
保国寺
「建築博物館」とよばれるお寺、寧波郊外の保国寺へ。
- 唐、明、清代などさまざまな時代の建物がある
- 大雄宝殿(大殿)は江南で最も古く保存状態が良い木造建築
- 日本の東大寺など日本の木造仏教建築への流れを感じる
この記事の旅
旅した時期:2025年11月
保国寺へのアクセス
地下鉄2号線「倪家堰站」駅より、
332路のバス停「倪家堰站」に乗車し約30分、
終点「保国寺站」で下車
スタート:倪家堰站
地下鉄2号線でやってきた。バス停は大通りの向こう。

なにか食べ物をかいたいけれど、商店はない。

バス停「倪家堰站」
停留所には、路線バスの経路と運賃が掲示されていました。百度地図には運賃が表示されていなかったのでこちらで確認。終点までいっても一律2元でした。

定刻になってもバスは来ない。イライラしながら同じバスを待っている人がいて、乗り遅れているわけではないのだと感じ、安心する。7分遅れで、バスが到着。

バスで移動:保国寺へ(332路・2元)
9:15
倪家堰站を出発

9:45
保国寺站に到着

保国寺
参拝記
境内マップ


南門

ここで拝観料を支払いし入場。

拝観料:20元


坂道を登って、本堂を目指す。坂道をのぼるとは予想していなかったわ。


仙人桥

灵龙泉

展望所
休憩できるひらけたスポット。

丸穴を通過して奥へ。

山門

「东来第一山」の扁額。

入り口には、門番ネコ。

かわいく威嚇される。

小さなため池があった。明るいグリーンで素敵と思ったけれど、

よくみたら作り物でした。

天王殿

扁額は「保国寺」。



文化財保護の為だろうけど、防爆っておどろおどろしいな。

天王殿を出ると、次は大雄宝殿が奥に見える。

浄土池



大雄宝殿

こちらが保国寺のメイン、大雄宝殿。
この建物こそ、1本の釘も使っていない木造建築。

壁の向こうには、鼓楼。

あとで登りました。

左側には、钟楼。
時折見かける段々壁は、中国特有だなって思う。日本で見かけたことは、ない。

大雄宝殿の内部へ。


組物。
技術的にもすごいのだろうけれど、見た目も美しいのが凄いところ。

退出。

大悲阁

雨かと思ったら、金木犀が降ってきた。

ちょうど金木犀のシーズン。

大悲閣の内部は、展示室でした。

蔵経楼

なかは「木雕馆(木彫博物館)」でした。
日本の「匠の手仕事 中国特別展」ゆかりの品の展示。

世界最大級の木造建築物・東大寺大仏殿の模型も。
東大寺建立にあたっては、中国から技術者が訪れて建設に貢献した。習ったことある!

宋の時代の雲龍紋の工芸品。

一部の説明には日本語表記もあったので、見学しやすくて理解が深まった。旅先で自国の歴史に触れるのは、感慨深いものがある。

こちらの奥の空間が、静かで素敵な場所でした。



瓦は日本とはちょっと違って、密に重なっていて重そうに見える。

云居楼

内部は木造建築の博物館。
中国国内の代表的な木造建築物のマップ。

模型が陳列されていました。

10月に訪れた石家荘で参拝した、龍興寺(隆兴寺)の模型もありました。

▼ 龍興寺の参拝記
廊下をあるいて次へ。

レンガ屏風展示館
肖像画レンガが並ぶ。

鼓楼
鼓楼に登りました。お布施をおさめると、鐘を鳴らすことができます。

鼓楼からの眺め。

工具の展示
建築道具の展示もありました。

経柱

これにて参拝終了!

階段をおりて下山。

保国寺から寧波中心部へ
帰りも、332路バスで帰りました。

NEXT:天一閣へ
中国国家AAAA級観光地、明代の蔵書家・范欽(はんきん)の書庫へ。
週末弾丸で行く
寧波
この旅のスケジュール
寧波
Ningbo
天一閣
南塘老街
寧波老外滩
寧波のお寺めぐり
保国寺
天童禅寺
阿育王寺

















9-500x300.jpg)



この記事へのコメントはありません。