
この記事では、
中国 浙江省 寧波への
旅のスケジュールと費用を記しています
寧波の位置
寧波は、中国・浙江省の都市。
- 遣唐使の寄港地
- 元寇の出港地
- 勘合貿易の拠点
古来より日本との繋がりが深い地。

週末弾丸でいく寧波の旅
旅の概要
旅した時期:2025年11月
日本と寧波の時差:日本よりマイナス1時間
1 中国人民元 ≒ 21.59円
この旅のスケジュール
1日目:大阪KIX→寧波NGB(寧波泊)
2日目:寧波観光(寧波泊)
3日目:寧波観光、寧波NGB→大阪KIX
日本から寧波への航空運賃:
18,530円
大阪 ⇒ 寧波
直行便
●大阪/関西-寧波(春秋航空)
寧波 ⇒ 大阪
直行便
●寧波-大阪/関西(春秋航空)
この旅で訪れたところ
寧波

寧波郊外のお寺
地下鉄+バスで移動し、三つのお寺をめぐる。お寺めぐりを趣味とする者として、日本のお寺とのつながりを体感できて感無量。
- 保国寺(江南地方に現存する最古の木造建築)
- 天童禅寺(栄西、道元、雪舟などが修行したお寺)
- 阿育王寺

天童禅寺
Day:1
金曜日
-
- 大阪KIX→寧波NGB(春秋航空)
- 宿泊:寧波
関西国際空港/T2

航空会社チェックイン
所要時間:15分
LCC春秋航空は、オンラインチェックインが出来ない。めずらしく待ち時間が発生。

保安検査&出国審査
所要時間:4分

Flight:大阪→寧波
春秋航空
大阪(関西)-寧波
flight time:3時間
20:30
大阪/関西(KIX)

今回は座席指定済、後方の通路側。

22:30 22:20
寧波(NGB)

保安検査&入国審査
所要時間:8分
スピーディでした。

寧波櫟社国際空港/T2

空港からホテルへ移動
23時少しまえに入国。
寧波空港:空港泊不可
今晩はホテルを予約済み。移動します。
深夜の移動手段は限られる
- 寧波駅いきのシャトルバスは運行終了
- 地下鉄2号線は運行終了(22:20最終)
最終便までシャトルバスは運行しているという某ガイドブックの情報は、古かった。仕方ない。タクシーで移動するか。
网约车上车点
RIDE-HAILING PICK-UP POINT
AlipayからDiDIタクシーを呼び出す。中国でタクシーアプリを利用するのは初めてでドキドキ。
寧波空港:タクシーアプリ専用乗り場「网约车上车点」がある
めっちゃわかりやすい。

めっちゃすごい人だ。

次から次へとやってくるタクシー。
自分が流れ作業に乗せられた部品のような感覚になる。
私のタクシーは、呼び出し10分くらいで到着。
移動:寧波市内のホテルへ
ルーフ部分が前面クリアタイプで驚き。こんな車両、日本にもあるのだろうか。

料金は予約時に決まると思っていたけれど、従量課金制だった。でもほぼ、当初の表示料金と一致した。
DiDiタクシー/滴滴出行
41.45元
寧波空港→鼓楼
中国はタクシー料金が日本に比べて格安。この料金ならば、今後は気軽に頼っちゃいそうだ。
到着:鼓楼まえのホテル
30分もかからずに到着。早い。シャトルバスで移動したとしても、寧波駅から徒歩30分歩かなくちゃならなかったので、タクシーに乗ってよかったな。

夜の鼓楼
23:30 チェックイン
庭ホテル
鼓楼の通り向かいのホテル。1階はコンビニがあり便利。今回はタクシー移動でしたが、空港にアクセスできる地下鉄2号線「鼓楼駅」もすぐ。

庭ホテル(寧波鼓楼天一広場)
ブティックシングルルーム
宿泊料金:5,912円(2泊)
所在地:宁波海曙区中山西路57号
アクセス:寧波鼓楼の正面
シングルルーム
清潔でモダンな部屋。壁紙は一部剥がれていたけれど、まあ問題なし。カーテンも完全遮光でおしゃれでした。

