神在月の出雲大社へ!
日本全国では神無月と呼ばれる旧暦10月は、
八百万の神々が集結する出雲では「神在月」なのである。
週末弾丸で、神在月の出雲大社へ参拝。
5,000円の記念料を納めて縁結大祭直会に参列してきた。
旅した時期
2024年11月 ”神在月”
旅の概要
この旅のスケジュール
1日目:大阪→松江(車中泊)
2日目:松江観光(風土記の丘)、松江→玉造温泉(玉造温泉泊)
3日目:玉造温泉→出雲市、出雲大社直会参列、出雲市→大阪(車中泊)
4日目:早朝に大阪着
この旅でしたこと
風土記の丘サイクリング
自転車を借りて、出雲風土記の伝承地をめぐる。
玉造温泉
美肌の湯で名高い玉造温泉に宿泊。

玉湯川
出雲大社・縁結大祭に参列
全国八百万の神が集まる、神在月の出雲大社へ。縁結大祭に参列。
日御碕まで歩く
日御碕神社・灯台まで、湾岸沿いを歩きました。
Day:1
金曜日
-
- 移動:大阪→松江
高速バスで移動:
大阪→松江
グランドリーム出雲11号
6,240円 (普通運賃,ネット割引適用後)
大阪駅JR高速BT~松江駅
3列独立シート・トイレあり
23:40
大阪駅JR高速BT
3列シートのバス。古いタイプのバスでした。カーテンがない。
でもね文句はいいません。
神在月期間の松江行き夜行バスに乗車できるだけでラッキーだもの。
Day:2
土曜日
-
- 風土記の丘、古墳めぐり
- 八重垣神社
- 神魂神社(かもすじんじゃ)
- 玉造温泉
5:25
松江駅
定刻の10分前に松江駅到着。
11月の松江の朝は、めっちゃ寒い。
松江駅行内待合所
松江駅には、専用待合室なかった。開放スペースに並べられた椅子でひと休み。寒いけれど眠る。凍死していくときって、こんな気持ちなのだろうか。
バスで移動:
松江駅→風土記の丘入口
縁結大祭は、あした日曜日。前日の土曜日である今日は、八重垣神社など古代出雲神話のスポットをめぐります。まずは「八雲立つ風土記の丘」へ。
一畑バス 八雲線
320円
松江駅~風土記の丘入口
8:32
松江駅
8:53
風土記の丘入口
風土記の丘〈展示館〉までは歩いて約5分。
島根県立 八雲立つ風土記の丘
島根県立八雲立つ風土記の丘
入館料:300円(2024年11月)
島根県松江市大庭町456
Googleマップ 公式サイト
ボランティアガイドさんに案内してもらったおかげで、理解できた。

「額田部臣」の銘文入り大刀

見返りの鹿の埴輪

岡田山1号古墳
電動自転車で史跡めぐり
自転車を借りて、遺跡巡り。田んぼのなかを楽々電動自転車で走るのは楽しい!当初の目的地である八重垣神社も自転車移動ならば楽々。
神魂神社(かもすじんじゃ)
本殿は国宝。
神魂神社(かもすじんじゃ)
島根県松江市大庭町563
Googleマップ
八重垣神社
八岐大蛇伝説ゆかりの神社。
参拝客が多くて驚いた。みんなバスか自家用車できているのかな。
八重垣神社
島根県松江市佐草町227
Googleマップ 公式サイト
拝鏡の池は、「縁結び占いの池」として有名。半紙の上に硬貨を乗せて、落ちる時間で占うもの。
六所神社
八重垣神社と神魂神社のような全国区クラスの有名神社でないためか、ひっそりとした境内。しずかでとても素敵な場所でした。
出雲国分寺跡
礎石がちらほら、残るのみ。
出雲国分寺跡
島根県松江市竹矢町49
Googleマップ 公式サイト
ガイダンス山代の郷
自転車を返却。
ガイダンス山代の郷
島根県松江市山代町470−1
Googleマップ 公式サイト
時間がないので施設内はいっさい見学もしない私に、せっかくなのでとたくさんのお土産をくださった。
バスで移動:
山代町→松江駅
一畑バス 八雲線
260円
山代町~松江駅
14:50
山代町
15:08
松江駅
松江駅に到着。
ランチ:コンビニ飯
おなか空いた。諸事情より減量中のため、コンビニご飯。島根のおいしいものは経験済みだから、いいんだい。
移動:松江駅→玉造温泉
JR玉造温泉駅だと、駅から温泉街まで離れている。松江駅からバスが楽ちん。
一畑バス 玉造線
530円
松江駅~玉造温泉〔姫神広場〕
15:35 松江駅
15:57 玉造温泉(姫新広場)
予想より風情がある。玉造温泉は、川沿いに大型旅館がならぶ、宿泊メインの温泉街だった。
チェックイン
神在月シーズンの玉造温泉・土曜宿泊という繁忙期に予約を勝ち取った宿。
温泉ゲストハウス 翠鳩の巣
5,940円/泊
1泊朝食付きプラン 簡易個室ベッドルーム
JR玉造温泉駅より
島根県松江市玉湯町玉造45-2
■ 楽天トラベル
■ 公式Webサイト
■ Googlマップ
共有スペース、素敵。
簡易個室ベッドルーム
激狭だった。大柄の男性は大変かもしれない。
お風呂、トイレは共同。
大浴場
大浴場は3名まで。チェックイン時は誰もいなかったので、まっさきに入浴。玉造温泉のお湯は「温まる」度はさほどだけれど、美肌効果はすごかった。翌日プルプル。美肌の湯に偽りなし。
玉造温泉
夜の温泉街を散策
飲食店もすくない。とくに、やることもない。玉湯川沿いをあるく。
ライトアップを楽しむ
夜の温泉街は、ライトアップされて綺麗でした。
足元に映し出されるのは、切り絵のようなシーン。玉造温泉に関連する物語かな?
足湯
2箇所あった。温度がぜんぜん違う。もうひとつの足湯は、熱湯のあまり浸かることができず。
勾玉橋
温泉街のシンボル「勾玉」があしらわれた橋。温泉街随一のフォトスポット。
19時から出店とか出るらしい。
そんなに待てないので、ホテルへ戻る。
ホステルにて
大浴場(二度目)
二度目の風呂。私が入室すると前2人もちょうど出るタイミングで貸切になった。
共有スペースでくつろぐ
ゆったり。島根の書籍も置いてありました。
三味線イベント
凄く眠たかったので21時には切り上げようと思っていたら、21時からイベントが始まった。気合で参加。
夜勤担当者が演者のかたのとき限定イベントなんだって。旅館のフロント業務の合間に披露してくださるとのこと。ちょっと中断しちゃったらごめんなさいね、だって。完全に彼のおもてなし精神で行われているショーなのでした。

