黄泉比良坂(よもつひらさか)
記紀にもつづられる「あの世」への入り口へ
感想:まったくなにも見えなかった
明け方の真っ暗な時間帯にいったため、何も見えず。
でもそれこそ、「あの世への入り口」っぽい、とも思った。
訪れた時期
2023年12月
黄泉比良坂について
古事記・日本書紀にも登場する
あの世と現世の境界
黄泉の国(冥界)と現世の境界とされている場所。
古事記や日本書紀における、イザナギが亡き妻イザナミを訪ねた場所でもある。
亡くなった妻を夫が冥界へ追いかけ引き戻しかけるも、最終的には約束を破ったことで妻を取り戻せない話は、ギリシア神話のオルフェウス&エウリュディケのエピソードにもある
天国へのポスト
天国の人へ手紙を書いて送ることもできる。
黄泉比良坂へのアクセス
JR揖屋駅から徒歩25分
Googleマップ
スタート:JR揖屋駅
米子から始発電車に乗ってやってきた。
しっかりと点灯されている。
歩いて移動:
黄泉比良坂へ(徒歩25分)
黄泉比良坂伝承地へ、歩いて向かいます。
国道沿いを歩く
暗いけれど、国道沿いでほぼ一本道を進むため、あまり怖くはない。
標識が出てきた。
大通りを逸れると、とても静か。
黄泉比良坂、もうすぐ。
黄泉の国への入り口?
堂々と「黄泉の国への入り口」と記した看板。
黄泉比良坂(よもつひらさか)
到着。まっくら。でもこれが、黄泉の国っぽい?
伊賦夜坂伝承地
住所:島根県松江市東出雲町揖屋
Googleマップ
フラッシュ使用のため写真には映るのですが、肉眼では暗くて何も読めない。
こんな道。あの世っぽすぎるやろ。
東屋で待機
とにかく暗くて何にも見えないので、夜明けを待つことにした。
少し空が明るくなってきた。
まだ明るさは足りないけれど、電車の時刻も迫っている。
暗いまま散策スタート。
黄泉比良坂/天国(黄泉の国)への手紙ポスト
黄泉の国へ送ることができる、手紙のポスト。
天国(黄泉の国)への手紙ポスト
住所:島根県松江市東出雲町揖屋2407
Googleマップ
訪問時の私は、まだ伝えるタイミングではなかった。
手紙でなく直接、伝えたい人には伝えておこう。
あの世への入り口はドコ?
石がゴロゴロ
積み石。シチュエーションしだいでは、怖い。
伝説の地の石碑。
時間切れ。撤退!

暗い道
撤退しはじめたら、いきなり夜が明けてきた。
揖夜神社〜揖屋駅へ
JR揖夜駅へ向かいながら、途中、揖屋神社に立ち寄る。
出発:黄泉比良坂
こんな道を歩いてきたんだな。さっきはなんも見えなかったもんね。
踏切を渡る。
高架下をくぐる。
一面に畑が広がる。
ビニールハウス。
こんなところに、あの世への入り口があるのですね。伝承地だけど。
揖夜神社
主祀神:イザナミノミコト
黄泉比良坂伝説地の近くにあることから、黄泉の国に縁の深い古社とされている
また、揖夜神社は数々の記紀に記載がある。
古事記(神代巻):伊賊夜坂(いふやざか)
日本書紀:言屋社(いふやのやしろ)
出雲国風土記:伊布夜社(いふやのやしろ)
延喜式神明帳:揖夜神社(いふやじんじゃ)
との記述がある。
※揖屋神社公式Webサイトより
すべて漢字が違うのね。
神社は改修中でした。

狛犬

階段を登って境内へ
拝殿
出雲大社と同じ、ぶっといしめ縄。
揖夜神社
住所:島根県松江市東出雲町揖屋2229
Googleマップ
大蛇神を祀る荒神社、おまつりの仕方が独特だった。
揖屋駅へ
参拝を終え、揖屋駅まで歩く。
出発
時間が心配になり、小走り。
誰も歩いていない。
JR揖屋駅の線路をまたぐ陸橋にたどりついた。改札は、向こう側。
ゴール:揖屋駅
到着。朝早くから清掃してくださる地元女性がいた。
女寅さん(六世市川門之助)
東出雲町で生まれ育ち、明治時代に歌舞伎役者として活躍

市川女寅(門之助)像
おしまい。
NEXT:米子城跡へ
JRで米子駅まで移動し、朝の米子城へ参城!
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