百寺巡礼

【百寺巡礼】第55番 観心寺 “北斗七星を祀る日本でただひとつの寺”

 

観心寺の金堂

百寺巡礼
56
観心寺

大阪府河内長野市、観心寺の参拝記録。

  • 北斗七星信仰
  • 楠正成公ゆかりの寺 
  • 3つの国宝3つ(金堂、木造如意輪観音坐像、観心寺縁起資財帳)

敷地は広大で、見どころたくさん。エネルギーが必要。拝観料にも納得。参拝には2時間は要する。

観心寺の広い境内

参拝した時期
  1. 2016年3月(西国三十三所巡礼)
  2. 2023年12月

観心寺について

基本情報

檜尾山 観心寺
ひのおさん かんしんじ
大阪府河内長野市寺元475
宗派:真言宗

観心寺はこんなお寺

楠正成公ゆかりのお寺

首塚がありました。

楠正成公の首塚

北斗七星信仰

立体曼荼羅「星塚めぐり」あり。境内をぐるりと一周するもの。

星塚めぐり案内図

本堂では、北斗七星関連の授与品をいただくことができます。

北斗七星の塩

北斗の塩

3つの国宝
金堂

金堂(国宝)

木造如意輪観音坐像のパネル

木造如意輪観音坐像(国宝)のパネル

所在地・マップ

所在地:大阪府河内長野市寺元475

観心寺へのアクセス(往路)

注意:訪問時(2023年12月)時点の情報です。

今回の移動手段

南海高野線及び近鉄長野線「河内長野駅」から南海バス小深線「金剛山ロープウェイ前行」か、小吹台団地線「小吹台行」に乗車、 バス停留所「観心寺」下車.

バスで移動:
河内長野駅前~観心寺

南海バス 小深線
320円
河内長野駅前〜観心寺

河内長野駅前

河内長野駅前

バスは駅前のロータリーから出発。

河内長野駅前の南海バス

観心寺

下車。

バス停前の南海バス

観心寺バス停は、交差点の手前だった。

交差点

バス停から観心寺までは、ゆっくり歩いて5分くらい。

門前には土産店やにゅうめんのお店などもありました。

門前のお店

お花が咲いていた。

桜

楠木正成像

門前の駐車場には、楠木正成の騎馬像。勇ましい。

楠木正成像

観心寺 
参拝記録

境内へ。

境内の石碑

大門(山門)

閉門まであと1時間ちょっとの夕方だけれど、参拝客はけっこう多い。

観心寺の大門

拝観料:300円

受付がある。御朱印帳を先に預けておく。

観心寺のみどころの多さと広大な敷地の管理を考えると、300円では申し訳ないくらい。

観心寺の受付

階段をのぼって金堂へむかう

金堂への階段

横道には美しい紅葉が。

紅葉の道

お花もきれい。

お花とお堂

道を逸れたくなるけれど、まずは参拝しなくっちゃ。

観心寺の階段と石灯籠

金堂

正面の朱塗りの建物が、国宝の金堂。

観心寺の金堂

これが国宝建築!

観心寺の金堂

弘法大師礼拝石

金堂前に鎮座するのは、弘法大師が座ったという礼拝石。

弘法大師礼拝石

お線香をあげて。

お線香

お線香

金堂

金堂内部は撮影禁止。

  • 荘厳な空間
  • 板壁に書かれた曼荼羅があった
  • 国宝・如意輪観音坐像は年一度の開帳なので拝観できず
授与品

北斗七星信仰の授与品をいただける。

北斗の塩

北斗の塩

北斗七星の塩

北斗の塩びんまもり

建掛塔

境内の中央に唐突にたっているのが、建掛塔。

建掛塔

建掛塔

楠木正成が三重塔を建立しようと建築に着工したところ討死してしまい、一重目を造り終えたところで工事が中止され、仏堂に改築されたもの

建掛塔

鐘堂

材木が立て掛けられていた。現役だよね?

鐘堂

鐘堂

弘法大師像

弘法大師像

御影堂

御影堂

御影堂

お砂踏み

大寺院あるある、「お砂踏み」がこちらにもありました。四国別格二十ヶ所。

お砂踏み

納骨塔

納骨塔

納骨塔

行者堂

行者堂

行者堂

石階段をのぼって
後村上天皇桧尾陵へ

ここからは宮内庁管轄。
自然と気が引きしまる。
パトカーをみてドキドキするのと同じ種類の心理。

後村上天皇桧尾陵への階段

結構、登る。

階段

後村上天皇桧尾陵

山奥なのに整然とした佇まいを保っているのは、さすが宮内庁管轄だ。

 後村上天皇桧尾陵

階段をおりて下山。

開山堂(本願堂)

どんだけ、ひろいんだよ。
金堂とは逆側に進むと、立派な開山堂。

開山堂

楠正成公の首塚

開山堂の奥にひっそりと、首塚がありました。

楠正成公の首塚

後村上天皇桧尾陵とスケールは変わらない?

