
焼き物のまち・瀬戸
さんぽ。
器の代名詞である「瀬戸もの」は、ここ瀬戸の焼きものが由来。
そんな焼き物の町を歩いてめぐりました。
この旅で訪れたところ・したこと
- 陶器関連の神社めぐり(窯神神社・深川神社・陶彦神社)
 - 風変わりな公園(陶祖公園)
 - 窯垣の小径
 - 末広町商店街
 - 純喫茶でコーヒー休憩
 - 瀬戸焼ショッピング
 
行けなかったところ
- 愛知県陶磁美術館(休館中)
 - 招き猫ミュージアム
 - 瀬戸蔵ミュージアム(買い物に夢中で時間切れ)
 - 瀬戸民芸館(気づかず通過)
 
瀬戸さんぽ
スタート:尾張瀬戸駅
名鉄瀬戸線、栄町駅から30分ほど乗車、終点が尾張瀬戸駅。

窯神神社
駅より北側の高台へ。

階段をのぼって境内へ。

窯神神社:
祖磁・加藤民吉が信仰していた秋葉大権現、天満威徳天神、金比羅大権現を祀る。のちに民吉翁が合祀され「やきもの」神社として崇敬を集める。
拝殿は、独特のカタチ。窯のかたち?

窯神神社
住所:愛知県瀬戸市窯神町112
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公式サイト
祖磁・民吉の像
磁器の技法を瀬戸に伝えた、瀬戸の焼き物の中興の祖・加藤民吉の像。

展望台
屋根付きの展望台もありました。


深川神社へ

深川神社
771年)に建立されたとされる、瀬戸の総鎮守・産土神として篤く信仰される神社

深川神社
住所:愛知県瀬戸市深川町11
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陶製の瓦!緑の釉薬が綺麗だな。


陶彦神社
陶祖・藤四郎を祀る神社
深川神社の境内にありました。

深川神社の神宝である陶製狛犬は陶祖藤四郎が製作して奉納したと伝えられている。こちらの陶彦神社の拝殿前には、狛犬が置かれていたのはそういうわけ。

並べられた「お願い狛犬」は、絵馬のように祈願して奉納されたもの。

宮前地下街(?)
深川神社の参道沿いに並ぶお店。「地下街」とは!?

鰻のいいにおい。焼いているのに「完売」の札。予約必須の人気の鰻屋さんだった。

瀬戸やきそば、のお店もあった。
ふんどしのお店も。ニッチな需要。

街の電気屋さん。

瀬戸川沿いを歩く。

瀬戸川にかかる橋には陶器が用いられている。

ランチ:瀬戸で人気のうどん店
川沿いにある、人気店「賀登光本店」にきた。

賀登光本店
愛知県瀬戸市刎田町5
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開店と同時に満席
開店時刻にあわせてきたのに、すでに店にはお客さん。地元民ですぐに満席に。
芋うどん¥1,400
きしめん変更(無料)
定食 +¥300

自然薯(じねんじょ)のうどん、味が濃くて美味しい。高くても納得。

早い入店だったからか、ごはんは五目飯を選べた。具材も大きく美味しく、どんぶりサイズで食べたかった。

定食は、選べるおかずから「いわしフライ」を選択。自分では面倒な揚げ物を、ついつい頼んじゃう。

でも最適解は「おでん2個」だったみたい。カウンター横のおでん鍋から好きなタネを選べるシステム。ほとんどのお客さんがオデンを選んでいる。おいしそう。なので、おでんは追加注文。厚揚げは100円だった。

カウンターで爆食いしていると、「お姉さんどこからきたの?また瀬戸に来てね」と店主がこえをかけてくださり、嬉しくなる。このお店で、昼飲みしたい。
食べ終わって、店を出る。山の手のほうにのぼって、陶器のまちっぽい名前がついた公園を目指す。
陶祖公園
めっちゃ変わった公園だった。
- ヤギがいる
 - ニホンザルがいる
 

陶祖公園
住所:愛知県瀬戸市藤四郎町42
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ヤギ
囲いのなかに、ヤギが放牧されていた。

草はみ中。

ニホンザル飼育舎
3匹のニホンザルがいた。動物がいるってことは単なる公園ではなく飼育員的な方も常駐されているのかな。

六角形の藤棚

ガラスショーケースの中に作品が展示。

ショーケースのなかの織部
狛犬を愛でる陶祖之像。

六角陶碑
奥の六角建物へ。

建物の中に鎮座する、巨大な碑。この建物は中尊寺金色堂のように、保護のために建てられたもの。
- 陶祖・藤四郎の業績を称える碑
 - 日本最大級の高さ4.1mの陶製六角碑
 

陶製六角碑
陶祖碑を取り囲むように取り付けられたスロープを登っていくと、碑の上部も観察できる。
この碑のなかには、法華経が書かれた小石が詰まっていたそう。

次は、瀬戸のフォトジェニックスポットへ。

ノスタルジックな道。

駐車場の壁には、焼き物のような何かが積み上げられていた。ナニ?

