百寺巡礼

【百寺巡礼】第68番 慈恩寺 “みちのくで出会った京生まれの十二神将”

慈恩寺の申神将
慈恩寺は・・・

京都より移入された仏像群
薬師堂の十二神将は圧巻
慈恩寺舞楽

慈恩寺の参拝は、

JR左沢線は本数が少ない
東光坊そばで「板そば」がおすすめ
特別拝観のときはラッキー

2020年10月の慈恩寺への参拝記。
参拝時期は幸運にも特別拝観中。慈恩寺の誇る寺宝を拝観することができました。
ご覧ください。

慈恩寺について

■名称:瑞宝山 本山慈恩寺(ずいほうざん ほんざん じおんじ)
■宗派:
慈恩宗
■所在地:
山形県寒河江市慈恩寺31

慈恩寺はこんなお寺

京都より移入された仏像群

本堂・薬師堂に安置されている仏像群は圧巻。本山慈恩寺は、山形県寒河江市の台地に佇む古刹。

みちのくのこの地に、平安・鎌倉時代の仏像群がこんなに残されているなんて、驚き。

藤原氏権力を背景とする京文化

かつて、摂関家藤原氏の荘園「寒河江荘」があった地。藤原氏の権力を背景として京文化がもたらされる。慈恩寺の仏像群は、その時代に当時の中央である京都より移入されたもの

慈恩寺の寺宝の素晴らしさと豊富さは、平泉と較べられるとか。

中尊寺金色堂

平泉といえば、中尊寺金色堂

薬師堂の十二神将

なかでも、薬師堂の十二神将は圧巻。ズラリと並ぶと壮観。ユニークな表情とポーズの神将。

慈恩寺の十二神将の4体

人気のためか、博物館などに貸し出すこともあるようで、十二体すべて拝めれば幸運かも。

慈恩寺舞楽

慈恩寺舞楽:毎年5月5日に奉納

一子相伝で、いまは3代で待っているとのこと。「一子相伝」ときくと、なんだか緊張する。受けつぐ子のプレッシャーも相当なものだろう。本堂内部には一切経会での舞楽の写真が展示されています。

慈恩寺舞楽

五木寛之先生「百寺巡礼」

慈恩寺は、【第68番】。第七巻 東北編 に掲載されています。

 

慈恩寺の参拝記

訪問時期:2020年10月

大阪から東京経由で山形へ。
JR左沢線の本数の少なさにヒヤヒヤしながら参拝しました。

東京駅東北新幹線改札口

東北新幹線

■東北新幹線
東京〜山形(つばさ)

はじめて乗車する、新幹線つばさ。のぞみのエコノミーと較べて驚き。これ、グリーン車じゃなくて?

