ジョージアへ訪れたならば、ジョージア軍用道路のドライブがおすすめ。
マルシュルートカを利用すれば、片道たった720円ほど(20ラリ)で絶景ドライブが楽しめちゃいます。安いね。
この記事は、マルシュルートカでジョージア軍用道路ドライブを楽しむ方法&体験記を綴ります。ご参考にどうぞ!
ジョージア軍用道路とは
首都トビリシからロシアまで続く軍用道路
時代を超えて侵略者や貿易商によって用いられてきた伝統的な経路。ジョージアの首都トビリシから、国境を越え、はるかロシアのウラジカフカスまで続く幹線道路。
この「ジョージア軍用道路」は、コーカサスの山々を走りぬけ、大絶景が楽しめます。
交通手段:マルシュルートカがおすすめ
ジョージア軍用道路のドライブは、路線バス・タクシーなどありますが、マルシュルートカに乗るのがおすすめ。トビリシの地下鉄Didube駅前ターミナルから頻発しています。
- マルシュルートカならば20ラリ(約720円)程度
- タクシーは割高(1台チャーター150ラリ)
- バスは格安(10ラリ)だけれど観光地に止まらない
▼マルシュルートカの詳しい乗り方
相乗りでドライブを楽しむのも、旅の醍醐味。
立ち寄り観光スポット
ジョージア軍用道路は、絶景ドライブのみならず、軍用道路のルート上に世界遺産や観光スポットが点在している。相乗りのマルシュルートカではありますが、世界遺産に立ち寄ってもらえる。オトク。
立ち寄る観光スポット
- ジンヴァリ湖
- アナヌリ教会
- ロシア・グルジア友好のモニュメント
目的地・カズベキ村の観光スポット
そして、最終地点のカズベキ村には、見逃せない絶景も。
- ゲルゲティ三位一体教会(終点のカズベキ村)
絶景ではありますが、歩いて向かうとクタクタできつかった。ご覚悟を!
ジョージア軍用道路
絶景ドライブ体験記
Didube駅、マルシュルートカに乗る
マルシュルートカの運賃は、片道20ラリ(約720円)でした。
最初に乗り込んでいたマルシュルートカは乗客が集まらなかった。残り1席となったマルシュルートカへ移される。ひとりだと、人数合わせに使われがち。そのぶんディスカウントしてくれた。
出発前にトイレを済ませるべし
ラスト1名のコムギを他の乗客が待っている。わかっているけれど、ドライバーにお願いし、みんなを待たせて向かう先は、公衆トイレ。マルシュルートカに乗り込むまえに絶対に済ませておきたいのは、トイレです。
海外旅の鉄則:
◎トイレは行ける時にいく
◎乗り物に乗る前にはいく。たとえ尿意がなくても。
◎とにかく膀胱を空にする
鉄則に従い、一安心。これで2時間は大丈夫!?
想定どおり、ジョージア軍用道路のドライブ中はトイレ探しが難しかったので、絶対に直前に排出しておくこと。
Didubeバスターミナルにもトイレはいくつかあります。トイレチップが必要。わかりづらいので、迷ったら誰かに聞いてみてください。
出発、約4時間のロングドライブ
首都トビリシからムツヘタを通って、マルシュルートカは、ひた走る。朝が早かったせいか、出発するやいなや、眠ってしまっていた。だから写真がない。
ジンヴァリ貯水湖
1時間ほど車を走らせると、マルシュルートカが停ある。ダム湖であるジンヴァリ貯水湖に到着。
グリーンに近い青色の水面が美しい。
ダム湖の前にも、おみやげ屋さんが並びます。
ジョージアに到着してから初めて遭遇するお土産やさんだ。
コムギの財布の紐は固い。きっと買うものはないんだろうなあと思うものの、海外でお土産やさんをのぞくのは、テンションがあがるひととき。
ジョージア訪問時期は8月で現地も夏。だけれど、モコモコアイテムがズラリと並ぶ。
ソヴィエト連邦の香りがするお土産たち。ジョージアは旧ソ連邦に組み込まれていた国。
眺めて楽しくなる人形。旧ソ連のエリアでも、バービー人形(もどき?)ってあるんだね。スラリと長身で、伝統的な衣装もカワイイ。
お土産の定番・マグネット。ジョージアのマグネットは陽気なものが多い。
たくさんのブローチも。独特なデザイン。
カラフルな布地も、はためいていた。
アヌメリ教会
ダムから車ですぐ、ジンヴァリ湖畔に建つ教会。要塞としての役割もあったのだとか。
美しい壁画。剥離していたりで一部のみなのは、火災で損傷したため。
鐘はフォトスポットのようで、集まる観光客。
神聖な教会ではありますが、みんな自由に石垣を登ってる。
すこしでも高いところから絶景を眺めたくて、みんな登る、登る。私も登る!
