一生に一度は見てみたい絶景・万里の長城。誰もが歴史の教科書で学ぶ、キングオブ世界遺産ではないでしょうか?
ですが万里の長城はその人気が故、大混雑で芋洗い状態・・・という悲しいツアーの思い出を聞くことも。ですが、現在アクセス可能な万里の長城のうち、慕田峪長城(ぼてんよくちょうじょう)ならば、ツアー客はいなくてゆっくり中国史ロマンに浸れるのオススメ。
そんな慕田峪長城をご紹介します。
目次
1.慕田峪長城をおすすめする理由3つ
2.観光料金は合計180元が目安
3.入り口から長城までの長い道のり
4.長城〜ふもとのアクセス手段は3種類
6.全長2,250mの慕田峪長城。どう歩く?
7.西側:写真映えする景観で歩きやすい人気コース
8.東側:坂がキツイけれどロマンを感じるコース
9.万里の長城ならば慕田峪長城がおすすめ!
慕田峪長城をおすすめする理由3つ
現在、一般人に開放されている万里の長城は6箇所。そのうちで慕田峪長城をおすすめする理由は3つ。
おすすめ理由①
八達嶺長城ほど混雑しない
6つの長城のなかでもアクセスの良い八達嶺長城(はったつれい)が大人気。
団体ツアー客はほぼここに行くので、どうしても大混雑して「長城を撮っているのか人と撮っているのかワカラナイ」と嘆かれることも。
でも、ここ慕田峪長城(ぼでんよく)は空いているのです!
こんなに空いている〜!ゆっくり浸れますよ。
せっかくだから、ゆっくり自分のペースで満喫したいですよね。
おすすめ理由②
公営バスでも(なんとか)アクセス可能
某ガイドブックでは「アクセスやや困難」認定をされていた。ですが、なんとか自力で可能でした。
関連記事:公営バスで行く!慕田峪長城へのアクセス方法完全ガイド
中国特有の「いつバスが来るのかわからねえ!」という問題はありましたが。公営バスだとなんと往復300円で移動できちゃいました。
おすすめ理由③
保存状態の良さが長城of長城
アップダウンが激しいため写真映えし、保存状態の良さから”長城 of 長城” とも呼ばれているらしい慕田峪長城。
その素晴らしい景観が魅力!
とにかく圧倒される存在感。
観光料金は合計180元が目安
食べ物も交通運賃も日本に比べたらまだまだ割安の中国ですが、長城の観光料金は割高です。
慕田峪長城の観光料金:合計180元
①長城の入城料金:45元
②シャトルバスの往復運賃:15元
③長城へのアクセス、どの手段でも往復:120元
北京の中心街からバスで2時間弱の運賃が18元であることを考えると、かなり高額設定ですよね。でも世界遺産の保持を考えると仕方がないのかも。
長城へのアクセスは徒歩ルートもありますが、実際には歩くのは観光客には厳しく現実的ではありません。なんせ長城を歩くだけでもクタクタだ!
入り口から長城までの長い道のり
バスで慕田峪長城の入り口についた。ですが、まだまた長城には着かないのです!
長城までの道のり
とにかく移動に疲れる中国観光、それはここ慕田峪長城でも同じ。入り口についてもなかなか長城までたどり着けません。いくつかのプロセスを経ないとたどり着けないのです。
長城までの道のり
1.入り口でチケットを購入
2.シャトルバス乗り場へ(徒歩)
3.長城ふもとまで(シャトルバス)
4.長城まで(ケーブルカー、リフト、スリップボート)
ビューンとは、直通アクセスさせてくれません。さすが中国。広くて時間がかかります。
まずはチケットを買う
チケットを買うのを忘れてズンズン進んでしまい、戻る羽目になりました。
チケット売り場とシャトルバス乗り場は離れています。シャトルバス乗り場を目指すまえに、まずはチケットを買っておくこと。
土産物・飲食店の並ぶ道を歩く
チケットを買ったらシャトルバス乗り場まで歩きます。
一本道で、土産物店や飲食店が立ち並びます。
お土産も売っています。
お土産といっても、慕田峪長城にやってきてまで買うかなあ??てなアイテムばかり。
商売っ気があるのか?ないのか?
