陶器のまち・常滑、
吹雪くなか、歩いてめぐりました。
現地の人がいうには、常滑に雪が降るのは年に1、2度くらいらしい。今日は、その日。
常滑でめぐったところ
- 土管坂
- 登窯 (陶榮窯)
- 鯉江方寿翁 陶像
- 常滑焼を買う
- とこなめ招き猫通り
めぐったルート
吹雪く土曜日の朝、ショップやカフェも営業前、雪はすべるし。
常滑を歩く
スタート:常滑駅
名鉄空港線で名古屋からやってきた。ホームまで雪が積もってる。
名古屋市内では雪は降っていなかったけれど、常滑では吹雪いていた。
やきもの散歩道
地図を開くのも指が寒いので、適当に歩くことにした。
めっちゃ積もっている。
常滑のまちは、坂道が多い。
雪に気をとられていたら、どこにいるかわからなくなった。土管が積まれた壁。
陶房の煙突は、ずっしりと重量感がある。雪とレンガって、映える。北国にきたみたいな気持ちになる。
廃材である土管や瓦、甕などを石垣に利用しているのは、常滑の代表的な景観。
雪化粧した橙。モノトーンの景色の中、明るいオレンジが目立っていた。
目的地のひとつ・土管坂になんとか到着。
土管坂
常滑イチのフォトジェニックスポット・土管坂。
土管坂
Googleマップ
遊歩道の左右の壁面に、明治時代の土管と昭和初期の焼酎瓶が埋められている。どちらも廃材だったもの。
片方は、焼酎の瓶。
もう片方は、土管。
足元には滑り止めとして瓦が埋められているらしいのだけれど、大雪の本日は、瓦のせいで、むしろ滑る。歩くのが怖い。アイゼンが欲しい。
陶製オブジェ。雪が積もって全貌がよくわからず。
突然現れた、巨大な甕。常滑のまちは、いたるところに陶器類がみかけられて、焼き物の町なんだなあと実感する。
登窯広場
広場の中央に鎮座するブルーのオブジェ。
東屋がありました。雪を避けられて、ありがたい。
登窯 (陶榮窯)
常滑のみどころのひとつ、登り窯。
登窯 (陶榮窯)
Googleマップ
雪が強くなってきた。中には入れない。
解放窓から、内部を覗けるようになっている。内部は雪の影響を受けず、静か。
巨大な登り窯。
登り窯の周囲を歩いてみる。
建物の壁を支える部分に、廃材が利用されていた。
10つの炉。高さが異なるのは、効率よく燃焼させる工夫。
窯への入り口は、観光客は入場不可。
足元を見ると、レンガに雪が積もっている。
レンガの目地部分にだけ、綺麗に雪が積もっている。レンガの上だけ雪が積もっていない(溶けていない)のはなぜ?
綺麗に並んだ、焼酎瓶。
陶芸体験できる工房もありました。
立派な煙突は、現役。
ポストにも、陶像。
常滑街道
雪で10時前、ひとどおりもなくしんとした商店街。
この商店街には、陶製オブジェが並ぶ。
鯉江方寿翁 陶像
常滑の発展に寄与した偉大な人物を拝みに階段を登る。
鯉江方寿翁 陶像
Googleマップ
像しかない広場。雪はまだ踏みしめられておらず、うっすら一面に積もっていた。
大きな陶像は、全長は約3mもある。
鯉江方寿翁:常滑に連房式登窯を導入し、新田開発や木型を用いた近代土管の開発に成功した偉大な人物。
商店街へ戻る。雪は一時的に止んだ。
モダンな建物が出現。
ひこにゃん似の毘沙門天。陶像に積もった雪、こころなしか溶けてきたような?
道端には、立派なサイズの雪だるま。
常滑あるき
常滑ではカフェをちらほら見かけたけれど、どのお店もまだ開店時間前。ホットコーヒーが飲みたいよう。
ふたたび、登り窯を通り過ぎる。吹雪がおさまり、ちゃんと全貌が見えた。
通りすがりの小さめの窯と煙突。
いくつかの陶房が集まっているところ。
土管の積まれた道。
廃材利用の道の全貌が見えた。
足元には埋められた、陶製の廃材。
常滑市陶磁器会館
せっかく常滑にきているから、器を買いたい。器の販売コーナーもある陶磁会館へ。
常滑市陶磁器会館
:2025年2月
住所:愛知県常滑市栄町3丁目8
Googleマップ
公式サイト
常滑焼販売コーナー
1階は常滑焼販売コーナー。
私がイメージする「THE常滑焼」デザインの急須。
手頃なお値段のものから高価なものまで、フランクに陳列されていた。博物館的に楽しむ。
常滑焼を購入
陶磁器開館の奥に、ちいさなギャラリーがありました。
伝統的な常滑焼よりもモダンなデザインが多く、値段もお手ごろ。
常滑焼 ¥3,000
黒地のお皿は、ひとめみて、買うと決めたもの。
黒地に銀色の格子模様。モダンで気に入った。杉工房さんのもの。
とこなめ招き猫通り
壁にたくさんの招き猫が飾られている「招き猫通り」。
御利益陶製招き猫は、なんと39体。

吉川 千香子《家運隆昌》

たかはし さだこ《商売繁盛》

村田昭治《ぼけ封じ》

冨本 タケル 《社運隆昌》

太田 亜矢子《勝負事必勝》

間野文子《無病息災》
浜坂直子さん作品を発見!!

浜坂尚子《金運》
浜坂直子さんは、我が家にいるクマの置物の作家さん。
常滑の作家さんだったのね。
我が家にいるクマの置物のは常滑出身だったのか。

岩本理枝《学業成就》

柴山 庄山《武芸上達》

松下 昌司《大漁満足》
ラーメン・・断念
常滑旅は、ラーメンで〆たい!
行きがけに気になっていたラーメン店にくるも、ウェイティング発生中。しばらく呑気に待っていたけれど、次の推し活予定が気になり、撤退。ぐぬぬ。
流動的に動かせない「推し活イベント」って、好き勝手にウロウロしたいわたしの旅スタイルとは相性が悪いな。
ゴール:常滑駅
お昼ごはんは、コンビニのオニギリ。
せめてご当地ものを!
「海老天むす」を選びました。
おしまい。
常滑、また来たいな
大雪&かつ朝早い時間帯に訪れたこともあり、
- 空いていないギャラリーも多かった
- 雪でかくれて、見えない陶像も多かった
- 浜坂直子さん作品を買いに行きたい
また来なくっちゃ。
愛知県3日間の旅
名古屋市・常滑・瀬戸
この旅のスケジュール
常滑
瀬戸
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