バンダル・スリ・ブガワンのダウンタウンの目の前に流れる、雄大なブルネイ川。
多数の水上タクシーがいて、集落への移動手段としてだけでなく、貸切ってクルーズを楽しむことも可能。
ダウンタウン川から対岸には水上集落も見える。
1時間20ブルネイドルが相場、約1,600円とお手ごろなのでブルネイ旅観光におすすめ!
目次
1.料金は完全交渉制
-目安は1時間20ブルネイドル
-悪質な船頭もいるので注意
2.1時間クルーズで楽しめること
-水上集落、カンボン・アイールをボートから眺める
-爆速でとばすボートを楽しむ
-マングローブのクルーズ
-入場不可の王宮も見える
-テングザル見学
-運がよければ素晴らしいサンセットも見える
料金は船頭と完全交渉制
ブルネイ河畔をフラフラ散策していると、水上の船頭さんから声をかけられます。
クルーズどうだい?
さあ、交渉スタートです。
目安:1時間20ブルネイドル
ブルネイ川クルーズは、船頭さんとの完全交渉制。
所要時間、見たいもの、ボートのクオリティなどなどで値段は変動するものの、1時間のクルーズで20ブルネイドルが相場です。
コムギは2回乗って、2回ともこの値段で成立したし、ガイドブックには15-20ブルネイドルが相場と書いてあるので、これ以上要求されたらボッタクリと判断して良いのではないかしら。
悪質な船頭もいる
ふっかけてくる悪質な船頭もいるので、しっかり交渉しよう。
コムギは、ボートが沖合にでたころ、料金を釣り上げられそうになりました(怒)
関連記事:
ブルネイ川クルーズでは船頭選びが超重要!悪質な船頭とのトラブル体験記&今後の対策は?
ブルネイはとても治安が良い国で、個人的にはイスラム教国は厳しい戒律から悪い人も少ない印象を受けています。でも、
悪い人はどんな場所にも一定の割合で存在するのは、悲しいことだけれど現実。
船頭は他にもたくさんいます。
この人胡散臭いな・・・
と思ったら、交渉を投げて他の人を探そう。
1時間20ブルネイドルでこれだけ含めた
相場を知っておくことは、交渉の基本!
1時間、20ブルネイドル(約1.600円)で、だいたいこれだけのことができました。
クルーズの内容
○水上集落カンポン・アイール
※ボートで通過するだけで上陸はなし
○テングザルウォッチング
○ブルネイ川周遊
すべて楽しんでも1時間で十分!
あまりに相場からかけ離れている額をふっかけてくる船頭はパスしたほうがいいかも。
20ブルネイドルでの観光内容を目安にしてくださいね。
1時間クルーズで楽しめること
水上集落、カンボン・アイールをボートから眺める
バンダルスリブガワンの船着場から、水上集落を横目にボートを飛ばします。
水上集落は世界最大規模で、どこまでも続きます。
ここ学校だよ!
ここ、消防署だよ!
クルーズといっても、船頭さんが場所を教えてくれる程度の観光です。
水上集落、カンポン・アイールには上陸しないので、集落を散策したいときは、別で行こう。
関連記事:
世界最大!ブルネイの巨大水上集落カンポン・アイール完全ガイド
爆速でとばすボートを楽しむ
ブルネイ川にはもちろん信号もなく、速度制限もない。
ボートはものすごいスピードで走る!
![爆速で走るボート](https://travel-lounge.jp/wp-content/uploads/2018/11/Brunei-2018-339.jpg)
ゆったりみえるけれど、実際は爆速なのです
水上集落の写真を撮りたい、とカメラを構えても、ぶれるぶれる。
それにしても、爆速で駆け抜けるのは、とっても気持ちいい。
入場不可の王宮も見える
総工費4億ドル(約400億円)で完成したという現国王、ハサナル・ボルキア国王の宮殿こと、イスタナ・ヌルル・イマン(Istana Nurul Iman)。
この王宮は内部見学NGで、近くまでバスでいったとしても、外観も覗けないのだとか。
ですが、ブルネイ川からならば、すこし姿を拝めるのです。
なので、船の上から見れて満足。
![王宮のドーム](https://travel-lounge.jp/wp-content/uploads/2018/11/Brunei-2018-boat3.jpg)
ゴールドはもちろん純金
総工費400億円かあ。。(ため息)
マングローブをクルーズ
水上集落を抜けたらマングローブの森へ。
他の船もたまにしか通らず、ボートのエンジンを切ると、静寂。
ジャングルクルーズっぽいぞ。
テングザル見学
チャーターしたボートでテングザルを見に行くことができます。
テングザルに遭える場所は1時間のチャーターで十分行けましたよ。
テングザルを見に行こうと提案される
王宮を眺めていたら、ボートを止める船頭さん。ひやっとするコムギ。何する気だ!?
よく考えたら、女ひとりだった。
逃げ場がない船の上では一人きりになるのを避けるのは、ひとり旅の鉄則だったのに!
ちょっと不用心過ぎたかな?
