大阪在住の会社員コムギの、
週末に行くスパルタントラベラー日記。
今回は、4日でめぐる佐賀県一周の旅。
この記事は、
1日目:吉野ヶ里遺跡編。
この旅では、
● 吉野ヶ里遺跡で弥生時代にトリップ
● 大久で佐賀ラーメンを食べる
吉野ヶ里公園へ
大阪から博多へ移動。
JRにて、博多から吉野ヶ里公園へ到着。
8:24
吉野ヶ里公園前
弥生時代の公園に行くのに、近代的な駅舎。
移動:
吉野ケ里公園前駅〜吉野ヶ里公園東口(徒歩17分)
田舎道を歩く。お天気が良い。
影が濃いわ。
道では、弥生人たちが残り距離をお知らせしてくれる。
ご当地マンホール
やっぱり!竪穴式住居と高床倉庫のデザイン。
公園の入り口に到着。
ここからまだ歩く。
ロッカーに預ける(無料)
返却式のロッカーがありました。ありがたいわ。荷物を預けて身軽になろう。
パンフレットをもらおう
マンガのパンフレットをもらえます。開園まえの待ち時間に予習。
9:00
開園、入場
吉野ヶ里歴史公園
入園料 ¥460
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手1843
・Googleマップ
・吉野ヶ里遺跡公園(公式)
ゆるキャラがお出迎え。うしろには祭殿が見えた。
想像以上に広い。
吉野ヶ里公園を歩く
開園と同時に入園。開店と同時はコムギ含め10名程度。広大な敷地につき、あっというまにみんなの姿が見えなくなった。
入場ゲート(東口)
天の浮橋
橋を渡って公園へ。「現代と弥生時代をつなぐ橋」だそう。聞かなきゃわからない。ただの、だだっぴろい道だとおもっていた。
逆茂木(さかもぎ)
逆茂木:敵の侵入を防ぐための特別な仕掛け
めっちゃ痛そうよ。
ところどころに、イノシシがいてた。
張り巡らされた杭
塀が、木の杭。これは栗の木だって。
あとでガイドさんに何本あるのか質問したところ、
正確には数えたことはないけれど、約3,000本くらいとのこと。
圧巻だわ。
整備した当初、運ぶのも大変だっただろう。
いよいよ公園へ。
かなり遠くに弥生時代の集落っぽい姿が見える。これ、相当広いぞ。
弥生くらし館
ガイダンス施設。後で行こうと思ったら、サッパリ忘れてた。
体験工房
テントを張って準備中だった。勾玉をつくったり、いろいろな体験ができるみたい。
入り口に貼ってあったプログラム。
祭殿
ただひたすらに、平たい小さな盛り土は、祭殿であったところ。
ここの祭殿は登れます。
平たいな。
のどかだな。
ここは公園の端の方。街もみえるので、弥生時代から、一気に現実に戻る。
南のムラ
下戸とよばれる一般人の集落
竪穴住居、高床式倉庫がたくさんある。
いままで復元はみたことあるけれど、これだけ大量にあることが吉野ヶ里公園の凄みだと思う。
高床式倉庫のねずみ返し。これは復元だけれども、実際に発見されているそう。
ちなみにこの住居、1棟復元するのに500万円かかるのですって。
萱を吹くのも、組み立てるのも大変そうだもんね。
原材料からして耐久性もなさそう。維持管理費は高額だろう。気になっちゃうのは、お金のこと。
竪穴住居の中に入れます。ほぼすべての住居に入れる。それもすごい。
入り口は狭いので、かがむと腰が辛いわ。腰痛持ちの人は見学が辛いと思う。
一部の住居は「食事OK!」のところも。遠足で来たら、楽しそう。
畑まで再現している。
南の「守り」
兵士が待機する場所。監視のための上段には登ることができます。
王たちの居住空間である南内郭は目の前。
南内郭
南内郭:王たちの居住空間
物見やぐら4棟あり。そのうち2棟は登れます。
ボランティアガイドの方が案内してくださった。ガイドの方のお話が楽しくて、ぜひ、案内してもらうべき。
佐賀平野が広がる。天気が良ければ有明海の向こうに雲仙・普賢岳が見えるんだって。
残念ながら、今日はその姿を拝めず。普賢岳が見える日は、年間30日程度だそう。
現在は20km先の有明海は、1,800年前は、たった4kmの距離。干満差6メートルを利用して船を乗り入れて、交易をしたり干潟で養殖をしたり、とにかく栄えていたところ。
江戸時代は260年続いた。
弥生時代は、なんと700年続いた。
ひとえに、その経済力によるものだとか。
遠くに連なるのが脊振山(せふりやま)、山の向こうが福岡市内。
眺めながら思う、この広大な敷地を整備、維持管理するのは、さぞや大金がかかるだろう。入園料460円で回収できないよね。ここは佐賀県ではなく国土交通省の・九州整備局の公園管理だそう。質問している人がいた。
王の家
南内郭にある王の家。
中にはジオラマがあった。
倉と市
倉と市:吉野ヶ里の「クニ」の交易の地
南内郭の物見櫓から眺めるだけで済ませる。見えているけれど、遠いんだもん。
環濠に降りてみよう
環濠:侵入を防ぐために掘られた深い濠
降りてみる。
親切なことに、階段付き。
再現だから、こんなもの?意外と登れそう。
見上げてみると、ちょっと厳しいかも?
