島根県

津和野 1day観光 ”山陰の小京都”をめぐる

 

掘割を泳ぐ鯉たち

津和野
自転車でめぐる

津和野を、
レンタサイクルでめぐる。

訪れたところ
  • 乙女峠マリア聖堂
  • 永明寺(百寺巡礼)
  • お食事処 みのや
  • 太皷谷稲成神社
  • 津和野城跡
  • 西周旧跡
  • 鷲原八幡宮流鏑馬馬場
  • 森鴎外記念館
  • 殿町通り
  • 〆にうずめ飯

津和野に到着

津和野駅駅舎

早くに着いても、寒いだけ。お店も空いていないし。コンビニもない。

待合室は、空いている。

津和野駅待合室

晴れているけれど、朝の津和野は、めちゃ寒い。

D51車両

駅前にはD51車両が展示されている。

津和野駅前のD51

ここ津和野は、SLやまぐちの終着駅。観光シーズンに走るのだとか。

散策スタート

レンタサイクル屋の開店時刻までまだ時間がある。とにかく寒いよう。歩いて熱をつくりださなくちゃ。

津和野の街並み

「山陰の小京都」津和野。早朝の街並みを楽しみながら歩く。

津和野の街並み

店は開店していない。
けれど、それがまた風情がある。

源氏巻のお店

人通りがないから、仮想現実の世界にひとりで迷い込んだみたいな気分。

白壁の建物

懐かしい看板のお店も。
ちゃんと現在も営業されているみたい。

メガネのヤマダ

白壁の建物がならぶ通り。

酒蔵の道 酒蔵の道

古い瓦のお家。

白壁の道

芝桜も咲いていた。

ピンクの芝桜

乙女峠マリア聖堂

自転車を借りるまでに、駅から近いスポット「乙女峠」を目指す。踏切を越える。

踏切

乙女峠までは徒歩5分らしいが、山道。
距離は短いけれど、傾斜はキツイ。

乙女峠への道

乙女峠への道

きつい坂をのぼりきると、乙女峠マリア聖堂。

乙女峠の標識

乙女峠マリア聖堂

ここ津和野は、キリシタン殉教の地。迫害にあったキリシタンは津和野に収容された。

殉教者とマリア様の像

殉教者の像まであるのが驚き。

マリア像と殉教者

広場は静か。歩いて下る。

乙女峠への道

常光寺

乙女峠マリア堂をくだりきったら、常光寺さん。お地蔵さんたち。

お地蔵さん

お地蔵さん

屋根の瓦が印象的。

瓦

ここ常光寺から、津和野駅ホームはちょうどまん前。ですが、駅広場に行くには迂回して踏み切りを渡らねばならないのです。

電車と津和野

陸橋をかけちゃえば良いのにと思うけれど、大金はたいて橋をかけるほどの需要はないのだろうな。

津和野駅線路沿いの道

駅前でレンタサイクルを借りる

駅前のレンタサイクルショップ「かまい」で自転車を借りる。

貸し自転車のかまい

荷物を無料で預かってくれます。1日利用で¥800。

貸し自転車のかまいの内部

今日の相棒

電動ではない自転車でも、津和野散策には問題はなかった。

貸し自転車

自転車でスイスイ!

ここ津和野の町は都市ガスではなくプロパンガスみたい。ガス代高いのだろうな。

プロパンガス交換

ふたたび踏み切りごえ。

踏切と青い空

覚皇山 永明寺

百時巡礼の札所、永明寺へ。

永明寺への道

永明寺の山門

山門の存在感よ!

森鴎外こと森林太郎の墓

明治の文豪・森鴎外のお墓が、ここ永明寺にあります。いろいろな肩書は捨てて死ぬときは「森林太郎として死にたい」と故郷に墓を残すことを望んだ森鴎外。

森林太郎の墓

望みどおり、本名「森林太郎」の墓とのみ刻まれた墓があります。周りには森家のお墓も。

永明寺の寺宝館には、その旨かかれた遺書が保存されていた。

森鴎外の遺書

本堂は工事中

令和3年いっぱいは、工事が続くよう。本堂前の庭は、瓦が積み上げられている。

永明寺の本堂と瓦

お寺の補修修理って大変そうだ。高そう!