新幹線つばさの広いリクライニングシート

田舎の景色を楽しみます。

新幹線つばさからの車窓

トンネルの多い「のぞみ」と違って、田園風景を楽しめた。

JR山形駅に到着

乗ってきた「つばさ」の凛々しいお顔。

新幹線つばさ

山形駅構内には、レゴでできた新幹線がありました。

レゴで作った新幹線模型

山形駅前は近代的。宿泊予定の駅前のホテルにスーツケースを預ける。

朝のJR山形駅前

JR山形駅を出発

慈恩寺へ。山形駅が始発です。

■JR左沢線(あてらざわせん)
山形駅~羽前高松駅

JR左沢線と電車

注意点は、

左沢=あてらざわ。難読
本数がものすごく少ない

通勤時間帯の朝と夕はそこそこ本数がありますが、現地で観光をしようと考えるとタイミングが難しい。

今回は、これで行きました。

 ■JR左沢線
09:19 山形駅
09:58 羽前高松駅
<慈恩寺参拝+観光 3時間>
13:00 羽前高松駅 出発
13:29 山形駅到着

羽前高松駅に到着

慈恩寺の最寄り駅、羽前高松駅。

JR羽前高松駅のホーム

時刻表を再度チェック。うん、少ないね。

JR羽前高松駅の時刻表

駅前には,何もない。

JR羽前高松駅と大木

バス停は駅前すぐにありました。本数は電車よりも少なかった。

羽前高松駅前のバス停とベンチ

本山慈恩寺へ歩く

■羽前高松駅から徒歩20分

慈恩寺を出たらすぐ、適宜案内板が出ているので迷わない。

慈恩寺への道と案内板

地下道

本山慈恩寺への案内板の指示に従い、地下道へ。

地下道入り口

地下道と階段

寒河江川を渡る

地下道を出たら、橋をわたって寒河江川を越える。

寒河江川にかかる橋

寒河江川にかかる橋

ちょっと天気が悪い。寒河江川って大きい河川なのね。

小雨の寒河江川

さくらんぼの木

ここ寒河江市はさくらんぼの産地で有名。さくらんぼ園を通り過ぎる。

果樹園の横の道

実はなっていない。可愛い実をつけているところを見てみたいな。

キャベツ畑や田んぼもとおりすぎる。

キャベツ畑

のんびりした田舎です。

田んぼと稲穂

建設中の慈恩寺ガイダンス施設

建設中の建物は、慈恩寺のガイダンス施設ですって。

工事中の慈恩寺ガイダンス施設

2022年春に「慈恩寺のガイダンス施設」が完成するのだとか。建築中でもわかる、立派な建物。

工事中の慈恩寺ガイダンス施設

慈恩寺参道入り口

慈恩寺のノボリを見つけた。慈恩寺への目印。

本山慈恩寺の参道入り口とのぼり

JR羽前高松駅からここまで、ずっと平地でした。ここからは坂道を登りっぱなしです。田畑を見下ろす。

本山慈恩寺の参道から見下ろした田園風景

慈恩寺の七不思議

みかけた案内板にてお知らせされていた「七不思議」。なんだそれ?

慈恩寺の七不思議の説明

慈恩寺の境内をはるか超えた場所も対象となっていたので、今回は挑戦を諦める。電車に乗り遅れたら、やってみよっと。

慈恩寺に近づいてきた。

慈恩寺の参道と案内板

「下乗」の案内板

本山慈恩寺の参道前の「下乗」の案内板

■下乗とは
ここからは、身分を問わずに乗り物からおりて、自分で歩いて参拝しなさい、という意味。結界や聖地を示す標

最初から歩いているコムギには関係ありませんでしたね。お寺めぐりでは、地べたを歩いていることがほとんど。

見上げると、群生する彼岸花。奥に見えるのは最上院。

最上院と彼岸花

慈恩寺に近づいてきた。

本山慈恩寺の参道

山門と石段

慈恩寺の山門に到着。杉に囲まれている。

本山慈恩寺の山門と石段

山門

石段を登りきると,立派な山門。

本山慈恩寺の山門

この山門は、慈恩寺舞楽の際は楽屋になるのだとか。

本山慈恩寺の山門

仁王像が護っている。

本山慈恩寺の山門の仁王像 本山慈恩寺の山門の仁王像

境内からふりかえって山門をみる。

本山慈恩寺の山門

画になる。

拝観料

本山慈恩寺の拝観料案内板

■慈恩寺
拝観料¥700(特別拝観¥900)
境内散策、参拝は無料

ただいま特別拝観中。拝観料900円は、なかなかの高額。ですが、その価値がある

慈恩寺の寺宝は素晴らしい。ボランティアガイドの方のお話も興味深かったです。

本山慈恩寺の本堂と石段

慈恩寺の境内

ほどよい広さ。特別拝観のためか、もともと人気なのか、参拝客が多かった。

本山慈恩寺の本堂と境内

手水鉢

屋根の「舎」がないスタイル。珍しい。

本山慈恩寺の手水鉢

本堂は、団体客で混雑していた。参拝だけ済ませてから、先に薬師堂を拝観することにした。

本山慈恩寺の本堂と拝観を終えた人々

薬師堂

本堂の東側に立つ薬師堂。この質素なたたずまいのお堂からは想像できないほど、洗練された仏像群が並んでいます。ガイドのかたに案内していただきました。

本山慈恩寺の薬師堂拝観入り口

薬師三尊像

薬師如来、脇侍の日光菩薩と月光菩薩。

慈恩寺の薬師三尊

木造十二神将立像

十二神将は本尊の薬師如来をお護りする。

これって国宝じゃないの?

ズラリとならぶ十二神将。自分の干支を探そう。表情がユニークで、躍動的な動きも楽しい。

慈恩寺の十二神将の4体

美術館や博物館の特別展などの要請を受けて、神将が”出陣”するときもあり、十二体すべて揃わない時期もあるのだとか。十二体すべて拝めれば幸運!ガラスケースなしで間近で鑑賞できて楽しい。保存も大変そう。

申神将にときめく

いちばんズキュンときたのは、神将。

ウィンクしてる。
矢を持ってる。
キューピッドなの?

慈恩寺の申神将

寺めぐりをすること数年、いままで、とくべつに仏像などに夢中になることはなかった。

けれど、この十二神将像、めっちゃ好み。

慈恩寺の申神将

2020年版・慈恩寺の案内冊子の表紙。納得!

