白亜の木造洋館・仁風閣へ。
鳥取城のついでに、フレンチ・ルネッサンス様式の洋館を見学しました。
仁風閣(じんぷうかく)について
1907 年に完成したフランス ルネッサンス様式の邸宅。
仁風閣
入場料:150円(2023年6月)
鳥取市東町2丁目121 仁風閣
Googleマップ 公式サイト
片山東熊の建築
建物は、建築家の片山東熊が手掛けたもの。
片山東熊の代表作:
●東宮御所(のちの赤坂離宮、現・迎賓館)、
●奈良国立博物館
●京都国立博物館
フレンチ・ルネッサンス様式ってなんだ
「フレンチ・ルネッサスンス様式を基調とした白亜の木造瓦葺二階建」。
この「アーチ型の破風」はフレンチ・ルネッサンス要素のひとつらしい。ふーん。
アクセス
鳥取砂丘から鳥取駅前へ行くバスで途中下車して向かいました。
仁風閣 訪問記
訪問時期:2023年6月
エントランス
仁風閣
時の皇太子、のちの大正天皇の山陰地方行啓の迎賓館として使用された
皇太子がいらっしゃる!
そうなって、新築しちゃうものなのか。
建物内には、皇室がいらっしゃることを想定した特別な部屋がいくつかあった。
東郷平八郎の書
東郷平八郎は、皇太子の行啓に同行していた。それゆえに、東郷平八郎の書が残されている。
「天気晴朗ナレドモ浪高シ」は日本海海戦の出撃命令の言葉。
らせん階段
階段には支柱がない。
「ささらげた」という階板を支える脇板が支柱の代わりをしているんだって。
不思議だ。
2階へ
普通の階段を上って2階へ。
仁風閣の扁額
「仁風閣」の命名も、東郷平八郎。
御座所
この建物のなかで最も豪華なしつらえの部屋。皇太子が鳥取を行啓されたさいに、居間として過ごされた部屋。
マントルピースはイタリア産の黒大理石。
大正時代の美的感覚って好みだわ。
バルコニー
ガラス部分が大きく明るい窓。
真っ白で素敵なバルコニー。
眼下には庭園がみえる。
らせん階段を上から眺める
さっき見上げた、らせん階段を上から見下ろす。
カタツムリみたいだ。
階段を下る
こちらは歩いて良い階段。
建物の外に出て庭園へ。
宝隆院庭園
立派な池泉回遊式庭園です。洋館との和洋折衷。17歳にして未亡人となった宝隆院を慰めるために造営された御殿の庭園。
池をぐるり。
洋館もみえる。
鳥取城跡へのショートカットルート
宝隆院庭園の奥には、鳥取城跡へのショートカットルートがありました。
NEXT:鳥取城跡へ
ショートカットルートを通って鳥取城跡へ。
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