ヨルダン

砂漠に泊まろう!ワディ・ラムのキャンプ泊は超ロマンティック

 

ワディラムのテント

砂漠のワディ・ラム。4WDツアーが人気ですが、なんと砂漠に泊まることもできるのです。

4日中は4WDで砂漠を駆けまわり、
夜は満点の星空を眺める。

とってもロマンティックだった。 

実際に砂漠に泊まるってどんなかんじなの?

この記事では、宿泊したキャンプ【Rumshine Camp】の砂漠キャンプ体験記をまとめました。

キャンプ情報(Rumshines Camp

今回は、事前に日本からBooking.comで予約していきました。

ラム・シャインズ・キャプ
RumShines Camp
Booking.comで詳細をチェック

4WDツアーも手配してくれます。また、ペトラから公共バスでワディラムまでやってきましたが、ラム村入口のバス降り場まで迎えにきてくれていました。迎えにきてくれたというよりは、ラム村入口より中はキャンプサイトの車しか入れないような雰囲気でした。

Rumshines Campを選んだ理由

  • 地球の歩き方に掲載されていて安心
  • 夜ごはんで出てくる砂の蒸し焼きが絶品らしい

でもどうやら、

  • 4WDツアー料金設定は高め

らしい。コムギは2人でのってひとり50Jdでした。確かに高めかも。

宿泊費とツアー参加費は前払い

宿泊費とツアー料金は、ツアースタート前に現金払いでした。

まだツアーも始まっていないし、キャンプにも到着していないのに、果たしてこの男性を信用していいのだろうか?実はキャンプの人を騙った詐欺師かも!?と不安になり、少々揉めました。

名刺と手帳を見せてもらい、私の宿泊情報を知っていること、彼がオーナーであることを確認して、ようやく前払を受け入れる。コムギ、疑心暗鬼すぎ?疑ってごめんね、わたし、ひとり旅でナーバスになっているの。ちゃんと謝りましたよ。

そもそも、部族意識が強いアラビア、ラム村で営業できるのはザラビ族だけ。悪党が来ようもんならば部族の血の制裁がくだされる(はず)!

そして、このワディ・ラムのキャンプに限らず、ヨルダンのホテルはどこでもチェックイン時に精算だった。

キャンプについて

ワディ・ラム保護区内にある

4WDのツアーを終えたのは15時半。4WDでキャンプサイトへ。

キャンプサイトが見えてきた

キャンプは、ワディ・ラムの自然保護区内にあります。

Rumshine campのテント

とても広い保護区内、宿泊するキャンプサイトからは、他のキャンプサイトがまったく見えず、孤立状態。

今夜は、砂漠に泊まるんだ。ワクワク。

ティラミスみたいなテントが並ぶ

Rum Shines Campには、いくつものテントが綺麗にならぶ。

ワディラムのテント

友人に写真を送ったら、ティラミスみたいだね!という感想。

ワディラムのテント

た、確かに。

うまいこと言うな!

ティラミスみたいなテント

キャンプの設備は十分!

今日泊まるテント

友達の実家のようなお部屋

2人用のコテージをひとりで泊まります。

テントの内部

ここ、ヨルダンだよね?
砂漠だよね?

と思っちゃうような、トムとジェリーの毛布。

トムとジェリーの毛布

気取らなくてイイ!とても清潔

小さい小窓もあります。

テントの窓から

おしゃれさとかはまったくありませんが、とても清潔でグッスリ眠れた。

充電もできる

砂漠に泊まるわけだし、原始的なキャンプになるのでは、と少し心配していたけれど問題なし。

コテージ内にはコンセントもありました。バッチリ充電もできます。

コンセントも完備

砂漠なのにすごいなあ。
自然保護区なのに電気が通っているんだなあ。

ソーラーパネル設置済

砂漠での電気設備に感心したけれど、現代は太陽光発電の時代でしたね。大きなソーラーパネルが設置されていた。

太陽光発電

日本ではエコ目的や節約、もしくは売電収入ゲットのためにソーラーパネルを設置することがほとんどですが、ソーラーパネルの恩恵を一番受けているのはここ砂漠ではないかしら。こんな保護区内に電線なんて引っ張ることはできないはず。太陽だってタップリ当たるしね。

