和歌山県

青春18きっぷ日帰り旅|大阪→紀伊田辺→串本

 

きのくに線からの車窓

青春18きっぷで週末弾丸旅。
和歌山県の串本、途中下車して紀伊田辺へ。

串本では、
電動自転車をレンタルして

●日本最南端・潮岬へ
●志津の岩屋へ山くだり
●トルコと日本の交流の原点を知る
●日米修交の知られざる歴史を知る
●〆は串本温泉

歴史のロマンにふれる旅になりました。

週末だけで、こんなに楽しめる!

出発のまえに

吉野家で朝ごはん

長旅に供えて駅前の吉野家で朝ごはん。脂身が多かった。

吉野家で朝ごはん

青春18きっぷで移動:
福島~紀伊田辺

青春18きっぷは、乗車料金2,410円でJR全線乗り放題

大阪→紀伊田辺
04:57発 → 08:40
総額 3,080円
所要時間3時間43分
乗車時間3時間21分
乗換3回 距離167.5km

福島(大阪)
4:59発

環状線に乗るので、大阪駅ではなく福島駅からスタート。

朝のJR福島駅

土曜日の環状線の始発は乗客が多かった。

乗車:大阪環状線西九条方面

天王寺
5:17着 5:25発

乗換え:阪和線関空快速(関西空港行)

天王寺での乗り換えは、ホームを奥まで移動した。

天王寺駅ホーム

天王寺駅はあまり利用しないから、不慣れでちょっと緊張。


5:40着 5:44発

乗換え:阪和線(和歌山行)

鳳駅ホーム

一人席のタイプの車両だ。嬉しい!

空いている車内

和歌山
6:43着 6:53発

階段アートに注目あれ。

和歌山駅の階段

乗換え:きのくに線(紀伊田辺行)

きのくに線は海沿いを走る。
車窓からの眺めが素晴らしい。

きのくに線からの車窓

紀伊田辺
8:40着

JR紀伊田辺駅

紀伊田辺を観光(2時間)

