パリ、オランジュリー美術館の鑑賞記。
2024年末のオランジュリー美術館は、観光客で大混雑!
ですが、少し待てば「大睡蓮」を独占できる瞬間もありました。
オランジュリー美術館について
ジャン・ヴァルテル&ポール・ギョーム
コレクション
美術商のポール・ギョーム、
妻のドメニカ・ポール・ギヨーム。
ドメニカの再婚相手のジャン・ヴァルテル。
印象派からエコール・ド・パリまでの作品が並ぶ。

モディリアーニ 『ポール・ギヨームの肖像』
モネの大睡蓮
オランジュリー美術館
入館について
訪問日:2024年12月
12月末、
予約なしで入場まで約30分待ち
事前予約(Time Slot)せずに直接いったので、入館まで待つことに。ミュージアムパスを所持して芋保安検査までの行列は回避できず。
この日は特別、めっちゃ寒かった。
保安検査まで、約30分。
予約してその時間に合わせて行動するのも面倒なので、30分くらいならば待つのも、いいか。
入館料 €12.5
ミュージアムパス利用。予約していないと、パスを所持しているメリットはなかった。
オランジュリー美術館
常設展示
モネの「睡蓮」展示室、大混雑
まずはオーランジュリーの目玉、モネの大睡蓮を見にいく。めっちゃ混雑している。
ソファもあるので、しばらく待っていると人がはけるタイミングも訪れる。
楕円形の展示室に掲げられた「大」睡蓮の絵画。
パッと見ると全体的に暗い色調で、しばらく眺めているとぼんやりと睡蓮や柳が浮かび上がってくる。
睡蓮の世界に没入できるのは、このスケールだからこそ。
地階へ
アンリ・ルソー

アンリ・ルソー『女性の肖像』
足元のニャンコ。パンジーもかわらしい。

アンリ・ルソー『婚礼』
ルソーの絵画は、図版で見ると平坦に簡易ていたけれど、実際はそうでもない。

花嫁の顔
シャイム・スーティン

シャイム・スーティン『ウサギと鉄のピッチャー』
ウサギ。
近くでみると、何がなんだかわからないのに、確かにウサギ。
いつも思うけれど、画家はこの色を使って「ウサギ」になると判っているんだよな。
マリー・ローランサン
透き通るような肌の女性と動物たちが可愛い、ローランサンの絵画。

マリー・ローランサン『牡鹿』
ココ・シャネルの肖像。

マリー・ローランサン『ココ・シャネルの肖像』

マリー・ローランサン『ココ・シャネルの肖像』
マリー・ローランサンの恋人・ギヨーム・アポリネールの肖像画。同一作家の作品とは思えないぞ。

マリー・ローランサン《ギヨーム・アポリネールの肖像》
アンリ・マティス
柄の洪水!

アンリ・マティス『灰色のキュロットのオダリスク』

アンリ・マティス『バラ色の裸婦 あるいは 若い娘と花瓶』
モーリス・ユトリロ
エコール・ド・パリといえば、ユトリロ!

ユトリロ『国旗をあげた村役場』
先日に歩いたモンマルトルの街並みだ。
ポール・ギヨームの邸宅の再現模型
風変わりな作品。美術商・ポールギヨームの邸宅再現模型。
この絵画や写真は、実際に掲げていた作品なのだろう。
セザンヌ作品、発見!
エキシビジョン
Heinz Berggruen, a dealer and his collection
訪問時は、美術商ハインツ・ベルクグリューンのコレクション展が開催中。常設展よりもこちらの方が大混雑。
ピカソとクレーの作品が、特に多かった印象です。
ピカソ

パブロ・ピカソ 《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》
フレディ・マーキュリーかと思った。
ブラック
キュビスムの巨匠といえば、ピカソとブラック。
生涯を通じてさまざまな作風に挑戦したピカソと対照的に、ブラックはキュビスムを追求。
アンリ・マティス
大病を患い絵筆を握るのが難しくなったマティスが取り組み始めた「切り紙」の作品。
巨匠マティスが、切って貼ったのだなあ。
パウル・クレー
前衛的で難解なクレー作品。

パウル・クレー《子どもの遊び》
ポンポンポンと置かれた絵の具。
ジャコメッティ
ハリガネ人間といえば、ジャコメッティ。
ジャコメッティの犬の彫刻。
おしまい。
オランジュリー美術館
の基本情報
基本情報
オランジュリー美術館
Musée de l’Orangerie
入館料:€12.5(2024年12月)
Jardin des Tuileries, 75001 Paris, フランス
住所:Jardin des Tuileries, 75001 Paris, フランス
Googleマップ
公式:Musée de l’Orangerie(英語)
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その他のパリの美術館
パリ・ミュージアムパス
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