東京都

【小笠原】母島日帰り旅 青い海を眺めながら深い森を歩く

 

草木に埋もれる十年式十二糎高角砲3門

母島1日観光。

小笠原諸島、
父島からフェリーで2時間。

原付バイクをレンタルして母島のスポットめぐり。

本日は元旦。島のイベント「海開き大会」をのぞき、定番の母島観光。

感想:青い海がきれい。深い森のなかにある戦跡・砲台に圧倒された

旅先で戦跡めぐりをしているけれど、突然さと保存のよさに、度肝を抜かれました。

母島へ

ははじま丸船客待合所

ははじま丸船客待合所

乗船開始

フェリーははじま

移動:
父島〜母島

ははじま 5,250円
父島→母島  予約不可

7:30 父島

出航。二見港に停泊中の「おが丸」を海から眺める。やっぱり大きいな。

海から見るおがさわら丸

父島から離れていく。

海から見るおがさわら丸

この航路はクジラが見えるらしい。

小笠原の海

デッキに出て探す。

ははじまのデッキ

デッキの端っこを移動してみたり、
無料貸与の双眼鏡でのぞいてみたりするけれど、出会えず。

ははじまのデッキ

クジラを探す

めっちゃ綺麗な青、これが「ボニンブルー」ね。

ボニンブルーの海

船室で眠っていたら、騒がしくなった。
クジラが出てきたらしい。
船の窓からブリーフィングが見えた!

母島港がみえた。

母島の港

9:30 母島

母島に到着

一番下船して、ダッシュ!
さて、向かった先は。

母島を1day観光

滞在:4時間30分

港に停泊中の船。派手な旗がはためく。

正月仕様の船

元旦仕様になっていた。

船の竿につけられた串

原付バイクをレンタル

ダッシュした理由はこれ。
現地の「ダイブリゾート母島」にて原付バイクを借りる。

レンタルバイクは予約不可、先着順なのでした。

ダイブリゾート母島の外観

ダイブリゾート母島
東京都小笠原村母島静沢
Googleマップ 公式サイト

原付バイク

原付バイクレンタル ¥3,000/4H
先着順、予約不可

Booters

同宿の母島在住のお姉さんに教えてもらったお店へ。

Booters

Booters
東京都小笠原村母島元地63
Googleマップ 食べログ

店員不在

開店しているようすなのに、店員さん不在。どうしたらええねん。お昼ごはん調達できず。

海開きイベント@脇浜なぎさ公園

ここ母島と父島では、元旦が海開き。モノは言いよう。ここ小笠原は、通年海に入れるからね。

脇浜なぎさ公園の海岸

脇浜なぎさ公園

元旦イベントとしえ、ビーサンならぬ「ギョサンとばし大会」があり、「亀煮」のふるまいがあると昨日、同宿のお姉さんに教わった。

亀煮めあてにやってきたのでした。

亀煮もらえず

亀煮提供は、ギョサン大会開催、表彰式のあとらしい。まだもらえなかった。

海開きイベントの進行表

新成人たちによる鏡割り

おめでとう!
同い年の新成人たち、島の絆でむすばれたまま、人生が進んでいくのかな?ドラマみたいだ。

新成人たちによる鏡開き

母島フラ

フラダンスを鑑賞。ハッピーな気持ちになる。

母島フラ

ギョサン大会を見るのは諦めて、出発。

バイクで出発 母島の南エリア

前半戦は、母島の南エリアを観光。

「ハトに注意」のイラストが、鳩にしてはカラフル。

ハトに注意の標識

母島の鳥は人を恐れない。

バイクで走っていると、並走してきたり抜かしていったり。

母島の道路

静沢の森遊歩道
戦跡A 兵舎跡

静沢の森遊歩道戦跡A標識

鬱蒼としげる森。

鬱蒼とした道

「ノネコ」捕獲カゴ

捕獲カゴ

埼玉県の環境事務所によるものらしい。
東京都じゃなくて埼玉なんだ。

案内板

兵舎跡

コンクリートの建造物の戦跡ゴロゴロ。

兵舎跡

途中までの階段とか。

階段

水槽っぽいものは、説明によると浴槽みたいだ。

井戸跡

戦跡

これは、なんだろう。

謎のコンクリート

戦跡Aはぐるりと周遊して道路に戻る。

ここで看板を見つけた。
戦跡Cに行ってみよう!

静沢の森遊歩道戦跡C

静沢の森遊歩道
戦跡C

遊歩道というには、荒れすぎていませんか?

荒れた道

足元、危ない。登山靴で来るべきだったか。

がじゅまるの根

でも、リアル・ジャングルだ。楽しい。

ジャングルの道

機関銃残骸

このハンドルがそうかな?

ハンドルの部品

豪跡

これであってる?

