大阪在住の会社員コムギの、
週末に行くスパルタントラベラー日記。
2日間で、鹿児島県・霧島へ。
この記事は、塩浸温泉から妙見温泉まで、 天降川沿いを歩いた旅行記。
寄り道ばかりでたのしい道程だった。
ゴールの妙見温泉では、「鯉の洗い」を食べるのがおすすめ!
コースについて
ルート
今回のルートは塩浸温泉から出発し、妙見温泉を目指すルート。
寄り道せずに歩いて、1時間程度。
旅で楽しんだこと
● 霧島ジオパーク
● 珈琲館たんぽぽで美味しいコーヒー
● 廃業する温泉旅館を眺める
● 激推し!さかいだ温泉
● 熊襲穴でアート鑑賞
● 〆は鯉の洗いと天然鰻
満足度の高いコースでした。自信あり!
天降川沿いを歩く
スタート:塩浸温泉
坂本龍馬が新婚旅行で訪れたという塩浸温泉。
塩浸温泉 (龍馬公園)
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3606
・Googleマップ
あいにくのお天気。
でもなんだか、かすみがかっているのが神々しい。
ガードレールも外れ、竹林へ進める入り口がある。でもなにも書いていない。どこに続く入り口なの?
車道から、ときおりみえる川は、とても青くて美しい。
発電所(通過)
すんごい太くて巨大なパイプにびっくり。
ここは発電所だった。
川を流れるのは、温泉かしら。霧なのか蒸気なのか。
地主の看板に、たまげる。
個人情報とか関係ないのかな?謄本みたらわかるから、個人情報ではないのかしら。
霧島ジオパーク
天降川流域に特徴的な地形をみれるところ。
天降川は、「あまもりかわ」と読む。難読地名だな。
川沿いに遊歩道が整備されている。
どこがどう特徴的な地形なのかはわからないけれど、切り立った岸壁が高千穂峡の雰囲気と似ているような?
遊歩道ぞいの擁壁に、黄色い植物が茂る。
梅の花も咲いていた。
霧島ジオパーク
鹿児島県霧島市隼人町嘉例川
・Googleマップ
ラムネ温泉バス停(通過)
なんとも気になるネーミングの温泉。
近場に日帰り入浴施設は発見できず、ただ通過。
オレンジ色の苔がビッチリ。
幻想的だわ。
小雨の降る道を歩き続ける。楽しい。
みつけた看板。これはスルーしない。
コーヒー休憩
@珈琲館たんぽぽ
「日の出温泉 きのこの里 霧島」のなかにあるカフェ。
田舎を旅すると、いつもカフェイン摂取できず欲求不満。せっかく見つけた喫茶店だもの、コーヒーを飲んでいこう。
素敵なカフェでびっくり。窓際のカウンター席を陣取る。
椿の花と、みおろした天降川のブルーのコントラストが綺麗だな。
チーズケーキとコーヒーのセット。コーヒー、美味しい。
ここで永遠にぼけっとできそうですが、30分で店をでる。このビューならば、温泉も期待できそう。
珈琲館たんぽぽ
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田3698
・Googleマップ
小雨が降るなか、ふたたび歩きだす。
雨で勢いを増す川。
川沿いの道路を歩く。
対向車が走り散らす水しぶきを避けながら。
足元注意!
ドングリも落ちている。
川も綺麗、注意すべきところが色々あって、忙しい。
ここにも温泉が湧いている!
これ、絶対に野湯として利用している人いそう。
旅行中に折りたたみ傘が壊れて、急遽買ったビニール傘。透明だと見通しが良いから、景色が楽しめて良い。
廃業した温泉旅館がつづく
このルートを歩くなかで、重くのしかかる暗い気持ちは、廃業した温泉旅館が続くせいだ。
山の湯(廃業)
いつ廃業したのだろう。コロナは関係ないよね。
相当規模の大きい旅館だから、繁盛していた時期もあるのだろうな。
いまでも入浴できそうな、温泉がみえた。
そのあとも、バス停ごとに大きい温泉旅館があったけれど、軒並み廃業していた。
霧島温泉、大自然もあるし泉質もいいのに、なぜなのか。
安楽温泉街
安楽温泉街にさしかかると、民家が増えてきた。目的地の妙見温泉へも近づいている。
さかいだ温泉で入浴
どんどん車が吸い込まれていく建物を見つける。「さかいだ温泉」。
ノーマークだったけれど、Googleレビューみても高評価。「砂風呂」「天然サウナ」が魅力だとか。なにそれ〜!
目的地・妙見温泉で入浴予定だったけれど、予定変更!立ち寄り入浴することに決めた。
入浴料:300円
銭湯みたいな値段。
お風呂グッズも売っています。
感激したのが、
● 湯船に砂が敷かれた寝湯「砂風呂」
● 温泉の噴出口の上にサウナ室をつくり、温泉の蒸気を直接にうける「天然サウナ」
サウナには、たったの1分も入ってられなかったように思う。蒸気がすごくて、むせてしまった。いろいろ温泉を巡っているけれど、こんな体験は初めて。ぜひ訪れてみてほしい温泉。つられて入場して正解だったなあ。
さかいだ温泉
鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4179
・Googleマップ
残り時間がなくなってきた。妙見温泉まで、まだ歩く。
南天の実、かわいいな。
旅館のみならず、廃墟もよく見かけた。
熊襲穴
壁画に圧倒される
妙見温泉エリアに入った。まずは熊襲穴へ。暗くなると怖いので、明るい時間に行くべき。
駐車場の奥に階段があります。
階段がキツイ
この階段、かなりキツイわ。
わたし、こんなに体力なかったっけ?息が上がる。お風呂上がりなのに、もう汗だくだわ。
途中にいくつか、休憩できるベンチがありました。
鳥居、到着
実際の所要時間は5分程度でした。あれ〜?
