやる気を感じます。

JR防府駅からスタート

なあに、これ。

商店街は、はいらず通り過ぎる。

防府の商店街入り口

普通のまち、防府。

防府の交差点

大きい道を走る。ひたすらまっすぐ。

防府の道

お正月に鹿島三社をめぐったときに千葉県の道を走ったときを思い出す。

防府の道

普通の道を通過。
高速の下をくぐる。

防府の高架下

ここ、自転車で通っていいのかな?

防府の道路

ふたたび、ふつうの住宅街を通る。

防府の道

ここからは、阿弥陀寺まで一直線。

阿弥陀寺への道路

八重桜の咲く道

八重桜がモリモリと咲いている。

八重桜

良い天気だな。

満開の八重桜

坂道へさしかかる。ここからは、ひたすら上り坂。

阿弥陀寺への道

電動自転車なのでスイスイ進むのが、気持ちいい。

レンタサイクルと防府の道路

横には田んぼ。農業研究所だって。ビニールハウスが並ぶ。

ビニールハウス

阿弥陀寺仁王像の手形・足形

むむ?

阿弥陀寺仁王像の手形足形

阿弥陀寺の仁王様の足型だって。

阿弥陀寺仁王像の足形

一本道なので、案内板不要ですよ!

阿弥陀寺の看板

振り返った景色、ずいぶん登ってきたなあ。

阿弥陀寺の参道を下る

阿弥陀寺、山門(仁王門)に到着

阿弥陀寺へ到着。バス停も門前にありました。

阿弥陀寺の標識

自転車は、木の麓に停めておく。

自転車を止めた

仁王門

茅葺き屋根が存在感のある仁王門。明るいのに寂れた雰囲気も残す、なんとも素敵な仁王門。

阿弥陀寺の仁王門

酔っ払いとニンニク臭い奴は禁止!
「不許葷酒入山門」。

阿弥陀寺の仁王門

扁額「華宮山」

扁額には、阿弥陀寺の山号である華宮山の文字。

阿弥陀寺の仁王門の扁額華宮山

茅葺き屋根

茅葺き屋根を下から見上げるのが好き。
整った断面を見るのが好き。

茅葺き屋根と青空

ド迫力!鎌倉時代の仁王像

金剛力士立像は鎌倉時代のもの。

目力がすごいし、躍動感ある。

阿弥陀寺の仁王阿形

さっき通りかかった「手形」「足型」の持ち主。

阿弥陀寺の仁王吽形 阿弥陀寺の仁王吽形

湯屋・石風呂

東大寺再建のための木材切り出しの後、労働者を癒すための石風呂と湯屋。現在もあります。

湯屋

小屋でした。

湯屋

石風呂

現在も第一日曜には入ることができるんだって。

石風呂の看板

石風呂はこんな感じ。

石風呂

石風呂ってサウナみたいなもの。

石風呂

瓦、れんが、土で固められた石風呂。耐久性が少し気になります。

石風呂と崩れかけの瓦

境内にサウナがあるお寺は初めて。百寺をめぐっているけれど、入浴施設があるのは恐山くらいだった。

▼百寺巡礼第70番札所 恐山

石段をのぼる

仁王門から本堂までは、ひたすら上り坂。石段をのぼります。フー。

石段

足元はこんなかんじ。

阿弥陀寺の石畳

石段のわきには、赤い帽子をかぶったお地蔵様があちこちにいる。

お地蔵さん お地蔵さん

ヤマモモの巨木

石段脇の薮のなかには、ヤマモモの巨木があった。天然記念物だって。

巨樹のヤマモモ

階段を進む。

シャガの花の咲く道

石段とお地蔵さん

あじさい園

石段の脇道からあじさい園へ。

あじさい園入口

オフシーズンだから全く咲いていないね!
青いアジサイの葉っぱ。

紫陽花の葉っぱ 紫陽花の葉っぱ

ししおどしの音が響いていた。

あじさい園のししおどし

蜂が飛んでいた。ここ阿弥陀寺では、とにかく虫が多かった。ブンブン飛んでいた。ししおどしは蜂には効果がないのね。

お地蔵さん

霊石と陽向石

どどんと鎮座する、謎の石たち。
なんともありがたい石だった。

霊石と陽向石

こちら「霊石」、重源上人がよく腰掛けていた石なんだとか。

霊石

中門

中門

本堂へむかうには、中門をくぐる。

中門の下

重厚な黒い瓦。

瓦

本堂

阿弥陀寺の本堂

本堂では、ちょうど法要が行われていたところ。

本堂の前には休憩スペース。

阿弥陀寺の椅子

手水場。

手水

大きい香炉には、東大寺別院阿弥陀寺の文字。

阿弥陀寺の香炉

まずは御本尊にご挨拶。
法要中のため、外からお参り。

阿弥陀寺の本堂

本堂横の庭園をウロウロ。良い天気。

阿弥陀寺の庭園

さて、そろそろ法要は終わった頃かな。

本堂のなかのパイプ椅子

本堂外陣の板絵

外陣には、板絵が飾られている。

本堂外陣の板絵

テーマは板東三十三所。楽しげな絵が並ぶのに、まったくわからない。

唄念仏の絵

なんだかバケモノっぽいひともいるけれど。どんなストーリーがある寺なの?

