香港のホテル代は高い。
香港は地価が高く、それに伴いホテル代も高いのです。
- アクセスが良い
- シャワー付き個室の部屋
- できるだけお安く
この3つの条件のもとホテルを探して予約。
なにココ・・・!こ、怖いっっ
深夜便で香港着、深夜3時、「ココだよ」とタクシーで下されたときは戦慄しましたね。
予約したホテルは、重慶大厦(チョンキン・マンション)の中にある安宿だったのです。
到着したのが深夜だったので、勇気を出して泊まるしかなかったのですが、重慶大厦のことを知っていたら、決して予約なんてしなかったと思う!だってビビるもの
でも、なんだかんだで香港にくるたび、重慶大厦に泊まっているコムギです。
慣れてくるもんですね♪
もしかしたら、あなたも意外とイケるかも?
泊まるのはNG!でも、香港の名物ビルに見学がてら行ってみてはいかが?
重慶大厦(チョンキン・マンション)について
重慶大厦(チョンキン・マンション)とは
重慶大厦は香港の九龍・尖沙咀地区のネイザンロード(弥敦道)に面して建つ、1960年代に開発された複合ビルのこと。
超好立地にある重慶大厦
九龍半島のメインストリートであるネイザンロード(弥敦道)沿いにあります。
迷うことがありません。
迷っても、有名ビルのため、「チャンキン・マンション?」と聞けば皆知っている。これは安心!
それに、とても便利な尖沙咀エリアにあります。
- 地下鉄駅・尖沙咀駅から徒歩すぐ
- 尖沙咀駅は香港島にも行けるメインの沿線
- 香港島へのスターフェリー乗り場も徒歩5分程度
- 空港行きバス停もすぐ近くにある
ここ尖沙咀エリアでは、ペニンシュラか重慶大厦か!?てなくらい、立地が良いのです。
週末弾丸旅は時間との勝負、立地の良さは最重要。
OLの給料ではペニンシュラには泊まれないけれど、重慶大厦なら泊まれる。
重慶大厦は香港映画「恋する惑星」の舞台
重慶大厦は、ウォン・カーウァイ監督の名作・恋する惑星の舞台でもあります。
コムギがティーンエイジャーの頃、当時に人気のあった俳優・金城武が出ているということで観た記憶があります。
なんせ幼かったので、深くは理解していなかったと思う。
アラフォーとなった今は、別の意味で理解できないかもしれないな。
そんな青春群像系・恋愛映画。
香港で最もレートが良い両替所がある
両替するならば、重慶大厦へ行こう!
どのガイドブックにもオススメされているので、きっとそうなんでしょう。
重慶大厦の1階には両替所がたくさんあります。
奥へ行くほど為替レートが良くなる。
面倒臭がらずに、そして怖がらずに1階をグルっと1周してから両替すべし。
コムギは重慶大厦に宿泊していたので、
「現金なくなった〜〜っ!両替どうしようっ」という不安からは解放されてましたよ。
それが、重慶大厦に泊まって良かったところ。
「マンションの下にコンビニがある」並みの安心感。
「魔窟」と呼ばれる重慶大厦をご紹介
重慶大厦は、そのカオスと怪しさから、「魔窟」と呼ぶひともいるそう。
たしかに・・
外観(昼)は大して怖くない
普通の巨大・雑居ビルですね。
電光掲示板もついているし、他のビルと似たような感じに見えますが。
重慶大厦は、雑居ビルだけれど一等地にある繁華街なので、朝から賑わっています。
朝の重慶大厦は、怪しさ度数は0%かな。
夜の重慶大厦は、いっきに怪しさ満点
重慶大厦の入り口付近にたむろする外国人たち。
香港人ではありません。
アジア観光地共通の「ニセモノあるよ」の呼び込みされる。
そんなにしつこくないのでノーセンキュー!で交せます。
早朝の重慶大厦
両替商の開店を待つ観光客。
ネオンは派手だけれど、そんなに怖くもない?
たしかに薄暗いけれど、寂れた雑居ビルってかんじで、そんなに怖くないです。
え、怖くないの?
重慶大厦の何がコワイっていうの?
不穏な雰囲気にシャッターを切れない
怪しい重慶大厦を全く紹介できずにゴメンナサイ。
「重慶大厦の怖い写真」がないのです。
写真を撮ると、ヤバイひとたちに絡まれそう。
そんな不穏な雰囲気をヒシヒシと感じたから。
夜遅くまでも外国人がウロウロ集まって、なにかやばいことしてるんじゃないかしら・・って思ってしまいそうなムードがあるのです。
あくまでムードですよ。実際のところはわかりません。
両替にきた観光客や、宿泊しているバックパッカーもたくさんいるので、おとなしくしていればトラブルに巻き込まれることはなさそう。
閉鎖的な建物
巨大な雑居ビルの建物は、閉鎖的で、窓も小さい。
エレベーターもなかなか来ない。
災害発生時、例えば火災が起こったとしたら、逃げれるのだろうか?