井戸の跡

十年式十二糎高角砲3門

なにこれ・・・。
こんなガチの大砲だとは思っていなかった。

草木に埋もれる十年式十二糎高角砲3門

めっちゃ長いよ!

草木に埋もれる十年式十二糎高角砲3門

いままで見てきた戦跡は「部品」とか「残骸」だった。こんなに原型をとどめている戦跡、しかも、ヴィジュアル的にも強烈な「大砲」を見れるなんて。びっくりだよ。

草木に埋もれる十年式十二糎高角砲3門

横から見ると、なんか生き物みたい。

草木に埋もれる十年式十二糎高角砲3門

回り込んで見ると、錆びたり老朽化は進んでいる。

草木に埋もれる十年式十二糎高角砲3門

小笠原は太平洋戦争の戦地となったところ。母島にも戦跡がたくさん残っている。

茂みに覆われているけれど、存在感はすごい。

草木に埋もれる十年式十二糎高角砲3門

いいもん、見たわあ。

ふたたび、原付バイクで移動。南端を目指す。

晴れた道路

都道最南端

母島南崎へ行く遊歩道のスタート地でもある。

都道最南端

南崎までハイキングするつもりだったけれど、あまり時間がない。

海開きを見たり寄り道していたからだね。

”都レンジャー”さんに尋ねる

ここで、南崎方面からもどってきたレンジャーさんに出会った。

彼らは東京都より派遣され、小笠原初冬の自然保護や、ハイキングルートでの登山道の整備、救護などをしている。

声をけけてアドバイスを求む。

う〜ん、その残り時間じゃ、フェリー時刻を考えるとギリギリかな。

そうですか・・・
北方面もいくつもりなので、南崎ハイキングは、やめておこう。

残念がる私に、おすすめスポットを教えてくれた。

●南方の島が見えるスポットがあるよ
●御幸之浜展望台ではクジラが見えるかもよ

ありがとうございます!
クジラ鑑賞なんて、思いつかなかったよ。

南崎にはいけなかったけれど、次の目的地は、定まったわ。

展望スポットを目指す

教えてもらったとおりに進む。
標識をまがって、

ヘリポートへの標識

ヘリポートの奥の道の突き当たりを目指す。

旧ヘリポートへの道路

コンクリートの建物を見つけた

レンジャーの方に教わったのは、この建物だ。水道局の設備みたい。

コンクリートの建物

屋根に登る。

建物の上

南方の島が見える

通り過ぎたヘリポートも見えるよ。確かに絶景だわ。

ヘリポートの見える眺め

レンジャーの方々、ありがとう。

ふたたび出発。
今日は快晴。気持ちがいい元旦だ。

原付バイクと母島の道

旧へリポート(通過)

旧ヘリポート

旧ヘリポート

御幸之浜展望台(クジラスポット)

レンジャーの方に「今日はクジラが見えるかも」とオススメされたスポットへ。

駐車場

つきあたりには駐車場あり。

御幸之浜展望台の駐車場

御幸之浜展望台

奥に進むと、東屋も。

東屋

御幸之浜展望台

クジラが見えるかも?スポット。

御幸之浜展望台

クジラの行動パターンを学ぶ

クジラの動作をイラストで説明。区別できるかな。

イルカの説明

ワクワクしながら待つけれど、クジラには出会えず。

御幸之浜展望台から見える海

視力には自信があるのにな。

海、めっちゃ綺麗だ。

 

