週末に登る百名山!
大阪在住の会社員コムギの、
月山(がっさん)登山日記。
月山は、
●山形県の山
●百名山(16座)
●松尾芭蕉も登った(おくのほそ道)
●出羽三山のひとつ(羽黒山・月山・湯殿山)
月山を登ってみての感想は、
●月山八合目〜頂上は、楽しいコース
●湯殿山ルートは、水月光が怖い
●湯殿山神社の神々しさは圧巻
月山について
・出羽三山生まれ変わり信仰の地
・おくのほそ道ゆかりの地
出羽三山
生まれ変わり信仰の地
出羽三山とは、羽黒山・月山・湯殿山の総称。
羽黒山:現世(現世利益を叶える)
月 山:過去(祖霊が鎮まる)
湯殿山:未来(新しい生命の誕生を表す)
出羽三山を巡ることは、死と再生をたどる「生まれかわりの旅」なのです。
おくのほそ道ゆかりの地
松尾芭蕉がおくのほそ道の旅で訪れている。
雲の峰 いくつ崩れて 月の山
(おくのほそ道)
好きな歌のひとつ。
今回のルート:
月山八合目IN、湯殿山神社OUT
月山八合目から湯殿山へ抜けるルート。
月山八合目(スタート)〜弥陀ヶ原〜仏生池小屋〜月山山頂〜牛首〜金姥〜装束場〜月光坂・水月光〜湯殿山神社(ゴール)
水月光が、キツかったです。道を間違ったかと、思ったよう。
登山口(月山八合目)へのアクセス
羽黒山に参拝していました。
羽黒山に前泊
羽黒山~月山~湯殿山の出羽三山を歩きとおしたく、前日は羽黒山参篭所に宿泊。
羽黒山参籠所 斎館
朝夕食付 風呂トイレ共同 ¥8,800/日
山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒山33
・Googleマップ
徒歩で羽黒山バス停へ
羽黒山参篭所からバス停は徒歩5分くらい。出羽三山神社の境内を通り抜けます。
移動:
羽黒山~月山八合目
指定日のみ運行するバス。お盆休暇中だからか、運行していた。助かった。
庄内交通バス(羽黒山頂・月山八合目方面行き)¥1,590
羽黒山山頂ー月山八合目
7:05
羽黒山頂(バス停)
登山客でいっぱい。みんながちょうど座れるくらい。よかった。
8:00
月山八合目(バス停)
トイレを済ませる
協力金¥100。ここでトイレを済ませておく。
自動販売機あり
値段をチェック。ペットボトル1本、300円でした。買えるだけありがたいよね。
階段を登ってすすむ。
月山八合目
登山スタート
帰りのバスの出発時刻まで:8時間50分
たどり着けるか!?結果は、大丈夫でした。よかった。
8:03
弥陀ヶ原
弥陀ヶ原湿原を一周してから月山のピークを目指す、「北回りコース」へ。
先月に登った鳥海山が見えている。
遊歩道が整備されていて、歩きやすい。
ここ弥陀ヶ原湿原は、スニーカーでも大丈夫でしょう。
8:13
御田原参籠所(中ノ宮)
月山神社は、月山の山頂にある。登山が厳しい参拝客のための遥拝所。
月山神社本宮への鳥居。ここから神域。
ここにはレストハウスもありました。
8:22
分岐
月山神社の鳥居は潜らず、周遊道ロングコースへ。
池塘
池塘(ちとう):泥炭地帯にできる特殊な池。形は少しずつ変わる。
池塘のあいだを進むのが楽しい。
鳥海山が綺麗に見える。
高山植物たち
弥陀ヶ原湿原の高山植物たち。
かわいい。
天然記念物、とのこと。
弥陀ヶ原湿原をまわることで、60分のロスなのですが、回ってよかったな。
8:40
月山登山口(弥陀ヶ原コース)へ戻る
分岐にきた。ここから月山登山道に合流です。
始まったわ・・・!
無量坂
ゴロゴロ石の道が始まる。
9:40
仏生池小屋
登山スタート1時間くらいで小屋に到着。
小屋の前には、可愛らしいお地蔵さま。
まだ疲れていないので、休まずにすぐ出発。
小屋が見える。
8月、お盆の時期の月山にも、少しだけ雪が残っていた。
オモワシ岳
足元にいたド派手なライトグリーンの虫。
ひらけた山道。
月山八合目からの登山道は、とても歩きやすい。
10:07
行者返し
行者返しというけれど、そんなにキツくなくて安心。
モックラ坂
このあたりは、とても景観が良い。
10:22
大峰で昼ごはん
とっても景色が良い。
頂上はまだだけれど、休憩しちゃお。
お腹が空いた。シャリバテが怖いし、もう食べよ。遠足じゃないし、好きなときに食べるぞ。
下山してきた方に声をかけられる。
気持ち良さそうですね!
