週末弾丸旅。
3日間で津和野・萩・防府・湯田温泉へ。
この記事は、2日目、
山陰の小京都・萩の1日旅行記。
気ままの理由は
- 萩城下町などの王道は外す
- ローカル喫茶店も楽しむ
- 夕食は2回食べる
自転車でめぐると、気ままに行動できるのでお勧めです。
前日に萩入り
前日に津和野から路線バスで移動し、萩入りずみ。
▼前日の津和野旅の記事
萩1day
9:13
ホステルを出発
寝すぎた。快晴。萩びより。
ホステルの建物はラブリー。
ホステルのある御成道は、萩ゆかりの偉人の銅像が並ぶ。
お店の前にも。
どなたか存じ上げない偉人もいた。
歩いて商店街を通過。
なんだか懐かしいタッチのイラスト。でもお店は現役みたい。頼もしい。
9:24
レンタサイクル
萩バスセンター前にて、レンタサイクルを借りる。
1日利用で¥1,000。
利用時間は18時まで。
めいっぱい乗るよ。
自転車が古いのはしょうがない。けれどお金をとるならば、もうちょっとメンテナンスするべきでは。
スタンドやペダルの金属部分は錆びていて、キイキイときしみ、音がうるさい。そして不安になる。ミャンマーの偽ブリジストン自転車を思い出しちゃった。
9:27
どんどん唐樋店
朝食は、うどん。山口のチェーンうどん店。横に本社があるので、こちらの唐樋店が本店っていうところかしら。
■どんどん唐樋店
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モーニングサービスの肉うどんと、小エビの掻き揚げを注文。美味しい。けれど、油っぽすぎたか。
9:53
長屋門珈琲カフェ・ティカル
食後のコーヒーを飲みに喫茶店へ。長屋門の奥にあるお店。
なんだ?この落ち武者は。
常連さんがひっきりなしに訪れていたました。
■長屋門珈琲カフェ・ティカル
山口県萩市土原298-1
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「カフェインが強めで、萩のものを」とお願い。
おみやげに、ドリップバッグも買いました。
店をでたら、道を阻む生き物が。
かわいい!
のびのび、警戒心ゼロ。
猫に気をとられちゃった。先をいそがねば。
本日の本命、百寺巡礼の札所・東光寺を目指します。
10:46
松陰神社前を通過
自転車だと、萩の移動はらくちん。萩の観光スポットの目玉の一つ、松陰神社は通過。
「維新ロード」をのぼります。
松陰神社から東光寺へ向かう道は上り坂がつづく。
10:54
片山東熊別邸跡
どなたですか?
片山東熊(かたやま・とうくま)
明治期に活躍した建築家。
代表作:赤坂離宮、東京国立博物館表慶館など
まだまだ、のぼるよ。いい天気。
道脇に、なんと登り窯を発見。
維新ロード沿いには窯元も多い。
10:55
玉木文之進旧宅
どなたでしょう?
玉木文之進(たまき・ぶんのしん)
吉田松陰のおじで、松下村塾を開いたのが玉木文之進。
松下村塾はここから始まった。無料で観覧できる。
それにしても、よい天気。余生は、穏やかな縁側のある、こんな日本家屋でのんびり過ごしたいものだわ。
■玉木文之進旧宅
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11:06
護国山 東光寺
百寺巡礼の札所、東光寺に到着。維新ロードのゴール地点にあります。この萩旅でのいちばんの目的。
■護国山 東光寺
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東光寺は黄檗宗のお寺
中華テイストが漂うのが黄檗宗の特徴。
木魚
木魚の方となる「魚板」がある。口にくわえているのは”煩悩”。
圧巻!毛利家墓所
東光寺には、毛利家の奇数代藩主のお墓があります。その墓所は圧巻。
石塔の数!
主君の墓と鳥居の参道のまえには、石塔がずらりと並ぶ。
長州藩では殉死を禁じており、藩主がなくなったら(殉死せずその代わりに)石塔を奉納したのだとか。
お墓=主君、
石塔=部下たち。
整然と並ぶ石塔は、兵馬俑を彷彿させる。
死んだ主君に仕えるという意味では兵馬俑とおなじだよなあ。
シャガの花が咲いていた。好きな野花です。名前をやっと調べたので、記しておく。
12:30
おトクに萩焼を買う
東光寺門前の陶器ショップに立ち寄り。
窯元直売のお店は数多ある。このお店は、軒先に値段を明記してワゴン販売をしていたので、気軽に立ち寄れたから。
結局、買っちゃってるけどね!
お買い上げした萩焼
青のお皿が使いやすそうで、手頃な値段だったので、お買い上げ。
・青のお皿 ¥1,600
そのほか、お土産用の萩焼でよく目にする、「曜変」の茶碗も買いました。
12:55
川沿いの道を下る
陶器ショップの店員さんに教えてもらった川沿いの道をくだる。桜の季節はとても綺麗なのだそう。
松陰神社の敷地を囲む白壁沿いを、下る。
13:00
松陰神社・松下村塾
■松陰神社
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萩生まれの偉人、吉田松陰を祀る神社。
境内には、近隣の高校の美術部生徒による特大絵馬がが掲げられていた。部員みんなで描いたのかな。青春だね。いいね!