16時をすぎ、薄暗くなってきた。
洞窟内部のライトを点灯
熊襲穴にはいるまえに、洞窟内部の照明を点灯しておく。
足元が暗いので、スマホの懐中電灯モードも併用して。
いよいよ熊襲穴へ。
かがんで洞窟へ。暗すぎるよ。
かがんで岩穴にはいると、すごい!壁一面に壁画。
これは現代アートで、芸術家・萩原貞行氏の作品。
薄暗い外との対比が凄いな。
熊襲穴:
クマソ族の首領・川上梟帥(カワカミタケル)が住んでいたところ。倭建命に殺されたと伝えられている、伝説の舞台。
この壁画は、古事記や日本書紀の世界観かといわれるとちょっと違う気もするけれど、わたしは好きだな。
洞窟から出る。
洞窟からのぞいた外界。
ライトを消す前、岩の隙間から漏れていた光。
熊襲穴見学を終え、ライトを消して下山。
薄暗くなると、いっきに物々しい雰囲気になる。さすがにちょっと怖い。熊襲穴は、24時間鑑賞可能ですが、明るい時間帯に行くべき。
さて、急がなきゃ、次の目的地が閉店しちゃう。
熊襲穴
鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4381-1
・Googleマップ
田代鮮魚店
17時の店じまいまでに滑り込めた!やった〜。
鮮魚店ですが、お惣菜もとっても美味しそう。とても賑わっていた。近所にこんなお店があったら良いのに。
「地みつ」が販売されていた。買ってみたい。だけど、高い。
これを買いたかったの、鯉の洗い。
買わなかったけれど、お刺身が激安!
山間部なのになぜだろう。淡水魚の鯉はわかるけどさ。
鯉の洗いと天然鰻をお買い上げ。この旅ではいまのところ食に恵まれていない。ここで清算するぞ。
● 鯉の洗い(大)¥500
● 天然うなぎ ¥1,800
● 自家製酢みそ ¥100
鯉の洗いの感想は、のちほど。
おすすめのお店です!
田代鮮魚店
鹿児島県霧島市隼人町嘉例川4384-8
・Googleマップ
ぼったくり販売の酒屋にて、
腹をたてる!
ビールは近くの商店で購入。お土産用に買うべきだと、しつこく焼酎を勧められて不快。私は、その価格がボッタクリであることを知っていた。事前にGoogleレビューを見ていたもんね!先人たち、ありがとう。
ぼったくられると、お金の損失はもちろんのこと、旅に思いを馳せるときに併せて嫌な思い出も甦ってしまうのが嫌。旅の出来事だけでは終わらないのよ。旅先のボッタクリは、とても罪深い行為だと思う。
それに今回は、この令和の日本で、そんな商いをしている店もあるんだと、すこし悲しくなった。
オススメできないので、リンクは載せない。でも記録しておく。
歩いて、えのき公園へ。
えのき公園
田代鮮魚店で買ったものは、近くの「えのき公園の東屋」でいただきました。Let’s Party!!
えのき公園
鹿児島県霧島市隼人町嘉例川
鯉の洗い(大)¥500
田代鮮魚店の人気メニューのひとつ、鯉の洗い。
臭みが全然ない。食べるのは人生で三度目とかだけれど、一番おいしい。
自家製の酢味噌がとても上品な甘さで美味しい。酢味噌はあまり好きじゃなかったから醤油も貰っておいたけれど、不要だったな。
うなぎの蒲焼き ¥1,800
鰻の蒲焼きは、身がしまっている。もちろん美味しいよう。
この大きさで¥1,800なんて、信じられないお得なお値段。
ビールは、1缶では足りなかった。でもね、二度と買いに行くもんか。悪徳商店にはお金を落とさないぞ。
ここ「えのき公園」の東屋の横には、飲料泉が湧いていた。
そうしている間に、バスの時刻が迫ってきた。
食事場所の候補にしていた「天狗食堂」は営業していなかった。日曜日だから?田代鮮魚店で買い込んでおいて正解だったな。
バス停で国分駅へいくバスをまつ。
霧島への2日間の旅は、ここでおしまい。
移動:鹿児島空港へ
● 妙見温泉〜国分駅(バス)
● 国分駅前〜鹿児島空港(バス)
旅行ガイドに載らない旅、おすすめ!
成り行きで立ち寄ったところが多いのに、かなり満足度の高いコース!こんなの旅行ガイドに載らないよね。そもそも歩いてまわる旅行者自体がいなさそうだもの。だからこそ、強く推したい。
● さかいだ温泉の”天然サウナ”
● 田代鮮魚店の”鯉の洗い”
● 珈琲館たんぽぽのカウンター席
● 熊襲穴の壁画
歩かなくっても、巡れることに気づいた。車でもいいので、霧島エリアを訪れたら、ぜひ訪れてみることをオススメします。
霧島2日間
霧島・霧島神宮・塩浸温泉
この旅のスケジュール
百名山に登る
霧島山麓
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