ヨルダン

イエス・キリスト受洗の地“ヨルダン川のベタニア”(アル・マグダス)

洗礼を受けるイエスのモザイク

イエスト・キリストがヨハネの洗礼を受けたヨルダン川のベタニア』、通称『ベプティズム・サイト』のツアーに参加。キリスト教徒にとって重要な場所のひとつ。隣国イスラエルとの国境に位置する世界遺産のツアー参加レポ。

目次
1.ヨルダン川のベタニアとは?
2.アクセス・入場料・ツアー所要時間
3.”ヨルダン川のベタニア”ツアーの内容
4.キリスト教の聖地へ行ってみよう

“ヨルダン川のベタニア”とは?

ヨルダン川のベタニアは、『イエス・キリストが洗礼を受けた場所』とされていて、キリスト教とにとっては特別な地。世界遺産にも指定されている。

洗礼を受けるイエスのモザイク

「ベトニー・ビヨンド・ヨルダン」では現地で通じないことも。他の呼称を知っておこう。ベプティズム・サイト(Baptism Site)やマグタス(Al-Maghtas)と呼ばれています。

イスラエルとの国境近くにある

そんな聖地は、中東戦争の火種・イスラエルとの国境そばに位置しています。イスラエルとの国境・ヨルダン川かなり川幅の狭い川。国境はかなり警戒されている。

ヨルダン川のベタニア移動経路

個人行動不可!シャトルバス&ガイドのツアー参加が見学の要件

イスラエルと目と鼻の先に位置する世界遺産につき、一般公開されているけれどもかなり制約がある。それはまず、「ツアー参加のみ、自由行動不可」!現地ツアーに参加する必要があります。

アクセス・入場料・ツアー所要時間

アクセス:バスはない。ツアーかチャーター車で移動

アンマン、マダバからの直通バスはない。コムギは、チャータータクシーで、ネボ山とセットで観光しました。

ネボ山からヨルダン川のベタニアへの移動経路

チャーターで、アンマン〜ネボ山〜ヨルダン川のベタニア〜死海がゴールです。死海やネボ山と近いのでセットで観光するのがおすすめ。

入場ゲート

なんとも解放的な入場ゲート。ツアーしか参加できない仕組みではありますが、セキュリティチェックもなく、のどかな雰囲気。

入り口

入場料:12jd、
購入時はパスポート必要

窓口で料金を支払います。大人は一律、12jd(約1,920円)。ヨルダン・パスならば無料で入場OK.チケット購入時にはパスポートの提示を要求されますので必ず持参すること。

チケット売り場

チケット購入

チケットと英語パンプレット

ヨルダン川のベタニア
90分 英語ガイドあり
12Jd(約1,920円)

ガイドマップを貰っておこう(英語版)

チケット売り場横には、いろいろな言語のマップがあります。日本語はない。ヨーロッパからの旅行者が多いのかな。チャイニーズがないなんて驚き!とりあえず英語のマップをもらっておこう。

パンフレット配布場所

ツアーは30分ごとに催行

窓口の横に、シャトルバスの時刻表があります。

夏季:8:30〜17:00
冬季:8:30〜16:00

シャトルバスは30分間隔。

シャトルサービスの時刻表

シャトルバス出発時刻まで待つ

シャトルバス出発時刻まで、ベンチに座って待つ。ドリンクやお菓子も買えます。

売店

”ヨルダン川のベタニア”ツアーの内容

シャトルバスで移動

ツアー開始時刻になると、シャトルバスで現地まで移送されます。荒地を進む。

待機中のシャトルバス

コムギの回は人数が多かったようで、2台のバスが出動。

シャトルバスの車内

コムギはひとり席に座っていたけれど、うしろからビッグサイズの女性が乗ってきて奥の座席の移動が困難とのことで、コムギが席を譲ることに。特等席の助手席だ!

乗客が揃うのを待ちながら、アイスクリームを食べる運転手。こういう緩い働き方ってイイよな。

アイスクリームを食べる運転手

専用道を通る

ゲートから、洗礼所のあるところまで移動。10分弱くらい。

敷地内の車道

途中で教会が見えた。ここには入ることはできず。

砂漠の教会

シャトルバスで到着、入り口へ

10分ほどで到着。バス2台分の乗客が揃うのを待って、ガイドと一緒に移動します。

入り口

遊歩道を進む

エリア内は遊歩道が整備されていて、集団で移動します。自分勝手な行動は許されない。

遊歩道

イエス・キリストが洗礼された場所

誘導をあるいてすぐに、メインへ到着。イエス・キリスト洗礼の地。ベプティズム・サイトのベプティズムとは”洗礼”のこと。

洗礼場所

洗礼場所

なんとな〜く、神聖な気持ちになるような?

洗礼場所

洗礼の地を見学する観光客

モザイク、洗礼の絵

洗礼の場所のまわりには、いくつかのモザイクが。洗礼者ヨハネと洗礼を受けるイエス・キリストのモザイクも。

洗礼を受けるイエスのモザイク

ローマ教皇も訪れたようで、そのときのモザイクまで!わりとリアル。

ローマ法王訪問時のモザイク

教会群

遊歩道を移動して、次のみどころへ。サイトのなかのギリシャ正教会は、なぜかトロピカルな雰囲気!まったくこれまでのヨルダンらしくない趣。

トロピカルな趣のギリシャ正教会

内部を見学

内部もブルーの壁のフレスコ画で埋め尽くされた、ギリシャ正教会。イスラムの国ですが、ここはキリスト教の重要な地だったのでした。

ギリシャ正教会のブルーの内部

床には状態の良いモザイクも。

ギリシャ正教会のモザイク

ブルーのステンドグラスも。

ギリシャ正教会のブルーのステンドグラスギリシャ正教会の天井画

聖水がバカ売れ

世界遺産の”ヨルダン川のベタニア”で、見逃せないのがお土産たち!教会内で販売されているグッズたち。

ホーリー・ウォーター(聖水)

聖水ボトル

聖油・聖水・フランキンセンス

聖油、聖水、フランキンセンス

結構売れていた。どう使うのかな?香水のように使うのかな?使用法が謎。文化の壁を感じます。

ギリシャ正教会の物販

イスラエルは、すぐそこ!
ヨルダン川

ここ、ヨルダン川のベタニアはイスラエルとの国境であるヨルダン川すぐ。ほんとうにすぐそこ。そんなヨルダン川と、対岸のイスラエルを見てみよう。

ヨルダン川へのゲート

警備の人はいたが1人だけ

ゲートを進むと、警備がひとり。ひとりで大丈夫なのかな、と心配になる。だって、イスラエルはもうそこ!

国境を守る兵士

ヨルダン側から眺めるヨルダン川

これもホーリー・ウォーターなのかしら?日本でも手水で参拝前に手を清めますよね。こちらでもそうなのかしら。

水で手を清める人々

対岸はイスラエル!
イスラエル川では洗礼体験もできる

想像以上に近く、対岸のイスラエルがみえる。

イスラエル側には揃いの白Tシャツをきた老若男女でいっぱい。なになににに??

ヨルダン川で沐浴する人々

対岸のイスラエル側では、洗礼体験ができるらしい。

ヨルダン川で沐浴する人々

イエーイ!のような掛け声をかけながら入水していくさまは、テンション低めのヨルダン側からすると、少し異様。

ヨルダン川で沐浴する人々

キリスト教の聖地へ行ってみよう

”ヨルダン川のベタニア”は、少しアクセス困難なキリスト教の聖地へ。死海・ネボ山への観光と組み合わせるのがオススメです!

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