ギリシャ

【メテオラ】鉄道でメテオラへ!アテネ中央駅での列車の乗り方ガイド+直通列車は2時間の延着

 


ギリシャ国鉄の鉄道

メテオラへ、ギリシャ国鉄・直通列車で行ってきた。

アテネ中央駅に到着したものの、切符は持っているけれど、改札がない!?

少し驚いた。

列車にはどうやって乗るの?アテネ中央駅はどんなかんじ?迷わない?

アテネ中央駅からカランバカ駅へ向かう、鉄道旅《往路編》。

目次
・メテオラまで直通列車で行く
・実録!アテネ中央駅からカランバカまで鉄道の旅
・一等車両は6人1室コンパートメント
・鉄道がストップ!
・ふたたび列車が動き出す
・カランバカ駅へ到着
・アテネ〜カランバカ(往路編)の鉄道マトメ

メテオラまで直通列車で行く

直通列車の時刻表

1日1本、メテオラのあるカランバカまでの直通列車。タイムテーブルはよく変更になるらしいので目安に。

往路)
08:20 アテネ中央駅出発
13:18 カランバカ駅到着

復路)
17:32 カランバカ駅出発
22:12 アテネ中央駅到着

朝でで昼到着、夕方に出て夜に到着。

たっぷりメテオラ観光できる素晴らしい時刻ですね。・・・時間通りならばね!

実録!アテネ中央駅からカランバカまで鉄道の旅

まずはホテルからスタートします。

アテネ中央駅すぐのホテルに前泊

オスカーホテルの入り口

Athens Oscar Hotel(オスカーホテル)
シングル1泊48ユーロ(約¥6,800)
住所: 25, Filadelfias & Samou Street, Athens, 104 39
Booking.comでホテル情報を確認

メテオラへの直通列車は8:32出発。

寝坊したら怖い&体力温存のため、アテネ中央駅から徒歩1分のホテルに泊まることにした。

普通のホテルでしたがすこし設備は古いし、壁が薄くて近くの宿泊客の声や水音が響いてうるさい。

でもやっぱりこの距離は魅力!

スーツケースは預けておく

こちらのホテルにスーツケースを預かってもらい、必要なものだけザックに詰替えてメテオラへ。

スーツケースを会議室に保管

会議室のような部屋の奥に保管してくれました

現地に着いたらホテルへスーツケースを預ける時間がもったいなかったから

ザックだったら背負ってそのまま移動できるもんね!

メテオラから戻る夜も同じホテルに宿泊予約。到着したらスーツケースを受け取って、すぐ部屋に戻れる。

我ながら賢い。

アテネ中央駅

徒歩1分?30秒でアテネ中央駅。

アテネ中央駅舎

ギリシャの首都でありますが、ここアテネ中央駅はそんな気配を感じさせない。

切符売り場

アテネ中央駅のチケット売り場

当日券販売はこちらのよう。

鉄道切符は日本で購入済み

チケット

ギリシャ国鉄Webサイトより購入済み!

プリントアウトしたこちらを持っていくだけ。

改札がない?いきなりプラットフォームへ

アテネ中央駅のプラットフォーム

あれ??改札ないけれどいいのかな?

なんかの機械にチケットを通したりしなくていいのかな?

調査不足じゃないか?心配になってきた。

心配になって聞きに行く

かずかずのヒヤッとする経験を積み重ね慎重になっているコムギは、インフォメーションに聞きに行きました。

アテネ中央駅のインフォメーション

いざ乗ろうとしたら、「あなた、チェックインが必要なのに忘れていましたね?キャンセル扱いになっています」とか乗車できなかったら怖いもんね。

このチケットを持っていればそのまま乗るだけで大丈夫。列車は7番フォームだヨ!

と親切に教えくれた。

売店もある

さて、無事にこのチケットで乗れることがわかり安心。

乗車まで時間があるので売店へ。

アテネ中央駅構内のコーヒーショップ

コーヒーチェーン、everestがありました。

コーヒーを買いたいけれど、ちゃんと丁寧にコーヒーを淹れているせいか、かなり待ち時間がかかりそう・・・!

遅れそうなので諦めた。

すぐに買えそうなおじさまが売っている露天でパン”クルーリー”とお水を買って、いざ列車へ!