松下村塾
境内には、吉田松陰が教鞭をとった松下村塾もあります。
無料です。
ま、覗くだけだけど。
藤の花が満開。
藤といえば鬼滅の刃を思い出す。2020年日本の救世主。
それにしても、藤の花って蜂がたかるよね。
13:35
伊藤博文旧宅
伊藤博文別邸
萩出身の偉人・伊藤博文の旧宅へ。
伊藤博文旧宅
2021年春、工事中のため見学できず。
■伊藤博文旧宅
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旧宅横の、伊藤博文像は見学できた。
なんだか威厳にかけるビジュアルだな。これで良いのか!?
伊藤博文別邸
別邸は見学可能。
またまた、居心地の良いお屋敷だった。そりゃ、良いところに住むよね。
楽しめたのは、書籍コーナー。円卓の上にズラリと関連本がならぶ。
アルバムにまとめられた伊藤博文の生涯が興味深い。偉人伝ではあるけれど、ひとりの人間としてのアルバムをのぞいているかんじ。
日清講和条約締結@春帆楼。
いつか春帆楼でフグを食べてみたいな。高いんだろうな。
上司は春帆楼で食事したことがあると言っていたな。いいなあ。
14:27
ホステルへ荷物おく
購入したお茶碗が重い。いったんホステルへもどり荷物を置きます。
14:31
萩城城下町
ホテルのある御成道からまっすぐ西へ進むと、萩城の城下町へ。
こちらのエリアは、観光客でおおにぎわい。
自転車を止めて観光です。
といっても、ダッシュで土産物店をひやかすのみ。
どの店でも似たような萩焼を売っていた。
観光スポット「菊屋家住宅」も外観を眺めるのみ。
どこまでも続く白壁。
石垣は、城下町の名残。
14:50
遊覧船に乗り損ねる
あー!
ちょうど遊覧船が出発したところ。
次の便まで時間があるから指月公園へ行ってくるといい。遊覧船乗り場の人が勧めてくれた。行ってみよ。
14:55
萩城跡指月公園
遊覧船乗り場から指月公園までは、すぐ。
自転車乗り入れOKです。大阪城みたいなものか。
有料エリアはあきらめ、お堀をまわる。
■萩城跡指月公園
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15:05
遊覧船待機するも他の客来ない
戻ってきたけれど、他の乗客が一向にやってこない。
経営が心配になるわあ。
タイミングの問題だと、良いのだけれど。
15:20
萩八景遊覧船スタート
他にお客さんが来ないため、なんと貸切運行になった。
船に乗るのは好き。でも萩の遊覧船は、他の観光地に比べるとインパクトに欠けるな。なぜだかわかった。それは、この遊覧船が通るのはお堀ではないから。
実際の内堀は土で埋め立てられていて、船が通るのは人工的に堀った川なのだそう。だから景観に風情がないのか。
でも、貸切なのでいいことがあった。船頭さんに、いろいろ教わる。
- 萩おすすめの食事処
- 毛利家墓所のある大照院
- 船頭さんの半生
団体だったら、そんな個人的なお話、できないもんね。地元の方とお話する機会に恵まれると、旅が豊かになる。
16:00
下船
下船したときには、iPhoneの充電切れ。あ〜あ。船頭さんと記念写真が撮れずにガッカリ。
16:15
萩焼を買う
乗船前におとずれたお店、コトコトへふたたび。
よくある典型的な萩焼というより、大屋窯のものなんど、ちょっとモダンなデザインが多い。
お買い上げした萩焼
コトコトでは、萩焼のお皿と「福」の箸置きを買いました。
東光寺門前のお店で買った曜変のお茶碗(¥3,000)に合わせて使えるものを選ぶ。
コトコトの喫茶コーナーも素敵だった。閉店は早く、喫茶は16:30ラストオーダーですって。
■コトコト(晦事)
山口県萩市呉服町2丁目32
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16:25
自転車で移動
レンタサイクル返却時刻は18:00。最後にひとっ走りするよ。目的は、海方面。
夏みかんの果樹園あり。
めっちゃ普通の道を通過。
海に向かうけれど、松本川沿いに進む。
たくさんの船が停泊していた。
時間帯のせいか、水面がグリーンだ。
約30分、普通自転車だけれどスイスイ楽しめた。
16:55
道の駅しーまーと
目的地である、道の駅しーまーと。
しーまーと内にある海鮮レストラン、「浜料理がんがん」がお目当てです。
■道の駅 萩しーまーと
山口県萩市椿東北前小畑4160-61
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浜料理がんがんで豪華海鮮丼を食べる
船頭さんにオススメしてもらった「浜料理がんがん」。
隣接する市場で買ったお魚を調理してもらうことも可能だそう。(有料)。時間がないため、そして魚知識もないため、おとなしく既存メニューから注文。
特上海鮮丼 ¥3,500
ウニが板半分乗っている”特上”を注文。
船頭さんが「萩のウニは甘くて美味しいよ!ぜひ食べてみてね」と勧めてくれたもん。¥3,500の価値は、ある。
■浜料理がんがん
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しーまーとで萩みやげを物色
天然まふぐの生簀
なにこれ!斬新だわ。
ふぐの生簀は初めてみたわ。よこのがんがんで調理してもらえるってことかな?