そんな怖さがありました。
逃げる手段を確保すべし!と、エレベーターが来ないときに階段を降りてみる。
誰も通らずゴミだらけの階段。
こっちのほうがよっぽど怖かった・・・
マリファナの甘い香りがしたという知人の話
留学経験のある知人から聞いた話、
重慶大厦にいったときに、甘い香りがした。あれはマリファナだと思う。
ひえ〜〜〜っ!マ、マリファナですかっ
今は、警察も取り締まりを強化し、浄化されたそうですが、いままでの重慶大厦の歴史ではドラッグ売買による逮捕劇やら色々あったそうなのです。
それは、ちょっと、、怖いよね。
入り口付近には、たいてい警察官2人組が巡回しているので、観光客としては心強かった。
重慶大厦のインド街でカレーを食べてみた
重慶大厦の1階にはたくさんのお店がありますが、ほぼこの3種に分類される。
- 両替商
- 携帯と携帯アクセサリーの海賊版・ジャンク品
- インド料理店
香港なのに、リトルインディアがある不思議!
インド系の外国人が重慶大厦にはたくさんいる。
それが混沌とした雰囲気を生みだしているのかしら。
カレーを食べてみます
香港に来ているというのに、カレーを食べてみることに!
インド人がみんな買っていくし、気になっていたんだもん。
ショーケースに並んでいるので、カレーとライスの種類、チキンを選ぶ。
注文したら、よそってくれます。
メニュー名も値段も書いていないけれど、ショーケースを指差せば大丈夫。
「HOW MUCH??」と値段を確認することを忘れずに。
店内でも食べることができますが、コムギはテイクアウトにしてホテルで食べました。
カレーとタンドリーチキン
カレー:脂っこすぎた。半分油だった。
チキン:カサカサで硬かった
ライス:日本の2人前くらいのボリューム
結論:香港では中華料理を食べたほうがいいな
重慶大厦のホテルに泊まってみた
そんなカオスな重慶大厦、巨大雑居ビルの上の階は色々なテナントが入っているのですが、たくさんの安宿があります。
コムギも泊まってみました。
エレベーターはエリア別に分かれている
大きなビルの共通のエレベーターではなく、セクションごとに区切られています。
決まったエレベーターでしか行きたいところへはたどり着けない仕組み。
また、セクションが一緒でも、偶数階・奇数階でエレベーターが別。
混雑緩和のためかな?
エレベーターは狭い
重慶大厦に宿泊するにあたって、最大の問題はエレベーター。
- エレベーターのスピードが遅い
- かごが小さいのですぐに定員オーバー
- よって、混雑時はエレベータ乗るために大行列!
たどり着いた宿・Apple Hostel
セクションBの10階に、コムギの定宿、Apple Hostelがあります。
他にも安宿はたくさんあるんだろうけれど、
- Expediaから簡単に予約できる
- リピートで慣れてるから楽
- 小向文世似の管理人さんが日本語を話せる
結局、毎回こちらでお世話になっています。
わ!
雑居ビルらしい、レセプションですな。
深夜着のレセプション。
混沌としていますね。
宿泊料金は
シングル・シャワー付きの個室でだいたい¥4,000~¥4,500程度。
価格は変動します。
ちょっとずつ高くなっているのは香港の物価が上がっているせい?
気のせいだと思いたい。
お部屋へ
2つの鍵で個室へ入ります。
シングル・シャワー付き個室
狭い・・・
これが、¥4,500シングルルームです。
条件通り、シングルベッドと専用シャワーはありますネ!
これ以上、減らせない。
限界の省スペースの個室。
そんな狭い部屋ですがちゃんと窓が付いているのがいいところ。
そう、ホテルに求める最低限のポイントはしっかり満たしているんです。
居心地の悪さが、むしろイイ!
この居心地の良くない部屋のおかげで、
「長居は無用。さっさと準備して観光に出かけよ!」と思えます。
悪いことだけでもないね。
毎回、シャワーを浴びて寝るだけで効率的に観光が楽しめています。
シャワー&トイレ
トイレとシャワーが一緒になっているタイプ。
ここでシャワーを浴びるくらいならば汚ギャルで過ごしたほうがマシ
最初は抵抗がありましたが、お湯はちゃんと出るし、掃除も行き届いていて清潔なので、慣れました。
たいていのことは、慣れでなんとかなりますね!
シャワー後のビチョビチョが嫌いなので、室内では持参したビーサンを履いてウロウロしています。
とても清潔
怪しさ満点の安宿ですが、リピートする理由は「清潔」だから。
立地の良さとコスパの良さはもちろん、ちょっとアレ?な設備も、毎回部屋はピカピカに清掃されている。
ボロいと思うことはあるけれど、不潔と思ったことは一度もない。
つぎも、きっとこちらの宿に泊まるでしょう。
カオスな雑居ビル・重慶大厦へ行ってみよう
万人にはオススメしにくい、重慶大厦での宿泊。
- とにかく時間がない!ホテルは眠るだけでOK
- バックパッカー嗜好あり
- 屈強な男性
のどれかに当てはまる方は、メリット大かも?
泊まらなくても混沌とした怪しさを体験しに、重慶大厦へ行ってみよう。
両替ついでに、1階をぐるっと1周するだけでも楽しめる(?)こと、請け合いです。
こちらの記事も読まれています
この記事へのコメントはありません。