出発10分前、ホームは大混雑

人があふれんばかりのホーム。

混雑するアテネ中央駅のホーム

ですが列車は完全座席指定のため、席はちゃんとあります。

人があふれるアテネ中央駅のホーム

ギリシャの鉄道は落書きだらけ!

落書きだらけの車両

ファンキーな柄の車両の落書き

これ、国鉄の車両ですよ??誰も止めないのかしらん。

ここまで全面的に描かれていたら、元々こんなファンキーな柄なのかもしれない。とも思ったり。

列車は定刻通りに出発

車両に乗り込む。

車両に乗り込む乗客

いいのか?この落書きは・・

よく遅延するというギリシャ国鉄ですが、定刻通り出発。

そう、出発は定刻だったのですがね。。

乗車券のチェックはナシ

乗務員によるチケットのチェックはなかった。

なかったというより、乗務員がコンパートメントに確認にきたけれど、乗車券の定時は求められなかった。

人数があっていたり、トラブルになっていなければ、とくに確認しないのかな?

一等車両は6人1室コンパートメント

コムギは一等車両を指定。一等車両はコンパートメントタイプ。

コンパートメントタイプの一等車両

こんなかんじで6名1室。

座席はとてもゆったり。そして新しい。

ゆったりした一等車両の座席

居心地抜群です!

出発、車内ではメテオラの予習を!

コムギは窓際の席でしたので、ミニテーブルつき。

ミニテーブルで読書

ちなみに電源もありました。窓際席はおすすめ。

さあ、メテオラの予習するぞ〜〜〜!と思っていたのに、

出発するやいなや、ぐーぐー眠っていました。

鉄道がストップ!

グーグー寝ていたら、寝苦しくて目をさます。

なんだか暑いよ?

電車が止まっていることに気づく。そしてしばらくしても動かない。

エンジントラブルだってサ!

コンパートメント同室のギリシャ人男性が教えてくれました。

ギリシャ鉄道はトラブルが多いとネット情報で目にしていたけれど、まさか我が身に降りかかるとは!

惚れた!男性に言われたい英語”Follow Me!”

エンジントラブルって、直るのかしら?待っていれば動き出す?

ギリシャ人男性に今後の対策を聞く、同室のタイワニーズとコムギ。

このまま動かなかった場合、カランバカへ行くにはバスに乗るしかないらしい。
そして、その場合のルートは

  • アテネ中央駅まで引き返す
  • タクシーで鉄道駅からバスターミナルへ移動
  • バスでアテネ→トリカラ(約4時間半)
  • バス乗換え、トリカラ→カランバカ(約30分)

となるそう。げげげ。

せっかく鉄道切符をゲットしたのに・・・涙目

そもそも、バスが面倒だから直通の鉄道を予約したのに、、

90日前に嬉々として鉄道切符ゲットしたのに。。

カランバカに到着するのは、いったい何時になるんだろう?
バスターミナルってドコ?
バスのチケットは無事に買える?
バスは満席になったりしない?

コムギと同室のタイワニーズがギリシャ人男性に質問攻めにしていたら、

”Follow Me!”

のカッコイイ発言が飛び出した。

彼も同じルートで行くことになるから、みんなついて来たらいいよって。

おもわず、タイワニーズと一緒に拍手喝采しちゃった。

弱っているときの頼もしい発言、本当にグッときました。

恋人に言われたい英語ナンバーワンかも!

結局、エンジン交換に

ギリシャ人男性の男前発言により、一同、ほっとひと安心したところですが、運転中止ではなく、アテネまで引き返してエンジン交換することとなりました。

わーい!!

遅延したとしても、荷物を持ってバスを乗り継ぐより、直通列車で行く方が絶対に楽ちん!

アテネ中央駅でエンジン交換

”エンジン交換したら列車は無事に動き出す”と思うと、穏やかな気持ちで待てます。さっきは本当に焦ったわ。

車内は空調もきかずに蒸し暑い。

乗客は一旦、車両から降りるように言われました。

車両から降りる乗客

待たされているけれど、怒号が飛び交うこともなく、駅員に掴みかかる人もいなく、困ったよネ〜てかんじでみなさん待機。

エンジン交換作業の完了を待つ乗客

ただ、ギリシャの日差しはきつく、ホームでまつのは暑くて辛い。

車両の交換を見学

せっかくの機会?なので、車両交換するところを見学。

鉄道員の方が集まり、作業を見守る。

エンジン交換

なんらかの線?ケーブル?全くわかりませんが、工具を使用して取り外したりつけたり。

車両のケーブル取り外し

けっこう原始的な方法で着脱するのですね。すごい機械とか使うのかと思っていたわ!

