2018年センター試験では、地理の試験問題にムーミンの出身地(?)が出題されて話題になりましたね。
ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンはフィンランドの作家。
ノルウェーと混同した受験生たちの悲痛な叫びがTwitter で話題になっていました。正直なところ、学生時代のコムギも、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの3カ国の区別がついていなかったかも。「なんだかオシャレで寒そうな国々」と、3国まとめて認識していました。スイマセン!
カモメ食堂ではじめて知ったヘルシンキの街
そんなコムギがフィンランドをきちんと認識したのは、映画「かもめ食堂」がキッカケ。
『かもめ食堂』は、2006年3月公開の日本映画。小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ主演。監督は荻上直子、原作者は群ようこ。キャッチコピーは「ハラゴシラエして歩くのだ」で、個性的な面々がフィンランドのヘルシンキを舞台に、ゆったりと交流を繰り広げていく様子を描く。
(Wikipediaより引用)
青い空、白いカモメ、夏のフィンランドのまばゆさ。美しい街並み。可愛らしさとスタイリッシュが共存するテキスタイル、洗練されたファニチャー。
それに、なんといっても映画のお料理がとっても美味しそう!
この映画で、フードコーディネーター飯島奈美さんのファンになりました。フードコーディネーターの存在を初めて知ったのもこの映画。飯島奈美さんの料理本も買った。
LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん。2009/3/12
飯島 奈美
う〜ん、おいしそう!オニギリ食べたい。真似してアラビアのお皿も買いましたね。
映画のゆるりとした雰囲気と美味しそうなごはんのイメージで、「行ってみたい外国」トップに躍り出たフィンランド。
そんなコムギに大いなる影響をあたえた映画・カモメ食堂のロケ地巡りを敢行!
カモメ食堂のロケ地めぐり
- 物語の舞台「かもめ食堂」
- ガッチャマンを合唱「アカデミア書店」&「カフェ・アアルト」
- 海辺で休日のビール「カフェ・ウルスラ」
- キノコ狩りで森を満喫「ヌークシオ国立公園」
- トナカイの肉を調達「ハカニエミ・マーケットホール」
- かもめ食堂満席おめでとう!「ウルヨンカツの公共プール」
物語の舞台「かもめ食堂」
かもめ食堂
Ravintola Kamome
Pursimiehenkatu 12, 00150 Helsinki
説明不要?主人公サチエのお店です。物語の舞台でもあります。
かもめ食堂まで向かうが・・・
リニューアルオープンですって!
そして、営業時間、みじかっ!
15時頃についたコムギは店に入れず。翌日に持ち越しとなりました。
リベンジ!なんとか入店。店内は思っていた雰囲気とちがう。
家具がちがう!
映画ではArtekのテーブルやスツールでしたが、リアルかもめ食堂は違います。
実際のお店は素朴なかんじ。これはこれでかわいいんでしょうけれど、映画の雰囲気とかなり違う。
映画・かもめ食堂はゆったり&ホンワカした映画だけれど、使用されている家具や食器やキッチングッズはどれも洗練されたデザインの名品ばかり。普通にみえるけれど、やっぱりきちんと細部までデザインされている。それでいて主張もしないし調和する。これぞ北欧デザインの真髄ではないかしら。だから、このリアルかもめ食堂は、映画とまったく違うのです!
やっぱりArtekって素晴らしいデザインなんだなあ・・・!シンプルながらもおしゃれなArtek、巨匠アアルトの偉大さを感じました。
かもめ食堂では何を食べよう?
かもめ食堂にきたら、やっぱりシナモンロール食べたいよねえ。
が、コムギの旅した2016年5月はリニューアル直後のため、映画撮影時とは、オーナーとメニューが変わっていたようなのです!
訪問時にはそれに気づかず、コーヒーとシナモンロールを注文(したつもり)。
シナモンロールじゃなくてアイスクリームが来ました
メニューに「シナモンロール」の文字を見つけて注文したら、コレが出てきた。
アイスクリームじゃん!
あのう、シナモンロールを頼んだのですが?間違っていませんか?
衝撃の回答が!
間違っていませんよ。あなたが頼んだのは、シナモンロールアイスクリーム添えです。これはシナモンロール味のアイスクリームです。
えええええ!
メニューはちゃんと見よう(反省)
たしかに、「ホイップコケモモのセモラ/シナモンロールアイスクリーム添え」って書いてあるけどさ!
シナモンロールにアイスクリームが添えてあるものだと思うのは私だけかしら・・・?
シナモンロールはパンの一種であって、アイスクリームの素材になるなんて思いもよらないのだが。。
でも一番下に「ふたつの小さなかもめシナモンロール」のメニューがあるから、こちらが正解なのね。
くやしいっ!なぜアイスクリームを食べているのだ、私は。
かもめ食堂のメニューは高め
全体的に高い値段設定のかもめ食堂。
これは、数種のフィンランド料理が少しずつ木箱に詰められたスペシャリテ。35ユーロ(約4,500円)という高額に怯み注文せず。
これでお腹いっぱいになるのかしら・・・サチエさんはこんなお料理、かもめ食堂で出さないとおもうんだけどなっ!