そんなわけで砂漠でも充電は問題なし。ご安心を。

太陽熱シャワーあり

そして砂漠でも、熱いシャワーを浴びることができた。男女別の共用シャワーです。

トイレとシャワー

ただこのシャワー&浴室、夜は光に集まる大量の虫でとっても怖かったです。怖いというより、大量であることが気持ち悪い。夜は絶対トイレに行けない。

ドリンクも購入できる

孤立状態のキャンプではありますが、キャンプでは冷たいドリンクを販売してくれます。

 

1缶あたり1Jd(約160円)。

残念ながらアルコールは買えません。うう。砂漠でビールとか飲みたかったな。

砂漠以外に何もない。砂漠を楽しめ!

昼間に4WDで駆けまわったときは、いくつかのキャンプサイトをみかけていましたが、ここRum Shines Campから周りを見回しても砂漠以外に何も見えない。自然保護区内は広大なのだ。

Rumshine campのテント

砂漠を散策

荒涼とした砂漠

本当に、砂漠だけだわ。奇岩たちが見えますが、これはものすごく遠い。

誰もいない、獣すら。不思議な感覚です。

でも、植物はチラホラと生きていた。

砂漠の植物

こんな過酷そうな環境なのに、たくましいね。こうありたいものだ。

サンセット鑑賞も

砂漠に沈む夕日を眺めたい!

そんなロマンティックな夢が叶う時がきたぜ。

まずは、キャンプサイトの裏にある岩山を登る。

奇岩

18時を過ぎて、ようやく日が傾いてきた。

砂漠のサンセット

思っているより、赤く染まらない。燃えるような太陽と砂漠の景観を期待していたんだけれどな。

燃えるような激しい赤ではなかったけれど、神秘的なエンジ色の夕暮れだった。これはこれでロマンティックで良い。

砂漠のサンセット

お目当て!ダイナミックなベドウィン料理

ここRum Shines Campに決めたのは、この夕食が理由。

夕食は20時。それまでシャイ(熱い紅茶)を飲みながら、みんなでくつろぐ。

キャンプファイヤー待ち

シャイが振る舞われる

 みんなでマッタリ過ごしていると、ベドウィンが呼びにくる。こっちにおいで、だって。

どうやら、今晩のメインディッシュが完成したらしい。

絶品ベドウィン料理:石の蒸し焼き完成

真っ暗闇の中、それぞれのiPhoneのライトで照らしながら、砂山を掘り起こす。

ほりおこす

言いにくいけれど、棺桶荒らしみたい。

砂の中から、調理鍋が出てきた。オオ〜〜!と一同皆、歓声をあげる。

ほりおこす

ここで蓋をオープン。砂が入っちゃわない?心配になる。

グリル

イモとズッキーニばっかり〜〜?

と思っていたら、二段式だった。下にはチキンがゴロゴロ。キャー!!

BBQ

男性二人で夕食会場まで運ぶ。落とさないでね・・コムギはそう願うのみ。

料理を運ぶ男性たち

夕食はブッフェ方式

食事する人々

共用コテージで夕食。ブッフェスタイルが嬉しい。もりもり食べるぞ。

夕食はブッフェ

太陽をたっぷりあびた、熟したトマトや緑の濃い野菜がおおい。キュウリも。みずみずしい。砂漠って、こんなみずみずしい野菜とは縁のない場所だと思い込んでいた。

サラダも並ぶ

メインディッシュ、砂の蒸し焼きもあります。ベドウィンが取り分けてくれます。

夕食をたっぷり食べる

コムギは3回おかわりましたよ。

夕食

ビールが飲めないぶん、炭水化物がモリモリ進みます。

食後には、かわいらしいプチデザートが。

食後のデザート

おすすめをひとつ食べたけれど、激甘だった。だけれど、1日を砂漠で過ごした体は甘いものを欲していたみたい。とても美味しかった。

食後はマッタリくつろぐ

食事を終えたら、野外のリラックススペースにみんなでゾロゾロ移動。

くつろぐスペース

ふたたびシャイを飲んでくつろぐ。

水タバコ・シーシャを楽しむ男性の姿も。サマになるね。

水タバコを嗜むベドウィン

そのあと焚き火もはじまりかけましたが、ここでコムギは電池切れ。

感動!砂漠で見上げる満点の星空

じぶんのコテージにもどるとき、ふと見上げると、満点の星空!