無駄のない間取り。洗面台が室内にあるタイプは、意外と過ごしやすい。

シャワールーム
トイレとシャワーは別ではあるものの、超狭い。体格のよい男性などは厳しい狭さでは。

この夜は、ビールを飲んですぐに寝る。
Day:2
土曜日
-
- 保国寺
- 天一閣
- 南塘老街
- 寧波老外滩
- 宿泊:寧波
8:40 ホテルを出発
ホテルの目の前が鼓楼。

地下鉄とバスを乗り継いで、郊外のお寺「保国寺」へ向かいます。
地下鉄で移動:倪家堰站へ(2元)
鼓楼站(地下鉄2号線)

倪家堰站

バスで移動:保国寺へ(332路、2元)
倪家堰站
時刻表より遅れて到着。一緒のバスを待ってる人がいたので心強かったです。


保国寺站
終点が保国寺でした。帰りのバスも、ここから出発。

保国寺
拝観料:20元

天王殿
大雄宝殿(大殿)は、釘ひとつ使われていない建築。

大雄宝殿の組木
参拝時は、ちょうど金木犀のシーズン。雨が降ってきたと思って見上げたら、金木犀が散ってきたところ。ロマンティック!

地面の金木犀
バスで移動:倪家堰站(332路、2元)
帰りも同じ路線バスで戻る。
保国寺站

倪家堰站

地下鉄で移動:天一閣へ(3元)
次の目的地「天一閣」へ移動。
倪家堰站(地下鉄2号線)

鼓楼站(乗換:地下鉄1号線)

西门口站
地下鉄を出ると、晴れていた。なんだこの天気。

天一書房
天一閣の近くの雑貨店。吊るされていた傘がめっちゃ好み。即決購入、98元。

天一閣
天一閣:明代の蔵書家・范欽(はんきん)が、嘉靖年間(1522-66)に故郷の寧波に建てた書庫

范欽(はんきん)
- 入場料:645円(Trip.com)
- 整えられた庭園が美しい
- 麻雀起源博物館あり

明池

動物の石像

麻将起源地陈列馆

秦氏支祠戏台
「月湖」はパス
隣に「月湖」があるが、もう力尽きておなかも空いて、飛ばしました。
絶対に食べ物があるであろう「南塘老街」を目指します。
バスで移動:南塘老街方面へ(2元)

寧波駅を通過。大きい駅だな〜

窓から見えた巨大ビル「望湖市場」が気になった。絶対に、食べ物あるやん!南塘老街へはひとつ手前だけれど、ここで下車。

望湖市場
失敗:飲食店は見当たらず
衣類・雑貨のお店がぎっしり並ぶ市場でした。

対象年齢層も幅広く、雑多な雰囲気。観光向けではない市場。

歩いて食堂を探す
やっと、飲食店が並ぶ通りにたどり着いた。

昼ごはん:黄焖鸡米饭
いくつか店があったけど、ビールを飲んでいる男性が見えたこちらのお店にした。わたしもビール飲むもんね。

极汁味鲍汁黄焖鸡米饭 16元
ビール 4元
黄焖鸡米饭は、直訳で「煮込みチキンライス」で山東料理らしい。「鲍汁」ってなんだろう。アワビ汁でいいの?鶏肉、ジャガイモ、湯葉みたいなものが入っていて、米と合う。