中庭も工事中の足場が組まれていてちょっと残念。

永明寺の庭

緑と紅の木々が水面に映っている。綺麗。

永明寺の池の水面

秋葉堂にたどり着けず

地図に載っているのに、たどりつけない「秋葉堂」。転げ落ちそうなので途中であきらめる。諦めたところで見下ろした本堂とお庭。

永明寺の庭を上から

良い眺めだけれど、怖かった。
通る人がいなく山崩れもあって、秋葉堂への道は消失したそう。道ってなくなるのね。

お墓エリアには謎のオレンジの苔。

ツブダイダイゴケの生えたお墓

ツブダイダイゴケっていうんだって。

ツブダイダイゴケ

お食事処 みのや

永明寺で会った女性におすすめしてもらった食事処。なんだか旅行っぽいじゃないのー。

みのや外観

■お食事処 みのや
島根県鹿足郡津和野町後田イ751
Googleマップ
食べログ

本日はじめての食事。「山陰の小京都」というヴィジュアル面でも、合格

店内も風情があります。

みのやの室内

しこたまうどん

しこたまうどん」は、みのやさんの「トッピング全部のせ」に相当。山菜、お肉、お揚げ、など。柚子も。

みのやのしこたまうどん

多種類の具財がのっているのにケンカしない。うどん麺は柔らかめ。優しいおだしが、おいしいな。

ふき飯のおにぎり

みのやでは、ふき飯が有名らしい。名物・ふき飯のオニギリ。

みのやのふき飯おにぎり

甘辛く煮たふきの混ぜ御飯。こりゃ美味しい。

ふき飯おにぎり

混ぜたら完成する「ふき飯のもと」も販売されていたけれど、自宅では発芽玄米を食すため買って帰らず。

草だんご

人気らしいので注文。だんごはモチモチしていて美味しい。

みのやの草だんご

さすがに食べ過ぎておなかがパンパン。
自転車で津和野を走る。町全体がレトロな雰囲気があるなあ。

津和野の道路

廃ビルや廃墟も多い。

廃ビル

白壁

平日昼間だからか、人気も少ない。交通量は予想よりも多い。

津和野の道路と山

津和野川沿いの道も気持ちいい!

津和野川沿いの道

山桜も咲いている。モリモリしていて可愛らしいな。

津和野の八重桜

太皷谷稲成神社

赤い稲荷が連なるのが見える。

太皷谷稲成神社の千本鳥居

神社麓まですぐアクセスできる自動車道もありますが、ここは”千本鳥居”をくぐらねば。

千本鳥居

自転車を止めて、歩いて麓から鳥居をくぐります。

太皷谷稲成神社の入り口

鳥居は1,045本あるそうな。ほんとう?

太皷谷稲成神社の千本鳥居

太皷谷稲成神社の千本鳥居 太皷谷稲成神社の千本鳥居

お稲荷さんの置物。かわいい。

おいなりさんの置物

太皷谷稲成神社
拝殿・本殿

お供えは油あげ

さすがおいなりさん!油揚げのお供え。

お供えお揚げ

油揚げも売っているよ

奉納用の油揚げは、駐車場まえの売店で販売されていた。私が訪れたときは開店しておらず、無人販売でした。

お供えお揚げ

下りも千本鳥居をくぐる。

太皷谷稲成神社と津和野川

津和野観光リフト

次は津和野城跡へ。楽してリフトに乗ります。がんばらないぞ。

津和野城観光リフト乗り場

約5分ほどで頂上へ到着。リフトって楽しい。

津和野城観光リフト

リフト乗り場から本丸へ

リフト乗り場から本丸まで往復40分ほど。

津和野城跡の階段

アップダウンは少しあり。

津和野城跡本丸への道

閉鎖されている道もあり。

津和野城立ち入り禁止

簡易遊歩道が出来ているけれど、こういう道のほうが、むしろ怖いわ。

津和野城跡への通路

津和野の町を見下ろす。良い眺め。

津和野城跡からの景色

出丸(織部丸):入場不可

進入禁止だった。なぜだろう。

津和野城出丸

望遠で撮影して見たけれど、なにか崩れているっぽいからかな?

津和野城出丸

本丸へは、まだ歩く。

津和野城本丸城跡への看板

見上げると、石垣が。

津和野城の石垣

本丸

頂上は本丸跡。

津和野城本丸跡地

眼前には津和野の町がひろがります。良い眺めじゃ。殿様の気分。

津和野城本丸跡地からの眺め

ベンチもある。お天気もポカポカ。「腹の皮突っ張れば眼の皮たるむ」。ベンチでお昼寝しちゃった。

津和野城本丸のベンチ

気持ちよい~。朝はやかったもんね。

津和野城本丸跡地からの眺め

山の中のお城って、好みかも。山要素が強いからかな!?

津和野城本丸跡地からの眺め

立派な石垣が残っている。

津和野城本丸の石垣

足元の瓦に注目

二の丸では、足元がゴツゴツ。

瓦

石ではなくてだった。

瓦

この瓦、なんと江戸時代以前の瓦なんだって。リフト乗り場で係員のかたに教わりました。

2,300年程度では、割れこそはすれど、土には戻らないものなのね。

リフトで下る

帰りも楽ちんに、リフトで移動。

津和野城の観光リフト

見下ろすと徒歩ルートが見える。くだりだけでも歩けばよかったかな?

津和野のハイキングルート

ふたたび自転車で移動。

津和野城からの道

予想外なことに、津和野城跡で長居してしちゃった。もう14時すぎていて、お昼ご飯を食べ損ねちゃった。ぐぬぬ。

津和野の道路

西周旧跡

田んぼの中にたたずむスポットに眼が留まる。観覧自由なので見学。

西周の旧住居

西周ってどなた?