ですが、「2分であなたの名前の彫ります」印鑑が人気でした。
ここはチャイナ!ふっかけ価格は当然と心得よ
ここに来るまでのバス車内にて手袋を片方落としてしまった。
12月の北京は酷寒!手袋を買わなくちゃ。
あたたかい帽子と手袋が売られています。コムギのような人らが多いのだろうな。
いちばん暖かそうな、ノースフェイスの手袋を20元(約300円)で購入。
でもこれ、絶対ノースフェイスじゃないよね。
最初はふっかけられたのはなんと180元(約2,800円)
んなわきゃないだろ〜〜!
と交渉したら、20元まで下がった。下がりすぎ。
180元で買う人なんているのかな?ウッカリぼったくり価格で買わずにしっかり交渉しよう。
ふもとまではシャトルバスで移動
慕田峪長城のふもとまではシャトルバスで移動。10分間隔で出発しています。乗車時間は5分程度。
入り口到着
シャトルバスを降りたら、いよいよ長城へ。一番手前はリフト・スリップボートの入り口です。上に登るとケーブルカー。
長城〜ふもとのアクセス手段は3種類
①ケーブルカー
どうやら一番人気はケーブルカーの往復。
寒くないし人気の西側にアクセスが良いせいもあるのでしょう。
②索道(Cable Way, リフト)
コムギはこれで移動しました。
ぐんぐん登っていく、景色が変わって楽しい。
高くなると、山の峰に万里の長城が見えていることに気づく。
この瞬間はとても驚き、想像以上に感動した。
③滑道(Toboggan)
くだりのみですが、ボートに滑ってくだることもできます。
操作は簡単で、前倒しにしたり後ろにひいたりでスピードを調節。
操作は単純だし、カートにのって疾走するのはスリリングで爽快!
せっかくならば、アトラクションと思って楽しんでみてはどう?
全長2,250mの慕田峪長城。どう歩く?
とにかく長い慕田峪長城、その全長は2,250m。アップダウンも激しいし、踏破するのはなかなかキツイ。
どこを歩くか?取捨選択も必要。
東側:人は少ない。距離は短い。坂がキツイ。
西側:人は多い。歩きやすいが距離は長い
ちなみにコムギは東側と西側の一部まで歩きました。そしてまた東側まで戻りました。きつかった!
西側:写真映えする景観で歩きやすい人気コース
ケーブルカーでのアクセスが良い西側。高低さはきびしいですが、そのぶん長城の絶景がとてもフォトジェニック。
壁の合間には山が見える。
雄大で、日本とは違う姿にも目が奪われる。とにかくテンションがあがりっぱなしの長城。
東側:坂がキツイけれどロマンを感じるコース
西側と違って、きつい斜面と高い階段で、いかにも万里の長城を感じることができるのが東側。
整備された西側と違い、石の大きさも不揃いで、驚くほど傾斜のきついところも。
もう壁を登ってる気分です。。
でも、その荒々しさがのこるところにロマンを感じます。
ハードな東側コース、歩いている人がいないので、のんびり長城歩きを楽しむ人が多い。
長城と山を眺めながら休憩する人も。いいなあ、わたしもなんか食べたい。
東側の果てには野城も見える
東側の果ての窓から、野城が伸びていました。野城は、万里の長城のうち整備されていなくて風化しつつあるところ。一般人は進入禁止。
窓から見えている野城。
観光で歩ける万里の長城だけれど、実際の壁はこんなのだったんだろうなあ。
さほど中国史を学んだわけではないけれど、そんなコムギでも胸いっぱいになる万里の長城。きてよかった!
万里の長城ならば慕田峪長城がおすすめ
がんばったらアクセスできる、慕田峪長城は、教科書でみたときに感じた以上のロマンを体感できるまさに”長城of長城”なところ。
人も少なくて写真映えもする、一生に一度は行きたい絶景に出会えます。
万里の長城へ行くならば、
空いていて景観も抜群の慕田峪長城をおすすめします。
▼ 慕田峪長城へのアクセスはこちら ▼
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