年末年始にいく小笠原の旅は、
会社員で個人旅行が好きなわたしにとっては、プランニング難易度の高い旅先だった。
行ったらわかったけれど、
初めて行くまでは知らなかったこと。
小笠原の旅のなにが難しかったのか?
①最大のハードル「おがさわら丸」
②基本は有料ツアーやアクティビティ参加
③なんでも予約必須(年末年始は繁忙期)
④天候に左右される
頑張って手配した、小笠原旅プランニングの備忘メモ。
小笠原旅の難しさ
①「おがさわら丸」
フェリーおがさわら丸は、小笠原・父島への唯一のアクセス手段。
飛行機ではいけない。なぜならば、小笠原には空港がないから。
小笠原に行く者は全員、おがさわら丸に乗船しなければならない。
24時間の航海:船酔いすると地獄
船酔いしやすい方にとっては「24時間の船旅」というだけで辛いのではないかしら。
これまでの人生で船酔いした経験がなく、三半規管には自信があった私も、初・船酔い。
めっちゃ吐きました。オエ。
海が荒れるのは台風シーズンだけではないのね。
冬の太平洋は大荒れ。
船酔いしても・・下船できない
いちばん有効なのは船から降りることといいますが、太平洋上で下船不可。
酔い止めを飲んでやり過ごすしかない。
対策:船酔いは辛い。逃げれない。自信があっても酔い止めを飲んで寝るのが正解
繁忙期は予約争奪戦
そもそも、乗船券を入手できないと小笠原へたどり着けない。
GWと年末年始は、おが丸チケット争奪戦に。
※年末年始の予約については後述
天候不良時の代替手段なし
海が荒れると出航できない。
おがさわら丸が出航OKにならないと、本土に戻れません。
東京を出発できないと・・・
→小笠原の滞在日数が短くなる
父島出発できないと・・・
→東京到着日が遅れる。次の予定に響く。
小笠原でのアクティビティができなくなるのもイヤだし、会社に出勤できないのも困る。
対策:対策なし。神頼み
前便は荒天で出航が遅れたと聞き、出航日まで気が抜けませんでした。
■7日間1航海のスケジュール
おがさわら丸は一隻のみ。
7日間で東京~父島間を一往復している。
毎日出航しているわけではないので、
難しい点:おが丸の運行スケジュールと休暇の日程が一致すること
2022-2023の年末年始は、
運良く会社の休日カレンダーと一致しました。
いつも1/3までが休日だったのですが、
今年に限って1/4まで休日だったため、乗れたのでした。
この悩みは会社員や学生など、時間の縛りがない人は関係ないのかも。
対策:カレンダーの並び次第。会社員に対策なし。
まとめ
おがさわら丸は、
●運行スケジュールと一致
●乗船予約争奪戦に勝ち抜く
●天候に恵まれ、無事に東京を出航する
●船酔いと戦う、防ぐ
●天候に恵まれ、無事に父島を出航する
おがさわら丸、突破すべきハードルが多すぎる。
さすが、日本で一番遠い島!
超繁忙!おがさわら丸
年末年始の予約事情
長期休暇シーズンが繁忙となる「おがさわら丸」。
年末年始のに一緒の航海だった人、つまり予約争奪戦勝者たちに予約方法について聞いたところ、
●旅行会社で申込→スンナリ取れた
●当日Web申込→即完(そもそも枠は何席あったのだろうか)
●当日電話予約→予約開始1時間後にかけても購入できた(私の経験談)
個人手配でいく旅が趣味なので、旅行会社にお願いする選択がなかったのですが、確実に行きたいならば旅行会社を通す方が良いのかも。
キャンセル待ち:チャンスあり
Web申込敗退組は、「キャンセル待ち」でやってきた方ばかりだった。
キャンセル待ち数は100名以上だったそうですが、繰り上がり当選の連絡がきたんだって。
キャンセル待ち、チャンスあり!
直前でキャンセルが出ても、年末年始の予定を動かせない方がが多いのかもしれない。
小笠原の旅の難しさ②
有料ツアーやアクティビティへの参加が基本
『東洋のガラパゴス』と呼ばれる小笠原、貴重な自然環境を維持するため、「ガイドなしの立入禁止」エリアが多数ある。
楽しむためにはツアー参加必須のアクティビティも。
●南島
●ハートロックトレッキング
●傘山展望台
●戦跡めぐり(一部)
ツアー参加となると、面倒なことも。
▲費用が発生
▲事前の計画・予約が必要
▲ツアーで自由時間が削られる
▲拘束時間が長い
「天気良いから、海に行こうかな」
「早朝から行動開始だ!」
好き勝手に動けない。
団体行動が、苦手です。せっかく一人できているのに、毎日ツアーに参加するなんて、なんだかなあ。
そんななかのおすすめツアー・スポットまとめ。
小笠原の旅の難しさ③
なんでも予約必須(年末年始は繁忙期)
繁忙期シーズンの年末年始は、
なにごとも予約必須、早い者勝ち、が鉄則。
●各種ツアー
●レンタルバイク・レンタカー
●人気の居酒屋での食事
離島の資源は限られるため、なるべく早く計画して、早く予約を入れること。
父島での足となる原付バイクは、「おがさわら丸」予約日に電話予約しました。
原付バイクレンタル
4日間 ¥7,000 ※繁忙期特別料金
事前予約可 小笠原観光Webサイト
小笠原の旅の難しさ
④旅の感動は天候に左右される
無事に「おがさわら丸」を予約して、
元気に父島へ到着して、
滞在中の計画を立てて予約をして。
それらをすべて台無しにする、
それが天候不良!
現地のアクティビティは天候次第で、感動度が大違いでした。
天気の悪い冬の父島(小港海岸)
到着日は薄曇りのパッとしない天気。
「小笠原って、あんまり楽しくないところ?」
到着日は、ちょっとがっかりしたのでした。
晴天の父島(小港海岸・上から)
海、めっちゃ綺麗!
ダイナミックな景観!
最高だ。
まったく感想が違った。
天候次第。
対策:テンションがあがらないのは、きっと天気のせいだと理解しておく
難易度高し!
数々のハードルを乗り越えて小笠原の旅を楽しもう
旅のプランニングは色々面倒だったし、父島に着いてからも天気や手配が不安だった。
トラブルなく旅を終えた今は、そんなの、すっかり忘れてる。
現地でしっかり満喫するためにも、頑張って計画・予約・準備を怠らず。
そして天候不良でも「そんなもんよね〜」と笑い飛ばせる度量を持ち合わせること。
それが楽しい小笠原旅のコツ。
おしまい。
年末年始・小笠原8日間
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