食べている間に、雨が降ってきた。

店を出る。小雨が降るなか、南塘老街へ向かいます。
唐突に置かれた列車の先頭車両。払い下げかしら。

南塘老街
感想:中国各地にありがちの、観光客向けスポットだった(ガッカリ)
閉店しているお店もいくつかあって、かなり寂しい印象。雨のせいもあるのかな。

チキン購入
このショッピングバッグがほしくって尋ねたら、お店のノベルティとのこと。

29元以上の購入でもらえると教わり、チキンをお買い上げ。さっそく、食べる。予想外の味付け、甘辛くて、ちょっと中華なスパイスが入ってる。

イートスペースで食べていたら、すっかり暗くなりライトアップスタート。


綺麗なんだけどなー。
することは、ないんだよな。
バスで移動:外灘へ(6路 、2元)
外灘公園に夜景を見に行くべく、バスで移動。

車窓からライトアップが見えた。

下車:槐树路站

解放橋
バスを下車後、さっき渡ったばかりの解放橋まで戻る。ここからは高層ビル群が一瞥できる。

でもこのあいだ訪れた天津の夜景に較べたら、寂しい感じだな。
▼天津のライトアップは圧巻!
寧波老外滩
西欧建築物×ライトアップ。



一本裏手の通りには、BARがひしめく。ひとどおりはあるけれど、入店しているお客は少ない。経営が心配になる。

だいたい6本で100元という販売形式。一人で来ている私、6本も飲めないや。ハイネケンも青島ビールも、軽くてあんまり好きじゃないしな。

歩いてホテル(鼓楼)へ
6本は飲めないから、500mlIPAを買って飲む。

通りがかりに、江北天主堂を通過。

新江橋からみえるビル群も綺麗。


天一広場
てっきり公園だとおもっていた「天一広場」はショッピングモールだった。

インターナショナルブランドがずらりとならび、噴水やらライトアップもあり華やか。

吹き上がり続ける噴水。



D・G Line 東鼓道
天一広場のはずれの入口から地下街へ。東門駅~鼓楼駅までつなぐ地下街には、飲食店と服飾店がならんで、にぎやか。

キティちゃんグッズ購入
雑貨店にて、キティちゃんグッズを購入。SANRIOのライセンスのもの。中国なのに〜?
わたしはレトロ系のキティちゃんが好きなので、ドンピシャ好み。

何につけるねん?とかは考えていない。

美食広場/フードコート
何食べよう?
店選びに悩んでいたら、最奥のフードコートにたどりつく。

香辣花甲 20元
大好物の「花甲」を注文。寧波の地域性は、ない。貝が、めっちゃ小さい。そのぶん、うまみも少ない。ホアジャオが効いていて、美味しいことは美味しんだけどさ。

不完全燃焼。
鼓楼
歩いて鼓楼までやってきた。ホテルに戻る前に、寄り道。

鼓楼をくぐるとショッピングエリアでした。
またまた雑貨店へ。このキティちゃんバッグが欲しくてたまらない。絶対ニセモノだろう。ニセモノうんぬんより、使用機会がないため断念。もう40代だし・・・。
我慢できた私、エライ!ちなみに49元(約1,000円)でした。

21:15 ホテルへ戻る

庭ホテル(寧波鼓楼天一広場)
ブティックシングルルーム
宿泊料金:5,912円(2泊)
所在地:宁波海曙区中山西路57号
アクセス:寧波鼓楼の正面
シングルルーム
2泊目。シャワーを浴びて就寝。今朝は早起きだったので、すぐに眠ってしまった。

Day:3
日曜日
-
- 天童禅寺
- 阿育王寺
- 寧波NGB→大阪KIX(春秋航空)
6:30 チェックアウト
郊外のお寺2つに行きたかったので気合で早起き。便利で清潔で、勝手の良いホテルでした。

庭ホテル(寧波鼓楼天一広場)
ブティックシングルルーム
宿泊料金:5,912円(2泊)
所在地:宁波海曙区中山西路57号
アクセス:寧波鼓楼の正面
荷物を預ける
中国の地下鉄駅構内にはロッカーがありそこに預けると大変便利なのだが、Weixinが使えない私はホテルを頼らざるを得ない。