怒る女性と男性の板絵

DVシーンでしょうか?
金色夜叉?貫一お宮?多分違うよね。

女性と男性の板絵

坂東三十四所の霊場が気になってくるじゃないか。

書院

本堂横の書院にて御朱印がいただけます。

書院

御朱印をいただく

鐘をついてご住職を呼び出しするシステム。

呼び出す板

阿弥陀寺の御朱印

阿弥陀寺の御朱印

花まつりのティッシュを頂いちゃった。

花まつりのティッシュ

かわらけ投げ

100円を納めて瓦投げに挑戦。

かわらけ投げ

瓦に願い事を書くも、インクがカスカス。この時点で願い事は叶わない気がした。

かわらけ投げ

投げ台から、いざ挑戦。丸い輪っかの間に入れば願いが叶うとか。まったくかすりもせず、左側下へ落下。あーあ。

福輪

護摩堂

本堂の西横の護摩堂。不動明王にお参り。わたしの煩悩を焼き尽くしてください。

護摩堂の不動明王

護摩堂の西側には籠がかかっていた。

籠がぶら下がる護摩堂

昔は使っていたのかな?
いまはもう、使用に耐えなさそうだね。

壊れかけの籠

橋にはアジサイ

阿弥陀寺にはいくつかの橋がある。デザインはアジサイ。

 

庭園

水は枯れているけれど、美しいお庭。

阿弥陀寺の庭園

藤の花は、まだ早かった。萩では咲いていたのにね。高度が高いから?

藤棚とベンチ

藤の花はまだだけれど、蜂がブンブン飛んでいて困る。おちおち休んでいられない休憩所だ。

ツツジも咲いていた。

ツツジと石畳

宝物館

本日は行事のため拝観できず。
行事って、さっきの法要のことかしら。

阿弥陀寺の宝物館

国宝・鉄宝塔(水晶五輪塔共)を収蔵されている。

阿弥陀寺の鉄宝塔

鉄宝塔(水晶五輪塔共)

水かけ五大尊

ずらりと一列に並ぶ、黒色の仏像軍。

水かけ五大尊

本当にお水をかけてよいのでしょうか。下からお水を投げかけるのにどうしても抵抗がある。

水かけ五大尊と柄杓

ちょうど光が差し込む時間、後光が射してらっしゃった。
神々しい!仏だけど。

神々しい仏様

念仏堂

階段を登って、念仏堂へ。

念仏堂への石段

ここ念仏堂は、創建当時に十二人の僧が念仏を唱えて修行に励む場だったところ。

阿弥陀寺の念仏堂

鐘楼

阿弥陀寺の鐘楼

ボーンと鳴らすと、予想より響いて驚いた。

阿弥陀寺の梵鐘と撞木

長い石段を下る

さて、参拝を終えて下山。長い石段をくだる。

石畳の道

阿弥陀寺の石畳の道

水車小屋

麓には、謎の水車小屋がありました。稼働していなかった。

水車小屋

巨木のレプリカ

奈良の東大寺大仏殿再建のための材木を切り出していた、ここ周防国。その巨木レプリカがありました。

丸太のレプリカ

こりゃ、すごい大木だわ。

伐採用木のレプリカ

阿弥陀寺縁起の銅板

おそらく、阿弥陀寺縁起と思われるストーリーの銅板がありましたよ。

銅板:仏様に祈る僧

この仏様は、東大寺の大仏様かしら。

銅板:仏様

阿弥陀寺を開基した重源上人。

銅板:重源

仏師が仁王像を掘るシーン。

銅板:仏師

阿弥陀寺の御本尊、阿弥陀如来様。

銅板:仏様

ふたたび仁王門

仁王門から本堂までは石段がつづき、わりときつかった。かなり歩くことになるので、御覚悟を。

裏から見た仁王門

これにて参拝終了。自転車で防府市内へ戻ります。

阿弥陀寺から眺めた防府の街

阿弥陀寺 参拝後の観光

電動レンタサイクルにて、防府市の観光スポットをめぐる。

・多々良大仏殿
・毛利博物館・旧毛利家本邸
・周防国分寺
・防府天満宮 

2時間で3箇所を巡るのは、かなりタイトなスケジュール。
すべて中途半端になっちゃった。

多々良大仏殿

自転車で通り過ぎかけたお堂。小さなお堂の中に大きな仏様。

多々良大仏

■多々良大仏殿
山口県防府市多々良2丁目10
Googleマップ

毛利博物館・
旧毛利家本邸

共通鑑賞券、¥1,000もした。高い!時間がないのに共通券を買ってしまったわ。ここはノンビリ鑑賞するタイプのスポットなので、急ぐならば省くべきところ。

旧毛利家本邸

毛利博物館は、お雛様コレクションが凄かった。

国指定名勝 毛利氏庭園

旧毛利家本邸は、お庭の人工美が素晴らしい。お庭は、ほぼ走って一周。

■毛利博物館・旧毛利家本邸
山口県防府市多々良1丁目15-1
Googleマップ

周防国分寺

すばらしい寺宝がたくさんあるそうですが、これも参拝するのみ。

周防国分寺の本堂とソテツ

■周防国分寺
山口県防府市国分寺町2−67
Googleマップ

防府天満宮

菅原道眞公を祀る。学業成就の神様。

防府天満宮

■防府天満宮
山口県防府市松崎町14-1
Googleマップ

ゴール:
JR防府駅

自転車を返し終え、次の目的地である湯田温泉へバス移動。

おしまい。

五木寛之先生の「百寺巡礼」掲載箇所

阿弥陀寺は、【第78番】。第八巻 山陰・山陽に掲載されています。

 

阿弥陀寺を参拝した旅の日記

阿弥陀寺とセットでの参拝がおすすめ

瑠璃光寺

知っておきたい!曹洞宗の総本山

阿弥陀寺は華厳宗。総本山は東大寺です。

寺めぐりするならば知っておきたい

百寺巡礼でオススメのお寺

 

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