北京(中国)

ツアー団体客のいない穴場の万里の長城なら慕田峪長城がおすすめ!どっぷり歴史ロマンに浸ろう

 

慕田峪長城を歩く

一生に一度は見てみたい絶景・万里の長城。誰もが歴史の教科書で学ぶ、キングオブ世界遺産ではないでしょうか?

ですが万里の長城はその人気が故、大混雑で芋洗い状態・・・という悲しいツアーの思い出を聞くことも。ですが、現在アクセス可能な万里の長城のうち、慕田峪長城(ぼてんよくちょうじょう)ならば、ツアー客はいなくてゆっくり中国史ロマンに浸れるのオススメ。

そんな慕田峪長城をご紹介します。

関連記事
慕田峪長城へバスで行く!アクセス方法を写真つきで徹底解説(2018年12月情報)

 

目次
1.慕田峪長城をおすすめする理由3つ
2.観光料金は合計180元が目安
3.入り口から長城までの長い道のり
4.長城〜ふもとのアクセス手段は3種類
6.全長2,250mの慕田峪長城。どう歩く?
7.西側:写真映えする景観で歩きやすい人気コース
8.東側:坂がキツイけれどロマンを感じるコース
9.万里の長城ならば慕田峪長城がおすすめ!

慕田峪長城をおすすめする理由3つ

現在、一般人に開放されている万里の長城は6箇所。そのうちで慕田峪長城をおすすめする理由は3つ。

おすすめ理由①
八達嶺長城ほど混雑しない

6つの長城のなかでもアクセスの良い八達嶺長城(はったつれい)が大人気。

団体ツアー客はほぼここに行くので、どうしても大混雑して「長城を撮っているのか人と撮っているのかワカラナイ」と嘆かれることも。

でも、ここ慕田峪長城(ぼでんよく)は空いているのです!

空いている慕田峪長城

こんなに空いている〜!ゆっくり浸れますよ。

ガラガラの慕田峪長城

せっかくだから、ゆっくり自分のペースで満喫したいですよね。

おすすめ理由②
公営バスでも(なんとか)アクセス可能

某ガイドブックでは「アクセスやや困難」認定をされていた。ですが、なんとか自力で可能でした。

関連記事:公営バスで行く!慕田峪長城へのアクセス方法完全ガイド

中国特有の「いつバスが来るのかわからねえ!」という問題はありましたが。公営バスだとなんと往復300円で移動できちゃいました。

おすすめ理由③
保存状態の良さが長城of長城

アップダウンが激しいため写真映えし、保存状態の良さから”長城 of 長城” とも呼ばれているらしい慕田峪長城。

その素晴らしい景観が魅力!

連なる城壁

とにかく圧倒される存在感。

青空の下の慕田峪長城

観光料金は合計180元が目安

食べ物も交通運賃も日本に比べたらまだまだ割安の中国ですが、長城の観光料金は割高です。

慕田峪長城の入場券

慕田峪長城の観光料金:合計180元

①長城の入城料金:45元
②シャトルバスの往復運賃:15元
③長城へのアクセス、どの手段でも往復:120元

北京の中心街からバスで2時間弱の運賃が18元であることを考えると、かなり高額設定ですよね。でも世界遺産の保持を考えると仕方がないのかも。

長城へのアクセスは徒歩ルートもありますが、実際には歩くのは観光客には厳しく現実的ではありません。なんせ長城を歩くだけでもクタクタだ!

入り口から長城までの長い道のり

慕田峪長城の入り口ゲート

バスで慕田峪長城の入り口についた。ですが、まだまた長城には着かないのです!

長城までの道のり

とにかく移動に疲れる中国観光、それはここ慕田峪長城でも同じ。入り口についてもなかなか長城までたどり着けません。いくつかのプロセスを経ないとたどり着けないのです。

長城までの道のり

1.入り口でチケットを購入
2.シャトルバス乗り場へ(徒歩)
3.長城ふもとまで(シャトルバス)
4.長城まで(ケーブルカー、リフト、スリップボート)

ビューンとは、直通アクセスさせてくれません。さすが中国。広くて時間がかかります。

まずはチケットを買う

慕田峪長城チケット売り場

チケットを買うのを忘れてズンズン進んでしまい、戻る羽目になりました。

チケット売り場とシャトルバス乗り場は離れています。シャトルバス乗り場を目指すまえに、まずはチケットを買っておくこと。

土産物・飲食店の並ぶ道を歩く

チケットを買ったらシャトルバス乗り場まで歩きます。

一本道で、土産物店や飲食店が立ち並びます。

慕田峪長城の飲食店

お土産も売っています。

慕田峪長城の土産物店

お土産といっても、慕田峪長城にやってきてまで買うかなあ??てなアイテムばかり。

妙なお面

商売っ気があるのか?ないのか?