そうだった、わたし、この星空がみたいのだった。でもすこし、周りが明るすぎるかな?

夜中1時にアラームをセットして星空鑑賞

星空は美しいれけれど睡眠を優先。食後で眠たかったのと、まだキャンプサイトが明るかったから、いったん眠って夜中に起きる作戦。

iPhoneのアラームをセットして、夜中1時にふたたび起きる。起きれた!

星空は暗くて写真に映りませんが、真っ暗な砂漠で見上げる星空は、まんまプラネタリウム、たくさんの星。

流れ星もひとつ、見つけたよ。「天の川が何たるか」を、ようやく理解できた気がする。

ちゃんと起きれてよかった〜!

遠路はるばる、ワディ・ラムにたどり着けてよかったな。この星空は、またいつかみたいもののひとつ。

早朝の砂漠も美しい

6時起床のコムギ。砂漠の朝も、美しい。

明け方のキャンプサイト

アカバ経由で首都アンマンに戻るのだけれど、節約のために買ったアカバ〜アンマンのバスのチケットが朝9時出発だからです。ちょっと早い時間を選び過ぎたな。もっと砂漠でのんびりすることもできたのに。計画ミス!

7時、朝食を10分で食べる

バスに間に合わないと困るから朝食はパスするよ、と言ったけれど、「10分で食べれば大丈夫だよ」とゴリ推しされる。朝食もブッフェ。

朝食ブッフェ

ヨルダンの伝統的な朝食。コムギはヨルダン式朝食が苦手です。

なぜか?それは、めっちゃ塩辛いから。

朝食

ベドウィンの経営するワディ・ラムのキャンプ。遊牧民らしく、保存のきくチーズがよく出てくるのですが、これがとっても塩辛いのです。

チーズが好きだからいっぱい食べよう!という感覚でお皿に持っていると絶対失敗するのでお気をつけて。

朝の砂漠

朝の砂漠も美しい

バイバイ!ワディ・ラムを後にする

ワディ・ラムからアカバまでは、チャーター車で。地球の歩き方に掲載されていた「1日に1本ある公共バス」に乗りたいと話したら、「ローカル専用だから観光客は乗れないよ」「今日は走ってないし」との回答。ぐぬぬ。

キャンプからラム村入り口までは送迎

チャーター車は自然保護区内に入れないようで、4WDでラム村まで送ってくれました。

お願いして荷台に乗る

車の中に座るように言われましたが、お願いして荷台に乗せてもらいました。スーツケースと相席に。

スーツケースとあいのり

エンターテイメントである昨日の4WDツアーと違い、今回は純粋な移動。ベドウィンはかなりぶっ飛ばす!写真をとりたくてもブレブレだし、下手すりゃコムギが吹っ飛びそう。

ワディラム

でも最後までワディ・ラムのダイナミックな景観を楽しめて大満足。荷台に乗って正解!なんでも言ってみるもんだ。

アカバ行きのチャーター車に乗り換え

ラム村を出てすぐ、キャンプのオーナーが手配してくれたチャーター車に乗り換える。

タクシーへ乗り換え

アカバまで 約1時間、25Jd(約4,000円)。アカバはリゾート地で、大きな街。

アカバへ向かう道路

たった1時間で砂漠から近代的な街に。魔法がとけた気分。砂漠宿泊なんて、ゆめだったのではないかしら。それくらいの景観のさまがわりに、脳内処理が追いつかない。

砂漠に泊まろう!ワディ・ラムのキャンプ泊は超おすすめ

砂漠でキャンプ、響きだけでもときめきましたが、実際のキャンプ泊は快適で、ロマンティック度も想像以上。ヨルダン旅に行ったならば必訪です。

砂漠で満点の星を見あげよう。ロマンティックなヨルダンの旅になること間違いなし!

* おしまい *

今回泊まったキャンプはこちら!

Rumshines Camp

Booking.comの予約ページはこちら

ワディラムのテント

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