島根県

【隠岐】焼火神社 〜山合いに鎮座する航海安全の神を詣でる

 

窓から見える島前カルデラ

隠岐・西ノ島の焼火神社へ参拝。
電動自転車に乗って由緒ある古社へお参りしてきました。

自慢:参道で宮司さんと出会い社務所でお話を伺う。素敵な時間をすごせました。

隠岐4日旅のなかでも、とっておきの出来事。

焼火神社へのアクセス

隠岐・西ノ島の焼火山(たくひざん)の山あいにあります。

 

参道までは、電動自転車で行きました。

焼火神社(たくひじんじゃ)
参拝記

電動自転車をレンタル

別府港すぐそばの西ノ島観光協会にて電動自転車を1日レンタル。

電動自転車

電動自転車レンタル
1日利用 ¥3,000 +保険料 ¥200

別府港(観光協会)スタート

1日西ノ島をめぐる予定。最初の目的地として焼火神社へ。

焼火神社への道

こちらの分岐からは上り坂が続く。
焼火神社は焼火山の山あいにある。平成5年に舗装整備されるまでは、歩いてお参りしていたのだとか。

焼火神社への道と自電車

きつい坂道に、電動自転車のバッテリーは早くも80%に!
でも、いまこそバッテリーの使いどころ。

バッテリー残量

焼火神社参道入口

参道入り口に到着。

自転車をドコに停めたものか悩む。「ここに停めてかまいませんよ」と少し先に到着していた紳士が声をかけてくださる。

入り口と電動自転車

「ここから神社まで15分ほどさらに上りますが、コツは、ゆっくり歩くこと!」助言もいただく。心得た!

参道を進む前に説明板を読む。

焼火神社の説明板

ここ焼火神社の参道入口は、焼火山への登山口でもあるのね。

焼火神社の説明板マップ

竹杖が置いてありました。
山道用というよりは、「マムシ除け」の用途だって。

竹杖

参道を上り始める

奥の階段へ。

焼火神社の参道入り口

ここから神社本殿まで約15分。うち10分は上りで、残り5分は平坦な道。

焼火神社の参道の階段

景色が開けたところで、さきほどお話した紳士と再会した。隠岐の地形について教わる。

ここから見えている海は「島前カルデラ」、かつてのカルデラで、温暖化による浸水で内湾になったところ。

穏やかだなあ。

島前カルデラ

地元の方ですかと尋ねたところ、なんと焼火神社の宮司さんでした。ありがたく一緒にのぼらせていただく。

焼火神社の参道の階段

お話しながらだったので、のぼりのきつさもかんじず、あっというま。

島前カルデラ

平坦ゾーンに入る。

焼火神社の鳥居

狛犬も。

焼火神社のの狛犬

木々の合間からのぞく紅葉。

紅葉づいた山

立派な石垣。

石垣

石垣の奥に経つのは社務所。
建て替えまえ、社務所はこの石垣いっぱいまでの大きな建物だったそう。いまだって大きいのに。

石垣

管理も大変だからということで、建て替えのさいに面積を狭めたそう。それでも立派!

石垣

工事について伺う。機材や建築資材はリフトをつくって運び上げたのだそう。なるほど!資材を担いで山登りしたわけじゃないのね。

立派な社務所だなあ。

焼火神社の社務所

宮司さんが社務所でお抹茶をご馳走してくださるとのこと。

そのまえにひとりで本殿迄参拝へ。

ピンクの花

焼火神社のの狛犬

焼火神社のの狛犬

これは、なんていう植物だろう?

