週末弾丸旅、
宗像大社三社めぐり・
中津宮&沖津宮遥拝所編。
フェリーで大島へ渡りました。
宗像大社について
日本書紀に登場する古社
宗像大社は、アマテラスとスサノオの誓約(うけい)で生まれた三女神を祀る古社。
沖津宮/沖ノ島 田心姫神(たごりひめ)
中津宮/大島 湍津姫神(たぎつひめ)
辺津宮/本土 市杵島姫神(いちきしまひめ)
三宮を総称して「宗像大社」といいます。
航海安全の神
- 荒海の玄界灘は航海の難所であり、朝鮮半島へ向かう際に航海安全を祈願したこと
- 別名「道主貴(みちぬしのむち)」とも呼ばれ、あらゆる「道」の最高神とされたこと
航海安全の神として、全国の神社に勧請されています。
”神宿る島” 沖ノ島
三宮のなかでも、沖ノ島は特別に神聖な島。厳しい掟がある。
- 女人禁制
- 一般人立ち入り禁止
- 宗像大社の御神職がひとり常駐勤務、毎朝海に入っての禊
- 一目一草たりとも持ちだせない
一般人かつ女性のコムギには、沖ノ島に足を踏み入れる機会は、一生なさそう。
宗像大社
中津宮&沖津宮遥拝所へのアクセス
アクセス
①西鉄バス
東郷駅前⇒神湊港
②フェリー
神湊港⇒大島
移動:
東郷→神湊港
東郷駅から宗像大社方面へのバスで終点の神湊港へ。
西鉄バス(神湊波止場行)¥370
東郷駅東口→神湊波止場
8:36 東郷駅東口
9:00 神湊波止場
移動:神湊港→大島
フェリーおおしま ¥570
神湊港→大島
9:25 神湊港
9:50 大島
観光案内所
フェリー乗り場と同じ建物にあります。
電動自転車レンタル
自転車は予約不可、先着順ということで借りれるか不安でしたが、ガラガラ。一番のりで借りれた。
電動レンタサイクル 1日利用 1,000円
大島観光スタート
滞在時間:3時間10分
出発:大島港ターミナル
宗像大社 中津宮
自転車で1分もかからないうちに、大島の大本命に到着した。
こんなに近いならば、自転車を借りる必要はなかったのかも。
宗像大社 中津宮
福岡県宗像市大島1811
Googleマップ 公式サイト
境内へ
橋を渡る。
奥には階段。
手水舎で清める。
振り返ると、ふたつの鳥居。奥は海と本土の山。
神門まで階段をのぼる。なかなかの高さ。
神門
境内
小雨が降ってきた。
賽銭箱には、宗像大社の御神紋。
宗像大社の御神木である楢の木の葉と実をあしらった文様。
集めて積まれているこの石はどういう意味があるのだろう。
御神木・楢の木
御朱印をいただく
社務所でいただけます。
一般人は立ち入ることができない沖津宮への御朱印もこちらでいただけます。
オリジナル御朱印帳が可愛い
天ノ眞名井
真清水がわきでる「天ノ眞名井」へ。
下っていく。雨がきつくなってきた。
せっかっくだから、いただきます。やわらかい水。
ひとやすみ
雨が強くなってきたのでひとやすみ。
1905年5月27日、
バルチック艦隊との日本海海戦を望見した宮司の日誌
宮司さんは、職務で日誌をつけている。
「バルチック艦隊を沖ノ島沖合で撃滅した5月27日の日誌」が掲げられていた。
織女神社
七夕伝説があるそう。おりひめこと「織女神社」。
いきなりサバイバル系の参拝になったよ。なにこの崖は!鎖をたぐって祠まで登る。
ふう。
牽牛神社
中津宮・織女神社と道路向かいにある社。
こちらも高台にありました。
チャリで出発
次のスポットへ。電動でもかなり漕がねば進まない。
沖ノ島遥拝所
神宿る島・沖ノ島は宮司以外の立ち入り厳禁。一般人はここ,遥拝所から沖津宮を拝む。
雨でまったく見えない。
晴れていたら、この拝殿の扉を開けるとちょうど沖ノ島の姿が見えるのだとか。
雨がどんどん、強くなる。
展望所&御嶽神社
誰も来なくて、静か。
神社のふもとは展望所だったけれど、霧でまったく見えず。
牧場を通過
牧場ゾーンを通過。
雨がひどくなってきた。
そんななか、やさしい目をした馬に出会うと、嬉しくなる。
可愛いな。
日本海海戦・戦死者慰霊碑
清潔なトイレもありました。ありがたいわ。
なんか見えてきたぞ。
砲台跡/風車展望所
古墳みたいな砲台跡。
砲台跡
中に入ると、パノラマビュー。
風車を目指して歩く。
風が強い、辛い。
雨が強くて、すぐに退散!
きた道をもどる。
ふたたび牧場ゾーン。
さっきの馬が待っていてくれた。雨、きついね。
崖の上に見える白い灯台。
筑前大島灯台
2つめの灯台にやってきた。大島港から一番遠い?
時間ぎれ
筑前大島灯台付近のみどころ、「三浦洞窟」「馬蹄石」は時間切れで諦める。
夢の小夜島
海辺からみえる小島。ロマンティックな名前がついている。
近くのサンドイッチ店「KAIKYU」の前には、素敵なテラスがありました。ここでコーヒーでも飲んでゆっくりしたらさぞ素敵だろうな。
夢の小夜島の奥にきになるものを見つける。
干洲(カンス)
潮の満ち引きで「道」が出現する干洲。
訪問時はちょうど、道が出現中!
道を歩きました。
振り返ったら、こんな眺め。
果ては、ゴツゴツした岩場。
なんだこれ?石?貝?サンゴ?
足元には、いろいろな種類の海藻。
Kitchen KAIKYU
夢の小夜島のむかいにあるサンドイッチのお店。
Kitchen KAIKYU
福岡県宗像市大島901−9
Googleマップ 食べログ
ホットサンド鯛サンド ¥900
時間がないのでテイクアウトをお願いする。船で食べよう。
ホットサンドを作ってもらっているあいだに、お隣の「大島交流館」を見学にいく。
10分だって無駄にしないぜ。
大島交流館
大島交流館
入館料:無料(2023年2月)
福岡県宗像市大島901−4
Googleマップ
1階のみ見学。5分程度のムービーを鑑賞。
沖津宮についての島民のコメントと、沖津宮にむかう船や、神官のお勤めの姿。
沖津宮は謎めいていて神秘的。21世紀の日本でもまだ聖域として厳粛に保たれている場所があるんだ。
大島港にもどる
ホットサンドをピックアップして大島港へ。
自転車返却
観光案内所に自転車を返却。大島観光はこれにて終了!
このあとはフェリーで本土へ渡り、宗像大社辺津宮へ参拝。
宗像大社三社めぐり・
中津宮&沖津宮遥拝所を参拝して
感想:雨の離島観光は楽しさ半減。晴れた日にいくべき
沖ノ島を肉眼でみることができなかったし、
灯台からの絶景も楽しめなかったし、
とにかく寒くて辛い。
雨の大島観光はかなりハードでした。感激ポイントはいろいろあったはずなのに、すべて「寒かった」で気持ちが持って行かれたわ。
そんなテンションだったけれど,強く印象に残ったこともある。それは、
中津宮に掲示されていた、沖津宮の宮司による日本海海戦の日誌
神宿る島で、歴史的なできごとを「望見」した御神職。神秘的な沖ノ島が、よりいっそう神性を増したように感じるエピソードだと思った。
おしまい。
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