桜島をのぞむ島津家別邸「仙巌園」と、
特別なスターバックスに行ってきた。
2025年3月に新駅「仙巌園前駅」の開業をひかえた仙巌園、
タイミングがよく空いていて、ゆっくり過ごせました。
隣接するスターバックスは白い洋館の素敵な建物。「リージョナルランドマークストア」のひとつ、特別なスターバックス。めっちゃ素敵です。
訪れたスポット
- 仙巌園
- 尚古集成館
- スターバックス コーヒー 鹿児島仙巌園店
アクセス
鹿児島市内の他の観光ちからは少し離れたところにある仙巌園。
これまでは、徒歩移動か鹿児島シティビューバスでの移動でしたが、
2025年3月、仙巌園のど真ん前に新駅が開業予定。
訪問したのは開業21日前、絶賛工事中でした。間に合うんか?
桜島の目の前だし、「絶景駅」として流行りそう。
仙巌園(せんがんえん)
薩摩藩主・島津氏の別邸。大名庭園。
錦江湾に面しており、桜島を一望できる庭園は、「THEさつま」なビュー。
仙巌園
入園料:1,600円(仙巌園・尚古集成館)(2025年2月)
住所:県鹿児島市吉野町9700−1
Googleマップ
公式サイト
仙巌園入口
入場料は、尚古集成館と共通で1,600円もした。維持管理が大変なんだろう。
オリエンテーションセンター
入場するとすぐに現れた綺麗な建物。順路一番手なのに、すっとばしている人が多いのか、ガラガラだった。この先に見学する「反射炉跡」を解説する場所。中央に模型がありました。
中央の模型以外はパネル説明の展示なので、頭が回らない私はすっ飛ばした。
反射炉跡
世界文化遺産に登録された反射炉跡。「跡」なので遺構が残るのみ。

反射炉跡
静岡の韮山反射炉のような感激はなく。ここ薩摩の地でも、欧米列強に並ぶための国力作りの一部を担っていたと思うと感慨深いな。

世界遺産・韮山反射炉
土産処 丸十のれん
入り口からすぐに土産店。きたばかりなのに入店してしまう。いくつかのお店が内部で繋がっているので、ウロウロできて買いやすい。じゃんぼ餅のお店とイートインスペースが人気でした。
桜島ティッシュケースを、お買い上げ。
買ったのはネイビー。気に入ってます。
2月の鹿児島は、もう桜が開花。
ところどころ、桜島が見えます。
仙巌園ブランドショップ
薩摩切子が並ぶ。美術館みたい。
説明によると、カラーは「金赤」が一番人気。光を集めたグラスに一番映えるのは、この色かも。でも個人的には藍色が好き。迷う。買えないけどさ。
それにしても繊細なカットだわ。
薩摩切子の制作過程の説明も必見。
こんなにつるんとした色ガラスが、
こんなふうにカットしていくのですね。
ここから更にカットするんだものなあ。途中で失敗したら悔しいだろうなあ。
感心して眺めていると、店員さんが色々教えてくださった。この「復元」は、当時のデザインの復元なんだって。なんてモダンなの。薩摩切子は輸出向けに作成された歴史をもつからかな?

「復元」薩摩切子
うん、いまでもまったく古くない。美しいものって、永遠だ。
御殿前下庭
御殿のまえのお庭。桜島ビューが素敵。結婚写真の撮影中でした。わたしも薩摩っ子ならば憧れる。