楠正成公の首塚

新待賢門院の墓

後村上天皇の母、新待賢門院の墓。

新待賢門院の墓

阿弥陀堂

阿弥陀堂

阿弥陀堂

梵字の絵馬。

梵字の絵馬

弁天堂

弁天堂

弁天堂

霊宝館へ

石階段をのぼって後村上天皇桧尾陵へお参りしたり、楠正成の首塚にいったりだいぶん歩いたけれど、それでもまだ観心寺のみどころの3分の1にすぎない。

宝物拝観すべく、霊宝館へ向かいます。

霊宝館への道

石畳の道

道の脇には、石像が点在。

小さな石像

落ち葉に埋もれている。

小さな石像と紅葉

石畳の突き当たりは、恩賜講堂。

恩賜講堂

恩賜講堂

ここには入れません。

霊宝館

霊宝館の建物

内部は撮影禁止。

  • 嵯峨天皇による「観心寺」の扁額
  • 仏像

牛滝堂

* 牛滝堂

牛滝堂

星塚めぐり

北斗七星如意輪曼荼羅となっている、七つの星塚をめぐります。

星塚めぐりの立て札

厄除開運のご利益があるのだとか。

星塚めぐり案内図

暗くなりそうなので、急いでまわる。
観心寺、めっちゃ歩きます。

星塚一番
貪狼星(子)

樹木をとりかこむ朱塗りの柵。

貪狼星

周りには、赤いノボリ。

貪狼星

ここで合掌・礼拝するのね。
ルール、把握した。

星塚二番
巨門星(丑亥)
星塚二番巨門星(丑亥)

星塚二番 巨門星(丑亥)

星塚二番巨門星(丑亥)

星塚二番 巨門星(丑亥)

星塚三番
禄存星(寅亥)
星塚三番禄存星(寅亥)

星塚三番
禄存星(寅亥)

星塚三番禄存星(寅亥)

星塚三番
禄存星(寅亥)

三番から四番目の移動は、登り坂。

登り道

裏から見た国宝・金堂。

裏側からみた金堂

薄暗い道を歩く。

道

かなり登った。星塚めぐりは、ハイキング系参拝。さすが役小角開創のお寺。

裏側からみた金堂

星塚四番
文曲星(卯酉)

星塚四番 文曲星(卯酉)

星塚四番 文曲星(卯酉)

こちらから見える紅葉とお堂が綺麗だったな。
ご利益だけでなくご褒美もある、星塚めぐり。

紅葉とお堂

星塚五番
廉貞星(辰申)
星塚五番廉貞星(辰申)

星塚五番
廉貞星(辰申)

星塚六番
武曲星(巳未)

星塚のなかで、もっとも急峻な崖にたつのが六番。

星塚六番武曲星(巳未)

星塚六番
武曲星(巳未)

近づけないので、望遠モードで撮影。

星塚六番武曲星(巳未)

星塚六番 武曲星(巳未)

供養塔の裏手にでてきた。

供養塔

階段を下る。

階段を下る

星塚七番
破軍星(午)

これが七番。

境内のまんなかに鎮座する。

星塚七番 破軍星(午)

破軍星

年間4,000円でのぼり旗をおまつりできるそう。

のほり旗四千円

トータル20分くらいだったかな?

観心寺の境内

橋をわたる

拝殿からかかる橋を渡る。

橋

訶梨帝母天堂(鎮守堂)

鬼子母神のお堂。こちらにて、参拝終了。

観心寺の訶梨帝母天堂

17:00の閉門時刻ギリギリで参拝終了

人がいない。

石段

めっちゃ歩いたし、寺宝も拝めて、かなり濃密な拝観となりました。

観心寺の山門

観心寺からの復路

バスで移動:
観心寺〜河内長野駅前

南海バス 小深線
320円
観心寺〜河内長野駅前

きた道を戻る。公衆電話をみかけて、なんだか嬉しい。

公衆電話

いきなり、暗くなってきた。もう12月だもんね。

薄暗い交差点

バスで移動:
観心寺〜河内長野駅前

南海バス 小深線
320円
観心寺〜河内長野駅前

観心寺(バス停)

観心寺(バス停)

河内長野駅前

河内長野駅前

もうすっかり夜。

河内長野駅

おしまい。

五木寛之著『百寺巡礼
掲載箇所

第六巻 関西 に掲載されています。

 

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