メテオラ修道院6つのなかでも、こじんまりした聖ニコラオス・アナパヴサ修道院。
メテオラのボス、メガロ・メテオロン修道院から飛び抜けて遠いこと、階段登るのがきついことから、この修道院をパスする人が多いようです。
でも苦労して行く価値あり!みどころ満載の修道院でした。
修道院へのアクセス
カランバカ駅から一番近い修道院
【聖ニコラオス・アナパヴサ修道院】は、カランバカ鉄道駅からメガロ・メテオロン修道院をめざすとき、一番初めに通過する修道院。
歩くと、メガロ・メテオロンまでは1時間以上はかかります。某ガイドブックによると80分ですって。
カストラキの街から徒歩15分
コムギはメテオラにほど近い、カストラキの街のホテルに宿泊していたので、【聖ニコラオス・アナパヴサ修道院】には徒歩15分でした。
ここまでカストラキの街、の看板通過。前方に修道院が見ている。
でも、よくみると・・・・!?
岩と一体化している!
シンプルな外観の修道院ですね。岩からこぼれ落ちないか心配になる。
聖ニコラオス・アナパヴサ修道院
入り口
さあついた。でもここはたんなるゲートであって、メテオラ修道院の入り口はまだまだ。
9時から開場なのですが、モタモタしていて入り口に到着したのは10時過ぎ。
せっかく近いホテルに泊まったけれど、朝食を欲張って食べ過ぎて苦しくてホテルで休んでいた。
本末転倒ですね。。食い時の張った自分のこと、ほんとうにイヤになる。
注意:売店はないのでドリンク購入不可
ここ【聖ニコラオス・アナパヴサ修道院】には、目の前が道路ということもあり、駐車スペースがほとんどなし。
フードトラックも、お土産物やさんも全く並んでおらず。お水が買えませんので要注意!
唯一、民芸品を販売する女性がいました。
教会の模型(?)。お供え物も。
入り口?じゃなくて、礼拝堂
なかなかキツイ坂をあるく。
ようやく入り口かな?と思ったけれど、礼拝堂だった。
聖アントニオスの小礼拝堂
岩の洞穴のなかに作られた小さな礼拝堂。
陽のあたらない礼拝堂はヒンヤリ涼しい。
ちいさい礼拝堂ですが、まだまだ入り口は遠い。
かなりキツイですよ!!
ようやく岩にたどりつく
フレームに収まりきらない、まっすぐ立つ奇岩。ここが修道院への入り口。
それにしても、岩からこぼれ落ちそうな建物!完全に、岩からはみ出しているね。
イコンが飾られる
岩の下の洞穴に、たくさんのイコン画が祀られていました。
どれも赤みをおびていて、それがなんだか神聖さを増すように感じる。
奇岩の横には階段が設置
淡々と続く階段。ここにくるまで大分坂を登ってきて、トドメの階段。
この【聖ニコラオス・アナパヴサ修道院】は、他の修道院に較べてもダントツ坂&階段がきつい。
体力がない方はパスする気持ちがちょっとわかるような・・・?
修道院内部へ
重い黒い扉を越えて。ここから、腰巻着用必須です!貸してもらえます。
聖堂のなかには美しいフレスコ画
撮影禁止です。クレタ島出身の宗教画家の絵だそう。
修道士の部屋
こじんまりとした、修道士の部屋も公開されていました。
枕カバーの刺繍
個人的には、刺繍の枕カバーが気になった。
こういうデザイン、好きです。ノートがあったら欲しかった。
小部屋からは奇岩やカストラキの街が見える
もちろん小部屋からも絶景。
ショップあり
狭い修道院ですが、物販コーナーもあった。これは他の修道院も同じ。
イコンも販売
たくさんのイコンが販売されていた。
メテオラ刺繍のポーチもあるよ
3ユーロでメテオラ刺繍のポーチが売っていた。
ついつい手に取ってしまったけれど、これ以上ポーチが増えても使い道がないからな。
メテオラのワインもあった
うわ〜〜!ほしい。4ユーロ。
サイズも価格もお土産にピッタリなのに買えない。
なんせこれから1日、ザックを背負ってメテオラを歩くから。こんな重いもの持ってられないのです!
というわけで、ワインは断念。
滑車で運搬
なんせここまで登るのにハードな、ここ聖ニコラオス・アナパヴサ修道院】。
物品運搬の滑車がありました。立派な造りでエレベータにも見える。
真下を見下ろすと・・・なかなかの高さ!
この鉄の箱に物資を入れて滑車で引き上げるわけですね。
そりゃ、こんなキツイところにあると人力で運ぶのも大変だよねえ。
展望スポットあり
階段を登りきると、頂上は広場になっている。カストラキの街を一望できる。
のどかだわ。奇岩もみえるよ!
背後には奇岩
鐘楼がある
広場の片隅の高いところに、鐘楼もあります。
風が通り抜けて、気持ちいい♪
それにしても絶景だわ!
スケッチをする家族
1日でメテオラ5箇所をまわるぜ〜〜〜!と張り切っていたコムギ。
ゆったりスケッチをしている家族を見かけた。
クレパスや色鉛筆を使って、それぞれ真剣に取り組んでいた。
こういう楽しみ方もあるのだなあ。ステキだな。
頂上以外にもビュースポットあり
頂上は陽射しを遮るものがなく、長居するにはあつい。
階段を降るおりに、ビュースポットがありました。
せっかく登ったんだもの、絶景を心ゆくまで楽しみたいよね。
ゼーゼーいいながらも頑張って登った甲斐ありました。
聖ニコラオス・アナパヴサ修道院は、遠いけれど坂もきついけれど、頑張る価値あり
こじんまりとしながらも、見所たくさんだった。
- 展望台から眺めるカストラキの田舎町+奇岩
- 聖堂内部のフレスコ画
- 狭くてリアルな修道士の部屋
- 物販あり
他の修道院と較べて、断然小さい、そして狭いからこそ、ここで本当に修行していたんだろうなという実感が、より湧いた。
ただ、坂道も階段の勾配もかなり強い。
体力配分を考えて挑むべし。
メテオラ修道院群の記事はこちら
・メガロ・メテオロン修道院
・聖ニコラオス・アナパヴサ修道院
・ヴァルラーム修道院
・ルサノー修道院
・アギア・トリアダ修道院
・聖ステファノス修道院
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