ですが、「2分であなたの名前の彫ります」印鑑が人気でした。

印鑑販売

ここはチャイナ!ふっかけ価格は当然と心得よ

ここに来るまでのバス車内にて手袋を片方落としてしまった。

12月の北京は酷寒!手袋を買わなくちゃ。
あたたかい帽子と手袋が売られています。コムギのような人らが多いのだろうな。

慕田峪長城で売られている帽子と手袋

いちばん暖かそうな、ノースフェイスの手袋を20元(約300円)で購入。

ノースフェイス風ピンクの手袋

でもこれ、絶対ノースフェイスじゃないよね。

最初はふっかけられたのはなんと180元(約2,800円)

んなわきゃないだろ〜〜!

と交渉したら、20元まで下がった。下がりすぎ。

180元で買う人なんているのかな?ウッカリぼったくり価格で買わずにしっかり交渉しよう。

ふもとまではシャトルバスで移動

慕田峪長城までのシャトルバス

慕田峪長城のふもとまではシャトルバスで移動。10分間隔で出発しています。乗車時間は5分程度。

入り口到着

慕田峪長城の入り口

シャトルバスを降りたら、いよいよ長城へ。一番手前はリフト・スリップボートの入り口です。上に登るとケーブルカー。

長城〜ふもとのアクセス手段は3種類

①ケーブルカー

慕田峪長城のケーブルカー

どうやら一番人気はケーブルカーの往復。
寒くないし人気の西側にアクセスが良いせいもあるのでしょう。

②索道(Cable Way, リフト)

コムギはこれで移動しました。

ぐんぐん登っていく、景色が変わって楽しい。

すれ違うリフト

高くなると、山の峰に万里の長城が見えていることに気づく。

遠目に見える慕田峪長城

この瞬間はとても驚き、想像以上に感動した。

③滑道(Toboggan)

くだりのみですが、ボートに滑ってくだることもできます。

慕田峪長城の滑道

操作は簡単で、前倒しにしたり後ろにひいたりでスピードを調節。

スピード調整方法

操作は単純だし、カートにのって疾走するのはスリリングで爽快!

慕田峪長城の滑走は爽快

せっかくならば、アトラクションと思って楽しんでみてはどう?

全長2,250mの慕田峪長城。どう歩く?

慕田峪長城で滑走

とにかく長い慕田峪長城、その全長は2,250mアップダウンも激しいし、踏破するのはなかなかキツイ

どこを歩くか?取捨選択も必要。

東側:人は少ない。距離は短い。坂がキツイ。
西側:人は多い。歩きやすいが距離は長い

ちなみにコムギは東側と西側の一部まで歩きました。そしてまた東側まで戻りました。きつかった!

西側:写真映えする景観で歩きやすい人気コース

慕田峪長城の地図

ケーブルカーでのアクセスが良い西側。高低さはきびしいですが、そのぶん長城の絶景がとてもフォトジェニック。

旗がひしめく慕田峪長城

人もまばらな慕田峪長城

壁の合間には山が見える。

慕田峪長城

雄大で、日本とは違う姿にも目が奪われる。とにかくテンションがあがりっぱなしの長城。

壁の合間には見える山

東側:坂がキツイけれどロマンを感じるコース

西側と違って、きつい斜面と高い階段で、いかにも万里の長城を感じることができるのが東側。

壁の合間から景色を眺める人々

整備された西側と違い、石の大きさも不揃いで、驚くほど傾斜のきついところも。

坂道を歩くカップル

もう壁を登ってる気分です。。

壁のぼりのような慕田峪長城

でも、その荒々しさがのこるところにロマンを感じます。

慕田峪長城のハードな東側

ハードな東側コース、歩いている人がいないので、のんびり長城歩きを楽しむ人が多い。

慕田峪長城から景色をのぞむ

長城と山を眺めながら休憩する人も。いいなあ、わたしもなんか食べたい。

東側の果てには野城も見える

東側の果ての窓から、野城が伸びていました。野城は、万里の長城のうち整備されていなくて風化しつつあるところ。一般人は進入禁止。

野城

窓から見えている野城。

野城

観光で歩ける万里の長城だけれど、実際の壁はこんなのだったんだろうなあ。

さほど中国史を学んだわけではないけれど、そんなコムギでも胸いっぱいになる万里の長城。きてよかった!

万里の長城ならば慕田峪長城がおすすめ

がんばったらアクセスできる、慕田峪長城は、教科書でみたときに感じた以上のロマンを体感できるまさに”長城of長城”なところ。

人も少なくて写真映えもする、一生に一度は行きたい絶景に出会えます。

万里の長城へ行くならば、

空いていて景観も抜群の慕田峪長城をおすすめします。

慕田峪長城

▼ 慕田峪長城へのアクセスはこちら ▼

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