海外へ行くと必要になる現地の通貨。持って帰ってもどうしようもないし、どうにか使い切りたい。でも、ムダ遣いはしたくない。かといって、残りのおカネがいくらあるか気にしながらの旅なんて、楽しめなくてイヤ!
この記事では、そんな悩みを払拭する「現地通貨を余らせずに遣いきるコツ」をご紹介します。
目次
1.鉄則は「現地通貨+クレジットカード+USドルの合わせ技」だ
2.両替するまえに調べておくべきこと
3.残った現地通貨は免税店で遣いきるのがスマート
4.それでも残ってしまったら?
5.あえて残しておく通貨
6.まとめ
鉄則は「現地通貨+クレジットカード+USドルの合わせ技」だ
旅の途中から現地通貨の残高を意識し、帰国時に多額の現地通貨が余らないよう調整しながら使うのが基本線。必要な現金を残しつつ、「クレジットカード」「USドル」で支払を調整します。
① クレジットカードとの併用
現地通貨への両替は最低限にして、払えるものはクレジットカードで支払う作戦です。ヨーロッパやアメリカなどのカード文化の国では100円のものでもカード払いができるので楽ちんですよね。
②米ドルで調整する
現地通貨が少なくなってきたら、適宜、米ドルでの支払を併用する方法。米ドルは世界で流通しているので、米ドル払いを受け付けているところも多い。現金不足に困ったら米ドルを持ち合わせていれば払えることもある。
なかには、現地通貨よりも米ドル払いのほうがレートがよい国さえあります。
USドル払いがおトクな国(例:ヨルダン)
ヨルダンの現地通貨は「ヨルダン・ディナール」ですが、ヨルダンではUSドルとユーロと同じ同単位で取り扱ってくれることがあります。その場合、USドルのほうがレートが良くオトクなのです。
*1ヨルダン・ディナール=約153.57円
*1USドル=約108.88円
*1ユーロ=約120.59円
両替するまえに調べておくべきこと
いったい、いくら両替したらいいのかな?両替前にアタリをつけておき、両替の過不足を防ごう。
絶対に必要な現地通貨の額を洗い出す
「現地通貨が足りずにチマチマ両替をする」のも困りもの。「旅先で絶対に現金が必要なのはどれくらいか」をあらかじめ知っておき、プラスアルファ上乗せした金額を両替しておこう。
必要となる現地通貨の額
● ホテル宿泊費(現地払・現地通貨支払のみ)
● タクシーやバス代など
● 市場や屋台など現金オンリーの観光があるか
クレジットカードの浸透度を調べておく
訪問国の「カード払浸透度」を知っておくこと。100円程度のものでもカード決済が通常の国もあれば、カードがまったく使えない国もある。たいていはガイドブックのジェネラルインフォメーション欄に記載されているので、事前にチェックを。もちろん、クレジットカード不可の旅先を訪れる場合は多めに両替しなければなりません。
米ドルとユーロは流通しているかを調べておく
世界の基軸通貨である米ドルと、市場を拡げるユーロ。そのまま使える国も多く、現地通貨の代替として有効。現地通貨払いオンリーなのか、米ドルでも払えるのか?事前に調べておきましょう。
残った現地通貨は免税店で遣いきるのがスマート
現地通貨は、空港の免税店ならば1円まで無駄なく使い切れる!
残ってしまった現地通貨。空港の免税店ならば1円まで無駄なく使い切れます。現地通貨を全部支払いに当て、不足額をカードで払う方法です。
手続は簡単。所持する現地通貨を全て渡し、「これで支払います。不足分はクレジットカードで支払います!」と伝えるだけ。
みっともないのでは?など気にしなくて大丈夫。空港職員のかたは現地通貨を処理したがる外国人に慣れています。タバコや化粧品など、空港で買いたいものがあるならば、これが一番スマートな方法でしょう。
参考:英語フレーズ
I will pay the rest by credit card.
残りはクレジットカードで支払います。
これでバッチリですね。
それでも残ってしまったら?
気をつけて遣ってきたものの、うまくいかないこともある。現地通貨が残ってしまった場合の対処法はこちら。
① 再両替
② 寄付する
③ これから旅する人にプレゼントする
現地通貨が残ったとき
①再両替
どうしても残ってしまった。でも残しておいても使わない。そんなときは、潔く再両替しよう。通貨は流通してこそ価値がある。
ただ、再両替のレートはとても悪いのはで覚悟しておくこと。それでも、つかうアテのないお金を自宅で保管し続けるよりはいいですね。
再両替は現地の空港で
再両替するならば、日本に帰国してからではなく、現地の空港で出国前に済ませよう。日本の空港より現地の空港のほうが為替レートが良いことがほとんど。
米ドルやユーロへの再両替も視野にいれよう
現地通貨⇒日本円の為替レートが悪ければ、日本円ではなく米ドルやユーロに換金するテもあります。
現地通貨が残ったとき
②寄付する
空港でみかける募金箱。小額ならば寄付するのもあり。関空のバゲッジクレーム(手荷物受け取り所)にもありました。
どうせ遣わないお金だし、両替するほどの金額でもないし、これが誰かの役に立つならば、寄付しちゃおっか?旅行者心理のいいところを突いている。良い流れを作れていると感じます。
現地通貨が残ったとき
③これから旅する人にプレゼントする
実際にコムギが体験したこと。見ず知らずの外国人の方から現金をプレゼントされたことがあります!
シドニー空港に到着したとき、外国人女性から声をかけられました。「あなた、シドニーに到着したばかりよね?これから旅するのよね?私は今から帰国するからもう要らないの。これ、少ないけれど、良かったら遣って!」と現地コインをジャラジャラと手渡されたのでした。日本円換算すると千円弱。突然の出来事に驚きましたが、小銭は使い勝手がよく、さっそく旅に役だちました。あのときの女性、どうもありがとう!「これから旅をする誰かにプレゼントする」、特定の誰かを笑顔に出来るかも!?
あえて残しておく通貨
この記事では「現地通貨を使い切るコツ」としてまとめましたが、コムギは「あえて現地通貨を残しておく」こともあります。
- 2大通貨(米ドル、USドル)
- しょっちゅう遊びに行く国の通貨
- 乗継地になる国の通貨
▼上記の理由についてはこちらの記事で
まとめ
いかがでしたか?海外旅行時に絶対必要だけれど、とても悩ましい現地通貨問題。現地通貨をうまく取扱い、むだなく遣いきろう!あなたの旅が現金問題から解放されますように。この記事が参考になれば幸いです。
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