寺巡りを始めて以来、「自宅に連れて帰りたい」と初めて思った。
フィギュアがあったら、買ってた。
私が前澤友作氏ならば、原寸大模像を仏師に造ってもらう。で、豪邸の玄関に安置する。それは難しそうだから、せめて、また慈恩寺に来よう。

てか、大阪に”出陣”して!京都でもいいよ。

本堂

壮大な茅葺屋根。森の中に埋もれず堂々としている。

本山慈恩寺の本堂

こちらも見どころたっぷりです。ボランティアガイドの方が説明してくださいました。

天女奏楽図

慈恩寺の天女奏楽図

菩薩坐像

とても小ぶりな像でした。

慈恩寺の菩薩坐像

坐像というだけでもめずらしいのに、伺った特別展「悠遠なる平安の美仏」では、”まるで飛んでいるかのような”「ご来迎」スタイルで展示されていた。その美の感性に感激。思わず手を合わせちゃう。

腕は欠損しているけれど、きっと合掌されているんではないかしら。そんな姿が目に浮かぶ。この「欠けている美」は、ミロのヴィーナスを連想させる。

ミロのヴィーナス

郷目貞繁筆絵馬

慈恩寺の郷目貞繁筆絵馬

走り出しそうな馬の絵。

御朱印

本堂の納経所で御朱印がいただけます。

慈恩寺の御朱印

三重塔

境内をくだって、三重塔へ。本日はご開帳されていなかった。

本山慈恩寺の三重塔

これにて参拝終了。

蕎麦店・東光坊そばへ

境内を案内してくださったボランティアガイドの方にお勧めしてもらった蕎麦屋さん、東光坊へ。山門からでて坂道をのぼっていき、分かれ道付近にありました。

東光坊そばの外観

看板は出ているけれど、民家っぽい。実際に1階では生活されているよう。

東光坊そばののれん

2階にあがり店内へ。ど田舎の親戚のおうちに遊びに来たような店内。褒めています。

東光坊そばの店内のだるま

飲食店ぽくないけれど、畳で足を伸ばせるしとても寛げます。

東光坊そばの店内でそばを待つ男性

山形名物・板そば

蕎麦の香りはあまりしないかな?でも美味しいです。

東光坊そばの板そばと薬味とサービスの付け合わせ 東光坊そばの板そば

東光坊そば
板そば ¥1,100

ここ東光坊そばは、無料サービスで付け合わせをいただけます。これが美味しいんだな。

東光坊そばのサービスの付け合わせ

山菜の天ぷら、炊き合わせ。
デザートはシャインマスカット。
蕎麦湯も出てくる。

地元の人で店内はすぐに満席に。山形の蕎麦屋めぐりをしていると、ライダー男性も来店。とても人気店だった。

地元客で賑わう東光坊そば

JR羽前高松駅まで歩く

来た道を戻る。絶対に電車に乗り遅れられない。走ります。いつも走っている。

彼岸花と慈恩寺の参道

なんだか雨が降りそう。

慈恩寺までの田舎道

雑草はたくましく、コンクリートから生えていた。

アスファルトから茂る雑草

JR羽前高松駅を出発

■JR左沢線(あてらざわせん)
羽前高松駅〜山形駅(山形行き)

JR羽前高松駅と電車

間に合った。遅れたら3時間半待ちだものね。

山形駅に到着

山形駅って,栄えているなあ。

山形駅前

慈恩寺 参拝後の観光

山形市内を観光しました。

・山形駅周辺は観光スポットが少ない
・観光スポットは閉園が早い

午後遅くから観光を始めると、見るべきところがあまりなかった。ただただ歩き回った。

文翔館

文翔館の外観と門 文翔館の中庭

霞城公園

山形城跡。公園でした。

山形城跡

山形城公園

金森酒店

歩いてばかりで、疲れた。名所は閉園しちゃうし。駅前のホテルへ戻る道で偶然に見つけた酒屋さん。店内に「角打ち」を見つけたので、もちろん飲みます。

出羽桜とグラス

山形の地酒とワインが安く飲めます。なみなみ注いでくださるのも嬉しい。

山形地ワインとボトル

夕食は山形郷土料理

角打ちにてご一緒した地元の方々にお勧めされた「居酒屋伝七」で山形郷土料理をいただく。これが、もう大当たり。

エビとマグロのお刺身

料理のお名前はわからないのもあったけれど、関西人のコムギには馴染みのないお料理はすべて美味しい。

おまかせセットがあって、いろいろ少しずつ出してくれます。

山形の郷土料理おつまみ

旅行らしい食事をいただけて大満足。

おしまい。

参拝を終えて

慈恩寺の仏像群は本当に圧巻でした。こんなに間近で、しかもガラスなしに鑑賞できるなんて。

みちのくの地で、京文化を感じる仏像群に会えます。

慈恩寺の建つ寒河江市は名物がいっぱい。
・山形名物の「板そば」
・寒河江名物「さくらんぼ」

山形観光としても存分に楽しめますよ。

五木寛之先生の「百寺巡礼」掲載箇所

慈恩寺は、【第68番】。第七巻 東北編 に掲載されています。

 

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