西周(にしあまね)
明治文化の功労者。哲学界の先駆者。
「哲学」という言葉を創った学者

めっちゃ凄いお方だった。
自宅に「積ん読」していた、この本にも載っていた。

族哲学用語図鑑

このお部屋で思索にふけったのかしら。

西周の旧住居

ふたたび自転車で走る。

津和野の道

鷲原八幡宮流鏑馬馬場

流鏑馬神事が行われる鷲原八幡宮へ。

鷲原八幡宮の鳥居

境内前には、流鏑馬馬場があります。

鷲原八幡宮流鏑馬馬場入り口

長い一直線のダートが続く。

鷲原八幡宮流鏑馬馬場のダート

こんなに長い一直線の道をつくるなんて、広大な敷地がないと無理だよな。

鷲原八幡宮流鏑馬馬場

いつか流鏑馬を、見学できるかな。

ここで折り返し。津和野駅へ引き返します。

津和野川沿い

津和野川

川沿いの道を走る。気持ちいい。

津和野の田舎道と自転車

可愛いお花。どなたかが手入れしているのかな。

ピンクと青の花

森鴎外記念館

津和野が生んだ偉人、森鴎外記念館にも立ち寄り。

森鴎外記念館の入り口

森鴎外について、持ち合わせている知識はこれくらい。

・舞姫の作者
・医者であり文豪

果たして楽しめるのかしら?ちと不安。

でも、ここまできたのだし、津和野は森鴎外を推しているし、お墓まいりまでしたんだし。せっかくだから入場です。

森鴎外の銅像

記念館はモダンな建物

モダンな建物。

森鴎外記念館の庭

やっぱり勉強不足だった

展示は、森鴎外に詳しくない私には初めて知ることも多かった。それゆえ、関連本の展示を見ても「ふーん」くらいしか思わなかった。威厳のある軍服は、さすが軍医のトップだなと思いました。感想は、以上。

森鴎外記念館

館内からは、さっき登ってきた津和野城の石垣が見える。

森鴎外記念館から見える津和野城の石垣

森鴎外旧宅

博物館前には森鴎外旧宅跡。

森鴎外旧宅のチケット

これまた「ふーん」という感想しか浮かばない。

森鴎外旧宅

思い入れのある偉人でないと、なかなか楽しめないものですね。私には日本史を楽しむ素養が足りていない。精進せねば。

森鴎外旧宅の室内

やばい!
ここで、津和野の観光時間リミットが1時間を切ってしまった。

津和野のシンボル
殿町通り

あわてて津和野観光。
白壁の土塀が続く殿町通り。

殿町通り

津和野のシンボルのこのエリア、”山陰の小京都”らしさ満点。
なのに、もう津和野観光での残り時間は1時間も切っている。
われながら偏った観光プランだわ。

掘割を泳ぐ鯉たち

「掘割とは、地面を掘ってつくった水路のこと。この掘割をたくさんの鯉が泳ぐ。

掘割を泳ぐ鯉たち

画になる。

掘割を泳ぐ鯉たち

とりあえず、見たぞ。津和野観光は、おさえたぞ。

カトリック教会:工事中

むむむ。

津和野のカトリック教会

あわててお土産を購入

和菓子処 三松堂 にて津和野の銘菓を買う。

和菓子処 三松堂 支店 菓心庵

あわてておみやげを購入。津和野名物の和菓子・源氏巻。源氏巻は長いお菓子ですが、それを食べやすくカットし個包装にしたもの、「笑小巻」という商品を買いました。

笑小巻

会社で同僚に配るお土産にピッタリ。

白あんどら焼き「ふくしろ」をもらっちゃった。消費期限が近いからよかったらどうぞ、ですって。

ふくしろ

帰りのバスで食べました。

あっさり上品な甘さで、とても美味しい。こちらをお土産に買えばよかったな。

ふくしろ

古橋酒造株式会社

なんとも「小京都」な雰囲気の漂う酒屋さん。「初陣」の蔵元です。

古橋酒造株式会社 古橋酒造株式会社

津和野旅の〆に、
うずめ飯

津和野名物・うずめ飯を食べておこう。ふたたび、お食事処 みのやへ。

みのや

■お食事処 みのや
島根県鹿足郡津和野町後田イ751
Googleマップ
食べログ

津和野の食事処は、通し営業店舗は少ない。16時台に開店しているのは、朝食に訪れたみのやさん。いいじゃないか、同じ店に二度来たってさ。

うずめ飯セット ¥750

うずめ飯定食

食べ損ねていた、津和野名物・うずめ飯を食べる。

うずめ飯:
具財が”うずめ”られた白”飯”にお出汁をかけていただく料理。

うずめ飯

中をすくうと、ほら、具財が。優しいお味で美味しいよ。

うずめ飯の中の具材

16:55
自転車を返却

駅前のレンタサイクル屋にて、自転車を返却。預かってもらっていた荷物も受け取ります。

津和野駅前

津和野、良いところ。

NEXT:萩

高速バスに乗って、萩へ移動。
翌日は萩を観光。

 

春の山陰3日間

この旅のスケジュール

津和野

防府

湯田温泉

 

百寺巡礼

 

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