清水寺は・・・
○厄払いの寺
○清水寺は聖水が由来
○精進料理と清水羊羹で有名
参拝は、
○JR安来駅から電動自転車30分
○足立美術館とセット観光がおすすめ
2020年9月の参拝記。
雨に降られながらも、電動自転車で参拝しました。
清水寺について
■名称:瑞光山清水寺(ずいこうざん きよみずでら)
■宗派:天台宗
■所在地:島根県安来市清水町528
■公式サイト:厄ばらいの寺 安来 清水寺
清水寺はこんなお寺
厄払いの寺
降りかかる一切の厄難を取り除いて下さる観音様で有名。
清水寺は聖水が由来
寺名は、根本堂に湧き出る聖水が由来。京都の清水寺とは無関係。地元では「キヨミズさん」として信仰されている。
精進料理と清水羊羹で有名
慈覚大師円仁が清水寺に立ち寄った際に伝わったとされる精進料理と羊羹。境内にいくつかの羊羹店、参道には精進料理店が並ぶ。
境内に羊羹店があるお寺なんて初めて見たぞ。
五木寛之先生「百寺巡礼」
清水寺は、【第73番】。第八巻 山陰・山陽に掲載されています。
清水寺参拝前の観光
大山寺へ参拝
午前中は大山寺へ参拝。
参拝後は大山の「夏山登山口コース」を歩くつもりでしたが、あいにくの大雨でプラン変更。
急遽、大山から下山して、安来の足立美術館&清水寺へ参拝することにしたのでした。
米子で寿司ランチ
昼食は、米子駅より歩いて「すし弁慶」へ。レベルの高い回転ずし。
足立美術館
予定変更で余った時間は、足立美術館へ。今回は鳥取旅だと思っていたので考えもしなかったけれど、米子と足立美術館って、めちゃ近い。駅だと1駅。
庭園の鑑賞は、ガラス張りって知らなかったよ。ちょっとガッカリ。
ふたたびJR安来駅戻ってきた。
清水寺の参拝記
訪問時期:2020年9月
スタートはJR安来駅から
コインロッカーあり
できるだけ荷物を減らすべくロッカーに預けます。
電動レンタサイクルを借りる
かっこいいスポーツタイプを選んだら、ロングスカートではうまく跨げなかった。戻って、シティサイクルタイプに交換してもらいました。
■レンタサイクル料金
電動:2時間500円、以降、延長1時間100円
電動自転車で出発
安来駅から清水寺まで、電動自転車だと約30分でした。田舎道を爆走。楽しい。
電動のお力を借りないと厳しい登り道も。
近づくにつれ、風情のある建物が出現。ここ、なんだろう?
清水寺駐車場に到着
自転車はこちらまで。トイレもあります。
杖の無料貸し出しあり
いちばん上の三重塔まで、歩きます。足腰の弱い方は杖を借りていくと助けになります。
山門入り口から、歩き始めます。
大門
階段の途中で大門が出現。
りっぱな門です。
参道
途中には「不動岩王」が岩の上にいてた。苔むしている。
赤と紺の幟
参道に林立する幟(のぼり)。
この幟は、途切れることなく根本堂まで続きます。
精進料理のお店
参道脇にはお店も並ぶ。時間がなくて立ち寄れなかった。
かわいいお花が咲いていた。
光が差してきて、きらきら。
開山堂
参道を半分、のぼったところに開山堂。一息つく。
彼岸花が咲いていた。
清水羊羹のお店:営業せず
清水寺お名物、清水羊羹のお店は営業していなかった。参拝時間が遅すぎたのかも。
うー、楽しみ半減じゃないの。
手水舎
根本堂まではまだ登るけど、手水舎はこちら。コロナウィルス感染拡大防止のため、使用中止。
まだまだ階段を登るよ。根本堂へ向かいます。
のぼりもまだまだ、続く。
杉の大木
フレームに収まりきらない大木。
境内のいたるところが苔むしていて、古刹の雰囲気を醸し出すことに一役買っている。
護摩堂
護摩堂の扁額は、とてもシンプル。
不動明王の凛々しいお姿。横には、蔵王権現像が祀られる。山岳信仰がここにも。
根本堂
清水が湧く井戸
清水寺の寺名の由来でもある井戸は、ここ根本堂にある。「清い水が湧く」井戸があったことからの由来だけれど、井戸の場所はわからなくなっていて、根本如何の解体修理時に再発見されたのだとか。いまでも聖水は湧き出ている。ドラマティックなエピソード。
御朱印をいただく
納経所は根本堂のなかにあります。
毘沙門堂
鬼と間違えて弓で射られてしまった毘沙門天の昔話が伝わる毘沙門堂。
百観音霊場お砂踏み
霊場巡りを一度に終えることができるありがたいシステム「お砂踏み」。ここ清水寺のお砂踏みは、なんと「百観音霊場」。
