ビール大好きコムギ。旅先で現地のビールを飲むのも旅の楽しみのひとつ。
ヨルダンでも、もちろんビールを飲んできました。
ただ、場所が限られていたり、高価だったり。いつもどおりにはビールを楽しめない。ビールを愛するがゆえに苦しめられました。
ビール愛好家へ贈る、ヨルダンでのビール事情まとめ!
目次
1.ヨルダンではお酒が飲める
2.ヨルダンでお酒を飲める場所は?
3.ヨルダンでお酒を買える場所は?
4.ヨルダンのビールを片っ端から飲んでみた
5.めっちゃ高い!ヨルダンで出会ったバカ高いビールたち
6.要注意!ノンアルコールビールに惑わされるな
7.ヨルダンではワインもあるよ
8.アンマン空港のラウンジならばビール&ワイン飲み放題
9.まとめ:ヨルダンでお酒を飲むには情熱と覚悟が必要
ヨルダンではお酒が飲める
中東・ヨルダンは人口90%超がイスラム教徒。そしてイスラムの戒律で飲酒は禁じられている。
イスラムの文化に興味があるのですが禁酒にはいつも苦しめられるコムギ。
ですが、ヨルダンでは飲酒OKなのです。でもなぜなの?
ヨルダンはイスラム国だけど飲酒して良いの?
ヨルダンは、飲酒に寛容なイスラム国だった。ヨルダンではお酒が売られているし、ビールやワインの飲めるレストランもあります。
イスラム国といえど、人口の10%程度はキリスト教徒もいるし、外国人が飲酒する分にはとても寛容。イスラム国を旅すると必然的に禁酒タイムになることを覚悟していたので、これは嬉しい。
ヨルダンでお酒が飲める場所は?
ホテル:お酒の飲めるホテルは限られる
コムギの泊まったホテルでは、そこそこいいホテルでもアルコールは提供なしだった。ですが、5つ星ホテルでは飲めました。「ホテルならばどこでもOK」というわけではないみたい。
レストラン:地域格差あり
首都アンマンの大衆食堂ではお酒が飲めなかった。キリスト教徒の多いマバダの大衆食堂ではお酒が飲めた。アルコール提供の有無は、レストランのレベルと地域格差があるかも。
- 高級で外国人が多く訪れるところ
- マダバのようにキリスト教徒が多い街
では、アルコールにありつけやすそうな印象。
余談ですが、欧米人観光客が押し寄せる場所には必ず存在するアイリッシュパブ。ヨルダンでは見かけなかった!そこはイスラム国ですね。
ヨルダンでお酒を買える場所は?
飲酒に寛容なヨルダンですが、お酒を購入できるお店は限られていた。
スーパーマーケットではお酒を買えない
食料品や生活品を購入する、庶民的なスーパーマーケット。
日本だとドリンクコーナーの並びに置いてありますが、ヨルダンのスーパーマーケットでは一切お酒は置いてありません。あ、ビールだって思ったら、きっとそれはたんなる麦ジュースです。
リカーショップ(酒屋)で購入可能
スーパーでは買えませんが、街なかの酒屋さんでお酒を買うことができる。
酒屋さんは見つけにくい?
首都アンマンの酒屋さんは、とても見つけにくい外観だった。イスラム国で酒類を販売するという後ろめたい立場からかしら?
酒屋さんはGoogleマップで探せ
ガイドブック「地球の歩き方」には、酒屋さんの場所なんて載っていない。でも見つけたいんだよう。そんなときはGoogleマップで探そう。英語で検索してくださいね。
Googleマップ:「Liquor store」で検索
酒屋でビールを買い込む
首都アンマンで見つけた酒屋。
わー!
たくさんのビール&酒!
これを逃したらしばらく買えないかも。
飲んべえならではの焦りが出てしまい、たくさん買い込む。日本へのお土産用のワインもついでに。
いっぱい買ってくれたから、1本好きなビール選んでいいよとオマケもしてくれた。やったね!
買いすぎたからホテルまではタクシーで移動。ホテルで飲むんだ!ウキウキ。
ヨルダンのビールを片っ端から飲んでみた
2トップ銘柄。AMSTELとPETRA
禁酒国なのに、ヨルダンでは自国でビール製造しているのです。なかでも、AMSTELとPETRAはそこの酒屋さんでも見かけた。メインの銘柄のようです。
AMSTEL
いちばん見かけるたのが、このAMSTEL。AMSTELはオランダのビールメーカーですが、ライセンス契約を結んでヨルダンで製造しているのだそう。
AMSTEL
アルコール度数:5.0%
酒屋価格 500ml 3Jd(約480円)
PETRA
ヨルダンの誇るペトラ遺跡の名前を冠したビール。ご当地ビール。缶ビールは首都アンマンや、マダバでも流通していた。
PETRA
アルコール度数:5.0%
酒屋価格 330ml 2Jd(約320円)
PETRA
アルコール度数:8.0%
酒屋価格 500ml 3.5Jd(約550円)
PETRA
アルコール度数:10.0%
酒屋価格 500ml 3.5Jd(約550円)
PETRA(ヴァイツェン)
アルコール度数:4.8%
酒屋価格 500ml 3Jd(約480円)
CARAKALE
ヨルダン初のマイクロブルワリー(ちいさな醸造所)らしい、カラケル・ブルワリーのビール。
ヨルダンビールの中では、コムギは一番このビールが好み。香りも良い。
CARAKALE Blonde Ale
アルコール度数:5.0%
酒屋価格 500ml 3.5Jd(約550円)
アルコール含有率はめちゃ高い
飲み口は軽いのに、しっかり高いアルコール含有率。10%って、どういうこと!?