南部エリア観光はここで終え、港方面へ引き返します。

木々の間にみえる海

ははじまの停泊する港を通過。

停泊中のフェリーははじま

ふたたび!
母島海びらきイベント@脇浜なぎさ公園

表彰式終了を待つ。そう、亀煮をもらうため

母島海びらきイベントの表彰式

表彰式はとても長かった。全員じゃないのかと思うくらい受賞者が多かった。

亀煮&日本酒をいただく

ふるまいをいただく。

亀煮のふるまい

コロナを考慮してか、お持ち帰りタイプだった。

亀煮&日本酒

バイクで出発 母島の北エリア

後半は、母島の北エリアを観光。

さっそく亀煮をいただく

バイクを道路脇に止めて、ひとくち。

亀煮&日本酒

濃い。

これはお昼にパクパク食べるものじゃない。おまけでもらった日本酒と一緒にいただくものだ。

亀煮

ひとくちでやめて、持ち帰ることにした。

ビッグベイ

母島きっての絶景スポット。見晴らしがいい。

ビッグベイ

ビッグベイ

ビッグベイからの眺め

北村小学校跡地

太平洋戦争・1944年の強制疎開まで存在した北村小学校の跡地

母島の数少ない観光スポット。

入り口

北村小学校跡地入り口

門柱

特徴的な門柱。

門柱

階段。

階段

ジャングル化しつつある

小学校の跡地は植物が茂って、建物残骸を覆い尽くしそう。

ジャングル化する小学校跡

もはや、なにがなんだかわからない場所だった。

ジャングル化する小学校跡

つぎへ。

北村小学校跡地入り口

母島北港をめざす

北村小学校跡地をでて、さらに北上。
突き当たりの北端を目指す。

母島北港に止めたバイク

母島北港

堤防がひとつ伸びているだけの小さな港。

母島北港の桟橋

ここで折り返し。通過してきた北部のスポットに立ち寄りつつ、港を目指します。

六本指地蔵

なぜか指が六本のお地蔵様が祀られた祠

六本指地蔵の標識
六本指地蔵

祠の中にはお地蔵さん。

六本指地蔵

このお地蔵さんの指が6本だから、「六本指地蔵」なのだとか。

六本指地蔵

なにで名所になるか、わからないものですね。

六本指地蔵と花

探照灯基地跡

戦時中の旧日本軍が設置した大型の探照灯の残骸が残る基地跡

探照灯基地跡
豪に入る

樹木の奥の探照灯基地跡

しっかりした豪。安全そう。
中にはいる。

豪

これは、探照灯の残骸。

機械の残骸

なんだかドキドキする場所。

基地跡のなかの残骸

ロングビーチ

ベンチがあり。休憩スポット。
でも休憩している余裕はない。

ロングビーチ

天気が悪くなってきた?
島の天気は変わりやすい。

ロングビーチからの景色

沖港に戻ってきた

ひとつ戦跡を飛ばして急いできたのに、早すぎた。

フェリー出航まで時間が余ってしまった。

ロース記念館

母島開拓民の第一人者、ドイツ人で捕鯨船の船員であるロース氏を記念した郷土資料館

ロース記念館

ロース記念館 入場無料
東京都小笠原村母島字元地
Googleマップ

母島開拓の創始者:ロース氏

江戸時代にドイツ人が住んで暮らしていたのだな。

母島開拓の創始者:ロース氏の胸像

ハハジマメグロ(剥製)

会えなかったなあ。

ハハジマメグロの剥製

母島だけでなく父島でも、あまり生き物に出会えなかった。

その辺りをバイクでウロウロ。
小学校かな?

小学校

月ヶ岡神社に参拝

階段を登って境内へ。

月ヶ岡神社の山道

月ヶ岡神社
東京都小笠原村母島元地
Googleマップ

木製の鳥居。

月ヶ岡神社の鳥居

手水舎はナチュラル。島っぽい。

月ヶ岡神社の手水舎

立派な鐘がありました。鳥居とのバランスが悪いような。

月ヶ岡神社の鐘

2023年の初詣

お参りする。本日は元旦。これが私の初詣となりました。

月ヶ岡神社の拝殿

おみくじ、置いてないよう。
私の2023年のゆくすえ占いは、保留で。

月ヶ岡神社の境内

バイクを返却

返却は置きっ放しでOK」という、ユルさ。

鍵をつけっぱなしにすることを、忘れないようにして。

原付バイクが並ぶ

ハハギョ購入

見つけた!同宿者リクエストされていた「ハハギョ」。観光協会で販売していた。

ハハギョ

母島で販売されている4種類のハハギョのうち、リクエストされているハハギョは、ここ小笠原母島観光協会で販売されているタイプだった。

いつも釣果の高級魚をふるまっている同宿者の方へプレゼントにしよう。

自分には、母島てぬぐい。

母島の手ぬぐい

父島へ帰る

沖港

出航ギリギリだった。危ない。

クジラのモニュメント

お見送りセレモニー

母島の宿のご主人らによる、出航時お見送りセレモニーが始まっていた。

旗を振る男性

こういうの、いいなあ。

乗船

フラップに乗る前に、靴裏に付着した種子類をおとすカーペット。マイマイ柄だ〜。

マイマイカーペット

そういえば、母島ではマイマイに出会えなかったな。バイク移動だったせいだ。

マイマイカーペット

移動:
母島→父島

ははじま 5,250円
母島→父島 予約不可

14:00
母島

おみおくりに乗客みんなで応える。ありがとう!

手を振る乗客

母島を離れる、フェリーははじま。

母島を離れるフェリーははじま

帰りの海は、日が高いためか青さがとても美しかった。

ボニンブルーの海

母島全景。
死ぬまでにもう一度訪れることが、あるのだろうか。

母島遠景

小笠原の海

父島の桟橋が見えた。

父島の港

下船準備。
原付バイクを持ち込むという手もあったね。

ははじまに積まれた原付バイク

16:00
父島

フェリーははじま

ちゃんと父島に帰ってこれた!

メモリアルな元旦になりました。

NEXT:ふたたびウェザーステーションへ

宿泊先に戻るまえに、夕日鑑賞リベンジ!

夕日とジェラート

年末年始・小笠原8日間

この旅のスケジュール

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