串本への電車まち2時間で、紀伊田辺を歩きました。2時間でもガッツリ楽しめる。

紀伊田辺でしたことは、

●闘鶏神社(世界遺産)
●海(扇が浜公園) 
●喫茶サバでモーニング
●南方熊楠顕彰館

紀伊田辺駅を出発

駅前の商店街を通る。

弁慶通りの街灯

とにかく暑い、9月初旬の紀伊田辺。

闘鶏神社

世界遺産指定の神社。境内はとても静か。

闘鶏神社

ここ、すごい神社なんですよ。

  • 世界遺産構成資産のひとつ
  • 源平合戦ゆかりの地
  • 南方熊楠のエコ運動のきっかけとなる

弁慶と熊野別当湛増の像

参拝を終えて海に向かう。とにかく暑い。

ビールを飲みたい気持ちをがまんしてノンアルビール。

ノンアルビール

ノンアルビールだと、最初のひとくちだけで、もういいやってなるね。ビールだと止まらないのに。アルコールがはいっていないと、美味しく思えないなあ。

ともかく「ビール飲んでパーッとしたい」という欲求は抑えられた。

扇が浜公園

海にやってきた。海辺までは駅から10分ほど。

扇が浜公園

扇が浜の波打ち際

闘鶏による神託をうけた熊野別当湛増が率いる熊野水軍が壇ノ浦へむけて出陣した場所。

熊野水軍出陣の地碑

喫茶サバ

地元客に釣られて入店。

珈琲館サバの店内

純喫茶で居心地が良い。

モーニングBセット¥580。ホットツナサンドが美味しい。

珈琲館サバのホットツナサンド

南方熊楠顕彰館

滞在30分も取れないけれど、駆け込みで。

南方熊楠顕彰館の展示

天才と狂人は紙一重なのか。南方熊楠の豪傑ぶりにおどろいたわ。

孫文とも交流があった熊楠。

南方熊楠ファミリーと孫文

南方熊楠ファミリーと孫文

水木しげる先生の猫楠という作品を知る。これは読まねば。

水木しげるの猫楠

熊楠が研究した「粘菌」を顕微鏡で見るコーナーもありました。

JR紀伊田辺駅に戻る

駅前通りをあるいて紀伊田辺駅へ。

駅前通り

無事に戻ってこれました。

駅前交差点

青春18きっぷで移動:
紀伊田辺~串本

紀伊田辺→串本
10:45発 → 12:09着
総額 1,170円
所要時間1時間24分
乗車時間1時間24分
乗換なし 距離63.6km

紀伊田辺
10:45発

紀伊田辺駅にはいってきた電車

紀伊田辺駅からの椿駅は、むかし友人が生活していたところ。
会いに行きたいなと思っているあいだに彼女は大阪に戻ってきた!

椿駅ホーム

きのくに線は、たのしいな。

窓から見る景色

周参見駅(すさみ)にある謎のタワー

見老津駅の地震避難タワー

停車中にホームへでて見に行く。
これは地震避難タワーで、津波の非難用につくられたもの。

周参見駅の地震避難タワー

天気が良いからこその、よい眺め。

きのくに線の車窓

見老津駅付近は海が近い。

見老津駅付近

海と道路

串本
12:09着

串本駅ホーム

本州最南端の駅に到着。

本州最南端の駅の看板

JR串本駅

串本を観光
(滞在:6時間7分)

ここが最終目的地。電動自転車をレンタルして、本州最南端を目指します。

串本でめぐって印象的だったことは、

本州最南端・潮岬 
串本大橋がカッコイイ 
トルコと日本の友好に涙する 
ペリー以前の日米修交の歴史を知る

電動自転車を借りる

串本駅直結の南紀串本観光協会にて自転車を借りる。

電動自転車

電動自転車 ¥2,000/日

前輪が二輪タイプだし車輪も小さい。これ進まないのではと心配したけれど、坂道でもギアを活用すれば立ち漕ぎすることもなく快走できました

12:20
JR串本駅を出発

潮岬周遊線 和歌山県道41号線をめぐる

串本周遊線

坂道もスイスイ。

坂道を下る車

海を横目に走る。

海と自転車

13:00
潮岬灯台

白い潮岬灯台

300円払って灯台にのぼる。

潮岬の崖

潮御崎神社

灯台横の神社を参拝。灯台に来る人は多いけれど、神社まで足を運ぶ人は少ないみたい。

潮御崎神社の鳥居

潮岬の鯨山見 

参道をそれて案内板を発見。鯨山見へ。

潮岬の鯨山見への道

捕鯨がさかんだったこのエリアで、ここは回遊してくる鯨を見る場所だった。

潮岬の鯨山見

鯨みたいな岩礁は見えた。

潮岬の鯨山見から見る海

志津の岩屋&入陽のガバ

神社から灯台へつながる道の途中の看板を目印に、藪のなかを下る。

志津の岩屋への標識

5分ほどで下れるけれど、足元も悪いし鬱蒼としているから軽装ではおすすめしません。

志津の岩屋へ下る山道

海岸に着いた。

木々の間からのぞく海岸

独特の雰囲気。

積まれた石

岩屋もガバも、まあただの洞窟だよね。

志津の岩屋

岩屋やガバをみるというより、これらがあったこの場所にくることが大事。

海岸

ふたたび自転車で移動。

和歌山県朝日夕陽百選 潮岬

広々とした広場でした。

和歌山県朝日夕陽百選 潮岬

潮岬灯台がみえる。

灯台が見える

南紀熊野ジオパークセンター

こちらが潮岬、本州最南端エリア。

最南端の案内標識

自転車を停車するだけでジオパークセンターは見学せず。

南紀熊野ジオパークセンター

13:45
本州最南端

まずは抑えたい、最南端の碑。

本州最南端の碑

2タイプあった。

最南端モニュメント

奥に見えるのがクレ崎。

クレ崎

潮岬観光タワー

300円で登れるらしい。時間がないので登らない。

潮岬観光タワー

むかいの望楼の芝は、10万㎡もの広さの広場。ほんとうはタワーに登って眺めるべきなんだろうけれど、とにかく時間がないのだ!