島根県の代表的な民謡・安来節

銭太鼓。銭太鼓(ぜにだいこ)とは、日本各地の芸能にみられる銭(硬貨)が触れ合う音を利用した楽器
玉造温泉の夜、盛り上がりました。ありがとうございます!
22:00 就寝
就寝、即寝。
Day:3
日曜日
-
- 出雲大社の縁結大祭の直会(神在月)
朝風呂
6時スタート、まだ5時台なのに先客あり、待つ。ルールを守ったのがバカみたい。
10分ほど待って、順番が回ってきた。
一緒に湯船に浸かっていたお姉さんと話す。元記者で温泉フリークだという彼女にいろいろ教わる。計画中の鉄輪温泉、行きたい旅先リストに常に入ったままの乳頭温泉について、宿選びのアドバイスをもらう。なるほど〜!旅先で次の旅先が決まることが多い。
朝食
朝食付きプランを選んでいたんだった。弁当が用意されていた。めっちゃ和食。味噌汁は、しじみ汁。宍道湖のしじみかな?
チェックアウト
お世話になりました。いざ、出雲大社へ。
ここ玉造温泉は曇天、出雲も雨予報。
バスで移動:
玉造温泉→出雲大社
玉造温泉から出雲大社へ、出雲空港経由の直行バスで移動。
一畑バス (直通バス)
1,470円
玉造温泉〔温泉下〕~ 電鉄大社前駅
8:00 玉造温泉「温泉下」バス停
宍道湖沿いを走る。宍道湖って夕ぐれどき以外でも幻想的で綺麗だな。
バスは出雲空港を経由。
空港では、出雲大社へむかう大量の乗客が乗ってきた。
1台ではみんな乗り切れず、この後1台、追加でバスが来るのだとか。さすが神在月の出雲。
一の鳥居である宇迦橋大鳥居は、バスから見るのみ。そもそも修復中なのか通行禁止。”4つの鳥居をくぐって参拝”なんて無理やんか。

