
天童禅寺
曹洞宗の宗祖・道元禅師、
臨済宗の宗祖・栄西禅師、
水墨画の大家・雪舟、
彼らが留学した寧波のお寺・天童禅師を参拝。
感想:とくに曹洞宗のお寺の堂宇と共通点が多く、日本仏教のルーツを感じる
感無量の参拝となりました。
この記事の旅
旅した時期:2025年11月
天童禅寺へのアクセス
- 地下鉄2号線「宝幢站」よりバス停「育王站」へ(徒歩10分)
- 162バス「育王站」より約25分で終点「公交天童站」下車
- 「公交天童站」より徒歩5分で入り口へ
運賃は2元。
宝幢站

バス停「育王站」


バス停「公交天童站」
162路の終点でした。

バスの営業所でした。

歩いて天童禅寺へ
ゲートへは、歩いて5分くらい。
清掃作業をする方がいらっしゃった。

霧がかった山。

参道
入り口までの道には、中国国旗とゾウ。


天童禅寺参拝記
入り口
広い。入り口まで遠いのは、中国観光地あるある。人がいない。

游客服务中心(観光センター)がありましたが、まだ営業前っぽい。

入場無料
かつては20元だったようですが、訪問時の2025年11月は無料でした。チケット売り場も閉鎖されていて、ゲートは常時解放。

水墨画風のマップを確認。

AM 8時、
参拝客はほとんどいない
清掃中の関係者や雲水さん以外、ほぼおらず。こんなの中国観光名所で、初めてだ。(そう思っていたけれど、本気参拝客たちはすでに本殿のほうにいらっしゃいました。)

6 時から開門しているこちらのお寺、8時が中途半端だったのかも。


三解脱門、三つの煩悩から離れ、悟りの境地に至るための門をくぐって本堂へ向かう。
伏虎門(三解脱門:空門)


伏虎門の内部には、「伏虎亭」の扁額と、像。

虎を伏せる禅師の像。

石畳の道は、ゆるやかな上り坂。

農作業中の方たち。

うっすら紅葉。

古山門(三解脱門:無相門)

千佛塔は修繕中みたい。

景倩亭(三解脱門:無願門)
3つ目の門。

内部には梵字。

屋根の上には獅子?

土産店
まだ開店していない。

参拝のためのお線香などを取り扱う店は、一部営業していた。

万工池

こちらから、天童禅寺がみえます。

千佛塔も見えた。

东南佛国
照壁。

天王殿

天王殿より奥に進むと、たくさんの参拝客がいた。

佛殿

女性の集団が読経していた。延々と。女性だけであることになにか意味はあるのかな?
中国人は声が大きいけれど、それは読経に当たっても変わらない。通りの良い高めの声で、どこまでも通る。

居合わせた私もありがたい気持ちになります。


もうひとつ、参拝している集団がいた。私がひとまわりして帰路に着く頃も読経は続いていた。所要時間、どれくらいなんだろう。

ここは禅寺なのだと感じるのが、清掃が行き届いた清潔な境内。吹きさらしの廊下は、ゴミが落ちておらず美しい。


薄暗くて簡素、永平寺を思い出しました。

天童書院
入場OKと書かれていたので入室。

展示室みたいなところでした。
天童禅寺とゆかりのある臨済宗建仁寺派の大本山である建仁寺の書画、

曹洞宗の開祖・道元禅師のお顔の銅板?などが展示されていました。

掛け軸に写経中の僧侶のかたに声をかけていただき、制作室もみせていただく。

渡り廊下を登って、法堂・蔵経楼へ。

法堂・蔵経楼
読経中のため、外から見学するのみ。


応供堂
The Dining Hall
食事をいただくところ。



千僧鍋

千人分のまかないを作る鍋、というのはさすがに比喩だろう。
それでも直径236センチ、深さ107センチある巨大なべ。お風呂かと思ったよ。

祖師室
禅宗の祖師三尊を祀る。

万工池
仲良く並ぶ鳥たち。みんなちょっとずつ種類が違う。

一斉に、飛び立った!

池では、鯉にエサ(というかパン)を投げ入れる女性がいた。ちぎることもなく、個体をドドンと放り投げる。

- なぜ、ちぎらないのか
- その大量のパンはどこから…?
鯉のボディに対してパンがあまりにもでかく、取り合うさまが、まるでなにかの球技をしてるかのよう。

千佛塔への道は入れず
塔が改修中であることは見えていたのでわかっていたけれど、エリア自体に近づくことができなかった。


「外七塔」が並ぶ道。

参拝終了、出口へ
引き返す。土産店も開店。

この時間からは団体参拝客たちが登ってきていた。早くきてよかったな。

近くには虎ファミリーの像。

おしまい。
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