ミャンマー

岩上に立つ天空の寺院へ。ナッ神信仰の聖地ポッパ山にシェアタクシーで行ってみた

ポッパ山をのぼる女性

バガンから車で1時間ちょっと、ポッパ山へ。

そこはミャンマー土着信仰・ナッ神信仰の聖地でもある。

25万年前に活動停止した死火山であるポッパ山の麓にある岩峰にそびえたつ寺院は、まるで”天空の城塞”、さながら”ミャンマー版メテオラ”!

ただ、777段の階段を登らないと頂上の寺院にはたどり着けないのです。

ドラクエみたいなポッパ山の外観

ひー!

がんばって登ってきたよ。

シェアタクシーで現地へ

ガイド付きツアーなんて予約していないので、シェアタクシーを利用することにした。

シェアタクシーの良いところ

  1. 格安
  2. 送迎付で現地では勝手に回れる

良いところしかない。

シェアタクシーの手配は宿泊先ホテルで

バガンのホテルならば、どこでお願いしても手配してくれるはずです。

コムギはチェックイン時にフロントで掲示を見つけたので、翌日のシェアタクシーをお願いしました。

シェアタクシーだと約770円

シェアタクシーの料金表

シェアタクシー料金
1-3人だと、ひとりあたり10,000Ks(約770円

予約時の申込人数が多ければディスカウントされる仕組み。

コムギはいつもどおりの一人旅なのでどうしても最高値を支払うことに。。

でもいいんです!気楽だから。

シェアタクシーで楽チン、ポッパ山へ

AM9:00,ホテル前まで送迎あり

ワゴン型のシェアタクシー

シェアタクシーはワゴン車。
ホテル前までお迎えに。迷子の心配もないし楽チンですね。

ワゴン車には、他に日本人の母娘おふたりと、外国人旅行者3名。
コムギを入れて6名の乗客を乗せて出発!

ツアーあるある・・・トイレ休憩で物販開始!

トイレ休憩

トイレ休憩のお店

トイレ休憩に途中でストップ。
どうやら、ツアーあるある、観光客相手に試食販売をするお店でした。

お酒

なんかの果実で造ったというお酒やら、
精製したサトウ?を販売していた。

砂糖精製中の女性たち

粛々と精製を見守る女性。

こういう場面では、絶対だれかが何かを買うことになりますよね。
群集心理かな?

AirAsiaできていて、荷物は機内持ち込みのコムギは旅では何も買えないことが多い。
申し訳ないけれど、液体も砂糖も買ってられないのだわ・・・!

ポッパ山へ向かう道

ポッパ山へ向かう道

ひとりがゆえに助手席の指定を受けたコムギ。

田舎の国道を走るのは楽しいのですが、すぐに寝てしまう。。。

道中はヤギの群れがいたり。ヤンゴンやバガンにいてたけれど、こっちが通常のミャンマーなんだろうな。

遠目に見えるポッパ山

わ!見えてきた〜!

最前列(助手席)ならでは。選べるならば、見通しの良い助手席がおすすめです。

ポッパ山到着のふもと到着!見学は自由

ポッパ山到着のふもと

タクシー到着。ここから自由行動です。
自由時間は90分。
そのあいだに山を登って、降りてこなくちゃ!
(実際は、30分くらい余りました)

岩峰に立つ寺院、タウン・カラッへ

入り口

ポッパ山入り口

タウン・カラッ入り口。地味だわ〜。

大勢乗り込むバス

もっと外国人観光客がウジャウジャいるかと思いきや、ミャンマー人ばっかり!

バスみたいなものかしら。みなさん荷台に乗ってどこかへ移動していった。

荷台から手を振る人々

入場後、お土産物やさんを歩く

参道沿いに並ぶ土産物店

どこの国でも、宗教施設の参道はお土産物やさんが並ぶよね!

参道沿いに並ぶ土産物店

途中には、なぜか食事処も

頂上の寺院までの中継地点に、いや、入り口すぐに、食事できるところがありました。

参道沿いの食事処

食事をつくる女性たち。

調理中の女性たち

販売目的なのか、実需なのか、まったく不明!

恐怖!猿がたくさんいる。

猿の親子

なんてラブリーなの!と思い、到着したときは激写していた猿の親子。

ですが、ここタウン・カラッには、あまりにも猿が多くて、カワイイと思う気持ちは一瞬で吹き飛ばされました。

いくら愛らしくても量が凄ければ恐怖でしかない。

ヒッチコック映画、鳥を思い出した。ホラーです!!

黄金の仏塔でくつろぐ親子ザル

黄金の仏塔でくつろぐ親子ザル

手が滑ったら即死!?火サスポジションを陣取るサル

手すりに陣取る猿

参拝客により配られた食料にくいつくサル

食べる猿

新聞紙でくるまれた円錐状の筒のなかに食料がはいってるみたい。
参拝客から奪って食べてました。

買うのもいいと思うけれど、一瞬で奪われるから、気をつけてくださいね。

頂上の寺院まで777段の階段を上る

頂上の寺院までは、777段の階段を上るのだとか。

さっそくトライ!