鶴灯籠
お庭には南国の木。これも薩摩っぽい。
サイフォンの原理を用いた水道施設「高枡」。

高枡
桜島展望ポイント
仙巌園のもっとも奥、ここが絶景スポット。
桜島の裾まで一望できるビューポイント。
いくつかのベンチ以外は、なにもない。
と思ったら、奥に「島津家水天渕発電所記念碑」が。
曲水の庭
すこし高台にあるこちらからの眺めは、桜島とお庭のナイスビュー。
江南竹林
こちらに植えられた江南竹(孟宗竹)が、全国に広がったとのこと。
猫神社
- 島津義弘公は、7匹の猫をつれて朝鮮出兵
- 猫を各部隊に配属し、猫の目の動きによって時刻を知ったという
- 七匹の猫のうち5匹は戦士、2匹は生還
創建は、時計の普及しない時代に時刻を尊重した逸話によるもの。
神社までの参道には、たくさんの猫の石像。
拝殿も、屋根すらない小さな神社。
参拝客はたくさんいてた。
迫ン太郎(さこんたろう)
水の流れを利用した米つき機。カーン!って作動していた。
竹製耳かき購入
竹製の耳かき、欲しかったの。100円とやすかったのにオマケに菜箸を頂いてしまった。
磯御殿の裏手のお店です。
磯御殿
仙巌園の御殿へ。
”釘隠し”を探せ!
11種類ある釘隠しを探してみようとの提案。受けるぜ!
籠
めっちゃ重そうな籠。
素敵〜。
薩摩焼蓋付壺
ガラスケースの中に展示された大きな壺2つ。こちらはニコライ2世がロシア皇帝に即位した際に島津家が贈った壺の複製品とのこと。
迎賓館として機能していたこの御殿は、ニコライ2世も宿泊したのだそう。

ロシア帝国最後の皇帝・ニコライ2世
中庭
厩じゃなかった
突然の馬、ここは厩?と思いましたがもちろん違っていた。
ここは島津家先祖代々を祀った祖霊社跡であり、馬は園内にあった神社に奉納されていた神馬とのこと。
殿様気分のビュー
解放された窓からお庭と桜島が見えます。修復工事中の建物がちょっと台無しではあるけれど。島津のお殿様はこの景色を楽しんでいたんだろうなあ。風雅だな。
謁見の間
広さとテーブルのサイズがあっていませんね?
御小座(化粧の間)
御不浄の間
トイレ。汲み取り式で、便から健康チェックをされていたとのこと。検便ですね。
御寝所
御小座(披露の間)
なんと「プレゼントを開封する部屋」。和モダンな調度品が素敵でした。
見つけた釘隠し
7/11箇所という、微妙な結果でした。
外へ出て、御殿全体を眺める。
御殿側からの桜島。
ここからの桜島も綺麗に見える。
正門
立派な門。まっすぐ育った菜の花が可愛らしいな。
門に刻まれているのは、島津家の「丸に十字紋」。「桐紋」も。
門扉には巨大な鋲が。
何があるんやろ〜と思って訪れた仙巌園でしたが、敷地も広く、あっというまに2時間たってしまっていた。
尚古集成館
幕末の島津斉彬による集成館事業を顕彰するため開館した博物館
こちらの建物は、
- 日本最古の洋風工場建築物
- 世界文化遺産(明治日本の産業革命遺産の構成資産のひとつ)
尚古集成館
1,600円(仙巌園・尚古集成館)(2025年2月)
住所:鹿児島市吉野町9698−1
Googleマップ
公式サイト
滞在時間:3分
まったく時間はないけれど、仙巌園のチケット提示で見学できるので、もったいないから入館。滞在3分程度、入場しただけで終わってしまった。
- 甲冑
- 薩摩藩の貿易品
- 巨大な2体の像
写真撮影不可。ますます、記憶が薄い。
スターバックス コーヒー
鹿児島仙巌園店
仙巌園に隣接するスターバックスがめっちゃ素敵!
登録有形文化財「旧芹ケ野島津家金山鉱業事業所」をリノベーションした建物。
「リージョナルランドマークストア」のひとつ。
チェーン店といって侮るなかれ。
窓から桜島がみえるこちらのスタバは、もはや、ひとつの観光スポットです。
内装もレトロで素敵。1階はゆったりテーブル席。
私は一人用ソファを陣取りました。
窓からは桜島もみえる。
みえる、といいつつ大した写真がなかった。桜島をみるならば2階窓際がいいです。
午前10時から1時間ほど滞在しましたが、ずっと空いていた。新駅が開業したら混雑するのかな?ゆっくりしすぎて、ちょっと寝ちゃった。
2階席も見に行った。大きなテーブルもあり、こちらも居心地が良さそう。
めっちゃ良い時間を過ごせたな。
チェーン店といって侮れじ。スターバックスの「リージョナルランドマークストア」、気になりだした。これからは、積極的に寄ってみようっと。
登り窯
スターバックスの駐車場の裏手に「お庭焼き」とかつて呼ばれていた、登り窯がありました。
島津家のお殿様が「お庭焼き」として自邸の庭に作った窯。それが発展して一大事業となった経緯もあるから感慨深い。今月二度目の「登り窯」の見学。つい二週間前に訪れた常滑でも見たのでした。
おしまい。
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