小雨が降るなか、出発。

移動:天童禅寺へ
地下鉄&バスを乗り継いで、天童禅寺へ向かいます。

地下鉄1号線:
鼓楼站→宝幢站(5元)
寧波の郊外へ。

宝幢站に到着。

歩いて移動:
バス停「育王站」へ
なぜバス停は、駅前にないのだ。中国の路線バスは、幹線道路をひたすら進みがち。

バス16路で移動:
育王站→公交天童站(2元)
終点・公交天童站に到着。バス営業所でした。天童禅寺へは徒歩5分くらい。

8:00 天童禅寺
天童禅寺:日本からの留学僧が来日し修行したお寺
臨済宗宗祖の栄西禅師、曹洞宗宗祖の道元禅師、水墨画の大家・雪舟などが修行していたというお寺。堂宇は曹洞宗のお寺と共通点が多く、私には馴染みのあるものでした。
8時台は空いていた。

伏虎門

万工池

天王殿

佛殿

移動:阿育王寺へ
次の目的地「阿育王寺」は、天童禅寺のバスと同じ路線。
バス16路で移動:
公交天童站→育王站(2元)

歩いて移動:阿育王寺へ
約10分で到着。なんもない道です。

阿育王寺
阿育王寺:中国禅宗五山のひとつ。仏舎利を納めた利宝塔がある
- 入場無料
- 参拝客多し
- 素食提供あり(無料)

阿育王柱


天王殿

大雄宝殿

舎利殿
素食提供
香客餐庁にて、ベジタリアン食事、いわゆる精進料理の無償提供がありました。

わたしも、ありがたくいただきました。肉・魚はないけれども味付けはしっかりでご飯が進む。お料理の種類も多い。中国に旅行に来ると、ついつい辛いスープ系の好きなメニューばかり選んでしまうから、こういうお惣菜系を戴くのも良い経験。

食後は、あるいて宝幢站へ。
宝幢站

移動:天一広場へ
さっき食べたけれども、寧波での最後の食事をいただくべく、天一広場へ向かう。そのために、控えめにしたもんね。
地下鉄1号線で移動:
宝幢站→東門口站

天一広場のある東門口站に到着。

天一広場
D・G Line 東鼓道
港町・寧波にきているんだから海鮮をいただきたかったけど、このショッピングモールにはそんな類のお店は、なかった。失敗した~。

昼食:肥牛米线
お鍋ごと提供されるのが魅力に感じて選んだお店は、雲南省のお料理だった。

肥牛米线/麻辣湯 32元
「肥牛」とは薄切りの牛肉、米線とは、「米麺」のこと。

まあ、普通。
鬼滅コラボ発見
LUCKI’N COFFEEと鬼滅がコラボ。カップ可愛い~。

好きなキャラのデザインを選べるわけではなく、メニューとサイズで決まっているみたい。義勇さんは特大カップだった。この商売上手め~。

地上に出ると雨が強くなっていた。

ホテルに荷物を回収

空港へ向かいます。
地下鉄2号線で移動:
寧波櫟社国際空港へ(5元)
寧波空港まで、地下鉄が通っていて便利。
鼓楼站

栎社国际机场站

寧波櫟社国際空港 T2
春秋航空のカウンターOPENは2時間まえから。早く到着しすぎたな。

航空会社チェックイン
所要時間:15分
開始前から並んでいたため15分待ちでしたが、カウンターでの処理は早かったです。

出国審査・保安検査
所要時間:約10分
寧波空港は、国際線の発着数が少なく処理が早かった。あっという間に待合ロビーへ。

搭乗までかなり時間がある。少し眠る。
Flight:寧波→大阪
春秋航空
寧波-大阪(関西)
flight time:2時間20分
16:10
寧波(NGB)

今回の登場は、新しめの機体でした。快適。

19:30 19:25
大阪/関西(KIX)

入国審査・税関
入国審査・税関:3分
なんと、待ち時間ゼロ。わーい。
関西国際空港/T2
この時間ならば、自宅には21時には着けそう。明日の出勤も、問題ないね。

おしまい。
週末弾丸で行く
寧波
この旅のスケジュール
寧波
Ningbo
天一閣
南塘老街
寧波老外滩
寧波のお寺めぐり
保国寺
天童禅寺
阿育王寺









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