フィンランドは税金が高くて、外食はどこでも高くつくとはいえ、かもめ食堂は日本人観光客向けのお店だな〜と思い、映画ファンであるからこそ残念に思いました。
結論:かもめ食堂では、コーヒー飲むだけでいいんじゃないかな。
コムギにとっては、すこしガッカリしたお店でした。シナモンロール食べれなかったせいかもしれない。
ガッチャマンを合唱・「アカデミア書店」&「カフェ・アアルト」
主人公サチエと片桐はいり演じるミドリが出会ったお店。ガッチャマン合唱したシーンです。
アカデミア書店
アカデミア書店
Akateeminen Kirjakauppa
Pohjoisesplanadi 39, 00101 Helsinki
吹き抜けになっており開放的な店内。低い本棚に洋書がズラリ。
ムーミン関連本もたくさんあったよ。
カフェ・アアルト
カフェ・アアルト
Cafe Aalto
アカデミア書店の2階
アアルトデザインの家具のカフェ。図書館の一角とは思えないステキさ。
ここは、某かもめ食堂とちがって、お金を出す価値アリ!値段相応に豪華なケーキが来た。
超オシャレではありますが、店員さんの働く姿やセルフスタイルは少しフードコート感があります。でも、気取ってなくてヨシ!
海辺で休日のビール「カフェ・ウルスラ」
Cafe Ursula
カフェ・ウルスラ
Ehrenstromintie 3, Helsinki
休日に4人でやってきた海辺のカフェ。海辺で飲むビールが本当に美味しそう!
ヘルシンキからトラムで約15分程度、トラム降り場から新緑の公園を10分ほど歩いたところ。
初夏のヘルシンキはとっても気持ちがいい!
お客さんがいっぱい。
映画のマネをして、わたしもビールを!昼から飲むビールは最高だわ。
日焼けする〜と思いながらもダラダラ楽しむ。
海が近い
目の前の海には桟橋があって、海の奥のほうまで進める。
キノコ狩りで森を満喫「ヌークシオ国立公園」
ヌークシオ国立公園
Nuuksio National Park
03220 Espoo
かもめ食堂のパッケージ写真になっているヌークシオ国立公園。
もたいまさこ演じるマサコさんがキノコ狩りにきたところ。フィンランドでは国立公園であろうともキノコ狩り放題!
ヌークシオ国立公園は、ヘルシンキの郊外なので、1日時間のとれる日に行くべし。
詳しい記事はコチラ
フィンランド人らしさを形成する「森」。映画でも象徴的に森のシーンが使われていますよね。フィンランドを理解するためにはヘルシンキ街あるきもいいけれど、やっぱり森に行かねば!!
トナカイの肉を調達「ハカニエミ・マーケットホール」
ハニカエミ・マーケットホール
Hakaniemi Market Hall
Hämeentie 1a, 00530 Helsinki
かもめ食堂のお客さまを増やすべく、新メニュー考案に取り組むミドリさん。おにぎりの具にと、トナカイの肉を仕入れるシーン。
肉屋さん
フィンランド語が読めないため、どれがトナカイの肉かわからなかったです・・・!
かもめ食堂満席おめでとう!「ウルヨンカツの公共プール」
ウルヨンカツの公共プール
Yrjonkatu Indoor Swimming Pool
Yrjönkatu 21b, 00120 Helsinki
満席になったカモメ食堂。サチエが泳いでると、あれ?拍手が聞こえる・・・周りを見渡したら多くの人に囲まれていた!
感動のシーンですっ!
かもめ食堂、よかったね〜〜!愛されるお店になったね!
わかりにくい入り口はコチラ
SIMHALLって、「公衆浴場」のことなんだそう。
さらにさらに、奥へ進む。
やっとたどり着いた〜!
冬は雪深いからか、ドアは二重で奥が見えませんが、営業していた。
ウヨンカツ公共プールの特徴
- 男女の完全入れ替え制
訪問日・訪問時間にご注意! - 温水プール
冬が長いフィンランド、温水プールは通年営業。
タオルもついてきます。 - サウナつき
サウナの習慣があるフィンランド。
プール後にシャワーを浴びたら、〆はサウナ。 - 裸で泳いでもOK
!!!!
ウヨンカツ公共プールはハダカ遊泳OK
完全男女入れ替え制なこともありますが、ここ公共プールでは「ハダカで泳いでもOK」、いやむしろ、ほとんどの人がハダカで泳いでいました。
コムギは日本からマイ水着を持ってきていたのですが・・・
コムギの持ってきた水着はコチラ
日光皮膚炎であり、ビーチリゾートに縁のないコムギ。。
そして自称ちょいポチャのコムギ。この露出の少ない水着を愛用しております!色気ゼロ%
けれど、ほとんどの人がハダカで泳ぐなか、ほぼ洋服みたいなこの水着を着用するほうがむしろ恥ずかしい
そんな気持ちになりました。
えいっ!!脱いでしまえ〜〜〜!
コムギもハダカで泳いでみました。みんなハダカだから大丈夫…。銭湯みたいなもんだ!そう、日本で温泉にはいる外国人のきもちと一緒よっ!
そう考えれば勇気が出るね。
ハダカで泳いだのは物心ついてからは初めて。水着を着ることで少なからず生じる水の抵抗がまったく感じることがない。いつもよりスイスイ自由に泳げる気がする。
競泳選手が極小ビキニを着用する意義を体感しました。抵抗がないって泳ぎやすい♪
フィンランド旅前には、かもめ食堂の映画で予習を!
かもめ食堂のロケ地となったところは、どこもとても素敵なところでした。ロケ地をめぐることで、そのままヘルシンキ名所巡りになるくらい、フィンランドのいいところを体感できる場所ばかり。
まだ映画を観たことがないかたは、フィンランド前にぜひ、映画をみて予習することをオススメします!あなたのヘルシンキの観光計画が少し変わるかもしれません♪
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