吉田松陰ポテトチップ
これ、どこでも見かけた。人気のおみやげみたい。かさばるからパス!
夏みかんチューハイ!
惹かれる!
板ウニ
萩で揚がったウニも格安で販売されていた。しまった、海鮮丼のランクをさげて、これを持ち帰ればよかったか??
セコいこと考えちゃった。
17:35
出発
自転車返却期限の18時が迫っている。なごりおしいけれど、シーマートを去る。
帰りも、行きと同じく松本川沿いの道を自転車で。日が暮れてきた。
JR東萩駅に寄り道。地味な駅だわ。当初、東萩駅前に宿泊するつもりだったけれど、やめてよかった。
萩橋を越えて、萩日バスセンター方面へ。
17:55
自転車返却
ギリギリで返却間に合ったー。
閉店しちゃってる!?と、焦ったよ。んもう。
18:00
美味しいコーヒーをいただく
コーヒー飲みたい。
カフェインを摂りたい。
適当にみつけた喫茶店へ。
こだわりの豆で淹れる、とても美味しいコーヒーで、嬉しい予想外。ゴクゴク飲むのが勿体無いね。ケニアのコーヒーをえらびました。
いいかげんな気持ちで入店してしまって、失礼しました。ご主人のコーヒー談義も楽しかったです。
■カフェジャンティーク
山口県萩市東田町18-4 ヤングプラザビル 1F
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大当たり!
小料理屋・小倉
昨日の夜の居酒屋選びは失敗したわ。「孤独のグルメが好きならば絶対に好きなはず」というレビュアーの意見に賭けて、小料理屋・小倉さんへ。これがオオアタリでした。レビュアーさんに感謝。孤独のグルメっぽさは、よくわからなかったけれど。
難易度の高い入り口
レビューでも見なければ、フラリと立ち寄るのに臆する、難易度の高い外観。ですが、お店は予約客で大にぎわいでした。
階段を上ったら、にぎやかな雰囲気でほっとする。
カウンターに着席
飛び込みで入れてもらえたけれど、予約客でカウンターは埋まった。
お料理はおまかせ¥3,000
手の込んだお料理、
品数もたくさん、
配膳もスピーディー!
とにかく百点満点。大将と女将さんとの会話も楽しい。
小鉢・お刺身
着席するやいなや、すぐに出してくれた小鉢とお刺身。
展開が早い!
鯛の子炊いたん
サザエ(麦味噌)
美味しい!これは、日本酒でしょ!
ビール党のコムギですが、熱燗にシフトチェンジ。
巻きずし
早い段階ででてきた太巻き。
締めにいただくので後回し。玉子焼きがおいしかったあ。
西京焼きと、蟹のなんかと、肉のなんか。料理名は不明。とても手がかかってる。
大きいサイズの茶碗蒸し
大好物の茶碗蒸し。大きめサイズででてきて嬉しい。フルフル。
蟹の身のお椀
蟹の身のお椀。上品なお出汁です。
特大アワビのお椀
小倉さん名物のアワビのお椀。
最初にサザエが出てきたから、今日はアワビは出ないもんだと思ったら、でてきた!だってそんなに贅沢食材がバンバンでてくると思わないじゃない?
アワビにかぶりつくのなんて、はじめてでしょ?と聞かれるけれど、中国・大連で経験済みデース!でも物価が違うもんね。このアワビ1品で¥3,000してもおかしくない大きさだった。
サザエの天ぷら
これって椎茸ですか?と聞いてしまった。サザエだった。めっちゃ美味しいよ!
サザエといえば、
・つぼ焼き
・刺身
でしょ?天ぷらなんて食べたことないよ!!
わかんなくて当然だよ!
また食べたいよ。
おまけ:ナマコの振り酢
お姉さんはお酒をたくさん飲んでくれたからサービスね!
飲んべえ限定のプラス一品です。飲んべえで良かったわ。
これまた、ナマコだと認識するまでに時間がかかった。
とても柔らかかったから。
ナマコって、コリコリした食感がウリな食べ物だよね??
なんでこんなに柔らかいだろう。
驚いていたら、タッパーで仕込み中のナマコを女将さんが見せてくれた。「振り酢」という調理法なんだって。詳細は、忘れちゃった。聞いたところで作れないんだけどさ。
デザート:夏みかんゼリーと苺
デザートまで手を抜かない小倉さん。萩らしいデザート。
大満足の、萩の夜となりました。
とってもオススメの居酒屋です!
■小倉
山口県萩市吉田町60
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帰路へ
良い気分で萩の町を歩いて帰る。
さすがに商店街も真っ暗だわ。
ホステル到着
食事が満足だと、ハッピーなきもちで眠れます。
萩の1日は、これでおしまい。
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