出雲33、西国33、中国33と、中央の仏足石を合わせて100。
お砂踏みの参拝料は千円。
参拝に必要なお札代金です。千円で百観音霊場参拝と同じ利益があるならば、お値打ちなのでしょうか。
お砂踏みの奥に見えているのは、三重塔。
三重塔
清水寺のシンボル、三重塔。清水寺の寺域のなかでも高いところに位置する。
残念!参拝できず
参拝も可能だそうですが、時間のせいかコロナのせいか内部見学できなかった。
信者の浄財で建てられたもの
この三重塔は、大金持ちなどの寄進にたよらず、一般の(収入の)信者からの浄財を資金として建築されたもの。
納経代の300円や、拝観料の500円でヒーヒー言っている身からすると、凄いな、に尽きる。そんなにお金は出せないな。
いったい、どれだけの人が、いくらずつ寄付したらこんな立派な塔が建つのだろう。下衆な疑問がわく。
展望台
三重塔の奥に展望台への入り口がありました。
目指してみましたが、早々とリタイア。鬱蒼とした山道と、だれかが進んだ跡が見つけられない、けものみちのような道にビビり、途中で撤退。
ガイドブックを見たら、展望台までは徒歩で50分かかるんだって。中止の判断は賢明だったわ。
三十三観音霊場巡り
三重塔奥に、三十三所観音霊場入口がありました。お砂踏みほどではないけれど、こちらを巡れば霊場巡りをしたのと同等のご利益がいただけるのです。
札打ち
ここで”札打ち”を目撃しました。
札打ち(ふだうち)
巡礼をして死者の戒名を書いた札を観音に貼り、死者の霊が浄土に行けるように願う。出雲・伯耆地方の風習。
貼られたばかりの札。戒名が手書きされているのを見て、切ない気持ちになる。
稲荷社
根本堂の南側に連なる赤い鳥居。
くぐり抜けると、荼吉尼天(だきにてん)を祀る稲荷社があります。
弁財天
無常橋
参拝終了、帰路へ
閉門の時間がせまり、下ります。精進料理も清水羊羹もいただけなかった。残念だ。
参道の階段では男性とすれ違う。背負った籠には何が入っているのかな。
駐車場には可愛い猫がいてた。でも、つれない。
仁王門
大門から入って参道をのぼり参拝したけれど、「仁王門」のほうが正式らしい。電動自転車で仁王門へ向かう。
大門駐車場〜仁王門までの道は、かなり傾斜のきつい坂道です。電動でも厳しかった。ご覚悟を。
仁王門
大きなわらじが下げられた仁王門
仁王門の扁額
山号「瑞鳳山」の文字。
仁王像
門を守る真っ赤な仁王様。
日が暮れてきた。急がなくちゃ。
帰り道、安来駅まで30分
田舎道を飛ばすのは、楽しいな。
夕立に遭う
途中で夕立にあう。強めの雨で、すっかりビチョビチョ。雨に濡れると、コムギはいつも大笑いしちゃう。なぜだろう?
高速高架下にて、しばし雨宿り。
夕立が通り過ぎたあと、キラキラ光る道路。
電動自転車で、スイスイ。
入江で休憩
安来駅まで戻ってきたけれど、電車までまだ30分ほどある。
近くの入江までひとっ走り。
ぼけ〜っとする。疲れたな。釣りに興じる家族連れ、おじさまがいてた。素敵な日曜日ですね。
JR安来駅到着
もどってきました。無事にレンタサイクルを返却。
米子駅まで移動
1駅乗って、米子駅へ。今夜は倉吉に宿泊予定ですが、栄えているであろう米子でお風呂と食事を済ませる予定です。
銭湯:米子湯
今夜はビジネスホテル泊だから、銭湯に行っとこ!
米子駅から徒歩10分くらいの町の銭湯、米子湯。さっぱりした。
お刺身&ビール
夕食は米子の海鮮居酒屋にて。刺身盛りと鳥取の白ねぎ。
白ネギ、甘くて美味しい。どうにか家庭でも再現できないものか。
米子から倉吉へ移動
宿泊先は倉吉駅のビジネスホテル。食後に移動です。
米子駅のホームには鬼太郎&目玉おやじがいてた。
おしまい。
参拝を終えて
公共交通機関での直接アクセスが難しい清水寺ですが、電動レンタサイクルだとらくらく行けちゃいます。
- 精進料理も食べていないし、
- 清水羊羹も買えなかったし、
- 三重塔には登れなかった。
できないことずくめだったので、また再度訪れるつもりです。参拝は計画的に!
五木寛之先生の「百寺巡礼」掲載箇所
清水寺は、【第73番】。第八巻 山陰・山陽に掲載されています。
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