望楼の芝

本州最南端郵便ポストもありました。

本州最南端郵便ポスト

なんだか、めっちゃ疲れている。
シャリバテ一歩前!?

みかんソフト

いそいで糖分補給。
みかんソフトクリームは甘酸っぱくて美味しい。

14:05
潮岬を出発

潮岬エリアでのんびりしすぎた。志津の岩屋に長居していたせいだな。

南紀熊野ジオパークセンター近くの道路

潮岬エリアを出発。
ここからは寄り道しませんよ。

自転車と道路

そう思っていたけれど、まだ糖分が足りないみたい。

初めて飲むジュース。清涼飲料水はめったに飲まないけれど、キンキンに冷えていてめっちゃ美味しかったです。

ライチとヨーグルトのドリンク

14:30
串本大橋を渡って紀伊大島へ

自転車での後半戦は、紀伊大島へ。

 

苗我島の道路

橋なのに、なんかロールしている。不思議な景観。

上方から眺める橋と海が絶景。

苗我島の道路

自転車での旅は、気になる景色があったらすぐに停まれるのがいいところ。

串本大橋を渡る自転車

紀伊大島の東橋、樫野崎まではスポットもなく自転車で走る。電動だとスイスイ。

14:55
樫野崎エリア

片道1時間ときいていたのに、寄り道しなかったからか30分で到着。

串本マップ樫野崎のスポット

樫野崎灯台

日本最初の石造りの洋式灯台。無料で登れます。

樫野崎灯台

絶景を拝めるかしらと思いのぼるけれど、あいにくのお天気。一雨きそう。

熊野灘

灯台をおりたら、夕立ちに襲われる。

15:10
トルコ記念館(滞在40分)

雨の中かけこむ。

トルコ記念館
1890年に熊野灘で難破したトルコのエルトゥールル号に関する資料を展示する記念館

トルコ記念館の外観

トルコと日本の友好の原点をしるところ。

鎖国中の日本で遭難した傷だらけの異国人を解放することは、いろいろ大変だっただろう。そんな串本のひとたちを同じ日本人として誇りに思う。トルコもこの出来事を忘れず、歴史教科書でこの事件を学ぶそう。

日本・トルコ友好原点のまち

座礁した海の難所”船甲羅”にがかかる

館内の窓から遭難事故現場である船甲羅をみることができる。

「船甲羅」と覗き窓

岩の位置がわかりやすいように工夫された展示。

船甲羅と船

のぞいてみると、ちょうど船甲羅に大きな虹がかかっていた。

船甲羅に虹がかかる

まるで、遭難者を鎮魂するよう!
日本とトルコの友好の架け橋にもみえる。

がらにもなくスピリチュアルなことを思っちゃった。ただの夕立後の虹なのにね。

15:50
トルコ記念館を出発

トルコ記念館との共通入場券を買えば100円で入館できると教えてもらい、「日米修交記念館」に立ち寄ることにした。

明るい道路

雨も上がって、日差しがきつい。これぞ和歌山!

分岐点

15:55
海金剛

荒々しいマグマからできた岩が太平洋の荒波で削られたもの。

海金剛

三角にきりたった岩礁は圧巻。

三角の岩

16:00
日米修交記念館
(滞在時間:10分)

インパクト大な建物。

日米修交記念館の外観

1871年のペリー来航よりも62年前に、串本にアメリカ船が来航していたんだって。

そんなの知らなかった。

レディ・ワシントン号の模型

串本では、おもいがけずに歴史のロマンにふれる。

16:10
おりかえし、串本駅へ戻る

自転車の返却期限の17時まであと50分。

自転車で走る道

バッテリーは、まだ十分。

電動自転車のバッリー状態

16:30
串本大橋(通過)

通過といいつつ、通過できない。コムギのパワースポット認定。

串本大橋

なんて素敵な景色なの。
灯台もみえた。

白い灯台

串本大橋のループ道路

お世話になっている自転車の記念写真も撮っておこ。

串本大橋と自転車

酒屋に寄り道

自転車返却までにビールを買っておく。駅前にコンビニが見当たらなかったから。

酒屋さん

16:48
自転車返却

時間内に返却できました。ほっとした。

南紀串本観光協会

やり遂げたわ!

