ロシアといえば、世界最長・シベリア鉄道を思い浮かべる人も多いんじゃないでしょうか?
ユーラシア大陸にまたがる広大なロシア。
世界最長のシベリア鉄道に乗ってみたいと思ったけれど、
シベリア鉄道の区間はウラジオストック〜モスクワまで、サンクトペテルブルクまでは通っていないのでした。
うう無念。
ただ、「鉄道に乗ってみたい」気持ちを尊重し、寝台列車に乗ってみることにしました。
サンクトペテルブルクからモスクワへの移動は、寝台列車レッド・アロー号に乗ることに決定!
シベリア鉄道はモスクワどまりですが、サンクトペテルブルク〜モスクワ間には、別の鉄道が走っています。
候補は2つ。
- ロシア版新幹線:サプサン号(約3時間半〜4時間)
- 豪華寝台列車レッド・アロー号(約8時間)
コムギは今回は、豪華寝台特急・レッドアロー号で行くことにしました!
豪華寝台特急・レッドアロー号を選んだ理由
- 空港に行くのが面倒なので飛行機は×
- 新幹線・サプサンは乗車時間は4時間弱と短めだけれど日中の移動になる。観光時間のロスになるので×
- レッドアローは寝台列車。乗車時間は8時間と長いけれど、寝ている間に移動するため着いたら朝ですぐに行動できる。時間のロスがない。
- 寝台席なのでホテル代が1泊浮く(!)
- 豪華寝台特急に一度は乗ってみたい♪
ロシアの寝台特急は危険?安全対策と実際は?
コムギはそんなに冒険心はありません。英語すらカタコトだし、不測の事態に弱く、すぐにアタフタしちゃう。なんせ一人旅なので、何か起きても自分で解決するしかない。それは避けたいので、トラブルに巻き込まれないよう、できるだけ穏便に過ごせるよう、これでも用心には用心を重ねております。旅に出る前はかなりリサーチをするほう。
そんなコムギが《ロシア鉄道の安全性》について考えてみました。
鉄道にのるうえでの安全対策:できるだけ高い席を選ぶ。
「高い席の乗客には、スリが乗車している確率が低い」との考えから。
同じ路線で他にも寝台特急はあったのですが、今回えらんだレッドアロー号は豪華がウリの観光向け寝台特急。
・乗車のほとんどは観光客。
・もしくは通常の2倍以上の運賃も気にしないロシアの富裕層。
結論:レッドアロー号の客層は良さげである。
コムギはそう判断しました。
実際に乗ってみて、ロシアの鉄道の安全性はどうだった?
海外旅をすると、どこの国でもえてして鉄道駅付近は治安が悪いことが多いものですが、ロシアに関しては治安が悪いなどの印象は受けませんでした。
1. 鉄道駅のホーム入口でのセキュリティチェック
ホームにはチケット保有者しか入ることができない。
2. 駅構内には警察官が立っている。
何かあったら頼れそう!
3. パーサー(乗務員)が同乗
今回の寝台特急には1車両ごとに専属のパーサーが1名同乗していました。わたしの乗車した1等車両は女性のパーサーで、乗車時も軽食を運んでくれる時も声をかけてくれました。トラブルがあればバーサーを頼れば良いと思うと、とても心強かった。
4. 乗車前の厳格な本人確認実施
パーサーによりチケット+パスポートをしっかりチェックされたうえで、ようやく乗車が認められます。とりあえず車両に乗ってから頃合いを見て車掌さんがチェックに来る、日本式ではありません。チケットを持っていない者、チケット予約者と異なる者は乗車できないシステムのようです。でもこれって「怪しい人物、身元が不明な者は乗車できない」ことでもあるので、旅行者にはかえって安心です。
もちろん、自分で気をつけなければならないのはもちろんのこと。
サンクトペテルブルク、モスクワの2都市については、とくだん治安が悪い印象は受けませんでした。
代理店手数料不要!ロシア国鉄公式サイトより自分で直接購入すれば格安でチケットが買えます
ロシアの長距離鉄道のチケットは、2018年現在、日本からでもインターネットで買えます。
ロシア国鉄webサイトのチケット購入ページはコチラ
途中でロシア語表記が出てきたりもします。
購入方法を別記事にまとめました。ぜひご覧ください♪
以前は自力購入できなかった名残からか、代理店手数料はかなり高いです。ぜひ自力での購入をおすすめします!
今回のチケット料金・時刻
レッド・アロー号(Кра́сная стрела́)
1等車両(2名個室)
23:55 サンクトペテルブルク発
07:55 モスクワ着
5,540RUB(約10,693円)
※2018年1月に検索したら4,000RUB程度でした。
料金はシーズンや曜日によって変動するのかもしれません。
実際のEチケットはこちら
サンクトペテルブルクにある《モスクワ駅》より出発
モスクワ駅に到着。(ロシアの駅名表示には行き先=駅名になっています)
まずはセキュリティチェックを受けます。チケットを持っていない人は入場できません。
乗車時
車両入り口には1名ずつパーサーが入場チェックをしており、予約の名前と照合しています。
チケットとパスポートを提示して乗車。
定刻がくると容赦なく発車!ロシアらしいなあ、と思いました。
レッド・アロー号の1等個室(2名用)
AM7:55、モスクワのレニングラード駅到着。
寝台特急レッド・アローはとても快適!おすすめできる
寝台特急での移動はとても快適でした。親も連れて行けるレベルに快適です。
また乗ってみたいなと思うと同時に、寝台列車がつぎつぎと運転終了となっている日本の現状を思って切なくも。
そして、いつかシベリア鉄道でユーラシア大陸を縦断してみたいという新たな夢もできましたよっ!
寝台特急に乗ることを目的にロシアを訪ねる、そんな旅もいいかもしれませんね♪
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