ここで昼食は正解ですよ。
どうやら、山頂は悪天候らしい。えーっ!
歩き出すと、白装束の登山者に会いました。
月山に登っているんだなあ、と実感。
白装束こそ着用していないけれど、気持ちは修験道に身を投じているコムギです。むんっ。
木製階段の遊歩道。頂上に向かっているのに、歩きやすいぞ。
ゴツゴツ岩、積み石。
とるのは写真だけ、
のこすは足跡だけ。
風が吹いて、すこし霧が晴れた。
蝶がいた。高山で見かけるのは珍しい。月山が高山植物がおおい山だからかな。
頂上に近づくにつれ、霧が濃くなってきた。
下山中の登山者の方にきいたとおりなんだろうな。
きっと、頂上は曇っているんだろう。
可愛らしい花。
10:55
月山山頂
到着。八合目登山口からの登山は、歩きやすくて楽しい登山だったなあ。下山コース:湯殿山ルートがキツかろうとは、この時点では思っていない。
11:05
月山神社に参拝
山頂にある月山神社。参拝をしました。
境内の写真は撮影不可。
11:15
頂上小屋
広い平坦地。食事をとれるところも。えーっ、ここで食べたかったな。
トイレもあります。
下山スタート:
湯殿山口ルート
天気も悪いし、長居は無用だ。さっさと下山開始。
霧で何もみえないうえに、雨まで降ってきた。
12:05
牛首
この分岐で、リフトで戻れる姥沢方面へ行くこともできる。コムギは湯殿山神社へ。これは「生きかえりの旅”だから、ゴールは湯殿山なのです。
雨がきつくなってきた。視界不良だ。
12:22
金姥
紫色のお花が咲いていた。
雨は小降りになってきた。
13:08
装束場
施薬避難小屋
施錠されていて入れず。まあ、要はないのだけれど。
この分岐で、湯殿山神社方面へ。
ここからが、コムギ的にはとっても怖いゾーン・水月光がでてくるのでした。
金月光(かながっこう)
いきなりやってきた、250mの鉄ハシゴ。急傾斜すぎませんか?
雨で滑るし、リュックもあるから動きが取りづらいし、ほぼ垂直だし、なかなかスリリング。
月山は、鉄梯子があるから難易度ランクが高いのだ、と朝のバスで誰かが話していた。確かにそうかもね。でも、ゆっくり降りれば大丈夫。
水月光(渡渉困難!)
そんな鉄月光より恐怖したのは、「水月光」。登山というか沢下りでした。
怖さから、ほとんど写真を撮っていない。
そして、写真では全然伝わらない!
雨で滑るし、濡れたくないし、いや、濡れてもいいからコケたくない〜。
なによりも、登山道というより沢だけれど、この道で本当にあっているのか?間違っているんじゃないのか?ということ。
リボンを探しても、なかなかみつからなかった。みつけたときは、嬉しかったな。
今更かよ!なポイントでしたが。
沢ゾーンはなんとかノロノロと降りたけれど、つぎは、けもの道ゾーン。登山者はいるのか。不人気コースなの?山頂であった人たちは、みんな湯殿山神社コースを選ばないの?
整備された登山道に切り替わった。嬉しい。
14:06
湯殿山神社に到着
湯殿山神社の本宮の入り口あたりに出ました。参拝客に驚かれた。
月山下山後にしたこと
湯殿山神社に参拝
出羽三山・湯殿山神社に参拝。こちらは写真撮影不可エリア。
湯殿山参籠所
「御神湯」に入浴
入浴 15時まで受付で入浴可能。ギリギリ間に合った。絶対に、入浴したかったんだ〜。
神棚がある。参拝してから入浴しよう。
おつかれビール!
ロビーでビールをのんでバスを待つ。最高のひとときだわ。
湯殿山参籠所
山形県鶴岡市田麦俣六十里山7
・Googleマップ
帰りのアクセス:
湯殿山からJR鶴岡駅へ
期間限定の直行バス「出羽三山観光しゃとるバス」で、JR鶴岡駅までノンストップ。
移動:
湯殿山から鶴岡駅へ
出羽三山観光しゃとるバス ¥3,000
湯殿山仙人沢 発ーJR鶴岡駅前
※1日乗り放題¥3,000
16:50
湯殿山仙人沢
乗客は、コムギひとりだった。大型観光バスで、座席は広くて快適。
17:50
JR鶴岡駅
月山に登ろう
羽黒山~月山~湯殿山と、出羽三山を一気に歩きとおした。これで生まれかわり達成!
本日は、コムギの誕生日だったのでした。しかも、今年2021年は、12年に一度の「丑年御縁年」。特別な日になり嬉しい。新たな気持ちでがんばります。
おしまい。
百名山に登る
岩木山(第10座,青森県)
安達太良山(第21座,福島県)
磐梯山(第22座/福島県)
谷川岳(第30座/群馬県)
開聞岳(第99座/鹿児島県)
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