さっき買ったビールで打上げ。

ビール500ml

到着時は気がつかなかったけれど、
というより即出発したので周囲を見渡す余裕がなかったからだけれど。

トルコとの友好や、
大島との修交を記念するレディ・ワシントン号の銅像がありました。

トルコ友好のまち

トルコ友好の町

レディ・ワシントン号の像

レディ・ワシントン号の像

16:55
ご当地グルメは諦める

串本はカツオ漁で有名。ご当地グルメとして人気のカツオ茶漬けを提供するお店にきたけれど、開店の気配なし。

萬口の外観

開店は1時間後の18時からと知って、あきらめる。終電に間に合わない。終電は18時15分。

17:00
ラーメンを食べる

駅から近くにある、営業中の中華料理店へ。

メニューに並ぶさまざまな種類のラーメンをみて選べない。オススメを訪ねると、和歌山ラーメンがよく出るとのこと。それにする。

和歌山ラーメンと餃子

和歌山ラーメン ¥600
餃子¥350

うーん。普通かな。

そもそも中華料理店で和歌山ラーメン(醤油)を選ぶことじたいがナンセンスなのでしょうか。たいていの種類のラーメンを提供する店はアタリがないっていう法則は、やはり正しいのか。

歩いて町営温泉へ。

紀勢本線の踏切

17:35
サンゴの湯

電車に乗る前に汗を流すべくひとっぷろ。

サンゴの湯の外観

看板に不安になる

清掃中の札

まだ入浴可能だけれど、清掃のため18時で退場して欲しいとのこと。問題なし。

内風呂一つの町営温泉で入湯料は¥500でした。

サンゴの湯の内風呂

画像は串本町サイトより

18:00
駅へ向かう

サッパリした~。

夕暮れ時の串本駅周辺

徒歩5分もかからず、串本駅に到着。

JR串本駅

青春18きっぷで移動:
串本~福島(大阪)

串本→福島(大阪)
18:16発 → 00:06着
総額 4,070円
所要時間5時間50分
乗車時間5時間1分
乗換4回 距離231.1km

串本
18:16発

JR串本駅

乗車:きのくに線(紀伊田辺行)

串本駅ホームに入線した車両

紀伊田辺
20:09着 20:39発

すっかり夜になった紀伊田辺。

夜のJR紀伊田辺駅

乗り継ぎ時間が30分あるから、改札を出て歩いてみた。

弁慶像

昼間は逆光でご尊顔がみえなかった弁慶像も、クッキリとみえる。

夜の弁慶像

駅前新通商店街

昼に比べたら、おどろくほどの活気がある商店街。飲屋さんがたちならび、どこも賑わっていました。

乗換え:きのくに線(和歌山行)

串本駅ホーム

和歌山
22:24着 22:30発

乗換え:阪和線(天王寺行)

和歌山駅に入線した車両

日根野
23:01着 23:03発

乗換え:阪和線関空快速(天王寺行)

日根野駅に入線した車両

天王寺
23:36着 23:47発

乗換え:大阪環状線西九条方面(京橋行)

天王寺駅

福島(大阪)
0:04着

夜の福島駅

青春18きっぷで
本州最南端へ行こう

本州最南端だけあって、遠い・運賃が高い・電車の本数が少ないJR串本駅。

青春18きっぷだとオトクだからと、早起きして出かけてきました。

本州最南端の地へ行ってみよう!
日本の知られざる歴史に触れよう!

思い出ぶかい電車旅でした。
海沿いを走るきのくに線はとても楽しいので、電車旅としての魅力も十分で、おすすめのコースです。

おしまい。

 

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