エンジンのある車両が取り外された後↓

残された車両

まだ時間がかかりそうだね。

待っているあいだコーヒーショップへ

待ち時間の間にアテネ中央駅入り口までもどってコーヒーを買いに行きました。

このときは、食堂車の存在に気づいていなかったのです。

アテネ中央駅の売店

ついでに水も。
英語が伝わらず、ホットカフェラテがやってきた。。

ぎょえ〜〜こんなに暑いのに!

無事に発車。乗り遅れずセーフ

のんびりコーヒーを買っていたら、あっというまにメンテナンスは終わっていたらしい。

あわてて車両に乗り込む。

車両に乗り込む人々

セーフ!!

ふたたび列車が動き出す

同室メンバーは、疲れてみんな爆睡。

疲れて眠る乗客

出発時刻から2時間経過しようやくふたたびアテネ中央駅からスタート。

暑かったことと安心のせいか、みんな爆睡。このあとコムギも爆睡。。

食堂車を偵察

1等車両の後ろには食堂車が接続していた。

食堂車

食堂車は全等級で利用OK。

1等車両は食堂車の隣なので行きやすいですね。

1等車両とそれ以外は食堂車で挟まれているので、1等車両は他の乗客が来ないし、不特定多数の人がウロウロしないという意味では、より安心。

食堂車ではビールも飲める

売店ではビールが売っていた〜!

食堂車で飲むビール

コンパートメントからでも十分楽しめるのですが、食堂車を満喫したくて。

車窓を眺めながら、ビール。

クルーリー×コーヒー

アテネ中央駅で買った、ゴマたっぷりのパン、クルーリー。

クルーリーとコーヒー

ぱんは割と固めで、クッキーとパンの中間のような食感。

ポロポロとゴマが落ちるので、バッグの中は大惨事に!

車窓を眺めて過ごす

読書もそこそこに、うたた寝したり、車窓を眺めたり。

車窓

車内で過ごす時間は、あっというま!

到着数分前、奇岩が見えてきた

もうすぐカランバカ駅、のアナウンスが流れてきたと思ったら、奇岩が見えてきた。

窓から見える奇岩群

いままで普通の風景だったので驚きました。

これから、いよいよメテオラに向かうんだ、と思うとワクワク

カランバカ駅へ到着

エンジン交換でロスしたため、予定到着時刻より2時間遅れでカランバカ駅到着。

何もないカランバカ駅

カランバカ駅のホーム

カランバカ駅、何もない〜!

ここ、駅ですか!?

カランバカ駅に到着した列車

改札すらない。売店もないし、トイレも見当たらず!

あわてて、車両に戻ってトイレを済ませました。

カランバカ駅の目の前にある奇岩

鉄道た止まった目の前、すなわち駅前は、もうメテオラ奇岩群が鎮座している。

いよいよ!ここからメテオラ巡りが始まります。ワクワク!

アテネ〜カランバカ(往路編)の鉄道マトメ

鉄道に実際にのってみたところ。

噂通り、鉄道は遅延した。しかも2時間も!

でも理由がエンジントラブルなのでしょうがないのかな?動いただけヨシとします。

鉄道はとても快適!清潔でリラックスできる

日本の東海道新幹線の比べものにないほど快適!とてもゆったりしていた。

とにかく無事にカランバカ駅までたどり着けてよかったわ。

アテネ中央駅、切符があればそのまま列車に乗り込めばOK

アテネ中央駅はシンプルすぎて戸惑いますが、Web購入乗車券さえあれば直接列車に乗り込んで大丈夫!不安な場合は鉄道員に質問しよう。

鉄道旅の参考にしてね

これが、2018年8月の、アテネ中央駅〜カランバカ駅、直通列車の記録です。

こんなものか〜と知っておくことで、列車も安心して乗れますよね♪あるていど覚悟も固まるかも!?

楽しい旅になりますように!

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