修復作業中
修復作業中の竪穴住居をみかけた。
杭もそうだけれど、朽ちていってしまうから、入れ替わりでメンテナンスが必要なのだろうな。
北内郭
北内郭:まつりごとを執り行う神聖な場所
ちょっと特別な入り口が、別格なのだと感じさせる。
巨大な祭殿がありました。登れます。
中にはジオラマ。政(まつりごと)の様子と、
3階は、巫女のジオラマ。
ここ吉野ヶ里は、邪馬台国の候補地(九州説)だもんね。
吉永小百合さんの主演映画「まぼろしの邪馬台国」ロケも行われたそう。ここだとセット代がかからないんですよねえ、とガイドさん。そりゃそうだ。
北墳丘墓
北墳丘墓:歴代の王や身分の高いものの特別な墓
コンモリとした丘墓。ここは登れない。
裏まわると、入り口がある。おお、リアルだわ。
こちらは見学できるように整備されいてる。
中には、大きな甕棺が。
甕棺とご遺体のレプリカも。
胸元に飾られたコバルトブルーのガラス管玉(くだたま)は、財力のある権力者を示す。
埋め方、墳墓のつくりかたの案内図もわかりやすい。
土まんじゅうを、つき固めて造るんだって。
土まんじゅう・・・!
甕棺墓列
甕棺墓列:約500基の甕棺が並ぶ
甕棺墓列を目指して歩く。
東(右)は未開園エリア。本当に広いな。
ボコボコした小さな山がたくさん。ぼけっとしたら、つまずきそうになる。
これは、甕棺を埋めたあとの復元だろう。
甕棺がボコボコ。
ぱっと見ると、地中に埋められていた不発弾みたい。
11:00
無料バスやよい号で東口へ戻る
これで吉野ヶ里公園の遺跡エリアは、ひととおり見たぞ。歩き疲れたから、帰りは無料バスで戻ります。楽チンだわ。
池の前で一時停車。池のカモは、逃げないように訓練されているらしい。スイスイ泳いでいた。どんな訓練をしているんだろう。聞きそびれたな。
15分もかからずに東口へ到着。楽ちんだ。
出発(吉野ヶ里公園東口)
荷物をピックアップ。これで吉野ヶ里公園は終了。
佐賀ラーメンの人気店へ
歩き回ってお腹がすいたよ。近くにあるラーメン店が人気みたい。東口から徒歩10分くらい。
大久ラーメン
大久ラーメン
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田30-3
・Googleマップ
・食べログ
駐車場は車でいっぱい。
・ラーメン¥550 ・チャーシュー¥150 ・生玉子¥50
佐賀のラーメンにおける「卵」とは、生卵のことを指すのですね。斬新だわ。
トンコツ臭はすごいのに、アッサリしていて食べやすい。美味しい。麺は、博多と違って柔らかいのが佐賀ラーメンの特徴かな。めっちゃ美味しかったです。
歩いて吉野ヶ里公園駅へ。
すぐ着いてしまった。
電車の出発時刻まで時間がある。ビールでも飲もうっと。
終わりに
吉野ヶ里公園は、広くて驚いた。行きは歩いて、帰りは無料のバスを利用するのが賢い利用法。
おかえりは、トンコツが美味しい佐賀ラーメン・大久に寄ることもお忘れなく。
おしまい。
吉野ヶ里公園の観光が終わったら、
肥前鹿島へ
吉野ヶ里公園観光のあとは、電車一本で行ける鹿島地区へ。
JR長崎本線 ¥860
吉野ヶ里公園ー肥前浜
この記事へのコメントはありません。