百寺巡礼

【百寺巡礼】第11番 阿岸本誓寺 “日本のふるさとの原風景に佇む茅葺き屋根の寺”

 

阿岸本誓寺

百寺巡礼
11
阿岸本誓寺

石川県輪島市、阿岸本誓寺の参拝記録。

  • アクセス難易度が高い(公共交通機関利用の場合)
  • 立派な茅葺き屋根

こんな田舎に、
こんな立派な茅葺き屋根のお寺があるなんて!

感嘆せずにはいられない、信仰の篤さをかんじる古刹でした。

参拝した時期

2023年3月、
能登3日間の旅で参拝。

阿岸本誓寺について

基本情報

名称:阿岸本誓寺
よみ:あぎしほんせいじ
所在地:石川県輪島市門前町南カ
宗派:浄土真宗

所在地・マップ

所在地:石川県輪島市門前町南カ

阿岸本誓寺へのアクセス(往路)

注意:訪問時(2023年3月)時点の情報です。

今回の移動手段

  • バスで移動:輪島〜門前総持寺前
  • 徒歩で移動:門前総持寺前〜阿岸本誓寺

出発:輪島市

朝が早いため、金沢から移動していたのでは間に合わない。輪島市に前泊しました。

バスで移動:
輪島市〜門前総持寺前

7:17 馬場町(輪島市)

ホテルに近いバス停から乗車。

奥能登北鉄バス(輪島線)
輪島〜門前總持寺前 ¥760

7:52 門前総持寺前(終点)

総持寺門前バス停

歩いて移動:
総持寺〜阿岸本誓寺(徒歩90分)

 

この道が予想外に楽しかった。

徒歩90分の道程は、退屈するかなあとおもったら、途中に見どころがいっぱい。

案内板

スタート(総持寺門前バス停)

バス停前

標識

ファミリーマートで食糧調達

スタート直後にコンビニ立ち寄り。90分で商店はここだけ。食糧調達しておく。

ファミリーマート

天領黒島

北前舟で栄えたところ。黒塗りの壁と瓦の家屋が並ぶ。人気がなくしんと静か。人気はないけれど、親切なことに駐車場と清潔な公衆トイレがあった。

天領黒島

帰りに立ち寄りました。

海岸沿いの道

海が見えたので、海ぞいの道へ移動。

海岸沿いの道

日本海だ。

能登海岸沿いの道

二龍の石碑

積まれている石を発見。

二龍の石碑

能登地震で上部が落下したそう。

二龍の石碑

海沿いに並ぶ建物。

海沿いに並ぶ建物

松の奥にみえる東屋は、千代の鳴き浜。帰りに寄らなくちゃ。

千代の鳴き浜

北川交差点

この交差点を左折、海沿いから田んぼの道へ入っていく。

北川交差点

田んぼゾーン

田んぼ

火災が心配。

木の枝がまきつく電線

田んぼの向こうに、海が見えた。

田んぼ

重量感たっぷりの茅葺屋根が見えた。あれは目立つね。

奥に見える茅葺屋根

阿岸川・北川橋を渡る

北川橋

橋を渡ると、看板が出てきた。

阿岸本誓寺の看板

奥に阿岸本誓寺

阿岸本誓寺
参拝記

山門

立派な山門。

阿岸本誓寺の山門

文化財がいっぱいある。

文化財の案内

彫刻にも注目。

竜の彫刻

紋の彫刻

紋の彫刻

境内へ

山門を潜って境内へ。

山門からの眺め

誰も居ない。

阿岸本誓寺の境内

しばらくしたら法事の方たちがやってきた。

庫裏

庫裏

本堂

本堂

苔むした石段

苔むした石段

めっちゃ苔。

苔むした石段

重厚な茅葺き屋根

ものすごい存在感の茅葺屋根。日本三大屋根。

阿岸本誓寺の茅葺き屋根

すんごい分厚さ。

阿岸本誓寺の分厚い茅葺き屋根

裏から回ってみた。分厚い。

阿岸本誓寺の茅葺き屋根

あとでお話しした門前に住む男性の話によると、茅葺き屋根の葺き替えに3.5億円かかったそう。また、

岐阜からよんだ女棟梁によるものなんだって。

繊細な彫刻

欄干や梁は繊細な彫刻で飾られている。

欄干や梁

繊細な彫刻

繊細な彫刻

繊細な彫刻

鼓楼

鼓楼

アギシコギクザクラ

オフシーズン。

アギシ小菊ザクラ

裏手に:南農村公園

裏手にまわると、公園があた。

南農村公園

なんか可愛い植物。ふきのとう?

ふきのとう

背の高い木

いったん、山門を出たけれど・・・

本堂には、入れなかった。
御朱印もいただけなかった。

ご住職もいらっしゃらないようだし、しょうがないかと思い、山門をでる。

北川橋

現地男性との出会い

橋を渡る手前で、地元男性に声をかけられる。このあたりにお住まいなんだって。見慣れない人(わたし)を見かけたので声をかけたとのこと。

本堂に入れなかったの?
大丈夫だよ、勝手に入っても。
一緒にいこう!

ふたたび境内へ、
本堂のなかで参拝

ふたたび、境内へ。

阿岸本誓寺の山門

地元の方と一緒って、心強い。お参りもできました。

張り子のゾウ

本で見た「張り子のゾウ」にも会えた。春の「阿岸の郷まつり」で子供達が引き歩くもの。

張り子のゾウ

参拝できたのもありがたいけれど、地元男性からきくお寺の話がとても興味深かった。

茅葺き屋根葺き替えの話とか、
お寺の後継の話とか。

親切にしてくださり、ありがとうございました。

男性の後ろ姿

復路、
観光しながら戻る

阿岸本誓寺からの帰り道

看板に従って、寄り道。

千代の鳴き浜への標識

千代の鳴き浜

浜にでると、漂着ごみを片付けている方々。

海岸を掃除する人

小屋が立っていた。

千代の鳴き浜の建物

中には「鳴き砂」。

千代の鳴き浜

大きい砂場がある。
ここで「泣き砂」を体験。

大きい砂場

かかとで擦って歩くと「キュッキュッ」とか「クックッ」と琴の響に似た不思議な音が出る

うん、確かに!
そう聞こえる気がする。

鳴き砂を踏みしめる

次へ。「ことぶき道路」って、お年寄り優先道路ってことかな?

ことぶき道路

天領黒島

北前船のまち・天領黒島を散策。

海のすぐそば。

階段から見た海

資料館では駐在しているガイドのかたに詳しく案内してもらいました。

旧角海家住宅

黒島天領北前船資料館
入館料:320円(2023年3月)
石川県輪島市門前町黒島町ロ114−2
Googleマップ 公式サイト

総持寺祖院を拝観

輪島行きバスの始発でもある、大寺院・総持寺祖院を拝観。

総持寺祖院

総持寺祖院
拝観料:500円(2023年3月)
石川県輪島市門前町門前 コ1-18
Googleマップ 公式サイト

立派なお寺だった。

総持寺祖院と白字橋

バスで輪島へ

北鉄奥能登バス

おしまい。

五木寛之著『百寺巡礼
掲載箇所

第二巻 北陸 に掲載されています。

百寺巡礼第1巻

阿岸本誓寺参拝した旅

 

百寺巡礼
北陸

百寺巡礼 北陸 まとめ

能登半島

 

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