階段を登り始める男性

裸足で参拝すること

雨で階段が滑っていようが、

猿のウンチが落ちていようが・・・

裸足で聖域では裸足になることがミャンマーのルール。

裸足で登る男性

777段、はだしで登ったよ!

階段はかなり急登、息切れしちゃう

急登の階段

猿のウンチを避けながら、スコールで滑りやすい階段に注意を払いながら、

急な階段を登り続けます。

混雑する階段

途中で休憩する人々も。降りてくる人がまぶしいぜ

途中で絶景ビューイングスポッともある

途中のビューイングスポット

777階段の途中、踊り場があった。
絶景を楽しめるよう、休憩スポットになっている。

少し休んだら、さらに急登

 

かなり急激な階段

階段ではプチ渋滞が。

かなりきつい傾斜のため、降りるほうが、より怖そう。

急傾斜の階段

階段は、まだまだ続く。。

777段の階段

777段って、なかなかあるのね。

途中で、清掃しながら寄付を求める男性や、
冷たいドリンクを販売する女性もいた。

絶景を見ながら、777段登り続ける

ポッパ山を登る女性

777段って、意外に上るのね〜〜!

頂上までは、まだまだ。右目に絶景。

頂上は・・・景色は◎だが頂上自体は普通かな

頂上の踊り場に寺院あり

ポッパ山頂上の寺院

スコールが来そうな気配のため!?
さっきまで一緒のタイミングで登っていたミャンマー人たちは、足早に帰っていきます。

大きいドラ

大きいドラがあった。
ご自由に鳴らして良い、なんとも寛容なシステム。

展望台でひとやすみ

ポッパ山の展望台

頂上ではスコールのせいか、みなそそくさといなくなったけれど、展望スポットでのんびりする人多数。

登ってきた階段(の屋根)が見える

777階段の屋根

頂上からは、眼下にこれまで登ってきた777階段(の屋根)が見える。

これを歩いてきたんだな〜と思うと、感慨深い。

ポッパ山から見下ろす絶景

不思議なミャンマーの宗教観

カリスマ聖人・ボー・ミー・ガウン

ミャンマーの不思議なところは、その感覚にあると思う。

上座部仏教のミャンマーですが、こちらボー・ミー・ガウンも人気の聖人。

カリスマ聖人・ボー・ミー・ガウン

感想;テキ屋のおっちゃんにしか見えないやんけ〜〜!

お札もばらまかれているし(これは、お賽銭です)

このボー・ミー・ガウン、なんでもこのポッパ山で悟りを開いたスゴイ人らしいのですが。

ボー・ミー・ガウンに供物を供える人々

かなり、慕われていました。

輝かせることが崇拝の証!電飾でピカピカの仏さま

電飾でピカピカの仏さま

ミャンマーも日本と同じ仏教国。

ですが厳粛な趣をかもしだす日本の寺院とは違い、電飾で派手に祀るのがミャンマー流。

なんでも、この電飾コテコテなのが、ミャンマー、バガンが世界遺産認定されない理由の一つだとか!?

電飾でピカピカのお祈りフロア

とにかく、華やかですね!

アミューズメントパークにきた気分です。

いろいろな表情の聖人たち

いろいろな表情のミャンマーの聖人たち

ボー・ミン・ガウン意外にも、似た系統の聖人がワンサカ。
もしかしてすべてボー・ミン・ガウンの化身だったりするかもしれない。
そうだったら無知でゴメンナサイ!

ドヤ顔の男性像

ドヤ顔の男性像

眉間にシワを寄せた、訝しがる表情・・・
聖人って、『聖人君子』の穏やかなイメージがあるから。

この険しい表情は驚き。

ポッパ山の聖人像

お金を貼り付けるのがお布施のようです。

お金を貼り付けられた像

下山後、時間が余って付近を散策

お金を貼り付けられた像

自由時間を与えられましたが、思ったよりアッサリ観光終了!
シェアタクシーで十分でした。

集合時間までの30分間、付近をウロウロ、散策してみました。

ポッパ山下山後の周辺

小さい商店も、いくつかあった。
観光客向けのお土産と、生活用品が売っている。

人気の聖人の人形も!

ポッパ山付近の商店とバイク

ボー・ミン・ガウンの人形もあった!

ボー・ミン・ガウンの人形

観光地や聖地ではあるけれど、生活している女性もたくさん。

たらいを背負う女性

よく見るこのモチーフは?

未解決案件。

どこかで見たことある??

謎の女性像

ウズベキスタンで偶像崇拝禁止!といいつつ偶像を盛り込んだという、マドラサに刻まれた絵の表情と似てることに気づいた。

謎の女性像

付近の住宅のエンブレム的に、この表情のデザインが!

謎です。

いつか、ふと解決する瞬間が訪れることを楽しみに、旅を続けよう。

バガンへきたら、ポッパ山へ足を伸ばしてみて

バガンから半日でいけるポッパ山、タウン・カラッ。

遺跡ゴロゴロのバガンとはまったく異なるの雰囲気が楽しめておすすめ。

しかもシェアタクシーならばKs10,000(約770円)と格安ですよ〜♫

ミャンマー独特の土着信仰、ナッ神の宿るタウン・カラッへの旅、おすすめです。

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