めずらし植物と灯篭

拝殿への道

焼火神社 拝殿・本殿

岩窟のなかに入り込むように建てられた本殿。
その景観に驚いた。

焼火神社

のちに宮司さんに伺い、そして公式ホームページにも掲載されていたのですが、これは焼火神社の縁起にかかるものでした。

焼火神社のご縁起:
旧暦12月30日の夜(大晦日)、海上から火が三つ浮かび上がり、その火が現在社殿のある巌に入ったのが焼火権現の縁起とされる。

洞窟のなかに入り込むように本殿が建てられている。

焼火神社の本殿

社殿は、大阪で制作され、ここ隠岐で組み立てられたそう。「いまでいうプレハブ工法とでもいおうか」とは、公式HPの説明より。

扁額の字も有名人物による書ではなく、デザインされた字体で印象的。

焼火神社の扁額

参拝を終え、社務所へ戻ります。

焼火神社の社務所

宮司さんが到着されたからか、解放されていた。

焼火神社の社務所

お仕事中の宮司さんに声をかけ、お邪魔させてもらう。ご厚意には全力で乗っかる人間です。

社務所の2階にお邪魔する

宮司さんに案内していただき、2階へ。

社務所の2階

窓から見えるのは島前カルデラの海。穏やか。ここが山合いの神社だから?

窓から見える島前カルデラ

宮司さんがお抹茶をたててくださった。いただく。さ、作法がわからない!

お抹茶

汽笛の音がボ~っと聞こえる。航海安全を祀る焼火神社は敬意を表して、神社の前を通過するときは汽笛を鳴らす慣わしだとか。

焼火神社を通るフェリー

隠岐汽船は、宮司さんのご先祖さんが創設者。地元の名士の家系なのですね。

1階には隠岐汽船の模型が飾られてありました。今と違って黒い船は、イギリスから輸入した汽船だそう。

隠岐汽船の模型

焼火神社は葛飾北斎・安藤広重の「食百景」の題材にも選ばれている。でも絵師が実際に隠岐を訪れたことはなかったそう。

葛飾北斎の諸国百景

記念にカードをいただく。

安藤広重の版画

安藤広重が描く「隠岐 焼火の社」。

安藤広重の版画に描かれた焼火神社

江戸時代の以前から、そして現在も航海安全の神として祀られ続けている、信仰が続いている。そんな絶え間ぬ信仰の篤さを感じると、なんとも感動してしまう。

わたしが神社やお寺をめぐるのが好きなのは、そういった脈々と受け継がれている「コト」に触れることができるからだと思う。

いわゆる「パワースポット」を訪ねるのは好きだけれど、
現世利益的なパワーを望んでいるからではなくて、
パワースポットと呼ばれるようになった由縁たる事情を知りたい、体感したい!と思っているからなんだ。

 

すっかり長居してしまった。おトイレを借りて失礼する。

水洗トイレ

素敵な時間をありがとうございました。

焼火神社の社務所

参道のわきに、長い階段。寄り道してみよう。

長い石段

倒壊ぎみにお社がありました。

東海仕掛けの社

ここにも参拝客は訪れているようで、お賽銭が納められていた。

お賽銭

参道をくだる。
帰りは楽々。

参道を下る

それにしても、隠岐の海は穏やかだな。

木々の合間から見える島前カルデラ

焼火神社の狛犬

晴れてきた。

隠岐の海

焼火神社の参道

焼火神社参道入口

無事に下山。マムシに会わずに戻ってこれました。焼火山に登らず神社参拝だけならば、マムシに遭うような道ではなかったです。ほっ。

焼火神社の参道入り口

焼火神社を参拝して

・宮司さんと過ごした時間が旅の思い出
・社務所からみえる島前カルデラが穏やかで美しい

隠岐旅からの帰りのバスでガイドブックを開けていたら、焼火神社紹介ページで宮司さんが登場していた。教えていただいた神社の縁起などについてもきちんと掲載されていた。

参道が山登りの神社なんて楽しそうじゃない♪」くらいのノリで来てしまった自分が恥ずかしい。
きちんと予習をしてからお参りしないと失礼だよね。こうして恥をかいて成長していくのだろう。もうアラフォーだけどさ。

おしまい。

隠岐4日間

この記事の旅

隠岐の島

海士町(中ノ島)

西ノ島

知夫里島

 

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