宇迦橋大鳥居
9:20 電鉄出雲大社駅
酷い渋滞なので、終点バスターミナルまでいかず、「電鉄出雲大社駅」バス停で途中下車。
到着時は、酷い大雨。
つ、つらい。
出雲大社で直会に参列
神在祭の立て札に、感激。
やっと来ることができたなあ。
直会に参列
縁結大祭・直会は事前に申し込みしていました。記念料は5,000円。
縁結大祭の儀式を、拝殿内で参列することができます。
私は入場がおそかったため、なんの様子も伺えない、席でした。でもいいの、そこに参列することに意義があるのだから。たぶん。
参列後は、お下がりや特別な御守をいただきました。
日御碕神社へ行くべく、急いでバスターミナルへ移動。日御碕方面の路線バスは、運行本数が少ないんだよね。逃したら2時間待ちだもん。
出雲大社バスターミナル
急いでやってきたものの、日御碕神社への路線バスは運休中だった。
運休の理由は、令和6年7月の大雨で県道が崩落したため。臨時バスが出ているとのことだけど、事前に調べてきた路線バスのダイヤとは異なって、次の便は今から2時間後。
歩いても同じくらいやん。
ヒマだし歩くことにした。
歩いて移動:
出雲大社→日御碕神社
(徒歩1時間50分)
稲佐の浜(通過)
弁天島がちょこっと見えた。駐車場も、少し離れた駐車場も満車でした。
湾岸沿いを歩くのは、楽しい。
普段の生活では、綺麗な海が近くにないから。
汚い大阪湾ならば、わりと近所にあるんだけど。
途中、晴れた。
太陽が射して神々しい瞬間。
途中で、木々に埋もれる日御碕神社の赤い社が見えた。
日御碕神社
日御碕神社
島根県出雲市大社町日御碕455
Googleマップ 公式サイト
鮮やかな朱色の社殿。
日御碕臨時バスで移動:
日御碕神社→日御碕灯台
日御碕臨時バス 無料
日御碕神社~日御碕灯台
※一畑バス日御碕線は運休
※マイクロバス25人乗り
13:26
日御碕神社
13:34
日御碕灯台
日御碕灯台
滞在時間は、なんと12分。これに乗り遅れたら、また2時間歩くことになると思って、ダッシュで東大見に行く。登れるらしいけれど、もちろん登らない。
出雲日御碕灯台
島根県出雲市大社町日御碕1478
Googleマップ 公式サイト
日御碕臨時バスで移動:
日御碕灯台→出雲大社バスターミナル
日御碕臨時バス 無料
日御碕灯台~出雲大社バスターミナル
※一畑バス日御碕線は運休
※マイクロバス25人乗り
13:46
日御碕灯台
始発なので、座れました。日御碕神社ではたくさんの参拝客が乗ってきた。長野県から来たという横の人とおしゃべり。突然予定があいたので、急遽日帰りで参拝に来たのだって。行動力&経済力が眩しいです。
14:15
出雲大社バスターミナル
到着。雨が強くなってきた。
遅い昼食
バス待合室で食事。サラダチキン。
出雲大社ふたたび
朝は直会参列に急いでおりゆっくりお参りできなかったので、改めて境内をめぐる。

神楽殿
神在月の時期だけ開帳している東十九社。西にも十九社があります。

東十九社
どこもかしこも大行列。

素鵞社の大行列
15時すぎの西十九社では、供物を下げるさまを見学できた。

西十九社
島根県立古代出雲歴史博物館
島根県立古代出雲歴史博物館
入館料(常設展):620円(2024年11月)
島根県出雲市大社町杵築東99−4
Googleマップ 公式サイト

5つの模型。建築家により解釈が異なるのが面白い

膨大な数の銅剣
めっちゃ楽しかった。1.5時間では足らず。図録を買う。また来よう。
出雲大社松乃参道方面へ
出雲大社の境内を抜ける前と抜けた後、およそ5分でこんなに空の色が変わった。
出雲大社バスターミナル
出雲市駅行きのバスの始発駅。
バスで移動:
出雲大社→出雲市駅
一畑バス 大社線
530円
出雲大社バスターミナル→出雲市駅
出雲大社バスターミナル
始発駅から乗車したのは正解でした。
次以降の停留所から、参拝客がどんどん乗車してバスは満車に。すし詰め状態でした。
出雲市駅
大混雑のため乗客の乗降に時間がかかたっため、バスは遅延。通常43分のところ、1時間かかった。地元の方は大迷惑なんだろうな。
やくもラウンジで食事(炭火焼チキン)
食事は出雲市駅のラウンジにて。
参拝を無事におえて、すっきり晴れやか。
出雲駅前温泉 らんぷの湯
出雲市駅すぐのスーパー銭湯へ。
出雲駅前温泉 らんぷの湯
入浴料(休日料金):950円(2024年11月)
島根県出雲市駅南町1丁目3−3
Googleマップ 公式サイト
- タオル貸出有料
- 露天風呂は壺風呂×3
- サウナあり
- 休憩スペースあり
入浴後、休憩スペースの畳でゴロっとする。みんなごろっとしている。
閉館時刻の22時まで、ゆっくり過ごせた。バス旅にとっては最高の施設!
やくもラウンジふたたび
JR出雲市駅の待合スペースで、バスを待つ。快適だ。
JR出雲市駅北口バスターミナル
バス待ちの人が続々集まってくる。
移動:出雲→大阪
グランドリーム出雲12号
6,860円 (普通運賃,ネット割引適用後)
出雲市駅~大阪駅JR高速BT
3列独立シート・トイレあり
22:35 出雲市駅
大阪行きのバスは、新型だった。
めっちゃ綺麗。行きのバスとは大違いだ。
一人座席の最前、カーテンあり。個室みたい。
Day:4
月曜日
-
- 早朝、大阪に到着
- 出勤
5:40
JR大阪駅高速BT
一度も起きることなく、大阪駅に到着。
おしまい。
週末弾丸でいく
”神在月”出雲大社縁結の旅
この旅のスケジュール
神在月の出雲
出雲大社 縁結大祭
日御碕神社&灯台
島根県立古代出雲歴史博物館
玉造温泉
古代出雲
国造りの中心地
八雲立つ風土記の丘
八重垣神社
神魂神社
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