さすがに、少しフラフラになった。要注意!
めっちゃ高い!ヨルダンで出会ったバカ高いビールたち
ヨルダンは酒税がえげつないらしく、日本のビールに較べたらかなり高額です。小売価格でも高めなのにレストランで飲もうものならエライ価格に。でも、それでも飲んじゃうのですよねえ。
ペトラ遺跡内で飲む缶ビール
約1,200円
いちばん、ぶったまげた価格がコチラ。ペトラ遺跡内で飲んだペトラビール、330mlで、なんと10USD(約1,200円)!
ペトラビール
アルコール度数:5.0%
10USD(約1,200円)
※酒屋さんで買うと2Jd(約320円)
こんなの、秒で飲んじゃうわよっ。
ぼったくり価格であることは百も承知。
- ヨルダンにきて初めて見つけたビールだったこと
- ペトラ遺跡でビールを飲んでみたいこと
- 歩き疲れて喉がカラカラ
コムギのなかでGOサインが出た。
コムギは経済事情より1缶で抑えましたが、こんなに飲んでいた猛者もいる。
これだけで5千円ですよ。みんなビールの魅力には抗えないのですね。わかります。
ペトラの洞窟バーで飲む生ビール
約1,500円
ペトラ遺跡入り口すぐにある洞窟バーにて、ペトラの生ビールが飲めます。高いけれど雰囲気は抜群だし何より生ビールが美味しい。遺跡観光で疲れた体に染み渡ります。最高や!
コムギはペトラビールを2酒類飲みましたが、ヨルダンで一番流通しているAMSTELもありました。
死海リゾートのハイネケン
330ml ¥1,500
死海で宿泊したホテル、モーベンピックリゾートには素敵なバーがありまして、奮発して飲む気まんまんだったのですが。
死海を眺めながら生ビールを飲みたい、とカウンターに行ったところ、生ビールは現在はないとの回答。
缶のハイネケンならあるよとのことですが、なんと8Jdもする。税金入れたら9.26Jd、それって約1,500円もするのです。
ハイネケンで1,500円は高すぎだよなあ。アッサリ諦めた!
旅行のときはケチらずにババンと使っちゃおう〜〜♩という意見もありますが、これだけ高額だとそんなこと言ってられません。もしヨルダンに住んだならば、わたしは禁酒できるかもしれない、と少し感じた。
マダバの大衆レストランで飲んだビール
AMSTEL 500ml ¥700
レストランにビールがある〜〜!と嬉しく思い、ついつい頼んでしまったビール。4.5Jd。約700円。飲めるのは嬉しいけれど、やっぱり高い。
お店で飲んだら高くつく。てか酒屋さんでも高いのですが。第三のビールならば200円でロング缶が飲めちゃう日本って本当に素晴らしいなあ。
要注意!ノンアルコールビールに惑わされるな
ビールが買いにくいヨルダンですが、スーパーにどどんと並ぶこの飲料。
「モルト」とか「ビール」とか書かれていますが、しっかり「0%」とも表記されている。麦芽ジュース、つまりノンアルコールビールなのです。
麦のイラストがついていたり、とっても紛らわしい。
ビールと間違って買い込まないようにお気をつけて。
コムギは甘いジュースが苦手なので、水に飽きた時はこのノンアルコールビールを飲んでいた。慣れてくると、これでいい気もしてきた。でもやっぱり「アルコールが入っていない」だけで、まったく違う飲み物なのですよねえ。ビールへの思いが募ります。
ヨルダンではワインもあるよ
ヨルダンではビールだけでなくワインも製造している。なかなか美味しいのだとか。ビール派につき、現地ではビールを飲み、ワインはお土産用に。ホームパーティに持って行くつもり。みんな待ってて!
白ワイン
15.0jd(約2,300円)
赤ワイン(セントジョージ)
17.7jd(約2,800円)
アンマン空港のラウンジならばビール&ワイン飲み放題なのです
アンマン国際空港のラウンジでは、あんなに苦労して飲んだヨルダンのビールやワインが飲み放題でした。しかも、キンキンに冷えていて美味しい。
もし飲み逃していたら、飲み逃していなくても、ヨルダン旅の〆にぜひ立ち寄って飲んでみてくださいね。
まとめ:ヨルダンでお酒を飲むには情熱と覚悟が必要
以上、ヨルダンではビールに振り回されてしまったコムギです。
ヨルダンではお酒が売られているし、ホテルやレストランではビールやワインも飲むことができた。
ただ、場所が限られていたり、高価だったり。とりあえずビール飲も!といった気軽な感覚ではビールにたどり着けません。情熱と覚悟が必要!
- 面倒な思いをしてまでなぜビールを探しているのか?
→ビールへの情熱が必要 - いくらまでならばビールにお金を出せるのだろう?
→大金を積む覚悟が必要
自分がビールに振り回されていることに改めてきづいたヨルダン旅。
情熱と覚悟をもって、ヨルダンでビールを楽しもう!
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