窯垣の小径

窯垣(かまがき)の小径:
焼き物を焼くときに使われた古い窯道具を使用して築かれた壁や塀のこと

せとものの町らしい景観は、瀬戸観光のハイライト。
窯垣の小径(かまがきのこみち)
住所:愛知県瀬戸市仲洞町
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公式サイト

持ち帰って何に使えばいいんだろう?石垣つくっちゃう?

パズルみたいな、幾何学的に積まれた石垣。

窯垣の小径資料館(無料)

家屋の中へ。

タンスの中には、普段使いの瀬戸物が陳列されていた。普段使いといえど、とっても素敵な器。

タイルも可愛い。当時はモダンだったんだろう。

トイレの便器まで、モダン。


家屋のなかのテレビでは紹介ムービーが流れていた。窯の石垣、エンゴロ、ツク、エブタ(棚板)などの単語を学ぶ。

訪問時は2月、つるし雛が可愛いな。


窯垣の小径、ふたたび

これがエンゴロ、これがツク・・・と確認しながら歩く。

モダンなデザインの壁も。

埋め込まれた陶片、綺麗だな。



こんなところにも、タイル。

本業窯
閉まっている。よく調べないまま来たため勘違いしていたのですが、こちらの本業窯は、民間の窯のひとつなのですね。公共施設だと思い込んでいた。[瀬戸民藝館]で見学を申し込みできたらしい。

瀬戸・ものづくりと暮らしのミュージアム[瀬戸民藝館]
ただのおしゃれな陶房併設ショップだと思い込んで入店。

ステキな器がたくさんあった。
ずっしりと、良いお皿。

瀬戸焼をひとつは買いたいと考えていたけれど、いいなと思うお皿は1万円弱。決断できずに、やめておく。ほかにも陶器ショップはあるはずだ!
窯垣の小径へ引き返す
ふたたび、窯垣の小径へ。


窯垣の小径ギャラリー(無料)
往路ではすっ飛ばしたギャラリーへ。

古民家、すてき。なかは体験している人や、お茶をして寛いでいる方もいて、賑わっていた。

陶器作家の作品販売、お手ごろ価格でした。正座して悩んでいたけれど、こちらでも購入せず。

歩いて移動
レトロな町、歩くのが楽しい。

「電陶」ってなんだろう?
通りかかったお店。
「電陶」ってなんだろう?

電陶とは、電線を支柱などに絶縁固定する陶磁器(または合成樹脂)製の器具のこと
器とか瓦とか以外の実用品でも、陶製のものがあるのだと知る。
末広町商店街
アーケードのある商店街。

通りにはハンドメイドのお店が多数出店中。ライブをして、それに合わせてノリノリの聴衆もいて、商店街はとても活気があった。

純喫茶で休憩
気になった喫茶店でコーヒータイム。

サウサリート
瀬戸(末広町商店街)
愛知県瀬戸市末広町2丁目9
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ポワール(洋なしのケーキ)¥500
コーヒー ¥580
禁酒しているとスイーツを欲する。ケーキがおいしそうだったので注文。ほとんどのお客様がケーキを注文しているのにも驚く。

心地よいお店。1時間ほどゆっくり滞在。

店を出たのは15時過ぎ。まだまだ明るい。

先にも、商店街のつづきがあった。

瀬戸蔵
尾張瀬戸駅からほど近い「瀬戸蔵」は、2・3階はミュージアム、1階はカフェと瀬戸焼販売ショップが入っている。

瀬戸蔵
住所:愛知県瀬戸市蔵所町1−1 瀬戸蔵 2階・3階
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公式サイト
巨大な雛壇。大きくて壮観。

瀬戸物のまちらしく、陶器のお雛様。

瀬戸物ショッピングに夢中
博物館を目当てにきたのに、1階の瀬戸焼販売ショップに夢中になってしまった。

広くてたくさんある。とっても見やすい。

瀬戸焼の釉薬の説明コーナーもあったり、勉強にもなる。

瀬戸本業窯の7.5寸皿
さきほど、ショップで見て高価で断念した本業窯のお皿、やっぱり素敵。散々迷ったけれど、ここでも購入見送り。料理スキルがあがってから選ぼう。

瀬戸焼、購入品
買ったのはこちらの3つ。
織部鉄絵茶碗 ¥4,950
お高め・作家モノコーナーに陳列されていたなかではダントツお値打ちのお茶碗。

こちらを買いました。

織部鉄絵茶碗
- よく使う「大きめのお茶碗」
 - 手持ちの食器から浮いたデザインだけれど単品で使えるからヨシ
 - めっちゃ「織部」
 - 特別感のある「作家モノ」
 
見込みの緑の釉薬が美しいですね。

白茶碗×2
白磁の飯椀は実用性重視で購入。食洗機OKの強度。
ホワイト×ブルーなので、手持ちの北欧系の洋皿とも相性が良さそう。なんて書いてあるかワカランけどOK!

瀬戸の旅、おしまい
このあとは、名鉄に乗って、栄まで戻りました。せとでは、まったくミュージアムに寄れなかった、また来よう。そのときまでい、本業窯のお皿に負けない料理スキルも上げとこう。
おしまい。
愛知県3日間の旅
名古屋市・常滑・瀬戸
この旅のスケジュール
常滑
瀬戸

















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