教会見学で、まさか「城壁登り」をすることになるなんてね。
内部から見上げた空。積み上げられた石で、青空以外に何も見えない。
ここはジョージア軍用道路のなかの休憩スポットでもあります。
教会の通り向かいには露店が並ぶ。お土産も買えるし、水分補給もできますよ。
湖畔とセットで眺めるととても美しいアヌメリ教会。太陽の光の強さもあるのかな、綺麗なブルーグリーンの湖。
いよいよ、絶景ドライブへ
アヌメリ教会を出発して、コーカサスの山脈の奥へと進む。緑が眩しい。
ロシア-グルジア友好記念塔
マルシュルートカが停車して、ジョージア軍用道路のルートの中の観光スポット、「ロシアグルジア友好記念塔」のモニュメントがあるところ。
露店がならぶ。ただし割高
駐車場からモニュメントまでの道には露店がひしめく。
ジョージアのお菓子・チュルチヘラ
ソーセージみたいだけど違うよ。ジョージアのお菓子チュルチヘラ。果汁とナッツやらで出来ているのだそう。甘そう。というわけで、食べなかった。わたし、保守的なんです。

ジョージアのお菓子チュルチヘラ
フレッシュジュースは、ぼったくり価格
フレッシュジュース、美味しそう!値段を聞いたらかなりボッタクリ価格だったのでパス。出せないわけではないけれど、ボッタクリビジネスにはお金を落としたくないの。市場価格の均衡は、壊さない主義。
足を止めるも、値段を聞いて驚き、注文をやめる観光客多数。ぼったくらず、ちょっと割高程度のお値段で販売したなら購入する人は多いだろうに。商売下手なのかな?観光客の心理を伝えたい。
トイレがない
観光スポットにもかかわらず、トイレは鎖で施錠されていて使えず!ジョージアの方々は、生理現象をどのように対処しているのかしら?謎だ。
※トイレ補足
マルシュルートカの運転手さんにお願いし、このモニュメントから車で10分ほど進んだところでトイレ休憩をとってもらい、事なきを得ました。
露店群を通り抜けると、遠くに見えているモニュメント。
「ロシアーグルジア友好のモニュメント」。大自然の中にあきらかな異物!
巨大な半円にモザイク壁画。
このモニュメントの奥からは、コーカサス山脈が猛々しく鎮座する大パノラマを楽しめます。
ここは、アクティビティのスポットでもあるようで、パラグライダーを楽しむ人たちも。気持ち良さそう
はるかかなたの山肌は、ピンクにみえる不思議!
さぞかし、気持ち良いのだろうな。
ここから見えるコーカサスは、とびっきりの絶景でした。
大絶景!ドライブ
友好のモニュメントからカズベキ村までの道が、「これぞジョージア軍用道路!」な絶景が広がります。
車窓からの景色でも視界に広がる大パノラマに感動。ひたすら、緑・緑・緑!
たまに家畜も。
途中で土石があったり荒々しい場所も。コーカサス山脈って、猛々しい地。
感動のドライブは終わり、カズベキ村へ。約4時間のロングドライブは終了!これで20ラリ(約720円)なんて。オトクすぎます。
このあとは、絶景に立つ教会、「ツミンダ・サメバ教会」へ歩く。つ、疲れた!
ジョージア軍用道路のドライブで大絶景を楽しもう!
ザッツ・コーカサス!と叫びたくなる雄大な山脈を走り抜けるのは、とっても爽快。いつか、オープンカーで走ってみたいな。トラックの荷台でもいいかも。360°のパノラマを楽しんでみたいものです。
ジョージアへ旅したら、ぜひマルシュルートカに乗ってジョージア軍用道路の絶景ドライブへ!
▼ジョージア軍用道路へ、マルシュルートカに乗る方法
▼ジョージア軍用道路へドライブを楽しんだ旅のスケジュール
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