大阪在住の会社員コムギの、
スパルタントラベラー日記。
おくのほそ道ゆかりの地めぐり。
おくのほそ道〈出羽路〉
大石田
おくのほそ道:大石田
大石田にて:立石寺からの帰路に立ち寄り、高野一栄宅跡で歌仙を巻く。
掲載箇所
最上川のらんと、大石田といふ所に日和を待つ。
「ここに古き誹諧の種こぼれて、忘れぬ花のむかしをしたひ、芦角(ろかく)一声の心をやはらげ、この道にさぐりあしして、新古ふた道にふみまよふといへども、道しるべする人しなければ」と、わりなき一巻(ひとまき)残しぬ。
このたびの風流ここにいたれり。
おくのほそ道ではないけれど、有名な句の土台となった句を詠んだのはこちらにて。
五月雨を 集めて涼し 最上川
芭蕉は、奥の細道を編纂する際に『涼し』の部分を『早し』に置き換えて収録した。
おくのほそ道ゆかりの地:
大石田を歩く
おくのほそ道は、古来の歌枕を巡る旅だった。
おくのほそ道ゆかりのスポットを旅している私は、当時の芭蕉翁と同じような旅をしているんだな。
大石田では、
● 最上川舟役所跡大門
● 高野一栄宅跡
● 西光寺
● あったまりランド深堀
▼ 大石田を訪れた旅
リンクカード
出発:
大石田駅前
大石田は、銀山温泉への起点でもある。
銀山温泉のかえりみち、大石田を観光しました。
JR大石田駅
駅舎の上が、階段になっている。不思議な駅。
移動手段は徒歩
大石田のスポットめぐりは、ひたすら徒歩。歩いている時間の方が長かったかもしれない。
最上川舟役所跡大門
最上川舟役所跡大門:
河川敷に広がる近世の大石田を模した堤防。河川敷に広がる近世の大石田を模した堤防。大石田河岸は、近代までは最上川の舟運の重要な港湾拠点として栄えてきた。
大門跡は、再現されたもの。
大門。
階段をおりて川辺へ。
離れているところにある堤防は、ハリボテ。
なんだこれは。なくてもいいでは?
どうやら、川の反対側にある展望台から眺めるのがいいらしい。
大石田は、最上川の恩恵を受けて、海の物流を担い繁栄していたところ。現在は、のどかな町でした。
最上川舟役所跡大門
山形県北村山郡大石田町大石田
・Googleマップ
おくのほそ道ゆかりの地
高野一栄宅跡
高野一栄宅跡:芭蕉、曽良、一栄、川水の四人で歌仙を巻く。
最上川沿いの堤防を歩くと到着。
高野一栄宅跡
山形県北村山郡大石田町大石田
・Googleマップ
え?
ここ入っていいの?
私有地のようなところにある。
ここで巻かれた歌仙の、発句の石碑がありました。
さみだれを あつめてすずし 最上川
しばらく堤防沿いを歩く。
雨のあとだからかな?
最上川は濁っている。
本町・おひな様どおり
風情があって素敵なとおり。
最上千本だんご:完売
通りかかる。一本売りはしてもらえるかしら?
ざんねんながら、本日完売。
最上川千本だんご
山形県北村山郡大石田町大石田乙76
・Googleマップ
西光寺
西光寺:芭蕉句碑があるお寺。
仁王様の表情よ。
境内には句碑がいくつもあった。
芭蕉句碑
芭蕉が一栄宅で詠んだ発句の碑。
さみだれを あつめてすずし 最上川
高野一栄句碑
芭蕉の発句に続けて一栄が詠んだ、脇句の碑もありました。
岸にほたるを繋ぐ舟杭
脇句:連歌・連句で、発句 の次に七・七と付ける第2句。
ガラスケースのなかの旧碑
旧碑は明和元年に建立されたもので、劣化が進んでいるためガラスケースで保存されている。
西光寺
山形県北村山郡大石田町大石田乙692-1
・Googleマップ
最上川沿いの堤防を歩く
大石田では、お風呂に入っていく予定。旅行先での夜はヒマだから、さいきんはお風呂に行くようにしている。目的地まで歩く。
徒歩20分くらい。
天気の悪い、夏の大石田。
はんらん注意水位の棒。
ひたすら、最上川沿いを歩く。
あったまりランド深堀
目的日到着。大きいスーパー銭湯です。
露天風呂や、壺湯もある。楽しめた。
あったまりランド深堀
山形県北村山郡大石田町大字豊田884-1
・Googleマップ
・あったまりランド深堀 | 日帰りでものんびりと(公式)
歩いて移動:
大石田駅へ
お風呂上がりに汗を掻くのはイヤだなあ。
大石田駅
大石田についた!ここまでコンビニ1軒すら、なかったわ。ビールは大石田駅前の自販機で購入。
すっかり真っ暗だ。おつかれさま。
大石田を歩き終えて
大石田は、
●最上川は長いな
●千本だんごを食べられなくて悔しい
おくのほそ道ゆかりの地をたずねる旅。
まだまだ続く。
▼次の旅:最上川
リンクカード
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