大阪在住の会社員コムギの、
スパルタントラベラー日記。
おくのほそ道ゆかりの地めぐり。
おくのほそ道〈出羽路〉
尾花沢
おくのほそ道:尾花沢
尾花沢にて:旧知の豪商・鈴木清風を訪ね10泊する。
おくのほそ道の旅で、ひとつところに一番長く滞在したのが、こちらの尾花沢。
掲載箇所
尾花沢にて清風(せいふう)といふ者を尋ぬ。
かれは富るものなれども、志いやしからず。
都にも折々かよひて、さすがに旅の情けをも知りたれば、日ごろとどめて、長途のいたはり、さまざまにもてなしはべる。
涼しさを 我が宿にして ねまるなり
這い出でよ かひやが下の ひきの声
まゆはきを 俤(おもかげ)にして 紅粉の花
蚕飼(こがい)する 人は古代の すがたかな 曽良
おくのほそ道ゆかりの地:
尾花沢を歩く
尾花沢では、
● 芭蕉・清風記念館
● 養泉寺
● 清風邸前
● 尾花沢そば街道で蕎麦を食べる
▼ 尾花沢を訪れた旅
リンクカード
新町中央(バス停)よりスタート
銀山温泉から大石田駅へ戻る途中、バス停「新町中央」で下車しました。目的地のひとつ、芭蕉・清風記念館に最寄りのバス停だからです。
尾花沢そば街道
名代そば処 福原屋
尾花沢そば街道なるものがあるらしい。大石田駅でもらったパンフレットに乗っていた。目的地に近いし、まずは腹ごしらえだ。
メニューの「尾花沢牛ラーメン」が気になったけれど、やめておく。だって、お蕎麦やさんだよね!?
天ざるを選びました。
天ざる ¥1,760
まっすぐで、つややかな蕎麦。ボリュームもある。
天ぷらは、海老、しそ、舞茸、山菜など。山菜がはいっているとテンションがあがるわ。
お漬物。
名代そば処 福原屋
山形県尾花沢市横町1丁目3-1
・Googleマップ
・福原屋 – 大石田(食べログ)
尾花沢を歩く
赤い鳥居の神社を通り過ぎる。
なんの変哲もない住宅街。
その奥に、養泉寺はありました。
養泉寺
養泉寺:芭蕉が尾花沢滞在10泊のうち7泊宿泊した寺。
主張が強い。
昔から、参拝客が多いのだろう。
仁王門
独特のお顔立ちの仁王像。
素朴な造形の神馬像。
本堂
芭蕉ゆかりの井戸
芭蕉と曽良が訪れた元禄二年以降、火災で焼失した養泉寺。
当時から残るのは、この井戸だけなのだとか。それが「芭蕉ゆかりの」由来。
芭蕉句碑
小屋に囲われていた。
涼しさを 我が宿にして ねまるなり
尾花沢の過ごしやすさを称賛した、芭蕉の挨拶の句。
芭蕉、清風、曽良、薫英の句がならぶ句碑もあった。
境内は開放的だけれど、静か。
御朱印をいただくには
向かいのおうちへ。
ご不在でしたので、駐車場ないの書き置きをいただく。
養泉寺
山形県尾花沢市梺町2丁目4-6
・Googleマップ
清風邸前
豪商で俳人の鈴木清風の邸宅。
いまは駐車場になっている一角。
かつては豪邸があったところ。
清風邸前
Googleマップ登録なし
芭蕉・清風記念館
芭蕉・清風記念館:芭蕉と尾花沢の豪商かつ文化人の清風についての資料館。
館のまえには、芭蕉像。
館内は古民家で、趣あり。
民具の展示もありました。
芭蕉・清風記念館
山形県尾花沢市中町5-36
・Googleマップ
おくのほそ道・尾花沢はこれにて終了。
移動:
新町中央(バス停)~大石田
大石田駅へもどります。徒歩だと30分くらいなので、バスに乗る。
尾花沢市営バス 銀山線 ¥240
新町中央ー大石田駅前
新町中央(バス停)
大石田駅前
このあと、大石田のスポットめぐりをしました。
尾花沢を歩き終えて
尾花沢は、
●銀山温泉、大石田とセット観光がおすすめ
●尾花沢そば旨し
●紅の花は見れなかった
おくのほそ道ゆかりの地をたずねる旅。
まだまだ続く。
▼次の旅:山寺
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