ビビっていたら船頭さん、
「提案があるんだ。モンキーを見に行かないか?もっと奥にすすむと、Big Nose Monkeyがいるんだよ。見たいだろ?」
どうやら、テングザルウォッチングを勧めているよう。
なーんだ、営業か〜。
テングザルとは
テングザルってなんだったっけ?聞いたことあるぞ。
いつかの情熱大陸で、テングザルを研究している生物学者の方のドキュメンタリーを見たことを思い出した!
![テングザル](https://travel-lounge.jp/wp-content/uploads/2018/11/BigNoseMonkey-e1543333980329.jpg)
これがテングザルだ!
日本では、その鼻の長さから”天狗ざる”と呼称されているけれど、ここブルネイでは見た目通りの”Big Nose Monkey“(大きい鼻のサル)と呼ばれていた。
おっさんみたいな顔ということから、知名度が高いサルでもあります。
そんなテングザルを見に行かないかとの提案ですが、ふと思う。
さては、料金を釣り上げてくる気だな??
交渉は強気で
私はサルに興味がないし、もう夕暮れているし、時間もない。
最初に約束した20ブルネイドル以上は払えない。
料金込ならばいいけど?
強め口調で伝えたら、
このままだと、時間がちょっと余るんだ。モンキーを見に行こうよ。
料金は20ドルでいいよ、僕はただ、君に楽しんでほしいだけなんだ
と船頭さん。
なんか、失礼しました!疑ってゴメンナサイ!
態度を急変させるゲンキンなコムギ、さっそくテングザルを探しにボートを進めてもらいます。
テングザルがいた。けれど遠い
こんなジャングルの中で、テングザルをどうやって見つけるのだろうか?
不思議に思っていたのですが、
テングザルの好物の植物があるので、テングザルの居場所はだいたい推測できるらしい。
テングザル、いた!
遠いわ!
木々を自由に飛び回るテングザル。背の高い木の上のほうにいる。
さすがに遠すぎて、裸眼1.5の視力が良いコムギでも、さすがに見づらいぞ。
でも、一瞬、しっかりこの目で見たのです。
「腕かと思っていたら、それは鼻だった」
というほど、大きなお鼻を。
ちなみにこのテングザルではない。
テングザル発見は船頭の経験値にもよる
1回目の若い船頭さんは、テングザルを見つけるまでに時間がかかりました。ひと組のテングザルグループを見つけても、また別の場所で別のテングザルを探しにボートを飛ばしてくれました。
1時間みっちりクルーズを楽しめるように、精一杯、案内してくれました。
船を止めて、ジャングルの奥まで船をつけてくれたりして。
それでも、やっぱりテングザルは遠い。。。
2回目の船頭さんは、取引相手としては最悪なお願いしたくない誠意に欠ける方でしたが、テングザルの発見は、とても早かった。そして、サルもはっきり見えた!
これは、親子ざる。
テングザルの発見能力は、経験値によるところも大きいのかな?
それにしても、いくら居場所を把握しているとはいえ、船頭さんの視力のよさはアッパレ!
テングザルの期待値はあげないこと
テングザル?見てみたい!
とも思いましたが、
実際は船では近づけない高い木の上を飛び回っているので、なんせ遠すぎて、見えたもんじゃないです。
![木の上に登るテングサル](https://travel-lounge.jp/wp-content/uploads/2018/11/Brunei-2018-boat23.jpg)
遠すぎです
なので、本気で見たい方はオペラグラスも持参したほうがいいかもしれない。
そして、テングザルウォッチングにあまり期待値をあげないこと!
雄大なブルネイ川をクルーズするだけでも十分楽しいので、テングザルが見えたらいいなあ、おまけ程度のテンションがちょうどじゃないでしょうか。
テングザルに遭える時間帯は?
午前中の涼しい時間と、夕暮れ時の涼しい時間。
日中は暑いため、テングザルは昼寝しているのだとか。
テングザルに遭いたいときは、時間帯も考えてプランニングすること。
運がよければサンセットも
コムギがクルーズしたのはちょうど夕暮れ時、マジックアワーの時間帯でした。
ピンク色にそまるブルネイ川。
とっても美しい。
この景色は、一生、忘れることがないと思う。
でもこのサンセットも、時間帯と季節と天候に左右されるのだと思う。
すべてはタイミング!それがブルネイ川クルーズです。
水上集落にも、日が暮れる。
バンダルスリブガワンの船着場にもどるころには、すっかり日が暮れていました。
サンセットの時間帯、美しくてオススメですよ〜♪
サンセットを狙いたい方は、日の入り時刻を調べておくと良いですね♪
ブルネイ川クルーズ、おすすめです!ただし船頭選びに気をつけて
ブルネイならではのお楽しみ、ブルネイ川クルーズ。
水上集落を眺める、ぶっとばすボートでマングローブの森を突っ走る、そして運が良ければテングザルや素晴らしいサンセットも。
たった1時間のクルーズですが、日本にはない風景に感動すること必至。
断然おすすめ。ただし、船頭選びはお気をつけて!
↓船頭さんとのトラブル体験記はコチラ
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